【フィギュア】第12回東日本学生選手権 それぞれが個性を発揮 法大勢6選手がインカレの出場権を勝ち取る好成績!
第12回東日本学生フィギュアスケート選手権大会
2018年11月10日(土)、11日(日)
東大和スケートセンター
1月に日光で行われるインカレの出場がかかった今回の学生選手権。法大からは6選手が出場し、それぞれが持ち味を発揮。うち5選手がインカレへの出場権を勝ち取った。男子では全日本選手権への出場が決まっている小林建斗(文2)と小林諒真(営2)が、女子では東日本選手権8位と奮闘した佐上黎(文1)が上位入賞。さらに男子7.8級団体では明大に次いで2位という結果を残した。
試合結果
個人結果
クラス | 選手名(学部・学年) | 順位 | 得点 |
---|---|---|---|
男子7・8級 | 小林建斗(文2) | 5位 | 99.31点 |
〃 | 小林諒真(営2) | 6位 | 98.76点 |
〃 | 宮田大地(文4) | 14位 | 63.79点 |
女子7・8級 | 佐上黎(文1) | 5位 | 86.13点 |
女子6級 | 阿部芙弓奈(キャ2) | 13位 | 57.34点 |
女子5級 | 林夕稀(文2) | 16位 | 31.83点 |
女子4級 | 加藤真美子(通4) | 7位 | 36.06点 |
戦評
男子7、8級
コンディションが心配される宮田大地(文4)。他の選手たちとハイタッチを交わし、笑顔で開始位置についた。音楽が流れだすと真剣な表情に切り替わり、その瞬間、会場が彼の世界に包まれた。ジャンプは全てシングルという構成だったが、後半になるにつれて、表情が険しいものとなっていく。そんな彼の姿に胸を打たれ、着氷するたびに会場からは惜しみない拍手が送られた。また、スピンは軸がブレることもなくスピードもあり、地力の高さがうかがえた。
彼の演技で特筆すべきは全身を使った表現力の豊かさだろう。伸びやかなステップやふとした仕草の細やかさなど、表情のひとつひとつがこちらに語りかけてくるようだった。生き生きとしたスケーティングは観客を魅了し、我々に彼の魅力を再確認させた。次に挑むはインカレ。最後となる大会、本人も「悔いが無いように」と語っている。表現力だけでも大きな存在感を放った今大会以上に、インカレでも我々に訴えかけるような演技をしてくれるだろう。(小倉明莉)
宮田に続いて登場したのは小林諒真(営2)。先日の東日本選手権で好成績を残し、全日本出場を決めた小林諒にとっては、今の状態を知る貴重な機会となる今大会。
冒頭の2アクセルは抜群の安定感で着氷。東日本選手権では回転不足を取られた3ルッツ3トーループのコンビネーションジャンプも、今回は減点のない申し分ない出来栄え。しかし、3ループでは転倒、3フリップはパンクしコンビネーションが抜けてしまう。「身の入っていない感じになってしまった」振り返った小林諒。それでも最後は立て直し、3ルッツはしっかりと決め演技を締めくくった。和風の衣装を身にまとい、滑るごとに曲の世界観を自分のものにしつつあるように感じさせる演技だった。
演技後、「厳しい戦いになる」と全日本選手権を前に危機感を口にした小林諒。その表情は真剣そのもの、中途半端な出来では勝ち進める舞台ではないとひしひしと感じているようだ。しかし彼のひたむきなスケーティングは観客の心を奪う魅力を秘めている。まずはフリー進出に向けて。残り約1ヶ月と迫った大舞台に向け万全の準備を行い、ベストな状態で臨んでもらいたいところだ。(湯浅駿)
全日本選手権へ2年連続出場を決めた小林建斗(文2)。そんな彼の演技にはますます注目が集まる。真剣な表情で氷上にたたずむと、清閑な空気が漂いだし、冒頭の3フリップから安定感のある着氷で実力をまざまざと見せつけた。その後のルッツはシングルとなってしまい、本人は「力み過ぎて飛ぶタイミングを見失った」と原因を語った。しかし以降のジャンプは危なげなく着氷。スピンは中盤のものは速さもあり、申し分ないものだったが、最後のコンビネーションスピンでは若干のふらつきが見られた。一方で、曲調に合わせたステップは情感溢れるものだった。ピアノの音色に合わせたたおやかさと、盛り上がってきた部分での力強さのギャップには思わず嘆息させられる。
演技を終えると、納得のいっていないような厳しい表情をしていたのが印象的だった。なんせ、次に控えるは全日本選手権。世界で戦っている選手も多く出場する。彼らと戦うためにも、「要素をもう少し上げて臨む」と語る通り、さらなる高みを目指していく。昨年のリベンジに向け、残り1ヶ月でどこまで仕上げてくるのか見ものである。(小倉明莉)
女子7、8級
初日法大勢最後の登場となったのは、先日の東日本選手権でルーキーながら8位と奮闘した佐上黎(文1)。インカレに出ることが目標の1つと語っていた佐上にとっては、今大会はその出場がかかった大事な一戦。
法大のチームメイトのみならず他大学の選手からも大きな声援を浴びてリンクに登場すると、冒頭の3トーループをなんなく決めて流れに乗った。サルコウで2回転倒があったものの、自らも課題としてあげていたループは見事着氷。後半も「体力には自信がある」と言う通り、終始伸びやかなスケーティングは衰えることなく、最後まで滑りきった。
今大会は5位入賞と好成績を収め、念願のインカレ出場を決めた佐上。大会を重ねるごとにレベルが上がっていくような目覚ましい成長を見せる彼女から今後も目が離せない。(湯浅駿)
女子6級
法大勢で最初に登場したのは阿部芙弓奈(キャ2)。早朝8時と早い時間帯の滑走順となったが、「体は動けていた」と朝練をこなしてコンディションは良好。前回出場した関東学生選手権から約半年とスパンが空いたがその間ケガなどもあり、滑れるようになったのはここ最近。「焦りしかなかった」と不安も口にした。
しかし演技が始まってみると、冒頭のコンビネーションジャンプは加点のつく出来栄え。その後も久しぶりの試合とは感じさせない滑りを披露した。演技後半のジャンプもしっかり着氷し、大きなミスなくまとめたかと思われたが、最後のポーズでバランスを崩してしまい転倒。最後にもったいないミスが出てしまった。結果は13位で見事去年出場出来なかったインカレへの出場権を獲得。さらに滑り込みを重ね、完成度の高まった阿部の演技が見られることに期待したい。(湯浅駿)
女子5級
法大勢最後に登場したのは、林夕稀(文2)。去年の関東学生選手権以来、1年ぶりの大会となった林だが、「まずはレベルを昔の状態に戻そう」とかつての感覚を取り戻すことから練習を始めた。
演技では最初の2フリップで転倒。その他のジャンプも堪える形が多くなり、エッジエラーや回転不足の判定を受ける結果に。「練習では出来ていたことが本番で出来なかった」と演技後も悔しさをにじませた。それでも体力的に厳しい後半になってもスピンやステップを丁寧にこなし、最後まで滑りきったことは収穫だろう。
1年近く試合から遠ざかっていたが、今後はより短いスパンで試合に出て行く予定だと話してくれた。今回は思うように得点が伸ばせない結果となった林。徐々に本来の姿を取り戻し、来季は飛躍の年になる事を期待したい。(湯浅駿)
女子4級
女子4級に登場したのは加藤真美子(通4)。ラストシーズンの彼女にとっては何としても出場したいインカレをかけた大事な今回の大会。青と白を基調とした衣装に変更し、運命の一戦に臨んだ。
冒頭、コンビネーションジャンプでは回転不足を取られ減点されるも、その後は安定した演技を披露。練習では不調だったと語ったアクセルも2本もと成功させた。上品な彼女のスケーティングは曲調とも合っており、最後まで観客の視線を集め続けた。
結果は36.06で7位に入り、念願の2年連続インカレ出場を決めた。インカレまでの数ヶ月、「ダブルジャンプを飛ぶ」という目標も残っている加藤。法大の選手として彼女の演技が見られるのも残りわずか。しっかりとその姿を目に焼き付けたい。(湯浅駿)
選手コメント
小林建斗
―本日の演技を振り返って
あまり良いところが無かったという感じですね。
―コンディションとしては
体調の部分も調子の部分も全然。6分間(練習)も特に悪いところは無かったので、やはり自分の気持ちの弱さかなとは思います。
―演技前にコーチからはどのような話が
軸の作り方は悪くないかなというのと、しっかり場を支配していけという話をしました。
―2つ目のジャンプで回転不足があったが、要因は
やはり狙って失敗することが自分は多いので。力み過ぎて飛ぶタイミングを完全に見失ってたのが原因だと思います。
―その他のジャンプの精度は
フリップも他のジャンプも、今シーズンはただの加点ではなくて、加点が3や4を得られるような演技をしようという目標があったのですが、一個一個のジャンプの加点が少ないかなと思います。ですので、もったいないなとか、あまり点数が伸びないだろうなとは思います。
―スピンやステップは
スピンが1番ダメだったのかなと自分の中では(思っています)。やはり、最後のコンビネーションスピンでよろけてしまったのがダメだと思いますし、ステップは静かに丁寧に滑ろうと意識していたのですが、レベルの方はわかりません。ミスが、ジャンプだけではなく大事なスピンなどにも出てきてしまったというのがすごくもったいないなと思います。
―全日本へ向けての意気込みや調整していきたい点などを
まだこの要素では全日本には出ず、もう少し上げて、全日本に完成した状態で臨みたいと思っています。しっかり残り1ヶ月死ぬ気で練習して、最高の状態で(全日本を)迎えられたらなと思います。
小林諒真
ー今日の演技を振り返って
あまり身の入っていない感じになってしまったかなと思います。
ー東日本選手権が終わってから今日までの期間で意識したことは
体力がまだまだだと思ったので、体力をつけることと、演技構成点を上げてジャンプを失敗しても点数が残せる選手にならないといけないと思ったので、そういう部分を重点的にやりました。
ージャンプはループの転倒とフリップのパンクがありました、調子は
一回調子が落ちたんですけど、そこから飛べるジャンプは確実に飛べるようになってきているかなと思います。
ー今後はより全日本を意識した練習になってくると思います
全日本は厳しい戦いになると思うので、ジャンプの確率だったり、表現だったり、ベストパフォーマンスをして勝てるかどうかまだ自信がないので、自信も付けていけるように12月まで頑張りたいです。
ージャンプ以外の要素については
練習してきたことはあまり出せなかったと思います。目線や強弱がだらんとしてしまったなと思います。
ー全日本に向けて今後はどんなことを意識していきますか
時間がないので、今自分ができる最高のパフォーマンスをあの舞台でできるように追い込みたいです。
ー最後に意気込みをお願いします
けんちゃん(小林建斗)も出るので、2人揃ってフリーに行って、お互い笑顔で満足して終われるように頑張りたいです。
宮田大地
―体のコンディションはどうですか
大丈夫です。
―6分間練習での感触は
別に普通です。モヤッともせず。最近滑ってばかりなので。
―練習時間ギリギリまでジャージを着ていましたが
あれは寒かったからですね(笑)。(皆さんも)気をつけた方が良いですよ。
―演技開始前に他の選手たちとハイタッチしていましたが、何か声がけなどは
特には無いです。頑張れーみたいな。
―本日の演技を振り返って
そうですね、楽しく滑れたかなと思います。
―本日はジャンプが全てシングルでしたが、スピンとステップを軸にした構成ということですか
ジャンプができなかったので。スピンも1つ抜いたのですが、今できることをやりました。
―インカレに向けての意気込みを
もうラストなので、本当に悔いが無いように頑張りたいと思います。
佐上黎
ー今日の演技を振り返って
ちょっと緊張はしていて、6分間でジャンプがはまっていなくて、心配だったんですけど、それが演技に出てしまって。サルコウは2つ失敗しちゃったんですけど、ループは降りれたのでまあまあかなと思います。
ー東日本選手権が終わってすぐの大会でした。この期間で意識して取り組んだことは
ジャンプは失敗することもあるので、スピンのレベルを取りこぼさないことですね。ジャンプはとりあえずループを降りることを目標に入念に練習しました。
ーフリーのみの大会ですが、体力面での不安は
フリーは滑り込んできたので、体力は自信があったんですけど、ここのリンクは疲れるってみんな言っている通り、後半疲れが出ました。
ー演技前コーチとはどのような話をされましたか
いつも通り、練習ではあんまり失敗しないから心配はしていないから、思い切ってやれよということでした。
ー今大会はインカレ出場もかかっています。手応えは
ギリギリかなぁと思います。心配なんですけど、行けたらいいなぁと思います。
ージャンプでは転倒がありましたが、その他の要素の満足度は
先生も動きは良かったと言ってくれたので、結構良かったのかなと思います。
ーチーム法政の男子選手たちの声援も一際大きかったように思います
ジャンプ降りるとすごい応援してくれるので、その気持ちには答えたいと思っていたんですけど、失敗してしまったので悔しかったです。
ーインカレへの意気込みをお願いします
何も予選とかかかっていないので、思い切りやって、今回失敗したところはちゃんと修正したいと思います。
阿部芙弓奈
ー今日の演技を振り返って
あまり滑れていなかった中では、結構まとまった滑りができたかなと思います。
ー朝早くの試合になりました。体のコンディションは
今日は朝5時半からの朝練があって、その時に結構滑って動けていたので、こっちに来てからは軽めに動くくらいだったのでよかったです。
ージャンプは転倒することなくまとめました
eマークとか回転不足とかが細かく取られるかなと思うので、そこまで完璧ではなかったなと思います。
ー大会は5月以来となりました。その間練習で意識したことは
その間ケガや盲腸などで休んでいて、ほとんど滑れていなくて。やっと大会の2.3週間前から滑れるようになったばっかりだったので、焦りしかなかったです。
ーこの短期間で特に重視したことは
体力が落ちきっていて、最後まで滑るのも大変で。ジャンプも入れるとダメになってしまったので、アクセルを回避して他のジャンプを飛べるように練習しました。
ージャンプ以外の要素については
なんとかできたんですけど、レベルとかを考えると微妙かなと思います。
ーインカレにも繋がる大会となります。手応えは
ダブルアクセルを入れていないので微妙なところなんですけど、枠に入っていることを願います。
ー最後に今後の意気込みを聞かせてください
練習期間が短い中ではなんとか終えられたなという感じなんですけど、まだまだ改善できるところがたくさんありすぎるので、結果を見つめ直して1から練習したいです。
林夕稀
ー今日の演技を振り返って
去年は復帰してすぐだったので本調子じゃなかったんですけど、それに比べたらよかったかなとは思ってます。でも、練習で出来ることを本番で出せないのが練習不足かなと思うので、課題かなと思います。
ー約1年ぶりの大会となりましたが、その間意識して練習したことは
まずはレベルを昔の状態に戻そうとジャンプは毎日練習してきました。スピンも去年はジャンプよりは出来るかなと思いつつも、出来なかったので、今年はそういった部分を意識しました。あとは体力も3分滑り切れるようにというのを課題としてきました。
ージャンプは冒頭の転倒、その他も堪える形が多くなりました。調子は
いつもの練習の通りにはならなかったと思います。前半は失敗があったんですけど、その後堪えられたのは良かったのかなと思います。
ージャンプ以外の要素については
フライングキャメルが最後スピードが落ちちゃって悔しいんですけど、コンビネーションと最後のレイバックは最後までやり切れたのでそこは良かったです。
ー演技前コーチとはどのようなお話を
先生は中1の試合以来、初めて試合に来てくださって。先生も緊張していたみたいなんですけど笑。いつも通り頑張ってこいという感じで見送ってくださいました。
ー法政のチームメイトからも大きな声援がありました
演技中も声援が自信になるので、応援してくださるのはとても嬉しいです。
ー今大会はインカレ出場がかかっていました。手応えは
手応えはは正直ないです。去年は順位的には納得していたんですけど、結構悔しくて試合から引っ込んじゃったんですけど、今年はどんな結果になっても前を向いて色んな大会に挑戦していけたらなと思っています。
ー今日の演技で見つかった課題、改善点は
他の方に比べて、フリップ、ルッツの回転不足が多いのでそこはこれから1日1日大切に練習していきたいと思います。
ー次に向けて意気込みをお願いします
次はいつの試合か分からないですけど、今回みたいに1年ぶりとかにはならないので。ジャンプの転倒などミスをできるだけ無くしていけるように、練習を頑張っていきたいです。
加藤真美子
ー今日の演技を振り返って
最近の練習でアクセルがずっと不調だったんですけど、公式練習の時からは飛べて、本番でも2本決めることができたのは良かったと思います。
ー演技前コーチからはどのようなアドバイスを
落ち着いて頑張ってねということでした。
ー前回の大会から期間が空きましたが、その間意識して取り組んだことはありますか
新採点になってからコレオグラフィックシークエンスが2点から3点に上がったので、そこは絶対に取りこぼしてはいけないと思って普段から意識して滑るようにしました。
ージャンプは転倒なくまとめました
冒頭のシングルジャンプのコンビネーションを失敗してしまったのでそこは悔しいです。
ースピン、ステップの部分については
レイバックとフライングキャメルはいつも通りできたと思うんですけど、最後のコンビネーションスピンが回転が足りなかったので、レベルが取れなかったなと思います。
ー今大会はインカレ出場がかかった大会ですが、どのような意気込みで臨みましたか
最後なので絶対行きたいという思いで臨みました。
ーインカレへの意気込みを意気込みをお願いします
まだダブルジャンプを入れることができていないので、インカレまでにダブルジャンプを入れることと、スピンをもっと安定して回れるようにしたいです。
フォトギャラリー
- ジャンプ抜きの構成となった宮田大地
- のびやかなスケーティングは観客を虜に
- 演技後、暖かい拍手が送られた
- 新衣装も様になってきた小林諒真
- 印象的なステップに観客も手拍子で応える
- 全日本での演技も期待がかかる
- まさに「氷上のプリンス」小林建斗
- 演技にも貫禄が出てきた
- 全日本では昨年の雪辱が果たせるか
- ルーキーながら堂々とした演技が光る佐上黎
- 後半になってもスピードの衰えない滑りを見せた
- インカレでは十分表彰台を狙える実力者だ
- 短期間の調整で、今大会に挑んだ阿部芙弓奈
- ジャンプは転倒なくまとめた
- 後半の体力面は今後の課題だ
- 約1年ぶりの試合となった林夕稀
- 徐々にかつての感覚を取り戻しつつあるようだ
- 来季の更なる飛躍も期待できる
- ラストシーズンとなる加藤真美子
- 丁寧なスピン、ステップを披露した
- インカレでのラストステージは必見だ
- 男子7.8級団体では2位、インカレでは優勝を狙う