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【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男子エペ・女子サーブル 個人戦は沢村・稲野邉がベスト8進出!女子サーブル団体は準優勝とインカレに向けて確かな手応えを得て関カレが終幕

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【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男子エペ・女子サーブル 個人戦は沢村・稲野邉がベスト8進出!女子サーブル団体は準優勝とインカレに向けて確かな手応えを得て関カレが終幕

関東学生フェンシング選手権大会
2019年10月23日(水)、24日(木)
駒沢オリンピック公園体育館

5日間に渡って開催される関東学生選手権。男子エペと女子サーブルの試合が行われた。男子エペ個人戦は村山健太郎(デ工4)と沢村拓哉(営3)らが同校対決となり、一本勝負を制した沢村が準々決勝へ進出。ベスト8入りを果たした。一方女子も2回戦で2試合が同校対決となり、トーナメントの山に恵まれなかった。最高位は稲野邉南(国文2)のベスト8となった。一方団体戦では女子サーブルが準優勝。決勝でも中大相手に接戦を繰り広げたものの、一本勝負をものにすることができなかった。それでもインカレへ向けて収穫のある大会となった。

 
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堂々の準優勝を果たした女子サーブル団体

試合結果

男子エペ個人

選手名 順位
 沢村拓哉(営3)  7位
村山健太郎(デ工4) 9位
 川北信海(文4) 11位
安齋一豪(法1) 25位
 

女子サーブル個人

選手名 順位
稲野邉南(国文2) 6位 
 月野敬子(国文1) 13位
 和田佳奈(文3) 22位
吉田真花(法2) 28位
服部妃冬未(法4)  31位

男子エペ団体

出場選手   試合詳細 順位
川北信海 沢村拓哉 安齋一豪 浅海正哉(文1)  準々決勝〇國学院大45-37 準決勝●中大28-45 6位

 

女子サーブル団体

出場選手 試合詳細  順位
髙嶋理紗 和田佳奈 月野敬子 吉田真花  準々決勝○早大45-37 準決勝○東女体大45-40 決勝●中大44-45 準優勝

男子エペ個人戦評 

 大会5日目に行われた男子エペ個人戦。予選プールを勝ち抜き、本戦トーナメントには川北信海(文4)、村山健太郎(デ工4)、沢村拓哉(営3)、安齋一豪(法1)らが出場した。

 シード選手を含め、全員が2回戦に進出。川北、村山、沢村の3選手が4回戦まで駒を進めた。
 川北は4回戦で栗栖怜央(中大)と対戦。1-4とリードを許すも、3ポイント連取で同点に追いつく。しかし、その後は僅差で試合が進み、川北が攻めるも同時突きで点差を詰めることができなかった。11-15で敗戦し、ベスト8進出はならなかった。

 一方、村山、沢村は4回戦で同校対決となった。積極的な攻撃を仕掛ける村山に対し、沢村は落ち着いた剣さばきで守りに徹した。2セット目終了時まで11-10で村山がリードし、その後も3ポイント差をつけマッチポイントを握った。しかし、要所で沢村が攻めた。劣勢をはねのけ最後は一本勝負に。早い段階から距離をつめ接近戦に持ち込みポイントをもぎ取った沢村が、村山を下し準々決勝進出を決めた。準々決勝に進出した沢村は、序盤からポイントを先行。しかし、3セット目開始から徐々に点差を開かれると、9-15で敗戦。法大最高位は沢村のベスト8となった。(梅原早紀)

女子サーブル個人戦評

 大会5日目の女子サーブル個人戦には服部妃冬未(法4)、和田佳奈(文3)、吉田真花(法2)、稲野邉南(国文2)、月野敬子(国文1)らが出場。シード選手を含む全選手が2回戦に駒を進めた。

 しかし、法大は吉田対稲野邉、和田対月野が2回戦で同校対決に。稲野邉が吉田を15-11で下し3回戦へ。和田対月野は月野が一本勝負を制し3回戦進出を決めた。ベスト8進出をかけて挑んだ3回戦では、月野は木村結(早大)に12-15と僅差で敗戦。一方稲野邉は、高橋七美(日体大)に15-11で勝利し準々決勝へ駒を進めた。

 稲野邉は、準々決勝で月野を下した木村と対戦。8-3と相手のペースで試合が進み思うような攻めができない。しかし14-7とマッチポイントを握られ窮地に立たされるとそこから3ポイントを連取。勢いに乗ったように見えたが、木村の1得点で試合が終了。15-9で敗戦しベスト4で大会を終えた。(梅原)

男子エペ団体戦評

 2回戦からの登場となった法大。初戦では國學院大との対戦となった。エース村山を欠く苦しい状況ではあったが、沢村、川北の上級生がしっかりと力を見せてポイントを稼ぐ。さらに、途中から入った安齋も積極的なプレーを見せてリードを広げてゆくと、最後回りの川北に37-27と10ポイントをリードしてバトンを渡す。その後相手に反撃を許しはしたものの、川北がしっかりと試合を締めて45-37で勝利。準々決勝進出を決めた。

 続いて中大を相手に迎えての準々決勝。1回り目こそ互角の戦いをみせたものの、2回り目から徐々に点差を広げられてしまう。安齋に代わって試合途中から出場した浅海も流れを変えることはできず、28-45で試合終了。惨敗を喫し、ベスト8で大会を終えた。(片山和貴)

女子サーブル団体戦評

 第3シードとして準々決勝からの登場となった法大。前日の個人戦でベスト8入りした稲野邉を欠いたものの、個人戦には出場しなかった髙嶋理紗(国文3)が団体戦では出場。早大を相手に迎えての初戦では、ビハインドで迎えた中盤、髙嶋が圧巻のプレーを見せて逆転に成功。試合の流れを変えると、和田、月野もこの流れに乗って得点を重ね、45-36で初戦をものにした。
 続く東女体大との準決勝では、リードされて迎えた2回り目の最後に、髙嶋が点差を広げられてしまうまさかの事態に。しかし、直後の和田が9ポイントを奪う活躍を見せ、瞬く間に1点差に詰め寄ると、続く月野が逆転に成功。さらに、最後回りの髙嶋も今度はリードをしっかりと広げて45-40で勝利。エース髙嶋の不調を全員でカバーする見事な逆転勝利で決勝の舞台へ上がる。
 決勝では、この種目2連覇中の中大と対戦。先頭を務めた月野が1-5といきなりリードを広げられてしまうも、続く髙嶋が怒涛の9連続ポイントで一気に逆転。その後は和田、月野も相手の主力選手に食らいつき、リードをしっかりと守って試合が進む。40-37で最後回りの髙嶋にバトンが渡ると、髙嶋もジャパンの絶対的エースである江村美咲(中大)を相手に一歩も引かない互角以上の戦いを見せる。44-41と3点のリードを保って髙嶋が先にチャンピオンシップポイントを握るも、ここから江村の反撃が始まる。髙嶋の渾身の攻撃をかわしてのカウンターから3連続でポイントを奪われ、スコアは44-44に。勝負を決する運命の一本勝負でも、一度手放した流れは簡単には取り戻せず、ポイントを奪われて敗戦。4年ぶりの優勝こそ逃したものの、主力の稲野邉を欠く苦しい状況ながら堂々の準優勝を手にした。(片山)

選手コメント

沢村拓哉(営2・男子エペ)

―個人団体共にベスト8となりました。今大会を振り返って
個人的には、今回はロジカル、それがテーマだったんですけど、根拠をもってプレーに臨むというか、相手との駆け引きの中でも、理屈というかロジックをテーマにしたんですけど、得点するにあたっても、仕組みを踏まえて体を動かすというのがテーマでした。個人戦は、それが上手くできたような気がして嬉しかったです。団体戦は、アクシデントもあったんですけど、それは僕のプレーの内容に影響しているかというと、なかったですし、団体としての結果はそんなに良くなかったですし、チームのクオリティも結果的には個々が集まっての団体なので、下がっちゃったのは残念です。初戦はけっこう技術力の差があったので勝てたと思うんですけど、中大戦は勝つためにもうひとひねり必要だったと思うんですよね。あれじゃ勝てないという感じですね。

―個人戦では4回戦で村山さんとの対戦となりました。先にマッチポイントを握られる展開での心情は
今回は本当に感情の対極の論理を重視してやっていたので、その部分をちゃんと自分で踏まえてなるべく理論とか理屈で自分を動かすというか、そうしたら感情とかは排除できるのかなと、プレーにはあんまり必要じゃないなと思っていて、そこを一番意識したんですよね。なので一回も得点して声を出したりとかもしてないですし、なるべく冷静に相手の動きなどを分析して、得点に結びつける、自分がどう動けばいいかっていうのを裏付けを伴って毎回した結果が勝利なので、うれしいですよね。

―理論的なアプローチのきっかけは
正直リーグ戦のあたりとかは全くそういうの考えていなくて、その後、毎試合毎試合ずっといろんなことを踏まえて徐々に完成してきたので、今回はいい方向に出ましたけど、過去を踏まえての発想なので、まだまだこれからですね。やっぱり頭を使うことなので、ずっと避けていたものなんですよね。そういうより細かいところまで考えるというのは。けど、そこを考えるようになったのは、リーグ終わってからの練習の中で生まれてきましたね。

―来月にはインカレも待っています
今大会団体戦で負けて、いろんな理由ってつけられると思うんですけど、エースがいなかったとか、けど、やっぱりプレーした自分たちと自分たちのプレーがすべてなんですよね。なので今回のプレーを分析して、今後につなげることが、今後のインカレとかでの自分のポイントになると思いますし、それがチームを助けると思うので、冷静に臨んでいきたいです。

―今後へ向けて
見ている人が夢中になれるような、スポーツの本質ってそこだと思うので、勝ち負けもあるんですけど、見てる人が第一で考えないと自分たちがやってる意味がないような気がするので、インカレは雰囲気も関カレの3倍くらいあるので、その中の雰囲気をより盛り上げるようなプレーをして感動を与えることができたらうれしいです。

月野敬子(国文1・女子サーブル)

―今大会を振り返って
個人戦はあまり自分の動きができなくて、結構緊張とかで焦りが出てしまって、納得のいく結果ではなかったんですけど、団体戦は、強い先輩たちもいて心強くて、1試合目は緊張とかで動きもよくなかったんですけど、2試合目3試合目と続くうちに自分の力が発揮できた試合だったと思います。

―チームの中での役割は
自分が勝って(髙嶋)理紗先輩に回すっていうのが、自分の役割だと思っていたので、それが出来たのはよかったと思います。

―決勝でもリードして最後回りにつなぎました
相手の雨田(由香)さんとはお互いにジュニアのランキングで1位2位なので、日頃からあたっている選手だったのでお互いの弱点とかはわかっていたんですけど、その中でも私がもうちょっと差を広げられたのかなとも思いますし、それが実力なのかなとも思うので、また練習頑張ります。

―今後の大会に向けて
インカレは理紗先輩が遠征でいないので、いない中でのメンバーになるんですけど、ベストを尽くして、みんなでコツコツ点数を取って、優勝を目指したいと思います。

フォトギャラリー

  • hyosyo R堂々の準優勝を果たした女子サーブル団体
  • takashima Rエースとしてチームを引っ張った髙嶋
  • tsukino2 R1年生ながら主力として活躍を見せた月野
  • wada2 R和田は団体決勝進出の立役者だ
  • inanobe R女子サーブル個人戦ベスト8の稲野邉
  • sawamura3 R男子エペ個人戦で法大から唯一ベスト8入りを果たした沢村
  • kawakita R団体戦では最後回りを務めるなどチームを引っ張った川北
  • anzai R果敢な攻撃でチームに勢いをもたらした安齋

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