2020年3月18日(水)
法政大学野球部グラウンド
法大野球部には今年もさまざまな選手が全国津々浦々から入学した。今回はその選手の中から塙雄裕(法1)、内海貴斗(人1)、福岡大真(法1)をピックアップ。次代を担うスター候補たちの意気込みをぜひご覧あれ!
選手インタビュー
塙雄裕 投手
一入寮して高校時代の環境との違いは
室内練習場や人工芝のグラウンドといった恵まれた環境で練習ができるので、自主練習の時に自分で考えてやりたいことができるというのがすごく良いことだなと思います。
一法大に入った理由は
鈴木昭汰(キャ4)さんであったり中村迅(営4)さん、宇草(孔基、令元年度卒=現広島東洋)さんという常総学院の中でもプロに近かったり、プロになっている選手が法政大学に進んでいるのでそういうレベルの高いところで自分も一緒に野球ができればなと思って入りました。
一練習面で高校時代との違いは
人数が高校よりも多いので時間がグループで分かれていたりして、ダラダラする時間が少なくてテキパキと全員で行動できるのが練習面ではちゃんと考えられてるなと思います。
一先輩とのコミュニケーションは
寮の中で先輩と部屋が一緒だったりして自分は鈴木昭汰さんと同じ部屋なんですけど、結構先輩もみんな優しく話しかけてくれたりするので、上下関係というのは厳しくなくやらせてもらっています。
一同期での雰囲気は
有名な選手が結構いて元々名前を知ってたり、仲が良かったりする人がいて部屋に行って話したり出かけたりしていて、雰囲気は仲良くやっています。
一高校時代の印象的なことは
高校2年生の時の夏の大会の決勝戦で自分が先発で投げて、点を取られてしまい負けてしまったというのが1番印象的でした。
一高校2年生の秋には肩のけがもされていますが
今はそんなに痛みもなくて徐々にブルペンに入りたいなと思っています。
一肩のケアで気をつけていることは
毎晩、風呂上がりにストレッチをしたり、朝にもストレッチをすることもあります。高校まではトレーニングがメインだったんですけど、今はストレッチだったり可動域を広げたりというのをメインにやっています。
一常総学院の同じ代にはプロに進んだ菊田(拡和、巨人)選手がいますが
やっぱり同じ歳で同じチームからプロに行ったというのはプロを目指す自分にも良い刺激にもなりますし、結果を残したりというのを聞くと自分も負けてられないなと思うのですごく刺激を受けています。
一法大の中で目標の選手は
鈴木昭汰さんですね。ピッチングだけじゃなくて立ち振る舞いだったりフィールディングだったり、細かなところもきちんとできているので自分も見習ってやっていきたいと思っています。
一実際に質問したりは
分からないことなどを聞くと優しくなんでも答えてくれるので、これからもピッチング面とかでわからないことがあったらどんどん質問していって吸収していければなと思います。
一今年の個人的な目標は
けがが高校時代は多かったのでけがのないように1年間過ごして、試合にも出て結果を残していければなと思っています。
一3年後の目標は
今の中村迅さんや鈴木昭汰さんのように、最終学年になったら自分がチームを引っ張っていって常総学院はすごいなという風に見てもらえるようにしたいなと思っています。
一アピールポイントは
ピンチになった時に強気にインコースを攻めたりというところを磨いてきたので、もっと磨いていってピンチの時ほど強気のピッチングというのを目指していきたいです。
一これから始まる大学野球への意気込みをお願いします
大学野球は高校野球と違って身体が大きい人や才能のある人が多くいると思うんですけど、しっかり1年生の今のうちからコツコツと自分ができることをやっていって、4年後にプロに行けるように結果を残していきたいと思っています。
(取材:吉本侑樹)
塙雄裕(はなわ・ゆうすけ)
法学部1年 2002年3月19日生まれ
茨城県出身・常総学院高校
180cm73kg 右投右打
『細身ながらも、オーバーハンドから角度のある140㌔台の伸びのいい直球と変化球を駆使する本格派右腕。高校時代はけがに苦しんだが大学では大輪の花を咲かせる。』
内海貴斗 内野手
ー高校3年間を振り返って
本当に一瞬で終わってしまったなというのが率直な感想です。
ーご自身のアピールポイントは
自分のアピールポイントは、バッティングだと思っているので、大学でもバッティングをアピールしていけたらいいなと思っています。
ー法大を選んだ理由は
小学生の頃から村田(雄大、人4)さんに憧れていて、追いかけてやってきたというのもありますし、高校3年間を通して、六大学で野球を学びたいと思ったので法政大学を選びました。
ー東京六大学の印象は
伝統のある大学のリーグですし、高校の3年間が終わって、一流の選手が集まる場所だと思っているので、とても高いレベルの野球ができる場所かなと思っています。
ー横浜高の先輩である村田選手には入部の際に、どのように声をかけられましたか
いつも食事に行ったり、野球のお話はさせていただいていて、自分のアピールポイントであるバッティングをアピールしていけば良い結果につながると言ってくださったので、自分の持ち味を活かして頑張っていきたいなと思います。
ー高校時代に1番印象に残った試合は
負けた試合なんですけど、2年の夏に甲子園で、金足農高に負けた試合が1番印象に残っているかなと思います。
ーその試合では吉田輝星(現日本ハム)選手と対戦されましたが、吉田選手の球は速かったですか
そうですね。やっぱりキレというものは感じたので、プロになる選手だなと思いました。
ー昨年の夏頃にはバットを一度高く上げるルーティンをされてましたが、どのような意識を持ってされていましたか
自分自身すごく力が入るのがダメなところで、力むというところがありました。1回落ち着くという意味も込めて、スッと入れるようにそこから下ろしていけば、力を抜けて打てるというのが始まりで、そこからずっと続けるようにはしてます。
ー参考にしている打者は
バッティングは人それぞれだと思っているので、参考までとはいかないですけど、それぞれのプロ野球選手のバッティングに間とかを見ています。良いバッターが多いと思うのでそういうプロ野球選手の動画とかはよく見ますね。
ー高校野球引退後に取り組んでいたことは
キレもスピードも格段に上がると思うので、そういう速いボールとかを打てるように、引退してからも常に練習してました。大学でもしっかり結果を残せるようにということを意識して、しっかりやっていました。
ー高校3年生の時は主将を務められましたが、どのようなことに注意してましたか
一人ひとり個性も違いますし、思っていることも違うと思うので、そういう子たちを自分たちが目指していた日本一を目指すというチームの方向に向けるっていうのは、1番難しかったです。そういうことを意識しながら、一人ひとりの性格を理解しながらやっていました。
ー高校時代は練習でも積極的に声を出して場を盛り上げていた
声が1番人に説得力というか、納得してもらえる武器だと思っていました。自分はキャプテンをやっていたので、声を上げたり、頑張るからこそやっぱり後輩とか、周りの子たちが認めてくれると思うので、必死にやることが1番かなと思います。
ー高校時代は主に一塁、二塁を守られてましたが、大学での守備位置は
サードで今はやらしていただこうかなと思っています。
ー高校時代に三塁の経験は
練習ではやっていたんですけど、試合ではそんなにやっていなかったので、難しいなという風には思っています。
ー例えば三塁で難しい点は
ファーストもそうなんですけど、バッターとの距離が近いので(打球が)速いというか、とっさの判断能力やハンドリングが求められると思います。また、(三塁は)そこから長い距離に投げるのも難しいですし、今までとは違うポジションですけど頑張って行こうかなと思います。
ー三塁の守備でコーチや先輩に助言をもらったりなどは
聞いてはいないですけど、中村キャプテンがサードを守っている時はとても参考になります。あの落ち着きようとかは自分にはまだ無いので、参考にはしていきたいなとは思っています。
ー寮で同部屋の選手は
村田さんです。小学生の頃から仲良くさせていただいているので、気を使ってはいますけれど、周りの選手よりは楽かなとは思っています。
ー同期の新入生で仲の良い選手は
基本的にみんなと仲良くするタイプなので、仲良くみんなと過ごしています。時には厳しく、みんなと高めあっていければいいなと思っています。
ー趣味は
ボウリングとか結構好きです。まずは野球に集中して頑張っていきたいなとは思っていますけど、いつかは同期の選手たちといける時間があればいいなとは思っています。
ー好きな食べ物は
お寿司とか好きですね。
ー好きな球団は
あまりこだわりとかはないですけど、見てて面白いなと思うのは、ソフトバンクとか阪神とかは意外と面白いかなと思います。
ー例えばソフトバンクだと同じ左打ちの柳田悠岐選手などが在籍していますが
自分は左打ちなんですけど、内川(聖一、ソフトバンク)選手の対応する能力とか、そういうところを見てますね。最後までボールを見ているところとか、マニアックなところを自分は見ているので(笑)。そういう打つ、投げる以外にもそういったところが面白いなと思って見ています。
ー尊敬している人は
村田さんを小学生の頃から憧れてきているので、それは今でも変わらないです。村田さんに追いついて追い越せるようにこの4年間頑張っていきたいなと思っています。
ー今年の目標は
まだ入りたてで何も分からない状態なので、多くの先輩方から色々なことを吸収しながら、早く一軍で出られるように、チームの勝利に貢献できるように、今よりレベルアップして頑張っていきたいなと思っています。
ー同じ横浜高校出身の村田選手とスターティングメンバーに名を連ねる内海選手を見たいというファンの方もいらっしゃると思います
最後に村田さんと打順を組めたらいいなとは思っていますけど、今はそれよりも基礎を固めて土台をしっかり作っていけたらいいなと思っています。
ーファンの方に一言よろしくお願いします
まだ何も分からないですけど、早くこの大学、伝統のあるリーグに慣れて一刻も早く試合に出て、応援してくださるファンの方に褒めていただけるようなバッティングだったり、プレイをしていきたいなと思っているので、4年間応援のほどよろしくお願いします。
(取材:五嶋健)
内海貴斗(うつみ・たかと)
人間環境学部1年 2002年1月18日
神奈川県出身・横浜高校(甲子園:’17夏、’18夏、’19春)
182cm・77kg 右投左打
『名門・横浜高で1年次から試合に出場。3年次には主将を務め、通算3度の甲子園を経験。次世代の左の大砲として期待がかかる。』
福岡大真 外野手
ー簡単に自己紹介をお願いします
福岡の筑陽学園から来ました、福岡大真です。ポジションはライトをやってます。よろしくお願いします。
ー出身は
高校は福岡なんですけれど、佐賀の家から通ってました。
ー入寮した日は
3月4日です。最初はちょっと緊張しましたが、優しい先輩ばかりでだいぶ慣れてきました。
ーなぜ法大を選んだのか
六大学野球の高いレベルの中でやってみたいと思ったからです。自分の実力がどれだけ通用するか試してみたいです。
ー大学の練習は
やっぱりとてもレベルが高くて。ここで4年間練習したら、どれだけ成長できるのか楽しみというか…。でもきちんと練習しないと伸びないと思うので、しっかりやっていこう、という気持ちです。
ー大学と高校の違いは
高校はやらされる練習みたいな感じだったんですけど、大学は自分の足りないところを自分で考えて、頭使って練習してるって感じがします。
ー勉強は
勉強は、まあまあです(笑)。 頑張ります(笑)。
ー仲のいい同期は
みんな仲いいです。中でも九州で一緒だったというのがあって、熊本の上田(龍弘、営1)くんとか仲良くしてます。あと外野手で浦(和博、キャ1)くんとか伊藤(勝仁、文1)くんとか。ポジションが一緒なので、仲良くなりました。
ー仲のいい先輩は
部屋長の海﨑(雄太、文2)さんと仲がいいと思います。あと福岡出身の樺嶋(竜太郎、人2)さんとか、よく話しかけてくれます。
ー理想の選手は
大谷翔平(エンゼルス)選手です。野球もすごいし、人としてしっかりしていて憧れます。かっこいいっす(笑)。
ーどんな選手になりたいか
打ってほしい、という場面で確実に打てるバッターになりたいです。
ーアピールポイント
バットを強く振ること、ですかね。球威に負けないように、しっかり振らなきゃな、と思ってやってます。
ー4年間の目標
自分がチームを引っ張って、日本一にすることです。
ーファンの方へ一言
応援よろしくお願いします!
(取材:塚本花穂)
福岡大真(ふくおか・たいしん)
法学部1年 2001年9月16日
佐賀県出身・筑陽学園高校(甲子園:’19春、夏)
176㎝・78㎏ 右投左打
『力強い打撃が売りの外野手。2018年神宮大会で本塁打を放つなど大舞台での集中力も光る。尊敬する人は1994年夏の甲子園で準優勝投手になった父・真一郎さん。』