【水泳】ジャパンオープン2019(50m) 2日目 柏崎が二日連続のB決勝進出を決める! 奈須田、内藤もB決勝進出を決めるものの決勝進出者は現れず...
ジャパンオープン2019(50m)
2019年5月31日(金)
東京辰巳国際水泳場
銀メダルの興奮から一夜明けた大会二日目、昨日の流れそのままに好成績を残したいHUST。今日は11名の選手がエントリーした。
決勝進出者こそ出なかったものの、女子勢では50㍍平泳ぎで奈須田、200㍍自由形では柏崎が二日連続でB決勝進出を果たし。男子勢では、100㍍背泳ぎで内藤がB決勝に進出した。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50m背泳ぎ | 15位 | 奈須田ゆうか(社2) | 32秒56 | B決勝進出 |
200m自由形 | 9位 | 柏崎清花(営2) | 2分02秒11 | B決勝進出 |
20位 | 柴田夏海(スポ2) | 2分03秒58 | ||
26位 | 長濱瑠花(経4) | 2分04秒08 | ||
100m背泳ぎ | 23位 | 関口真穂(1) | 1分03秒64 | |
30位 | 白井早弥香(4) | 1分03秒93 | ||
800m自由形 | 26位 | 河田華佳(社2) | 8分59秒84 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
200m自由形 | 25位 | 岡本拓巨(経3) | 1分51秒48 | |
39位 | 廣川剛己(経3) | 1分52秒60 | ||
100m背泳ぎ | 16位 | 内藤良太(人4) | 56秒01 | B決勝進出 |
41位 | 木下大輔(経3) | 57秒14 |
B決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子200m自由形 | 1位 | 柏崎清花(営2) | 2分01秒31 | |
女子50m平泳ぎ | 8位 | 奈須田ゆうか(人3) | 33秒24 | |
男子100m背泳ぎ | 7位 | 内藤良太(人4) | 55秒98 |
戦評
宮本一平(人2)の銀メダル獲得の興奮から一夜明けた大会二日目、今日は11名の選手がエントリーした。
女子勢では、50㍍平泳ぎで奈須田ゆうか(社2)が全体16位でB決勝進出を決め、二日目を幸先の良いスタートで飾った。
続く200㍍自由形では、柏崎清花(営2)が二日連続の決勝進出を果たすが、柴田夏海(スポ2)は調子が思うように上がらず、前半からスピードに乗り切ることが出来ずに全体20位のタイムで予選落ちしてしまった。女子主将白井早弥香は100㍍背泳ぎに出場したが、大会直前にインフルエンザに感染してしまい、一週間前から練習に復帰したという絶不調の中での試合となり、思うようにタイムを上げることができず悔しい結果となった。
男子勢では、内藤良太(人4)が100㍍背泳ぎでB決勝に進出を決めたものの、本人の実力からすると不満が残る結果となった。
午後の決勝では、奈須田は予選からタイムを落としてしまい、本人としても納得のいかない結果となってしまう。柏崎はB決勝1位を取るも見据える先は高く、明日の200m個人メドレーでのリベンジを誓った。男子勢唯一のB決勝進出となった内藤は、本命となる200㍍背泳ぎに向け調整を図った。
折り返し地点となる今日二日目、今日の結果は、選手としても課題の残る結果となってしまった。今日の結果を糧に明日以降の結果に期待が高まる。
選手コメント
内藤良太
―今のレースを振り返って
タイム的に全然ダメだったので、悪いところばかり見つかってしまったレースだったと思います。
―スタートで失敗したように見えました
そうですね。スタートは今、改良中なんですけど、ちょっと、びびってしまったというか、思い切り行けなかったと思います。
―具体的にどのような点を改良している
飛距離を伸ばそうと思って、勢いよくスタートするイメージでやっているんですけど、(今回は)びびってしまって、うまくできなかったと思います。
―前半から後半の伸びに関しては
後半バテバテになってしまったので、それも含めて、あと一本あるので、修正していけたら良いと思います。
―決勝に向けて意気込みをお願いします
とりあえず、前半に大きく泳いで、後半粘っていきたいと思います。今自分の出せる最大限の力を出し切りたいと思います。
☆B決勝後インタビュー☆
ー今のレースを振り返って
思い切りいって、(後半)耐えられなかったら、耐えられなかったということでしょうがないと思って、レースに臨みました。
ー予選との違いは
前半を少し攻める感じでいきました。タイムがどうこうではなくて、泳ぎを少し細かくするようにイメージして泳ぎました。
ー次のレースを見据えているということですか
そうですね。自分のタイムは勝負できるタイムではないので、勝負以前に、やるべきことをやって良かったと思います。
ー明後日の200㍍背泳ぎが本命だと思います
そうですね。200㍍の方が本命で、懸けているところはそこなので、しっかり調整して、明後日泳いでいきたいです。
奈須田ゆうか
―今のレースを振り返って
感覚通りで、昨日よりは良かったかなと思います。
―昨日のレースより良かった点というのは
昨日は、泳ぎが固くなってしまって、体重移動がスムーズにできなかったので、後半すごくばててしまったんですけど、今日は体重移動がしっかりできたのかなと思います。
―調子としては昨日より良かった
そうですね。しっかり挙げられたと思います。
―レースプランは
50㍍なので、後半焦らないように、ということと、最後までしっかりかくことを意識しています。
―B決勝に残ることが出来ましたが
ギリギリかなと思っていたので、(残ることができて)良かったです。ベストが32秒台なので、31秒台を狙ってベスト更新を狙っていきます。
―最終日に向けて
200㍍はあまり得意ではないんですけど、最近良い結果が出ているので、良いイメージのまま、泳げるように頑張りたいと思います。
☆B決勝後インタビュー☆
ー今のレースを振り返って
遅すぎて、終わってタイムを見た時にびっくりしてしまいました。
ー予選からタイムが落ちてしまいました
詳しい原因はまだわからないんですけど、テンポが遅かったかなと思います。
ー今日の調子としては
1週間くらい前から調子は良くなくて、今日もちょっと納得のいかないレースになってしまいました。
ー課題として見えたものは
100㍍から体重起動ができていなくて、50㍍でもそのままそれが出てしまったかなと思います。
ー200㍍平泳ぎに向けて
明日は競技がないので、そこで調整して、シーズンベストが出せるようにしたいです。
柏崎清花
ー今のレースを振り返って
今大会までに調子が上がらない部分がありました。あまり自信がなくて、できるだけ自己ベストに近づけたかったんですけど、(自己ベストとの差が)1秒以上開いてしまいました。せめて(2分)00秒台で泳ぎたかったので、残念な気持ちです。
ー予選と比較するとタイムは上がりました
そうですね。予選と比べて午後という要素があったので、少し体が動きやすくはなっていました。
ーB決勝1位という結果について
やっぱり、決勝に残らないと意味がないと思うので、1位だったんですけど、そこについてはあまり考えていない感じです。
ー今日出た課題は
疲れてくると、呼吸の時に体が開きすぎてしまったり、キャッチアップになってしまったりするというところです。もともとキャッチアップ気味の泳ぎ方なんですけど、それがもっと酷くなってしまって、テンポが上がらなくなってしまいました。
ー次に向けて
今回は100㍍自由形と、200㍍個人メドレーがあるんですけど、その2つは久しぶりということもあるので、自己ベストを狙っていきたいと思います。
柴田夏海
―今のレースを振り替えって
まずは2回泳ぐことを目標にしていたので、うまく結果を出すことができなくて、落ちてしまったことはすごく悔しいです。
―調子としては
やっぱり、あまり良くなかったですね。
―具体的には
後半の伸びは良かったと思うんですけど、前半のスピードがついてこなかった部分があったので、そこが悪いとことだったと思います。
―コンディションは悪かったのでしょうか
昨日よりアップの時点で体は動いていると思ったんですけど、それがレースに繋がらなかったのかなと思います。
―レースプランとしては、やはり前半から飛ばしていくつもりだった
隣の選手が速いということはもうわかっていたので、それについていって、後半も耐えていこうと思っていました。でも、最初から離れてしまったので、そこは改善すべき点だと思います。
―次に向けて
今回の大会はもう50㍍自由形しか残っていないので、そこは全力を出し切るしかないんですけど、やっぱりインカレに向けた準備として、それにつながるような試合を増やしていきたいです。
長濱瑠花
―今のレースを振り返って
今日は割と、アップで調子が良くて、タイムが出るかなと思っていたんですけど、後半うまく上がらなかったかなと思います。
―後半伸びなかった要因は
呼吸を大きくしてしまったのが原因で、その意識に惑わされすぎて、うまく気持ちが前に向かなかったのかなと思います。
―レースプランは
後半勝負で考えていました。
―今日の結果について
2分2秒台は出しておきたかったので、2分4秒台では全然遅いと思います。
―次に向けて
明日100㍍自由形があるので、そこではしっかりベストを出していきたいと思います。
白井早弥香
―今のレースを振り返って
つい最近まで、インフルエンザにかかってしまっていて、復帰してから間もないレースだったので、自分の予想していた通り、あまり後半体力がもたずに、失速してしまったレースだったかなと思います。
―復帰したタイミングは具体的に
復帰して、今1週間と少しくらいです。
―やはりコンディションは悪かった
そうですね。言い訳にはしたくはないんですけど、さすがに(このコンディションの悪さは)否めないなと思いますね。
―レースプランは
自分のなかでも後半は落ちると思っていたので、いつもはかなり前半突っ込んでいくレースなんですけど、今回は少しだけ抑えてみました。後半頑張ろうという感じだったんですけど、あまり持たなかったなという感じでした。
―隣では1年生の関口選手が泳ぎました
そうですね。あまり意識はしていなかったんですけど、コンマ何秒の差で負けてしまって少し悔しいかなという感じはします。来週の法明立という試合があるので、そこでまた一緒に頑張れたらいいなと思います。
―主将として意識することは
やはり、自分が最高学年として、威厳を持たなければいけない中で、結果というのも重要になってくると思います。新しいシーズンが始まってから、自分の中で責任感や自覚が変わってきていると思っています。
―次に向けて
来週の日曜日には法明立という試合があって、女子も男子もレギュラー選考というのがかかっているので、全体で良い雰囲気で、みんなが良い結果で終われるという形になれるように、残り1週間ちょっとしかないんですけど、良い雰囲気でもっていけたら良いと思います。
河田華佳
―今のレースを振り返って
とてもきつかったです。
―具体的にどのあたりが苦しかった
ラスト200㍍あたりが一番きつかったですね。
―今日の調子は
悪くはないんですけど、想像と、自分の持っている感覚というのが全然違うなという感じでした。
―理想としてはどのような展開を望んていた
前半はそんなに頑張らないで、楽にいって、後半少しずつ上げていこうと思っていたんですけど、ラスト200㍍で落ちたなという感じです。
―今後の課題は
とにかく、ベース作りから、一からしっかりやらないとけないと思います。
―次に向けて
1500㍍は、とりあえず自分のベストを出せれば良いかなと思います。
岡本拓巨
―今のレースを振り返って
昨日の100㍍は自己ベストプラス0.1秒くらいだったんですけど、レース内容としては今までで一番良かったです。それを今日につなげられるかなと思ったんですけど、今日は前半から少し、いつもより出遅れて、そこから持ち味である後半の伸びが全然出なかったと思います。
―昨日の良かった点というのは
いつもより前半のスピードが出せるようになったというのと、いつもより楽に、早く入れたというところで手ごたえがあったので良かったと思います。
―今日の調子は
アップの感じはめちゃめちゃ良かったんですけど、その、良かった割には出し切れなかったというのを感じました。感覚は良かった中で、最大限のパフォーマンスができなかったと思います。
―出し切れなかった要因は
昨日からの気持ちの切り替えという部分と、やっぱり、レース前に不安要素が少しあったという中で、それを取り切れなかったという部分がまだまだ課題かなと思います。
―不安要素というのは
細かい部分なんですけど、スタートからの最初の50㍍とか、ターン後の動作とか、あとは泳ぎの中で、きつい時にどれだけ泳げで良いタイムを取れるのかという部分です。そういうところが積み重なって今日はタイムが出なかったかなと思います。
―次に向けて
来週に対抗戦があるので、そこでは法政のために頑張って、インカレではしっかり決勝に残って、今日、不安要素があった部分を自信に変えて、頑張っていきたいと思います。
廣川剛己
―今のレースを振り返って
そこまで調子が悪いわけではなかったので、もう少し良いタイムが出ると思ったんですけど、自己ベストにも届かず残念な気持ちです。
―コンディションとしては
今大会は自分の思うようなレースができる場だと思っていたので、しっかりとタイムを出したかったんですけど、狙ったときにタイムを出せなくて、すごく残念です。
―レースプランは
スプリントがしっかり出ているので、前半から攻めていくようなレースをして、後半耐える練習はしてきました。そのプランで頑張ったんですけど、あまり全体的に良いタイムで終われなかったことが残念です。
―良かった面としては
全体の組としてのタイムはそんなに速くなかったんですけど、しっかり組では上位につけるレースができたのでそこは良かったのかなと思います。
―個人としては今大会はこれで終了となりますが、ジャパンオープン全体を振り返って
ジャパンオープンは初めて出場したのが大学1年生の時で、それからずっと4年間、出場し続けることができたので、非常に良い経験もして、非常に悔しい思いもたくさんしたのがジャパンオープンだったと思います。
―次に向けて
次の大会は法明立があるので、今日よりも良いタイムを出して、インカレにつなげていきたいと思います。
木下大輔
―今のレースを振り返って
いつものレースに比べると前半に積極的に行けて、前半はベストラップだと思うんですけど、やっぱり、後半すごくばててしまって、本来の持ち味の後半の伸びができなかったと思います。
―今日のコンディションは
朝から水の感覚も良くて、調子は良かったんですけど、うまくレースで泳げなかったことが残念です。
―今日のレースで見つかった課題は
この前の200㍍でも後半にすごくばててしまって、同じような結果になってしまったので、後半しっかり耐えられるようにしていきたいです。
―今後の目標としては
インカレまでには後半しっかり耐えて、レース全体を見ても良いレースだったといえる泳ぎをしたいです。
―次に向けて
インカレでは絶対に点数を取らなければいけないと思うので、自己ベストは最低目標として、インカレで結果を出せるように頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 最終日に200㍍背泳ぎに期待が高まる(内藤)
- 明日の自己ベスト更新を誓った柏崎
- 納得のいかないレースとなってしまった
- 後半が伸び悩んだ長濱
- 悔しい結果となった柴田
- 力泳を見せた(廣川)
- 厳しんコンディションの中泳ぎ切った(白井)
- 本来の持ち味が出し切れなかった木下