【企画】新人特集 法大を背負う未来のスター候補を発掘せよ!俺たちが選ぶイチ押しNO.1ルーキー 〜フェンシング部編〜
新人特集~フェンシング部編~
2019年8月21日(水)
昨年に続き、今年も新時代を担う1年生ルーキーたちをスポホウ記者がご紹介。法大に入学してきた1年生ルーキーのこれからの活躍を見逃すな!今回はフェンシング部の中村太郎選手を取り上げる。
新人特集:中村太郎
『常勝集団』を継ぐ男
5月に行われる関東学生リーグ戦(リーグ戦)は、例年日本代表クラスの選手たちが海外遠征の都合で参加ができなくなる。男子フルーレでは敷根崇裕(法4)や鈴村健太(法3)らが大会初日に不在。そのような状況下で、活躍を見せたのがルーキー中村太郎(法1)だ。
大分県立大分豊府高出身。3年次に出場した平成30年度全国高校総合大会では個人戦で優勝。しかし、団体戦で大分豊府高は初戦敗退となり個人、団体の二冠獲得はならなかった。選手個々人の実力が結集される団体戦。団体戦とはいうものの、3人の選手が交代しながら戦うルール上、一人ひとりの能力が勝敗に大きく左右する。そして今年5月に行われたリーグ戦において中村は、大会初日に海外遠征中の選手らの代わりとして最後まわりを任される。初日は慶大、中大に2連敗と苦しい船出となったことについて「敷根先輩や鈴村先輩が不在でエースを任された中で、逆転をしきれなかったという悔いはあった」と語る一方で「自分のスコアとしては相手選手に勝っていたので、その点は自信になった」と収穫もあった。続く大会2日目は敷根、鈴村らが帰国後にチームへ合流。中村もフル稼働し、前日の連敗から一転して3連勝で大会を終えた。チーム自体の結果は3位と振るわなかったものの、中村自身は初めてのリーグ戦で主力選手として躍動した。
男子フルーレ団体は全日本選手権団体戦3連覇など、国内でも圧倒的な強さを示してきた。辿ってきた軌跡と共に、『常勝』しなければならないという重圧が選手たちに大きくのしかかっていることも事実だ。それでも1年生ながら堂々と戦い抜いた中村は、今後もさらなる活躍が期待される。「リーグ戦は自分では頑張れたと思うので、これからも継続、発展して頑張りたい」と語ったルーキー中村の視界は良好だ。
(記事:梅原早紀)