開幕直前取材
2020年9月26日(土)―28日(月)
オンライン
ついに10月10日関東学生1部リーグTOP8が開幕する。法大は同11日に日大とアミノバイタルフィールドで初戦を迎える。今回はチームの要、山岸達矢(社4)に加え、法政大学ORANGEのスタッフ陣がイチオシする5名の選手のインタビューを行った。4日間にわたり、優勝にかける選手の熱い言葉をお届けする。本日はディフェンス選手2名の意気込みをお届けする。
2020リーグ戦日程
日付 | 対戦校・開始時間 |
---|---|
10月11日(日) | 日大・17:00~ |
10月31日(土) | 東大・13:00~ |
11月15日(日) | 中大・12:15~ |
11月28日or29日 | 順位決定戦 |
※『FOOTBALL TV!』で全試合生中継。CS『GAORA SPORTS』で中大戦と順位決定戦を録画放送。日大戦は台風14号の影響で同日17時試合開始に変更
選手インタビュー
LB 齋藤佑太朗
―コロナ期間の過ごし方は
まずはコロナウイルスに感染しないことが第一という取り組み方でした。そのなかでも、「日本一」という目標はチームとしても個人としても、コロナウイルスがあっても関係ないということで、しっかり感染予防対策をしたところで、「日本一」になるにはどうしたらよいかという練習をしてきました。
―練習のなかで工夫したことは
最初の頃は全体で集まって練習するということができなかったんですけど、その分家にいる時間が多い中で、zoomを使ったオンラインでミーティングするなど、体は動かさなくても頭の整理といった点では他のチームに比べてミーティングを重ねてできていたと思います。
―現状はこれまで通りに再開したということですかね
練習は今までとほとんど変わらないですけど、ミーティングはzoomで全部行っています。
―4年生として意識することはありますか
チームの最上級生として、チーム全体をどうまとめていくか、同じ目標に向かってどのようにやっていけるかというところを気をつけています。やはり(部に)入ったばかりの1年生とかだと「日本一」という目標というのが見えていない人もいるので、そこをいかに全員が同じベクトルを向いてやれるかというところを意識しています。
―下級生とのコミュニケーションは
最初の方はzoomとかで、やっぱり新入生とかに関しては対面では会う機会がなかったので、コミュニケーションはあまり取れていなかったんですけど、練習が始まって、プレーのことでも日常的なことでも話す機会ができて、今は普通にチームに馴染めていると思います。
―日大、中大、東大と試合が続きますが重要になる試合は
やっぱり日大ですね。僕たちが1年生のときに、甲子園ボウルに出場して、優勝して、ライスボウルに出ているということもありますし、その時もキーになった選手もまだいたりして、昨年はBIG8だったんですけど、BIG8にいるチームじゃ相手にならないくらいすごい試合をしていました。また僕たちの課題としてシーズンの出だしでうまく力を発揮できないというところがあるので、初戦の日大戦に一番力を入れています。
―今シーズンのチームの見どころを教えてください
オフェンス、ディフェンスともに試合に出ていたメンバーがかなり残っているので、そうした経験を生かした思い切りのいいプレーができるのではないかと思います。
―個人として見てもらいたいポイントなどは
僕自身も2年生のときから(試合に)出させてもらっていて、去年も最初は怪我していましたけど、最後の方も出ていて、今いる自分のポジションの中では一番経験があると思うので、その経験を生かして思い切った攻めのプレーをしていきたいと思います。
―チームの中で注目している選手はいますか
オフェンスですと、バックの2年生の星野(凌太朗、キャ2)くん。去年からも試合に出ていて、とてもいいプレーをしてくれていたので期待しています。
ディフェンスでは同じポジションの山田敦也(法2)っていう選手がいるんですけど、その選手も去年からスタメンで出ていて、フィジカルもありますし、システムの理解度もかなり高いので、これからもずっとチームを引っ張ってくれる存在になると思います。今シーズンの活躍も期待しています。
―今季の目標を改めて教えてください
やはり近年日本一になれていないというところで、去年の4年生が引退したときから、「日本一」に今年こそはなろうと話してきていたので、やはり「日本一」が目標ですね。
―ファンに向けて一言お願いします
今年はコロナウイルスの影響で、基本的には無観客試合になってしまうんですが、オンラインでも配信などありますし、チームとしては去年よりもとてもいい状態にあって、今年こそは「日本一」になれると思っているので、はるかに強くなったチームを見てほしいです。
今までの経験を活かし、思い切った攻めプレーを披露したい
齋藤 佑太朗(さいとう・ゆうたろう)
経営学部4年 / LB
埼玉栄 / 180㌢82㌔
背番号『57』
(取材・宮川昇)
DL 藤田竜一
―コロナの自粛期間を振り返って。気持ちの面など、どのように過ごしたか
自分もコロナの長い期間、こんな3か月くらいなんですけど、部活から離れたことが初めてで、正直やっぱり気持ち的に落ち込んでしまう場面とかもありました。部活動で毎日定期的にそのちゃんとミーティングを行って、みんなの士気を下げないような工夫っていうのがされてたので、そのおかげで最初はちょっと下がっていたんですけど、トーンが上がっていったっていう感じですね。
―毎日ミーティングですか
そうですね。ほぼ毎日。
―それはzoomですか
そうです。Zoomで。
―練習が再開されたのはいつごろか
えっと練習が再開したのは、6月入ってからですね。
―コロナ対策などもあって今まで通りの練習ができなかったのではと思うんですが、どのように練習を行ってましたか
そうですね、最初はやっぱ、大人数で練習ができなかったので、オフェンスとディフェンスで2グループずつに分けて、合計4グループで分けてやるって形で、最初はやっぱその、みんな3か月くらいアメフトっていうのを離れてたんで、最初は根本的なところから、トレーニングとかから始めてました。
―トレーニングは具体的に何をやったか教えていただけますか
最初はウエイトトレーニング。器具が家にない人とかたくさんいるので、ウエイトトレーニングから再開して、あとはその、アメフトの技術的なところを軽めに。やっぱり怪我のリスクがあるので、強度をすごい落としてやっていきました。
―今、練習されていてその中で特に強化してるところとか、重点的にやっているところがあれば教えてください
そうですねやっぱ、自分はコロナ期間のせいであまりウエイトトレーニングっていうのができていなくて、そのせいで体重っていうのが落ちてしまったので、今はけっこう自分の中でウエイトトレーニングに力を入れて、体重であったり、筋力のところに重点を置いてます。
―現在の4年生と戦う最後のシーズンになります
そうですね、けっこう今の4年生は引っ張ってくれる人がすごいたくさんいて、チームの雰囲気も、自分はすごいいいなって感じてたので、自分は3年生なんですけど、なんていうんですかね、勝ちたいっていう想いは多分4年生にも負けてないと思うので、頑張りたいです。
―日大、東大、中央と戦いますが山場となる試合は
日大だと思います。去年の試合とかを拝見してて、すごい強いなと思っています。やっぱり、自分たちのチームは去年、一昨年と初戦の出だしが悪いといわれていたので、初戦というのには力を入れていて、しかもその初戦が日大ということで、日大戦っていうのはカギになってくるかなと思います。
―今季のディフェンスのキーマンは
キーマンですか。キーマンは、LBの山田敦也(法2)選手だと思います。去年から試合出てたんですけど、今2年生で、下級生とは思えない感じです。どんどん引っ張ってくれてる選手なので、すごいなと思って。
―今季注目してほしいプレーやポイント
自分はディフェンス、DLをやっているんですけど、今年はその新しくDLコーチが1人増えたりして、去年よりもDLが全体的に強化されてると思うので、そこを注目してほしいですね。
―今季の目標や意気込み
自分は去年も試合に出させていただいたんですけど、去年1年間振り返ってみると、チームに対して迷惑をかけていた部分っていうのがやっぱ大きいなって感じています。今年は、チームに迷惑をかけるのではなく、この試合を通して結果を残して、チームに必要とされる存在って周りの人に思われればと思っています。
―ファンの皆様へメッセージ
ファンの皆様ですか、ちょっと待ってください。そうですね、今年はコロナがあって、練習の量っていうのは去年より限られてるとは思うんですけど、その分みんなでzoomとかいろいろな工夫をして、練習に取り組んでいったので、去年より、パワーアップしていると思います。去年よりパワーアップしたチーム全体を見てほしいです。
巧みなラインブロックで法大陣地を死守する
文学部3年 / DL
横浜南陵 / 181㌢100㌔
(取材・首藤江里)