【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大戦展望

早大硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大戦展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大戦
2016年9月10日(土)~
神宮球場

ついに秋季リーグ戦が開幕する。初戦で相対するのは早大。昨季は開幕カードで勝ち点を落とし苦しい戦いとなっただけに「初戦から勝ち点を取る取らないで変わる」と青木久典監督。賜杯奪還へスタートダッシュを決めるために、連勝で勝ち点を奪いたい。

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攻守にチームを支える石井

展望

 春季リーグを3位で終えた法大。今季の初戦の相手は、昨季5位と苦しい戦いを強いられた早大だ。

 早大の軸となるのは投手陣。投手王国と言わんばかりの強力な選手が控えている。先発は大竹耕太郎、竹内諒の両左腕。大竹が昨季防御率5.40と苦しんだ一方で、竹内は初完投勝利を挙げるなど台頭した。また、小島和也や北濱竣介といったリリーフ陣は六大学でも屈指。先発投手をしっかりと打ち崩し、いかに主導権を握るかが重要となるだろう。打撃陣では木田大貴の長打力や、主将の石井一成の確実性の高い打撃には注意を払いたい。走者を出し、集中打を浴びないようにアウトをひとつずつ重ねたい。

 一方の法大の軸は、なんといっても打撃陣。昨季個人打撃ランキングで上位3位を独占し、3割以上も6人と他大学を打で圧倒した法大。注目の選手は、リードオフマンの大西千洋(営2)と主砲の柴田圭輝(文4)。また昨季主に試合に出ていた選手に加え、オープン戦で本塁打を放つなど頭角を現した中山翔太(人2)など、スタメン争いはさらに激化。層の厚い野手陣から、だれが開幕スタメンを勝ち取るのかにも注目が集まる。投手陣は熊谷拓也(キャ3)と菅野秀哉(キャ2)の先発が予想される。特に熊谷は昨季先発として悔しい思いをしただけに、エースとしてチームを勝利に導けるか。リリーフ陣には、森脇一樹(経2)や、内沢航大(キャ1)ら新しい顔ぶれが控えることになりそうだ。 

 8季ぶりの歓喜へ。「優勝を知らない世代」である4年生もラストシーズンを迎えた。最高の笑顔で幕引きすることはできるのか。法大野球部の船出はもうすぐだ。(石川大悟)

 

予想オーダー

早大

打順 位置 選手(学年=出身校)
  1   (7) 八木健太郎 (3=早稲田実) .244 0
  2   (4)  富田直希(1=早稲田実) –  – 
  3   (8)  中澤彰太(4=静岡)  .061  4
  4   (5)  木田大貴(4=成章) .333
  5   (6)  石井一成(4=作新学院)  .286  10 
  6   (3)  佐藤晋(3年=瀬戸内) .000
  7   (9)  三倉進(3=東邦) .208
  8   (2)  吉見健太郎(3=早稲田実) .178 
  9   (1)  大竹耕太郎(3=済々黌) .444

 

法大

打順 位置 選手(学年=出身校)
  1   (8)   大西千洋(2=阪南大)  .305
  2   (7)  清水雄二(3=中京大中京)  .233
  3   (4)  小林満平(2年=中京大中京)  .382
  4   (3)  柴田圭輝(4=東邦)  .306
  5   (5)  川口凌(2=横浜)  .321
  6   (9)  中山翔太(2=履正社)  .333 0 0
  7   (2)  森川大樹(4=桐蔭学園)  .347
  8   (6)  大崎拓哉(3=智弁学園)  .000
  9   (1)  菅野秀哉(2=小高工)  .143 0

 

 主な投手陣

早大

 選手(学年=出身校) 試  勝  敗  回  防 
 竹内諒(4=三重) 7  2   2  37  20  2.92 
大竹耕太郎(3=済々黌) 5 1 2 26 2/3 10 5.40
吉野和(4=日本文理) 7 0 1 11 1/3 3 3.18
小島和哉(2=浦和学院) 8 2 2 22 22 2.86
 北濱竣介(3=金沢桜丘) 6 1 0 11 1/3 5 3.18

 

法大

選手(学年=出身校)
 熊谷拓也(3=平塚学園) 8  0 2 21 1/3 15 4.22
 菅野秀哉(2=小高工) 3 3 0 22 20 4.50
 玉熊将一(4=北海) 10 3 3 54 1/3 50 3.64
 上條将希 (2=市立川越) 9 0 1 6 9 6.00

 

フォトギャラリー

  • ishii攻守にチームを支える石井
  • ohtake大竹は巧みな投球で打者を翻ろうする
  • takeuchi主に2回戦で先発を任された竹内
  • yoshinoリリーフ陣を支える吉野和
  • nakazawa1年次からレギュラーを務める中澤
 

 

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