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【サッカー】第95回関東大学サッカーリーグ戦 第22節 法大 6-1 流経大 今季最多の6得点で快勝!7試合ぶりの勝ち点3を獲得した!

2021年10月23日(土)
JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー流経大
流通経済大学龍ヶ崎フィールド

リーグ戦終盤に入り足踏みが続いている法大は、7試合ぶりの勝利をかけ流経大と対戦した。序盤は相手ペースで試合が進むも粘り強い守備で得点は許さない。すると27分CKから吉尾がミドルシュートを決め先制に成功。28分には田中が追加点を奪い2-0で前半を折り返す。後半に入っても攻撃陣の勢いは衰えず。1点を返されるもその後も得点を重ね6-1で勝利を収めた。

先制ゴールを決めた吉尾

試合結果

トータル試合結果

6
法政大学
2 前半 0 1
流通経済大学
4 後半 1

試合スタッツ※交代は法大のみ記載

時間 経過 大学 選手名 得点経過
27分 得点 法大 吉尾虹樹 1-0
28分 得点 法大 田中和樹 2-0
55分 得点 法大 田中和樹 3-0
55分 交代 法大 細谷航平→松井蓮之
60分 得点 流経大 佐久間駿希 3-1
63分 交代 法大 中川敦瑛→陶山勇磨
68分 交代 法大 久保征一郎→佐藤大樹
70分 交代 法大 田中和樹→飯島陸
78分 得点 法大 飯島陸 4-1
85分 交代 法大 堀江貴大→今野息吹
89分 得点 法大 陶山勇磨 5-1
90+4分 得点 法大 飯島陸 6-1

スターティングメンバー

ポジション 背番号  選手名 学部・出身校
GK 21 近藤壱成 経済3・ジュビロ磐田U18
DF 3 宮本優 現福4・清水エスパルスユース
DF 26 高嶋修也 経済3・明秀学園日立
DF 27 落合毅人 経済3・新潟明訓
DF 37 堀江貴大 社会3・昌平
MF 24 中川敦瑛 経済1・横浜FCユース
MF 32 細谷航平 社会2・サンフレッチェ広島ユース
MF 35 渡邉綾平 経済2・前橋育英
MF 25 吉尾虹樹 現福2・横浜F・マリノスユース
FW 9 久保征一郎 経済2・FC東京U18
FW 11 田中和樹 社会4・浦和学院
サブメンバー
GK 12 中川真 スポ2・徳島市立
DF 2 陶山勇磨 現福4・帝京長岡
DF 29 今野息吹 経済2・三菱養和SC
DF 34 松岡迅 経済2・前橋育英
MF 6 松井蓮之 スポ4・矢板中央
MF 33 若林龍 現福3・桐蔭学園
FW 4 中井崇仁 スポ4・尚志
FW 10 飯島陸 経済4・前橋育英
FW 20 佐藤大樹 経済4・コンサドーレ札幌U18

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 明治大 39 21 11-6-4 34/26 8
2位 流通経済大 35 20 10-5-5 43/31 12
3位 駒澤大 34 20 10-4-6 42/35 7
4位 法政大 32 21 9-5-7 39/33 6
5位 筑波大 29 21 9-2-10 33/29 4
6位 国士舘大
29 21 8-5-8 33/33
0
7位 順天堂大 28 22 7-7-8 28/29 -1
8位 早稲田大 27 20 8-3-9 26/30 -4
9位 桐蔭横浜大 27 22 7-6-9 34/40 -6
10位 拓殖 26 22 8-2-12 29/42 -13
11位 立正大 25 22 7-4-11 24/30 -6
12位 慶應義塾大 24 22 7-3-12 29/36 -7

 

前期リーグ結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月3日 駒澤大 ○3-1 江東区夢の島競技場
2 4月10日 流通経済大 △0-0 流通経済大学龍ケ崎フィールド
3 4月25日 立正大 ○1-0 レモンガススタジアム平塚
4 4月28日 慶應義塾大 ○4-2 非公開
5 5月2日 国士舘大 ○1-0 非公開
6 5月15日 順天堂大 ●1-3 東金アリーナ陸上競技場
7 5月29日 筑波大 ○4-2 駒沢オリンピック公園陸上競技場
8 6月5日 拓殖大 △0-0 非公開
9  6月13日 明治大 〇2-0 非公開
10  6月20日 早稲田大 ●0-1 三ツ沢公園陸上競技場
11  6月26日 桐蔭横浜大 ●1-2 非公開

後期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
12 8月1日 拓殖大 ●2-5 非公開
13 8月7日 慶應義塾大 〇2-1 非公開
14 8月15日 早稲田大 延期 非公開
15 9月11日 立正大 〇3-2 県立保土ケ谷公園サッカー場
16 9月18日 桐蔭横浜大 ●1-2 流通経済大学龍ケ崎フィールド
17 9月25日 順天堂大 △1-1 小出義雄記念陸上競技場
18 10月2日 国士舘大 ●2-3 非公開
19 10月9日 明治大 △1-1 非公開
20 10月17日 筑波大 ●0-2 味の素フィールド西が丘
21 10月23日 駒澤大 △4-4 非公開
22 10月30日 流通経済大 〇6-1 流通経済大学龍ヶ崎フィールド

マッチレポート

前節試合終了間際の劇的ゴールで同点に追いついたもののここまで6試合勝利から遠ざかっている法大。7試合ぶりの白星を目指し、J1内定者7名を抱え優勝争いを繰り広げる流経大と対戦した。前節2得点を挙げた久保征一郎(経2=FC東京U18)が今節もスタメンに抜擢。U22日本代表の活動に参加していた松井蓮之(スポ4=矢板中央・川崎フロンターレ内定)はベンチスタートとなった。

試合は立ち上がりから流経大ペースに。素早いパス回しに苦しみ何度もピンチを迎えるも、落合毅人(経3=新潟明訓)、高嶋修也(経3=明秀学園日立)のCBコンビを中心に体を張ったディフェンスで得点は許さない。すると27分、CKのチャンスを得るとこぼれ球を吉尾虹樹(現福2=横浜F・マリノスユース)が右足を一閃。ゴール右隅に突き刺し先制に成功する。このゴールで勢いづいた法大は更に28分、自陣でボールを奪うとカウンターを仕掛ける。吉尾からスルーパスを受けた宮本優(現福4=清水エスパルスユース)が抜け出すと、田中和樹(社4=浦和学院・京都サンガFC内定)にパス。これを冷静に押し込み追加点をあげ、2-0で前半を折り返す。

後半に入っても法大攻撃陣の勢いは衰えず。55分には堀江貴大(社3=昌平)のクロスを落合がヘディングで宮本にパス。宮本のシュートはブロックされるもこぼれ球を田中が押し込み3点目を挙げる。その後1点を返されるも、退場者を出し1人少ない流経大を寄せ付けず。78分には渡邉綾平(経2=前橋育英)からのロングパスを受けた吉尾がカットインからクロスを上げる。これを走りこんだ途中出場の飯島陸(経4=前橋育英・ヴァンフォーレ甲府内定)が頭で合わせ4点目。89分には陶山勇磨(現福4=帝京長岡)、90+5分にも飯島が再び決め試合終了。攻撃陣が奮起し6-1で勝利を収めた。

ここまで6戦未勝利と苦しい戦いが続いていた法大であったが、うっぷんを晴らすかのような6発大勝で長いトンネルから抜け出した。4月に開幕したリーグ戦も残り延期分の1試合のみ。この勝利を自信に変え、リーグ最終戦にインカレと法大イレブンの更なる活躍に期待したい。

(取材・宮川昇/二瓶堅太)

キャプテンマークを巻いた宮本は攻守で躍動した

監督・選手コメント

長山一也監督

―自信を取り戻す勝利になったのではないでしょうか。今日の結果をどう受け止めていますか?
今までとは比にならないくらい、前線の(田中)和樹や(久保)征一郎が走って圧をかけていましたし、強度を高くできたのが全てかなと思います。DFラインはシンプルに前線にボールを入れながら、サイドハーフが拾ったところでまた前線から圧をかけて次の準備をする。トレーニングでやってきたことを発揮できました。特に2点目はボールを奪ってからのスピーディーさがありましたが、あのような形をつくらないと今年のチームは勝てないと改めて実感しました。これまではスピードアップしきれずに、中途半端にパスを繋ぐ選択をしていましたが、そこまでの技術があるチームではないので、今日のようにシンプルにプレーをすることが勝つためには重要なのかなと。押し込みながら、吉尾をはじめとした選手が質の高いラストパスも出せていたので、継続してほしいなと思います。

―これまでボランチでプレーしていた吉尾選手、渡邉選手、細谷選手を同時にスタメンに抜てきしました。中盤から前線にかけてのフォーメーションはどのような形を想定していましたか。
4-4-2で和樹と征一郎の2トップ、サイドハーフにノブ(中川敦瑛)と(吉尾)虹樹という形です。サイドハーフは外に張っているだけではなく、中に入ってのプレーや、こぼれ球への反応を意識させていました。吉尾は思い切って足を振ってゴールやアシストを記録しましたが、もともとこれくらいはできる選手なので、もっと自分が中心になるんだという意識を持ってプレーしてもらえればと思います。(渡邉)綾平と(細谷)航平のボランチも前線と連動してボールへの圧力をかけることはできていました。あとはもっとボールを散らして展開できるようになってほしいです。今日もシンプルに目の前の選手にパスをして、相手に引っかけるシーンもありました。そのクオリティだとボランチとしては物足りないかなと。ボールを受けてからのプレーの幅広がれば、より良い選手になると思います。

―サイドでプレーすることで、吉尾選手が上げるクロスの精度の高さがより発揮されますよね。
サイドバックが高い位置を取れる場面もあるので、味方を上手く使いながら、特にカットインから飯島へクロスを送った4点目のシーンはすごく良かったと思います。ただ、チームとして今日の後半は(相手が退場者を出し)数的優位になっていたので、手放しで褒めるわけにはいきません。高い強度でプレーしないと今年のチームは勝てないというベースを確認することができたので、相手が11人の状況でも同じような試合をしなければいけません。

―相手の流経大はまだ優勝の可能性もあり、プレッシャーもかかっていたのではないかと思います。対戦してみて相手の印象をどう感じましたか。
選抜などで指導して、一緒に戦った選手もいたのですが、やはり状況を見ながらボールを動かせる技術に長けたチームだなと改めて感じました。プレッシャーにいってかわされるシーンもありましたが、我々としてはそんな相手に対して前線からプレッシャーをかけてゴールから相手を遠ざけることも重要です。一方で、ボールを奪ってからのクオリティは流経さんのように高めていく必要があると思います。最近ずっと勝てていないなかで、流経さんのような力のあるチームに勝てたのは自信になりますが、目標に対しては及ばない部分が多くあるので、最後インカレでタイトルを獲れるようにリーグ戦を良い形で締めくくりたいと思います。

―今日は4年生の活躍が目立ちました。残り少ないシーズンで彼らに期待することは。
どのチームにも言えることですが、これから残りのシーズンで結果を出すためには4年生の存在がとても重要になりますし、しっかりとした姿を見せて卒業することが彼らの役目でもあります。そういった部分で、この数週間は物足りなさがありました。J内定選手もいる中で、何も残さずに去っていくのではなく、やっぱり最後タイトルを獲るところまで後輩を連れていってほしいですし、それができる4年生だと思っているので頑張ってほしいと思います。

宮本優

―今日はキャプテンとして出場されました。ここ数試合勝てていない中で、どのような思いで試合に臨みましたか。
6試合未勝利と苦しい状況で、またスタメンには4年生も少なかったので、自分がチームを引っ張っていくんだという強い気持ちを持って試合に臨みました。

―今日はいろいろな形で得点に絡んでいましたが、まずは自身のシュートのこぼれ球から生まれた2得点目のシーンを振り返っていただけますか。
自分はもともとボランチの選手なので、サイドバックですけど中に入っていくプレーは今季を通して意識していました。一方で、どう得点に絡もうか悩んでいましたが、今日は積極的に前に飛び出していったことで結果に繋がったので良かったです。

―サイドからクロスでのアシストもありました。中央に入っていくプレーとサイドでのプレーの使い分けで意識していることはありますか。
最近は監督からも「中に入ってプレーするのはいいけど幅が無くなってしまう」と言われていました。僕自身も自然と中に入ってしまうことも多かったので、プレーするポジションの使い分けは練習から意識していました。味方と意思疎通しながらプレーできたので、アシストという結果に繋がりました。

―勝利から遠ざかっているなかで、ピッチに立っている選手たちの雰囲気はいかがでしたか。
今までは先制しても追いつかれて勝てない試合が続いていたので、そこはもう一回締めようと試合前から話していました。横断幕にもありますが、自分たちが結果を残すことでしか『法政に関わる全ての人を笑顔に』することはできないと全員が認識できていたことが、今日の結果に繋がったと思います。

―今季は4年生でミーティングを多く重ねているという話も伺っています。ここ数試合結果が残せていなかったなかで、どういった話をされていましたか。
今年からすべての試合の前にミーティングをして、個人やチームのテーマを確認する機会をつくり、そこで一人一人が何を考えてプレーしているかを共有してきました。最近勝てていなかったですけど、そうした小さな積み重ねが今日の結果に繋がったと思います。

吉尾虹樹

―試合を振り返って
練習から内容や意識を変えてやってきても結果が出ず、苦しい日々が続いていました。いろんな思いがありましたけど、お互いを信じて、勝利だけを目指して全力で走り切れたので良かったです。

―先制のゴールを振り返って
今までもあのようなシーンはあったんですけどシュートを打てていませんでした。監督からも言われていましたし、自分でも後悔することも多かったので、最近はシュートの意識を強く持っていました。試合で結果を全然出せておらず、いるだけだったので、今日はとにかく転がってきたらシュートを打とうと、何も考えずに(足を)振りました。

―チーム4点目となる飯島選手へのアシストについて
飯島選手がすごくいい動き出しをいつもしてくれているので、それを常に見ながらやっていますし、相手のDFの頭を超えることだけを考えて(クロスをあげたら)、うまく飯島選手に合いました。

―普段はボランチでの出場が多い中、今日はサイドハーフでの出場になりましたが
守備よりも攻撃に比重を置いて前目でプレーできるので、とにかく結果を出そうと思っていました。ゴールでなくてもアシストだったり、得点に絡めるプレーをしようと思っていたので、それが叶ってよかったです。自分たちはシンプルに前に蹴るという狙いがあったので、セカンドボール拾う役目も果たせたと思います。

―これからに向けて
今日はかなりきつかったですけど、これくらいやらないと勝てないという基準はみんな分かったと思います。この1勝で終わるのではなく、続けられるように準備していきたいと思います。

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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