【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 対慶大展望

硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 対慶大展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対慶大戦
2015年9月26日(土)~
神宮球場

ともに勝ち点1をつかんで激突するこのカード。開幕戦で黒星を喫し暗雲の漂う法大だったが、連勝で徐々に本来のプレーを取り戻している。破壊力満点の打線を擁する慶大相手に、どのような戦いを見せてくれるだろうか。

yada
開幕から3戦連続本塁打の谷田

展望

 苦戦を強いられた東大戦で勝ち点を奪った法大。迎える秋季リーグ戦の2カード目は慶大だ。昨年は4戦全敗と苦渋を味わった相手だが、今季の春季リーグでは開幕戦で対戦し森田駿哉(営1)の鮮烈なデビュー戦勝利、柴田圭輝(文3)のサヨナラ打などで連勝を飾った。春季はそこから流れをつかみ、4季ぶりのAクラス入りを果たした。今季も連勝で勝ち点を奪い、優勝への足掛かりとしたいところだ。

 先発投手は東大戦に引き続き熊谷拓也(キャ2)、玉熊将一(法3)か。熊谷は初戦こそ痛い黒星を喫したものの、3回戦では8回1失点と本来の力を発揮し復調を見せた。一方の玉熊は2回戦で2回2失点と不安を残しており、菅野秀哉(キャ1)の抜てきも考えられる。東大戦で好リリーフをみせた青木勇人(法4)、浅野文哉(法4)の4年生左腕への継投が鍵となるだろう。東大2回戦途中からマスクをかぶり、チームを救った森川大樹(営3)の巧みなリードにも期待が懸かる。六大学随一の破壊力を誇る慶大打線の柱は、プロからも注目を集める横尾俊建、谷田成吾の2人。横尾は打率.500をマーク、谷田は立大戦で3戦連発と絶好調だ。山本泰寛、梅野魁土の1、2コンビを封じ込め、走者を置かない状況で強力コンビを打席に迎えたいところだ。

 打撃陣はここまで打率5割超えと絶好調の蔵桝孝宏(営4)を中心に、直近の東大3回戦では10得点と復調気配。チーム本塁打はすでに6本と、わずか2本に終わった今春から飛躍的に増加している。エースの加藤拓也は今季は中継ぎで控えているため、先発が予想される三宮舜、亀井倫太朗を攻略し、早い回から得点を奪っていくことができるかがポイントになるだろう。

 苦しみながらもまずまずのスタートを切った法大。個々が与えられた役割を果たすことができれば、おのずと勝利はついてくるだろう。ベンチを含めた全員野球で勝利をつかみ、難敵慶大から勝ち点奪取を狙う。(石川大悟)

 

予想オーダー

慶大

打順 位置 選手(学年=出身校)   率
  1  (6) 山本泰(4=慶應) .167 
  2  (8) 梅野(4=福岡大大濠) .429 
  3  (5) 横尾(4=日大三) .500 
  4  (9) 谷田(4=慶應) .417 
  5  (7) 山口(3=桐光学園) .200 
  6  (3) 沓掛(3=慶應) .000 
  7  (2) 小笠原(4=智辯和歌山) .333 
  8  (4) 北村(4=丸亀) .273 
  9  (1) 三宮(4=慶應) .333 
           

 

法大

打順 位置 選手(学年=出身校)   率
  1  (4) 若林(4=桐蔭学園) .308 
  2  (7) 蔵桝(4=広陵)  .545 
  3  (9) 畔上(4=日大三)  .300 
  4  (5) 金子凌(3=日大三)  .182 
  5  (3) 柴田(3=東邦)  .417 
  6  (6) 佐藤竜(4=作新学院)  .167 
  7  (8) 大西千(1=阪南大)  .400 
  8  (2) 森川(3=桐蔭学園)  .143 
  9  (1) 熊谷(2=平塚学園)  .000 
           

 

 

 主な投手陣

慶大

選手(学年=出身校)    回   防
三宮(4=慶應) 3 0 0 12 1/3 10 5.11
亀井(2=慶應) 2 0 0 3 2/3  0 7.36
加藤拓(3=慶應) 3 2 1    5  7 1.80
加嶋(4=慶應志木) 1 0 0    1  0 0.00
小原大(3=花巻東) 1 0 0    3  0 3.00
太田(1=桐朋) 1 0 0    1  1 0.00
             

 

法大

選手(学年=出身校)   防
熊谷(2=平塚学園) 2 1 1 13 8 4.15
玉熊(3=北海) 1 0 0  2 1 9.00
青木勇(4=智辯和歌山) 2 0 0  6 7 0.00
浅野(4=中京大中京) 2 1 0  4 5 2.25
菅野(1=小高工) 1 0 0  1 2 0.00
宮本幸(2=富山一)  –  —
             

 

 

フォトギャラリー

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