【サッカー】全日本大学サッカー選手権 決勝 法政大1-0駒澤大 選手たちの喜びの声&フォトギャラリー
全日本大学サッカー選手権トーナメント 決勝 法政大ー駒澤大
2018年12月22日(土)
浦和駒場スタジアム
42年ぶりにインカレ制覇を達成した法大。試合後の長山一也監督・選手コメント、表彰式のフォトギャラリーを掲載する。
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 |
22 | DF | 黒崎隼人(cap) | 経済4・栃木SCY |
3 | DF | 前谷崇博 | 社会4・ガンバ大阪Y |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FマリノスY |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京VY |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 |
7 | MF | 下澤悠太 | 社3・柏レイソル |
10 | MF | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 |
15 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 |
記者会見コメント
長山一也監督
ー大会全体を振り返って
この大会は初戦に1点先制されたところから始まり、次の試合も簡単ではなかったですし、準決勝も延長まで行きました。今日の決勝でも駒澤さんのパワフルなサッカーに対して運良く1点取れて勝つ事ができたんですけど、ギリギリの戦いを4年生中心に粘り強く戦ってこれたのかなと思っています。あとは去年の決勝で1-5で負けた悔しさをリベンジできるようにというのは今年のチームを立ち上げてきた時から一番の目標に掲げていたので、その雪辱を晴らせて本当によかったです。このような嬉しさがあるのは対戦相手があってこそだと思うので、試合をして頂いた対戦チームの方々には感謝しています。
ー上田綺世選手の投入で流れが変わったことについて
上田はスタメンで出る力を持っていると思うんですけど、負傷のところで出場に時間制限がありました。ただ、彼は途中から出て流れを作ったり勝負を決めるゴールを奪うこと役割を法政だけにかかわらず代表でもしてますし、この大会はその特徴を上手く使いたいという所がありました。肩は痛かったと思うんですけど集中して試合に入ってくれましたし、試合に向けてのケアもしっかりしてくれたので活躍してくれたのかなと思います。
ー駒大と戦うにあたっての対策
ロングボールに対してのクリアの場所やルーズボールへの反応というのは意識しました。その中で逆サイドのワイドが空く状況があったのでそこを見ながら展開して時間を作っていました。
ーリーグ戦で出場機会が少なかった松澤選手をこの大舞台で起用した意図は
松澤はこの大会に臨むにあたってしっかり準備をしてコンディションが上がっていて、あとは昨年のインカレでも得点を取っていたのでこの大会へのモチベーションと相性の良さを考えて起用しました。
黒崎隼人
ー大会全体を振り返って
去年のインカレですごく悔しい思いをしてこの1年間サッカーをしてきました。本当にチームメイトには感謝していますし、それをサポートしてくれた監督、スタッフ、マネージャーを含めて全員でこの大会に挑めてよかったと思います。初戦から非常に難しい展開だったり先制される状況もあったんですけど、全員で粘り強く戦えたことはこの大会を通してできたことで、決勝でも全員が粘り強く守備も攻撃も徹底できたところが結果に繋がったと思います。
監督・選手コメント
長山一也監督
ー今日の試合を振り返って
駒澤さんのサッカーに対して最初は対応できない所もあったんですけど、その中で粘り強く無失点で戦えたので少しずつリズムを掴めました。後半にチャンスを作れる回数が増えて、綺麗なゴールではなかったかもしれないですけどこぼれ球を狙ってた4年生のレレ(ディサロ)が決めてくれて、その後もしっかりと守備をしながらゴールに向かってプレーできていたので良いゲームができたのかなと思います。
ー中2日という日頃のリーグ戦と比べて準備期間が少ない中での駒大対策は
駒澤さんのサッカーははっきりしているのでその映像をもう1回見たり、どこにスペースがあるとかどこにポジションを取ればいいのかという事は短い時間の中で選手に落とし込めたと思うので選手がしっかり準備してピッチに立ってくれたのかなと思います。
ー上田選手をフルで使えない中で松澤選手を先発起用で攻撃の起点にしつつ上田選手の投入でギアを上げた試合運びについて
松澤もターゲットになってチャンスを作るシーンがあったと思うんですけど、やっぱり背後の所は(上田)綺世が入ってくるとよりスピードアップできたり、収めながらゴールを目指していく事ができる選手なのでそう言った意味では交代を通してチームの勢いを増す事ができたのかなと思います。
ーリーグ戦は最少失点で終えましたが、インカレではここまで毎試合失点していました。この大舞台で再び無失点を達成できた事はどう思いますか
守備組織の構築というのはずっと選手に話してきた所で、それを大舞台でやってのけたというのは素晴らしい事だと思います。チーム全体で守備をしないとできないと思いますし、何度も言ってきた前線から守備をするサッカーをして最後の最後にこういう形で勝てたのは凄く嬉しいです。
ー様々な進路に進む4年生へのエールはありますか
まずは4年間お疲れ様でしたと言いたいですし、おめでとうと言ってあげたいです。現段階で進路が決まってない選手もいるのでまずは所属するチームを見つけて頑張って欲しいです。ディサロも含めて自分の思っていたリーグに入れなかった状況もあるかもしれないですけど、入ったチームを強くする事でカテゴリーを上げていって欲しいですし、個人としてもどんどん伸びていける選手もいると思うので卒業してからの活躍を期待しています。それはサッカーで就職する選手のみならず、一般企業に就職する選手もこれからがより大事なステージだと思うので社会に出て活躍して欲しいです。
ー来季に向けて
今はまだ何も考えられないんですけど(笑)まだリーグ戦で優勝できていないのでそこを取りたいというのはありますし、1つ優勝するだけではなく2冠、3冠を目指して頑張りたいです。
藺藤子龍(今季から学生コーチとしてチームを支えた)
ー今季を振り返って
今季はリーグ戦が3位で終わって、アミノバイタルでも優勝したのですが、チームの目標として『三冠』というのがありました。総理大臣杯までは勢いを持っていたのですが、大臣杯は二回戦で敗退してしまいました。あの時は状況を飲み込めなかったのですが、自分たちに隙があるということを改めて痛感させられた大会だったので、最後は何が何でも優勝しようという気持ちだったので、こうやって優勝できてうれしい気持ちでいっぱいです。
ー学生コーチとしてチームを支えることになりました
最初はもどかしい気持ちや悔しい気持ちもあったのですが、なぜここまで学生コーチをやれたかというと自分は仲間のことが好きで、苦しい時にも特に同期には支えてもらったので、「人のためにやらなきゃな」と思っていました。同期には感謝しかないです。
ー優勝した瞬間涙を流していましたがどのような感情が
あの涙には色々な思いがあります。どちらかというと、苦しいことも多かったのでそれを乗り越えて来てよかったなと思って涙が止まりませんでした。
ー後期リーグ戦開幕からなかなか勝てない状況が続きましたがコーチとしてチームに落とし込んだことは
毎年前期は良いのですが後期は失速するというのが事例でしたので、自分が学生コーチという立場で失速しないために何をすれば良いのかというのを自分の中で色々考えました。勝てない状況が続いたので、もともと自分もディフェンダーをやっていたので守備面に対しては守備陣だけでなく攻撃の選手も守備をどれだけやらないといけないかというのを自分の中で重要視していました。そうなってくると球際には一生懸命いくのですが、そのあとのカバーリングだったりポジショニングを怠るから失点につながるというのを自分は分析していたのでその練習を行いました。後期は最後5、6試合負けなしだったと思うのですが、その勢いをインカレにつなげられたので良かったです。
ー四年間を振り返って
四年間は振り返れば振り返るほど苦しいことがたくさんありました。けがもあったり、サッカープレイヤーとしてうまくいかないこともあったり、自分が主将という立場にありながらもチームに貢献できなかったり、苦しい気持ちや辛い気持ちもたくさんあったのですが、こうやって笑って終わることができたので、「終わり良ければすべて良し」という言葉が自分には合うと思います。
ー同期に向けて
同期には感謝しかないです。自分が辛い時も苦しい時も、逆にチームが辛い時苦しい時もお互いに支え合ってここまでこれました。これからはそれぞれ別の道で頑張っていくと思いますが、これからも良き仲間でありライバルであるというお互いに切磋琢磨してやっていきたいです。
黒崎隼人(リーグ戦ではけがで離脱も今大会では主力として活躍)
ー試合を振り返って
駒澤さんとは何回も対戦しているので、駒澤さんが徹底してハイボールを蹴ってくるところは僕たちもわかっていました。自分たちのサッカーができればというところでこの二日間準備できたので、それがリンクして優勝につながりました。
ー今大会を振り返って
初戦から先制されたり、同点にされたり難しい試合もありましたが、その中で自分たちは崩れることなく、自分たちのやるべきことを徹底できたので、それが成長できた部分であり、優勝にもつながりました。
ー結果的に去年の準優勝という成績を越えました。先輩への恩返しになったのではないでしょうか
そうですね。去年出てたメンバーはほぼ今年も出させてもらっていたと思いますが、全員悔しい思いをしてこの1年間取り組んで来たと思うので、それが実って良かったです。
ー昨年度の関口亮助元主将も観戦されていましたが何かお話はしましたか
いや、特に話はしていませんが、「頑張れよ」と連絡は来ました。自分たちを応援してくれている人がいるということで、その人たちの分も背負って勝たないといけないなと思っていたので、優勝できて良かったです。
ー優勝した瞬間の率直な感想は
込み上げて来た部分がありました。これで引退かというのと、最後にこんな景色を見させてくれてありがとうという気持ちでした。
ーリーグ戦ではけがで長期離脱されていましたが、今大会を通してのコンディションは
大丈夫でした。自分でもコンディションが良いと感じていて、けがに関しては学生トレーナーの平野くんがリハビリに付き合ってくれたので、それがこういう形につながったかなと思います。
ー進路は
まだ決まっていませんが、自分はサッカーを続けるつもりです。これからもサッカー選手として続けていきたいです。
ー同期に向けて
この四年間、苦しい時も辛い時も一緒に過ごしてきたのですけど、だからこそ切磋琢磨できました。だからこそインカレで優勝できましたし、本当に今の同期には支えられてばかりでしたので、感謝しかないです。
ー応援してくれた方へ向けて
いつも法政大学体育会サッカー部を応援してくださってありがとうございます。皆さんの応援がいつも自分たちの力になっています。だからこそ、42年ぶりにインカレで優勝できたと思っています。引き続き法政大学体育会サッカー部の応援をお願いします。
ディサロ燦シルヴァーノ(今大会MVPの活躍)
ー優勝した今の気持ちは
昨年の大臣杯はよく優勝できたなという感じで今回のインカレは法大の力を出し切れば必ず優勝できると思っていたので嬉しいというよりは当然だと思っています。
ー決勝に向けての思いは
去年のインカレでとても悔しい思いをした中でその悔しさを知っている選手たちは特に絶対に優勝してやろうという思いは強かったと思います。その面で相手を上回ることはできたと思います。
ー今日の相手の対策は
駒大対策はいつもと変わらず、前には強い分、背後に弱いという点を狙っていきました。そしてシュートで終わるということを意識しました。
ーゴールシーンを振り返って
(森)俊貴がシュートモーションに入った瞬間に身体が勝手に動いて、いい感じに自分のところにボールが流れてきました。緊張はしましたがしっかり決めることができました。
ーベンチに下がってからはどのような思いでいましたか
自分はもう声を掛けることしかできなく、このまま何とか守りきってくれという思いでした。
ー個人としてはMVPに輝きました
まだ全然実感がないですけども最後の大会でMVPを取れたことは本当に良い締めくくりになったと思います。
ー今季を振り返って
速攻と遅攻を上手く使い分けるのが法政のスタイルであると思うんですけどそれが上手く体現できたシーズンだったと思います。
ー4年間を振り返って
苦しい時を過ごす時期が長かったですけど、その中でもチームメイト、スタッフや家族などに支えられて本当に最高の4年間を最高のチームメイトと過ごすことができました。
ー後輩に向けてのメッセージは
自分たちがインカレを取ってしまったことでマークがさらに厳しくなると思いますけど、頑張って三冠を達成してほしいと思います。
ー監督、スタッフへの思いは
1年の時から試合に使っていただいたので本当に感謝の気持ちしかないです。
ーJリーガーになることに対する意気込みを
1年目から周りに遠慮せずに活躍して、日本を代表する選手になれたらと思います。
長倉颯(右SBとしてチームに貢献)
ー今日の試合を振り返って
チームとして、最後の試合だったので、どんなカタチでも優勝して締めくくることをミーティングでも話し合っていました。それが達成できたことは良かったです。自分は途中出場でしたが、チームのために何ができるかを全員が考えた結果だと思います。
ー42年振りの優勝ですが
法大サッカーの歴史に名を刻むことができて光栄です。
ーインカレでのコンディションは
連戦で、関学大戦で後半に足がつってしまい交代しましたが、コンディションを回復させるためにやることをやっての結果なのでそれに関しては悔いはないです。
ー引退になりますが
4年間、チームやスタッフの皆さん、家族や応援してくれた友人に感謝の気持ちがいっぱいです。決勝の最後の笛が鳴った瞬間に涙が出ました。ここまで来れたのも自分を今まで支えてくれた方がいてのことだと思うので感謝しています。
ーチームの存在は
絶対に忘れなれない一生の宝物です。
ー4年間で印象に残ってる思い出は
昨年の総理大臣杯優勝とインカレ準優勝です。自分はどちらもスタンドから応援していました。チームは優勝している中、自分は試合に出れていない歯痒さが残った中での3年生でした。そういう意味であの瞬間がバネとなり今ここで優勝というカタチで終われたと思っています。あそこが自分にとって成長できる分岐点です。
ー4年間で印象に残ってる試合は
今年の後期の順天戦です。自分は元々ボランチなのですが、右SBとして出場しました。初めてでしたが、仕掛ける楽しさだったりとボランチとは違う経験ができてサッカーの面白さや楽しさを改めて感じることができた試合でした。
ー期待の後輩は
末木裕也です。天才というか利口派だと思います。練習でも、ふざけたボール回しを行なってる時も人と感覚が違うなぁと思いますし、元々持ってるものが凄いと思うので期待しています。来年、僕も応援行きますし、プロの舞台で活躍するのを見たいです。
ー今後の進路は
サッカーのオファーがあれば続けたいと思います。
ーチームの皆さんへ
4年間毎日幸せな時間を過ごさせてもらってありがとうございます。感謝しても仕切れないようなパワーや笑顔を与えてもらいました。今後も法政サッカー部は強くなると思うので、今の3年生がこれから引っ張って強い法政を見せて欲しいです。
ーファンの皆さんへ
法政大学サッカー部をいつも応援して頂いてありがとうございます。今日という日を迎えられたのは、皆さんの応援があったからだと思っています。自分は卒業してしまいますが、自分も法政サッカー部のファンの一員としてこれからも応援していきたいと思います。今後とも法政サッカー部の応援を宜しくお願いします。
前谷崇博(全試合フル出場。泥臭いプレーでチームを鼓舞した)
ー今日の試合を振り返って
人生最後の試合という事で全部を出し切ろうと死にに行く覚悟でサッカーをやりました。勝ててよかったです。
ー頭にテーピングを巻いた状態でのプレーでしたがいつも以上の気迫を感じました
順大戦の延長で膝が入ったのでテーピングを巻いていました。そのくらいボロボロだったんですけど最後に出し切れたと思います。
ーロングボール主体の駒大に対してCBが負う役割は大きかったと思いますがどうでしたか
蹴ってくるのは分かっていたので自分と(加藤)威吹樹でしっかり跳ね返して我慢すれば絶対に点は取れると思っていたのでゼロで抑えられてよかったです。
ー交代策を通して勝負をかける試合運びはチームとして狙い通りでしたか
そうですね。前半の内からボールを動かせたので相手も疲れているのは見えていて、後半から(上田)綺世だったりフレッシュな選手を入れて点を決められるなとは思っていたので狙い通りの展開になりました。
ーサッカー人生最後の試合を無失点で終えました
もう思い残す事無くサッカーとはお別れできるなという感じです。
ーインカレ直前に4年生がチームに向けて一言話す機会あったそうですが
自分の事についてと後輩に向けての事を話しました。自分の事については、ここまで僕はサッカーを自分がしてて楽しいから続けてきたという訳ではなく、僕がサッカーをして楽しそうにしているのを見てくれる親だったり周りの人が喜んでいるのが嬉しくてサッカーを続けてきたので、その人達を最後に笑顔にしたいという話をしました。後輩達に向けては僕自身も色々な挑戦をしてたくさん失敗してきた4年間だったので、そういう苦しい状況から逃げずに戦って欲しいという事を話しました。
ー苦しい事も多く味わった中、這い上がる為にピッチ内で磨いたことは
自分の持ち味もあると思うんですけど、何を監督から求められているか、チームに対してできる事は何なのかという事を考え、自分の好きなプレーだけじゃなくてちょっと違うんじゃないかなという事もチームの為を考えるとやらなきゃいけないプレーで。それに気付いてからは人がやりたくない事だったり泥臭い事が自分にできる事じゃないかと思ってプレーしていました。でも泥臭いプレーというのは僕がやらなきゃいけない最低限のプレーで、それプラス戦術的な事というか、DFラインだったり組織的な守備の仕方を理解してプレーしないと結果は生み出せないと気付いたのでそこは意識していました。
ー同期にかけたい言葉は
同じ年に法政大学に入ってきたのも奇跡だと思いますし、本当に出会えて色んな事を一緒にやれたなと思います。今日で大学サッカーは終わりますけど、人生まだまだ長いので皆がそれぞれの道で幸せになれるようにここからがスタートだと思うので一緒に頑張りたいです。
ー4年生の実績、そして想いを受け継ぐ後輩達に託す言葉は
僕はそんなにしっかりしてるタイプではなかったですし、考え方が皆と違う感じもあったんですけど、僕みたいに泥臭い選手を応援したいです。いまBチームにいる後輩の辛さや悔しさが分かるんですよ。そういう人たちでも諦めずにやれば最後に試合に出て日本一も取れるんだよと僕が証明できたように頑張って欲しいです。
ー今まで応援してくれた人への感謝の言葉をお願いします
僕は人とは考え方が違う事もあって昔は1人だったんですけど、サッカーを始めてから居場所ができたというか、自分のサッカーを見て喜んでくれる人達が少なからずいたのでそういう人達には今までありがとうと言いたいですし、助けてもらった分これからは恩返ししていきたいです。
ー次のステージに向けて
今までサッカーだったり親だったり周りの人に守られてきたなと思うのでこれからは自分が守る側になれるように、来年から環境は変わりますがしっかり働いて大切な人達を守れるように成長していきたいと思います。
吉田舜(ベストGKに選ばれる活躍を見せる)
ー今日の試合を振り返って
監督は守備から入れという話をよくしていて、その通りにFWも前線からプレスをかけて無失点で勝利できたことは自分1人の力ではなくて皆が走ってくれたおかげだと思います。
ーリーグ戦終盤からインカレ準々決勝にかけて欠場していましたがコンディションは
11月の練習で手を骨折して全治2,3ヶ月と言われていたので「ああもう引退かな」と思ったんですけど、どうしても自分の中で諦めきれない気持ちがあって。接骨院に通ったり超音波を当てたりして何とか復帰できて、やっぱり諦めなくてよかったと思います。
ー復帰まで代わりにゴールを守っていたのは高校からの後輩である山岸選手でした。活躍は刺激になりましたか
そうですね。高校から一緒にやっていて私生活でも仲がよくて。そういう奴が代わりを務めていたのは心強かったです。後輩に対する感謝と、去年負けてる悔しさと。具体的には覚えてないんですけど、自分がその時に思った気持ちを伝えました。
ーインカレ直前の4年生対談での「応援してくれた人の為に勝つ事で恩返しをしたい」という言葉を実現しました
サッカーって素晴らしいなと改めて思いました。
ー次のステージに向けての意気込み
これでJクラブからオファーがあればいいんですけど、なくても社会人のチームでサッカーを続けて、そこから活躍していきたいです。
森俊貴(初戦敗退の危機からチームを救った)
ー優勝した今の気持ちは
四年生には本当に感謝しかないので最後このような形で優勝できたことで少しは良い思いをさせてあげられたと思います。とても嬉しいです。
ー今日の試合の中で意識したことは
監督からは自由に動いていいと言われて、相手がかなり引いて守ってきた中でその陣形をうまく崩そうと試みました。
ーシュートの意識が非常に高かったと思いますが
シーズン通して前線の選手としては少なかったので今日はゴールをもたらすために多くシュートを打とうと思いました。
ー今季を振り返って
個人としては結構試合に出場することができて充実したシーズンでしたが、大臣杯に負けたりなど結果がともわなくて納得はできませんでした。それでも最後インカレを制することができて本当に良かったです。
ー今季の法政の強さは
うまくいかない時期に四年生を中心にしっかり話してその時その時で上手く立て直すことができたことだと思います。
ー来季に向けての課題は
(上田)綺世や(紺野)和也が中心となっていますがその2枚が抑えられるとチームにブレーキがかかってしまうが弱点だと思います。周りの前線の選手が2人の負担を減らせるようにすることが大きな課題だと思います。
ー来季の目標は
チームとしては三冠です。個人としては二桁ゴール、5アシスト以上を目標にしたいと思います。
太田穂菜美マネージャー(チームを裏で支えた大黒柱)
ー今日の試合を見て
仕事があり、あまり試合は見れていないですが、選手の今日の試合にかける意気込みは今年一番だと雰囲気を見て伝わってきました。
ー42年振りの優勝ですが
昨年35年振りに総理大臣杯で優勝して、インカレ準優勝と悔しい思いをした中での42年振りの優勝ということで、このチームで法政サッカー部の歴史を残せたことが嬉しい気持ちでいっぱいです。
ー引退になりますが
辛いことも沢山ありましたが、仲間思いで誰よりも努力ができて個性に溢れた同期と4年間ここまで一緒にやってこれたことが嬉しく思います。
また、1年生から4年生まで法大が強くなってきた過程に携われたことが光栄です。
ー4年間の思い出は
1年生の頃は見れなかった景色を見れたことです。今日の客席を見てもそうですが、沢山の方に応援されてるのは4年間通して景色が変わったと思います。マネージャーがSNSを行ってますが、目に見えてフォロワーも増えてきていますし、応援してくれる方の反応が4年間で変化してきたと感じています。
ー4年間で印象に残ってる試合
今日の試合です!
ー今期のMVPは
4年生のみんなにあげたいと思います。
ーチームの皆さんへ何と声を掛けたいですか
私が言える立場ではないですが、4年間お世話になりましたということと、最後の最後に日本一という良い景色を見せてもらってありがとうございましたという事を伝えたいです。
ー期待の後輩は
3年生以下の選手はサッカーの技術だけじゃなくて、個性的で面白い選手が沢山いるので、これからも注目して見ていてほしいです。
ーチームの皆さんへ
選手を支える立場でありながら、自分がチームに支えられたことも沢山ありました。普通の大学生では体験できない経験をたくさんさせてもらって、日本一を2回見せてもらってありがとうございますということを伝えたいです。
ーファンの皆さんへ
朝練や練習を積んで、試合で全力を出すという素晴らしいチームだと思うので、これからも暖かく法政サッカー部を見守って頂いて、是非試合会場に少しでも多く足を運んで頂ければと思います。ありがとうございました。