【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男女フルーレ 男子フルーレが歓喜の優勝!三冠奪取へ再発進!
関東学生フェンシング選手権大会
2019年10月15日(火)、16日(水)
駒沢オリンピック公園体育館
5日間に渡って開催される関東学生選手権。初日、2日目では男女フルーレの個人戦と団体戦が行われた。まず行われた個人戦では、男子フルーレの敷根崇裕(法4)が4回戦へ駒を進めたものの、惜敗を喫し9位に。男女フルーレを通じてベスト8入りがいない悔しい結果となった。続いて行われた団体戦では、男女ともに準決勝からの登場も、女子フルーレは無念の初戦敗退。一方の男子は初戦で専大を破ると、勢いに乗り慶大、中大も撃破。見事に優勝を飾った。
試合結果
男子フルーレ個人
選手名 | 順位 |
---|---|
敷根崇裕(法4) | 9位 |
岩田圭介(法2) | 17位 |
北村透海(社2) | 49位 |
中村太郎(法1) | 20位 |
村上拳(文1) | 40位 |
女子フルーレ個人
選手名 | 順位 |
---|---|
梅津春香(国文4) | 17位 |
高田真帆(法3) | 20位 |
山口萌々(文2) | 34位 |
武藤未澪(文1) | 28位 |
男子フルーレ団体
出場選手 | 試合詳細 | 順位 |
---|---|---|
敷根崇裕 鈴村健太 岩田圭介 中村太郎 村上拳 | 準々決勝〇40-26専大 準決勝〇45-38慶大 決勝〇45-39中大 | 優勝 |
女子フルーレ団体
出場選手 | 試合詳細 | 順位 |
---|---|---|
梅津春香 高田真帆 山口萌々 武藤未澪 | 準々決勝●30-45専大 | ベスト8 |
男子フルーレ個人戦評
1回戦には北村透海(社2)が出場。危なげない勝ち上がりを見せ勝利した。2回戦へ駒を進めた。
2回戦からは敷根崇裕(法4)、岩田圭介(法2)、中村太郎(法1)、村上拳(文1)も登場。村上は慶大の長谷山に対し、中盤の10-10までシーソーゲームを展開するものの、最後の攻防に競り勝つことができず、悔しい敗戦となった。北村は慶大エース藤倉類と対戦。序盤こそ、リードするも格上相手に最後は粘り負け。13-15と惜敗した。エースである敷根を始め岩田と中村は難なく2回戦を突破した。
3回戦では、中村が中盤まではきっ抗した展開の中、相手に12点目を入れられると相手が波に乗り追いつくことができず初めての関カレはベスト32という結果に終わった。
岩田は主導権を握り試合を優位に進めていたが、中盤以降点差を詰められ連続失点を許す。13-15で敗戦した。敷根は、終始相手を突き放し8失点に抑え勝利を上げ4回戦へ。
4回戦では北村を倒した藤倉と対戦する。互いに手の内をわかり合った相手に対し、シーソーゲームの展開で11-11となる、がそこから相手の勢いが増し敗戦を喫した。(京岡沙寿乃)
女子フルーレ個人戦評
大会初日に行われた女子フルーレ個人には梅津春香(国文4)、高田真帆(法3)、山口萌々(文2)、武藤未澪(文1)が予選プールを経て本戦トーナメントに出場。1回戦は個々の力が存分に発揮されるも、その後2回戦で苦戦を強いられ3回戦進出者はなし。団体戦に向けて苦しい門出となった。
1回戦ではシード権を獲得した梅津を除いた全選手が登場。山口は序盤からリードするも、中盤に失点が目立ち13-15で敗戦と悔いが残った。武藤は2回戦に駒を進めるも東莉央(日体大)に終始試合の流れを掌握され敗戦。高田は時間を使い、慎重に攻め込むも失点が目立ち9-15で勝利はならなかった。2回戦から出場した梅津も中盤から点差を大きく引き離され6-15で敗戦。女子フルーレ陣にとって、今年度関カレ個人戦は苦しい展開となった。(梅原早紀)
男子フルーレ団体戦評
準々決勝には、敷根崇裕(法4)、鈴村健太(法3)、岩田圭介(法2)、中村太郎(法1)が出場した。準々決勝の相手は専大。最後回りのオーダーを岩田として挑んだ。2回り目まで危なげない試合運びを見せた。3回り目の中村が6点の失点があったが次の鈴村が0点で相手を抑え勝利へ繋いだ。岩田も時間を多く使い準決勝進出へ駒を進めた。
準決勝では、慶大と対戦。前の試合に出場した鈴村を控えに置き、敷根をオーダーに入れた。一回り目の終了時点を10点ビハインドで迎える。中村に代わり鈴村を投入すると流れが変わり始める。まずは敷根が6点まで差を詰めると、続く鈴村は11-3で30-28と逆転に成功した。勢いそのままに、岩田もリードを保ち試合は45-38で勝利した。
決勝戦は中大と対戦。オーダーは敷根、鈴村、中村と控えに岩田で挑んだ。1回り目の中村が12-15とリードを許すも続く鈴村が20ー19とし、点差を離す。そこからは追随を許さず45-41で優勝を飾った。(京岡)
女子フルーレ団体戦評
団体戦には梅津春香(国文4)、髙田真帆(法3)、山口萌々(文)、武藤美澪(文1)が出場した。
相手は今大会個人戦で優勝した森千絢を擁する日大だ。1番手の髙田はエース森相手に5点を先取し、2番手の梅津へ。梅津も失点を1に抑える。しかし、武藤が7点の失点を許し日大が勢いに乗る。日大が徐々に食らいつき、梅津が6点リードを許してしまう。再度追いつくことはできず、無念のベスト8敗退となった。(京岡)
選手コメント
中村太郎(法1・男子フルーレ)
―大会を振り返って
個人戦は不甲斐ない結果に終わってしまったので、団体戦では敷根先輩、鈴村先輩に迷惑をかけないプレーが出来ればと思ったのですが、準決勝であまり個人戦の結果を引きずっていいプレーが出来ませんでした。決勝では僕自身、メンバーに選ばれるとは思っていなかったのですが、スタメンだよと言っていただいた時に、なるべく自分の最大限の力が出せるように頑張ろうと思いました。
―団体戦は入学以来初タイトルとなったが
リーグ戦でも本当は優勝できる位置にいたと思うのですが、初日に敷根先輩、鈴村先輩がいない中で初日に僕たちが負けてしまいました。今回その2人の先輩方がいる状態で、優勝をすることができたので、ひとまずほっとしています。
―個人戦の目標は
ベスト8には入りたいなと思っていましたが、ベスト32で終わってしまったので、不甲斐ない結果になってしまいました。
―大会前のコンディションとしては
もともと大会前に体調を崩してしまっていて、あまり十分な練習量が確保できない状況でした。台風の影響で練習場が閉鎖されてしまうなど、少し不安が残る中で大会入りしました。その中で、自分ができることをしようと思いました。
―今大会の収穫は
試合の中で、しっかり自分の思ったところに攻めるということは出来たのかなと思います。
―9月の全日本選手権個人を振り返って
全日本選手権も、あの時ちょうどけがをしてしまって、不甲斐ない結果に終わってしまいました。目標としては去年より良い成績を残すということを掲げていたのですが、それもかなわなかったのでまた来年リベンジしたいと思います。
―インカレに向けて意気込みをお願いします
インカレでは関カレみたいにならないようにしっかりと準備を行って、自分のベストを尽くしてベスト8に入れるように頑張りたいです。団体はもちろん優勝を狙いたいと思います。
フォトギャラリー
- 4回戦敗退となった敷根
- 3回戦敗退となった岩田
- 1年生の中村も3回戦へ進出
- 2回戦敗退となった高田
- 1年生武藤は2回戦進出も悔しい敗戦
- 表彰式前後の選手たち