【テニス】関東学生新進テニス選手権 4、5日目 男女シングルス3回戦、男女シングルス、ダブルス準々決勝 シングルスは楠原が、ダブルスは藤井・柚木ペア、佐野・高清水ペアが4強入り
関東学生新進テニス選手権
2019年2月18日(月)、19日(火)
青山学院大学緑ヶ丘テニスコート、早稲田大学東伏見テニスコート、立教大学新座テニスコート
新進本戦大会4日目、5日目。4日目には男女シングルス3回戦が行われ、楠原悠介(経3)が準々決勝へ進出。5日目には男女シングルス、ダブルス準々決勝が行われ、法大はシングルスは楠原が、ダブルスは2ペアが準決勝進出を決め、ベスト4入りを果たした。
試合結果
男子シングルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 楠原悠介(経3) | 7-6(1),6-2 | 萩野颯太(青学大) |
女子シングルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 蛸井涼華(スポ1) | 2-6,2-6 | 柿澤明里(日大) |
上記は大会4日目の男女シングルス3回戦の結果
女子ダブルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
●※ | 小松茉莉奈(経2)・蛸井涼華 | 0-6,(3)6-7 | 金山晴菜・吉田百花(明大) |
※2日目の中断試合の結果
男子シングルス準々決勝
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 楠原悠介 | 6-4,6-1 | 成耀韓(慶大) |
男子ダブルス準々決勝
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2) | 6-4,6-1 | 野田樹力・坂野唯(日大) |
○ | 佐野有佑(経1)・高清水研人(経1) | 6-2,6-1 | 工藤颯人・岡庸輔(亜大) |
女子ダブルス準々決勝
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 竹内あやか(社2)・横山祥子(社1) | 7-5,(1)6-7,8-10 | 金山晴菜・吉田百花(明大) |
戦評
大会4日目(男女シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦)
青学大緑ヶ丘テニスコート
ベスト8入りをかけ、コートに登場したのは楠原悠介(経3)。第1セット、積極的に前に出る攻めのプレーを展開。先に1ブレイクしリードするも、なかなかショットやボレーを決めきれず、ミスを重ねて6-6とタイブレークへ。しかし、ここで楠原の持ち味を存分に発揮。次々にポイントを決め、最後はサービスエースで第1セットを先取した。続く第2セットでも積極的に自分から仕掛けていく。サービスゲームでは、サーブで流れを作り、相手に一度のブレイクも許さず6-2でセットを終え、ストレート勝利を収めた。まだまだ余裕があるように思われる楠原。どこまで駒を進められるか期待だ。
立大新座テニスコート
女子ダブルス2回戦には小松茉莉奈(経2)・蛸井涼華(スポ1)が登場。小松は昨日に続けて、そして蛸井は昨日今日と合計で3試合を戦った後のコートインとなった。第1セット、互いに疲労が溜まっているのか、思うように試合を運ぶことができない展開が続く。第2ゲームにブレイクを許すと、ダブルフォルトやショットミスなどでこのセットをストレートで落としてしまう。第2セットでは、第1ゲームにキープをし、この試合初のポイントを奪うも悪い流れは変わらない。その後5ゲーム連続でポイントを奪われると、第7ゲームのデュースの際に日没のため中断試合に。
男子ダブルス準々決勝には佐野有佑(経1)・高清水研人(経1)ペアが登場。第1セット、2回戦では立ち上がりが悪く、自分達の流れを作れなかったが、今日の試合は違っていた。佐野はストローク、そして高清水はネットプレーとペア間での役割をしっかりと共有しあい、連携がうまく取れ、試合の流れを作る。第6ゲームにブレイクをされるも次のゲームですぐさまブレイクバック。このセットを6-2とものにし試合は第2セットへ。このセットになっても相手を圧倒する展開が続く。試合終盤には佐野の相手の右を鋭く抜いていくショットなどが決まり、このセットも6-1で制し、見事勝利。
1年生ながら準決勝へと駒を進めた佐野・高清水ペア。明日の準決勝でも連携の取れたテニスで相手を打ち負かし、21日に行われる決勝のコートを踏むことができるのか、注目だ。
もう片方の男子ダブルス準々決勝に藤井俊吾(社3)・柚木武(スポ2)ペアが登場。日大ペアとの一戦に挑んだ。第1セットは互いにサービスゲームをキープし合う展開に。その中でギアを入れた法大ペアが第10ゲームでブレークに成功し、なんとか第1セットを奪う。第2セットは流れをつかんだ法大ペアが優位に立つ。サービスゲームでは強烈なサーブで相手を崩し、早い展開でポイントを奪うなど理想的な展開を見せる。このセットも危なげなく奪い、ストレート勝利を収めた。
男子ダブルスのベスト4に法大ペアが2つ残った。決勝での同校対決実現へ、明日の準決勝に挑む。
選手コメント
楠原悠介(経3)
ー今日の試合を振り返って
最初の入りが悪く、相手のペースで試合が進みましたがその中でも自分で考えてプレーすることで流れを変えることができ、結果的に勝つことができたので良かったです。
ー相手への対策としては
球が非常に速いことは分かっていましたが思いのほか速かったので、全体的にプレーのスピードを上げることを意識しました。
ー第2セット以降、苦しいラリー展開の中でポイントを多く取れた要因は
相手が1年生ということでかなり積極的に打ちにきたので、自分のペースを崩さないようにプレーをして相手のミスを誘うことができたのが一番だと思います。
ー優勝に向けて
サーブとスマッシュの制度がまだまだなのでこの後すぐに練習します(笑)
佐野有佑(経1)・高清水研人(経1)ペア
ー準々決勝を終えて
高清水:今まであまり結果が出せていなかったんですけれど、新進で一気にポイントが取れてシードとかポイントを上げて入っていけるように頑張っていたので素直に嬉しいですね。
佐野:本戦に上がるのも嬉しかったんですけれど、今ここまで残れて率直に嬉しい気持ちでいっぱいですね。
ー今日のプレーで意識していたこと
高清水:いつも通り佐野がストローク、サーブで、僕は前ですごい動くみたいないつもの形で、予選からそれは変わらないんですけれど、そこはやっぱり僕らの味なので。
佐野:僕もやっぱり、やることは明確なのでそこをやり切って、あとは練習通りにいったかなと思います。
ーここまで戦ってきた中で疲れなどは
佐野:ほぼ毎日試合があったので、だんだん疲れは出てきますけれど、昨日1回休めたので少しは取れたかなと思います。
高清水:予選でシングルスを負けてしまったので疲労という面では僕はあまりないですね
ー明日は準決勝です
佐野:反対側でも先輩達が上がってきているので、法政同士の決勝が実現できるようにしっかり明日戦いたいです。
高清水:決勝では何としても法政同士で試合をして、できればこっちが優勝したいので、頑張ります!
蛸井涼華(スポ1)
ー新進を終えて
ベスト16には入れなかったので、やっぱり満足できない部分もあるんですけど、ワイルドカードだったので、とりあえず制限者の人がいるので、まだまだだなと。インカレとか春関、夏関もあるのでそれに向けて(今回の新進で)もっと上がいるということをすごく実感したので、もっと練習をして自分に自信を持ってやりたいと思いました。
ーシングルスの試合を振り返って
今日の試合はやっぱり何をすればいいか分からなかったですね。相手のパターンにずっとやられていて、どうしようもできない状況があったので。その時にどう対処するかというのをもっと早く気づくというのと、やっぱり引かないメンタル、気持ちの部分がすごい大きいなって個人戦は思いましたね。
ーダブルスから連戦でした
疲れはなかったんですけれど、負けてしまったことを引きずってしまって、そのままコートに入ってしまった部分があったので、そこをもっと切り替えて、「シングルスはシングルス。ダブルスはダブルス」とできればもうちょっとできたかなって思いました。
ー自身の課題は
気合いの部分はちゃんとできた方だと思います。今回この3試合やってこれたというのは自分の気合いが通用すると分かったのでそこは、成果でもあり課題でもあるのかなと思います。プレー自体はまだまだです。苦手な相手に対してうまく対処できるようなプレーをもっとできるようにしたいです。
ー将来、どのような選手に
元々すごく声を出す方なので、気持ちで負けないという部分は大事にしていきたいと思います。
ー今後について一言
1年生でインカレも何も出ていないので本戦に入ってインカレに行けるようにすることと、いつでも勝負の前に自分自身がやり切れるかというのが大事だと思うので、まず試合に後悔しないようにやりきるというのを大事にしていきたいと思います。
小松茉莉奈(経2)・蛸井涼華(スポ1)ペア
ー今日の試合を振り返って
小松:昨日の試合が0-6,1-5のデュースで、まずどうやって試合に入ろうかと話していて(笑)。やっぱ攻めようという形で決めて、それが結構形にはまって相手が緊張してくれたので、そこからはどんどん自分達のペースに持っていけて5-5まで行けたのは良かったんですけれど、やっぱり要所要所で自分達も緊張しちゃったりとか思い切りいけない部分があって、そこが敗因だと思います。
蛸井:茉莉奈さんと同じで、最後の最後で強気でいけなかったというのが敗因だったかなと思っているので、やっぱりダブルスって強気で行かないとポーチとかも全然出れないし、引いたら終わりなのでこれからもっとダブルスを強気で行けたらなと思います。
ー連戦の疲れは
小松:私は結構、競ってる試合という感じはなかったので、体調的にはとても万全な状態で臨めたと思います。
蛸井:シングルスの方で競った試合がかなりあったので。でもトレーナーさんとかにケアをしてもらったので疲れは大丈夫でした。
ー中断を挟んで変えたプレーは
蛸井:まずはこの1-5のデュースを取ったら絶対流れがこっちに来ると分かっていたので、出だしを気をつけようと言っていました。
ーペアとしての今後は
小松:組み始めたのが最近?
蛸井:最近。夏関からですね。
小松:最初はどうしても合わない部分が多くて(笑)。でもだんだん組んでるうちにお互いのパターンとか色々話し合ってすごい噛み合っている部分があるなと思うので、また引き続き組めるようであれば一緒にもっと積極的に試合展開を運べるように頑張っていきたいと思います。
蛸井:私もやっぱり最初はパターンとかが分からなくて、うまくいかない所があったんですけれど、茉莉奈さんと一緒でだんだん自分達のパターンが分かってきたのでもっと色々パターンを作って勝てるように、頑張ります。
小松:あと、蛸井の気合いにすごい救われるので。「カモン!ヤー!」があれば頑張っていけると思います(笑)。
蛸井:(笑)。
竹内あやか(社2)・横山祥子(社1)ペア
横山:相手の方が勢いがあって思い切りが足りなかったと思いました。
竹内:(ファーストセットは)やはり自分たちのサービスゲームはキープしなくてはいけないし、ブレイクバック出来ていたので良かったですが、逆にサービスゲームもキープできていたらもっと違ったと思うので、そこは残念です。
竹内:あの時はもうやるしかないという感じだったので、先に相手がダブルスとしての形で仕掛けてきて、先に仕掛けることが出来ず、点差が離れてしまいました。とにかく頑張ろう!という気持ちでいました。
竹内:私も祥子も今年度は全然ダブルスで本戦に上がれなくて。今回久しぶりに勝ち上がることができたんですけど、やればできると言うのが改めて分かりました。今日の試合も勝てない相手では無かったので、ベスト4には十分行けた試合だったと思っています。前よりは良かったと思います。
竹内:私は恐らく本戦からになるので、去年もシードでベスト16に入れたので、今年はそれ以上を目指したいです。
横山:去年はたまたま一つ勝つことができて、インカレの予選も出場できたのですが、今回は本戦で勝ち上がって、インカレも本戦へ出場できるようにしたいです。
竹内:去年はリーグ戦で最初2勝したのに、後半で負けてしまったので今年は出来れば上入れ替えに行きたいです。単複頑張ります。
フォトギャラリー
- 準々決勝も快勝の藤井(左)・柚木ペア
- 3回戦で勝利を収めた楠原
- ベスト4入りを喜ぶ佐野(左)・高清水ペア
- 蛸井は3回戦で惜しくも敗退
- ハイタッチをする小松・蛸井(左)ペア
- 竹内・横山(左)ペアはベスト8で大会を終える
- 楠原は大会5日目で4強入りを達成