【陸上競技】第19回日本学生ハーフマラソン選手権大会(併催:立川シティハーフマラソン)
第19回日本学生ハーフマラソン選手権大会
2016年3月6日(日)
陸上自衛隊立川駐屯地滑走路、国営昭和記念公園及びその外周道路
晴天の中行われた今年の日本学生ハーフマラソン選手権大会。今年も全国の実力者が多く出場した。また、会場が箱根駅伝予選会とほぼ同じコースということもあり、法大から出場した23名の選手にとっては、予選会を意識しながらのレースとなった。
試合結果
順位
全体順位 | 法大内順位 | 選手名 | 記録 |
---|---|---|---|
21位 | 1位 | 足羽純実(現3) | 1時間3分56秒 |
34位 | 2位 | 細川翔太郎(経2) | 1時間4分18秒 |
41位 | 3位 | 坂東悠汰(スポ1) | 1時間4分27秒 |
72位 | 4位 | 阿部泰久(理工2) | 1時間4分56秒 |
82位 | 5位 | 木村優志(経3) | 1時間5分9秒 |
99位 | 6位 | 篠村政寛(社3) | 1時間5分22秒 |
128位 | 7位 | 土井大輔(経1) | 1時間5分45秒 |
130位 | 8位 | 緒方喬平(経2) | 1時間5分45秒 |
138位 | 9位 | 坂田昌駿(スポ3) | 1時間5分49秒 |
168位 | 10位 | 鈴木亮平(経1) | 1時間6分6秒 |
201位 | 11位 | 増田真也(社2) | 1時間6分26秒 |
229位 | 12位 | 園田憲佑(社2) | 1時間6分42秒 |
233位 | 13位 | 加藤巧記(社2) | 1時間6分46秒 |
378位 | 14位 | 後藤大輝(営2) | 1時間8分5秒 |
499位 | 15位 | 齋藤晟也(経3) | 1時間9分11秒 |
592位 | 16位 | 狩野琢巳(社1) | 1時間10分25秒 |
684位 | 17位 | 本多寛幸(社1) | 1時間11分42秒 |
767位 | 18位 | 大畑和真(社1) | 1時間13分33秒 |
769位 | 19位 | 磯田和也(法2) | 1時間13分33秒 |
770位 | 20位 | 鹿嶋隆裕(経2) | 1時間13分33秒 |
866位 | 21位 | 岡田悠(理工3) | 1時間16分18秒 |
869位 | 22位 | 矢嶋謙悟(経1) | 1時間16分22秒 |
870位 | 23位 | 東福龍太郎(経1) | 1時間16分22秒 |
生澤佑樹(経3) | DNS | ||
城越洸星(社3) | DNS | ||
福田兼士(経1) | DNS |
※DNSは欠場
戦評
箱根駅伝予選会と同じ会場で行われた今大会。スローペースで進められたレースと気温が高かったこともあり、全体的にタイムは物足りないものになってしまった。しかしながら、「部内の順位は練習通りできている」と坪田監督が語るとおり、選手各々が成長を感じられる大会になった。
法大内では、エースの足羽純実(現3)や箱根駅伝5区を走った細川翔太朗(経2)が順当に上位に名を連ねた。それぞれ今回の結果には満足はしていないが、今後のトラックシーズンに向けて活躍を誓った。また、坂東悠汰(スポ1)は自己ベストを更新。全体41位・法大内3位の結果で1年生ながら上級生を押しのける形に。3選手とも今後の活躍が期待される。一方で、箱根駅伝を走った土井大輔(社1)や今回不調だった坂田昌駿(スポ3)らの状態が気になる大会でもあった。土井は疲労骨折からの復帰レース。練習の一環として出場した今レースは後半の動きを意識したという。箱根駅伝のメンバーとして期待されるだけに早期復帰を祈りたい。坂田は後半の走りが記録に大きく響いてしまった。疲れがうまく抜けなかったことからも、自身の調整方法が今後の課題となりそうだ。
これからはいよいよトラックシーズンに突入する。チームとしての力を上げていくためには、個々の走力が必要となる法大。冬季練習で培った経験と駅伝とはまた違ったスピード感覚にいかに順応していくかが鍵となるだろう。(宮坂天)
監督・選手コメント
坪田智夫駅伝監督
―今大会の総括を
良い状態の選手は、タイム的には気温も高かったので良いタイムではなかったのですが、部内の順位はきっちり練習通りできているかなと思います。
―スタート前には何か選手たちに声をかけたりなどはありましたか
気温が少し高いので、状況を見てレースを進めるようにということと、転倒等は注意しなさいということは伝えました。
―今大会のコースは、箱根駅伝予選会とほぼ同じコースでした。その中で、この結果についてはどのように感じていますか
まだ他大学さんとの比較ができていないので、うちの手元のタイムしかきていなくて、順位も全然きていないのでまだ現状は何とも言えません。選手たちには、帰ってしっかり部内の順位だけではなくて、やっぱり外を見なさいという話をしたので、私自身も帰って全体の記録が出てからしっかり分析したいと思います。
―城越選手が欠場した理由は
箱根駅伝の前軽くは痛めていたのですが、箱根駅伝終わってから長期で離脱をしていまして、ちょっとぎりぎりジョギングできる程度かなという状況です。それでもだいぶ良い練習ができ始めているので、無理をさせないようにということでした。
―復帰の予定はいつごろでしょうか
六大学かその次ぐらいまでには。なんとか関東インカレまでには良い状態でスタートラインに立たせたいなと考えています。
―箱根駅伝を走った選手であまりタイムが良くない選手もいましたが
本多、土井に関しては、今日は練習の一環ですね。ペースを決めて、ある程度無理をさせない走りを、ジョギング程度の試合だったので、今回のタイムや順位に関しては、彼らに関しては心配はしていないです。
―足羽選手、細川選手ついては
彼らに関しては、練習も年明けからここまで良い流れできていたので、勝負をするように、ある程度タイムは出るかなと感じていました。
―足羽選手、細川選手、坂東選手は学年それぞれのエースで、この3選手が法大内1~3位でした。このことについてはどのように感じていますか
この3人に関しては、本当に正月空けてから良い練習ができて、非常に良い流れできていましたので、結果が出るかなと思っていました。しかし、少し寂しいなと思うのは、ここにやはり新4年や新3年が2年の坂東に負けてはだめだというのがあると思います。そこを彼らがどう感じるのかだと思うので。
―練習でも新4年が上がっているというよりは、下級生が良くなってきていると感じますか
そうですね。2、3年、坂東などが良い流れというものを作ってくれています。なのでそこに食らいつくというかやはり新4年というプライドですね。最上級生としてのプライドを持ってやってもらいたいと、負けて当然とは思ってほしくないなと思います。やっぱり1つ下の学年、2つ下の学年に絶対負けてはだめだと思いますし、そういったところのプライドというのを持ってもらいたいなと思います。
足羽純実主将
―本日のレースを振り返って
レース前くらいに状態を落としてしまって、練習を抜いて抜いて、ちょっと刺激のスピード練習をいれたという。少し、不完全な状態だったのですが、その中でも粘れるところは粘れて、課題は多くあったのですが、良い収穫もあったので、トータルとしてはシーズンに向けて、まずまずのスタートがきれたかなと思います。
―タイムについて
もともと62分台を目指していたのですが、天候であったり、レース展開でそれには全然及ばなかったのですが、あと10秒くらいは早いタイムを出せたかなと思うので、タイムに関しては満足してないです。
―昨年より順位をあげました
力の付いた証拠だと思います。でも、まだまだもっと上の順位じゃないと勝負にならないと思うので、今回の順位もあまり満足はしていないです。
―レース展開は
スローペースのレースで15km手前くらいまでは先頭にいたのですが、15kmからのペースアップに付いていけずに、離れたので、地力の差が大きく出たレースだったと思います。
―今回見つかった課題は
1人になったときや、苦しいときの追い込みの練習がいまいちできていなくて、レースで離れたときにずるずる落ちてしまうのかなと。今回も離れてから粘れなかったので、1人になったときのまとめ方というか抑え方が課題だと思います。
―本日の目標は
総合では15番をきるくらいを意識していたのですが、今回20番とかだったので、結果だけで見たら満足はしていないです。
―予選会の時との違いは
予選会は100%状態を合わせられたのですが、今回はまだ自分の力不足で100%持っていくという技術がたりていなくて、結局、7割8割くらいで挑んでしまったので、差が出たと思います。
―状態が上がらなかった原因は
きつい練習は大切で、いれようと思うのですが、いれるタイミングというのが自分の中で把握ができていないので、タイミングをずらしてきつい練習をいれてしまって、体が動かなくなったであったり。人一倍練習の量を増やしても押せちゃうスキルがあるみたいで、人一倍練習はできるけど、疲労に気づかずに、疲労がピークになったときに初めて自分の状態の悪さに気づくみたいな。押せる分、ダメージが大きいということをわかっていなかったです。
―今後のレースについて
関東インカレと全日本予選は昨年結果も悪かったですし、特に関東インカレはここ2年間結果を出せていないので、しっかり合わせれば入賞はできると思うので、力を注いでいきたいです。
―関東インカレの出場予定の種目は
1万mと5000mかそのどちらかになると思います。
木村優志
―レースの感想を
10キロまでは予定よりも少しだけ速いペースでした。そこまでは状態としては何も問題なく良かったですが、その後の折り返しの12キロ過ぎで一気に脚にダメージがきてしまい、そこでズルズルと行ってしまいました。ただ、公園に入ってから落ちてきた人を拾って立て直したので(その点では)自分なりに粘れたかなと思います。
―今日の調子自体はどうでしたか
調子は悪くはなかったです。最初の5キロも余裕を持って入れました。ですので、後半の起伏のあるところでの練習が足りなかったかなと思います。
―自分の理想の走りはどういったものですか
最初から最後まで変わらないフォームで走れることですかね。ただ、今日は公園に入ってからバラバラになってしまいました。
―タイムはどうだったか
全然設定よりは遠かったですね。後半もうちょっと粘れてればベスト更新もいけたと思います。
―箱根予選会と同じ場所でしたが
前半の10キロが以前走った時よりも余裕があったので、力自体はついてるなと感じました。あとは要所要所の練習さえしっかり押さえられればもっと上のタイムが狙えると分かったので、あとはそこ次第といった感じですね。
―冬季はどういった練習を取り組んできたのか
距離は踏んで基礎体力をつけることはしてきました。
―トラックシーズンが近づいてきているが
トラックレースは今日みたいに起伏がないので逆にスピード練習を取り入れて、周りの速いペースに遅れをとらないようにしていきたいです。それと継続して減りはします距離の練習もやっていきたいですね。
―木村選手はどちらかというとスピード練習の方が得意ですか
そうですね。
―最後にラストイヤーに懸ける思いをお願いします
陸上もこれ以上続ける予定はないので、人生最後の陸上をする1年間だと思っています。ですので、予選会・本戦・全日本予選全てで活躍できるよう、残りの日々を今まで以上に本気で取り組んでいきたいと思います。
坂田昌駿
―今日のレースを振り返って
あまり調子が良くなくて、1週間前くらいから調子が良くなかったのですが、(その中でも)最低限の結果を出せるかどうかが自分の課題でした。が、10キロ地点から垂れてしまって、調子通りの結果になってしまいました。
―“調子の悪い状態”の中でも今日はかなり悪い状態だったのか
そうですね。かなり悪かったです。
―2月には丸亀ハーフを走っているがその時の疲れがあったのか
試合と練習が詰まってて、そこを自分でコントロール出来なかったのが結果として疲れを溜めてしまった要因だと思います。これからの課題としてはどう練習を組み立てていくかが課題ですね。
―箱根予選と同じ場所でしたが
あまり(コースに対して)苦手意識はなかったです。ですが、今日は以前よりも走りにくかった気がしましたので、予選会ではもっといい走りをしたいです。
―自身の理想の走りはどういったものか
今日は10キロまではいい走りで来てたのですが、後半10キロでタイムが落ちてしまったのので、後半で耐えられる走りですかね。
篠村政寛
―今日の走りについて
今回の目標タイムは今日のタイムより20秒以上速いタイムを設定していたんですが、やはりまだまだ自分の中で弱さが出たかなという印象で、もう少し後半の15キロから20キロの部分でタイムを落とさず粘り強い走りをしていかないと、今後タイムは上がらないのかなと感じました。なので今回のレースはやはり課題が多く残るレースだったかなと思います。
―1ヶ月前の神奈川ハーフで出した自己ベストを更新しましたが
神奈川に比べて状態は良くなっていて、自分でも手ごたえがあったのですが、やはり神奈川でも課題としていた15キロから20キロでどうしてもまだまだ粘り強い走りっていうのが自分の中でできていないかなということを神奈川と立川の2本のハーフを走って感じました。
―箱根が終わりチーム内で最上級生となりましたが
チームの雰囲気は徐々に良くなってきているのかなというのは感じています。まだ故障者とかも多いんですけど、現在Aチームでやっている選手たちも非常にいい練習ができていますし、BチームやCチームの選手たちも徐々にAチームに近づいてやろうっていう気持ちが伝わってきているので、チーム状況は良くなってはいるのかなと感じています。
―箱根駅伝予選会と同じ会場でのレースでしたが
監督からも公園内に入ってからのコースは予選会のコースと同じと言われていて、自分もやはり公園内に入ってからきつくなるということはわかっていたので、走る前にそういうことをイメージしていたのですが、イメージしていてもやっぱりそこでタイムを落としてしまって、ズルズルいってしまったので、まだ自分の実力が足りてないのかなと感じました。予選会に向けてはこの部分をしっかり対策していかないと、上以降とは戦えないのかなと感じました。
―今年の目標は
やはりチームはまずは箱根予選会通過、そして本戦ではシード権。個人としては予選会のメンバーに選ばれて選手として出場して、まだ実力不足なのですが予選会までに60分台後半のタイムでゴールしてチームに貢献する走りをしていにたいと思います。本戦ではまだまだ実力が足りていないので、そこはまだイメージできていないのですが、やっぱり本戦で戦ってチームに貢献したいという思いがあるので、自分の力を徐々につけていって、12月に走れるような状態にするならば、後半区間が自分の力を発揮できるかなと思うので、後半区間のどこを任されても区間一桁では走り抜いて、最上級生らしい責任感のある走りをしていきたいなと思います。
阿部泰久
―今日のレースを振り返って
とにかく流れに乗ることを1番意識していて後半はきつくて当たり前だと思っていたので公園内に入ってからは我慢することを考えてました。昨年の立川ハーフはいいイメージだったので、今年もそのイメージで走れたらなと思ってました。
―自身の調子は
正直結構良かったですね。
―タイムについては
20秒ほどベスト更新でした。1年間練習してきた結果が20秒更新だったので、喜びも大きくないですし悲観視することもないですね。
―監督からは
チーム内の順位というよりは、箱根を走る大学がこの試合に合わせてきたのでチームだけを見るだけではなくて他校としっかり比較して予選会や本選に向けてどう戦っていくかを自分達で解釈して考えるようにと言われました。
―次戦に向けて
自分は主力で走らないといけないと思うので、チームが少しでもいい順位を出せるような存在になっていきたいです。
―今年の目標は
トラックは3000m障害ですけど、関東インカレで決勝に残ることです。駅伝はまずはチームの主力として走ること。そして走れたらチームを引き上げて、先輩が笑って引退できるような試合にしたいですね。
―応援してくれる人達へのメッセージをお願いします
何より応援してくれる方々の為に走ることが1番の喜びなので任せてください。
緒方喬平
―今日の走りについて
今までずっと消極的なレースが続いていたので、今回は積極的に攻めていこうっていうレースにして、前半は思うような走りができて、後半耐えどころである、公園に入ってからの落ち込みが大きかったので、これから予選会を考えていくにあたって、鍛えていくべきところだなと思いました。
―積極的に行こうと意識が変わったきっかけは
先月走った神奈川ハーフではイーブンで押していくっていうのを考えていたんですけど、結果がついてこなかったので、今回は開き直っていこうという思いで走りました。
―自己ベストを更新しましたが、今回のタイムについては
目標タイムは65分30秒に設定していたんですけど、ちょっと下回ってしまったので、そこは公園の落ち込みが大きかったのかなと思うので修正していきたいです。
―緒方選手にとって2015年はどのようなシーズンでしたか
春先から1年間通して思うような走りがずっとできていなくて、秋から徐々に調子が上がっていったので、今回いい走りとは言えないんですけど、今回の勢いを乗せて2016年頑張っていきたあと思います。
―今年の目標は
チームとして箱根でのシードっていう目標を掲げているので、その目標に走りで貢献したいと思います。
細川翔太郎
―今日のレースを振り返って
基本暑かったですけど、もうちょっと出してかないと勝負できないかなと思いました。
―自身の身体の状態は
一時は良かったんですけど、直前になって疲れが出てそれをうまく処理できなくて調整を間違ったので今後のレースで修正していきたいです。
―チーム2位の結果については
多分足羽さんが一番だと思ってたので、その差をなんとか埋めてかないと他校と勝負ができないと思ってました。甘えになるかもしれないですけど、2番になるのは予想していてその差をどれだけ縮められるかを考えていました。
―タイムについては
できれば63分台が良かったかなと思います。もうちょっと粘れる練習をしていきたいと思います。
―試合後、監督からは
しっかり練習を積まないと10月の立川で負けてしまうので課題を見つけて、それを処理して自分でやってかないと負けてしまうと言われました。
―次戦に向けて
監督と相談してスピードなどを上げる練習だったり、途中で休まずに粘っておしていく練習をやっていければと思ってます。それでトラックレースとかも始まるのでそこで結果出せればと思ってます。
鈴木亮平
―今日の走りについて
1ヶ月ほど前に神奈川ハーフに出たんですけど、その時から状態はちょっとずつ上がってはいて、その時を超える走りをしたいなと思っていて、15キロまではだいぶ調子いい感じで走れていたんですけど、公園内に入ってからのアップダウンで走りの動きを切り替えたつもりだったんですけど、結局足が止まってしまって、最後の5キロという部分がすごいもったいなかったなと感じています。
―神奈川ハーフに続いてのベスト更新ですが
目標としては65分30秒を狙っていて、今回は66分を少し超えてしまったので、やっぱりラストの5キロですね。15キロのところではしっかり走れている手ごたえはあったので、やっぱりそこが課題かなと感じました。
―箱根駅伝予選会と同じ会場でのレースでしたが
先ほども何度も言っているのですが公園内がやはり1つポイントになるっていう感じですね。それまでは人も多くて流れに乗って走りやすいので、公園内に入ってからのペースを落とさないで前についていけるかどうかというところがポイントになってくるのではないかなと思いました。
―鈴木選手にとって2015年はどのようなシーズンでしたか
中学の部活から陸上競技をやっているんですけど、中高と大きなケガがほとんどなくて、大学1年目は本当にケガが多い年になって、非常に出れた大会が少なくて苦しい年だったなと感じています。でもその経験があったので、来年度以降はしっかり練習を積めるかなという手ごたえも感じました。
―今年の目標は
個人としては5000mで14分10秒、1万mで29分20秒。そして僕が予選会を走って突破して、本戦も走ってチームにしっかり貢献するというか、他大と戦えるようになりたいなというのが今年の目標です。
―最後に今年の意気込みを
いま結構チームでも下の方っていうか、上の方にはいないので、しっかり下剋上というか、下から突き上げてチームの底上げに貢献していきたいなと思います。
土井大輔
―今日のレースを振り返って
目標通りというか監督と相談して、狙っていたタイムの通りには走れたかなと思っています。
―目標タイムは
65分半前後で考えていました。箱根駅伝の前に一度故障、疲労骨折をしてしまって、箱根駅伝にはぎりぎり間に合わせたのですが、その後にまた無理した影響があって練習ができなくなっていました。本格的に練習を始めたのが2月に入ってからだったので、状態も六、七割ということでこの程度の走りかなと思っています。
―どんなレースプランを考えていましたか
練習の一環として考えていました。後半がきついコースで、 後半の動きが悪くなってしまったら練習の意味がないので、余裕を持ちながら最後までゴールするというレースプランを考えていました。
―ご自身の調子、今日の天候について
身体の状態は七割前後なので、その中でのできる走りができたかなと思っています。天候はちょっと暑いかなというのはありましたが、どんな状況でも走らないと戦っていけないので、それはあまり気にならなかったです。
―今年の目標は
1年間を通しての最大の目標は、箱根駅伝で借りを返すことです。前期と後期で分けると、前期は関東インカレと全日本予選でしっかりチームに貢献できる走りをすることです。後期は、箱根駅伝予選会と箱根駅伝でチームの主軸として走れる力をつけて頑張りたいと思います。
坂東悠汰
―本日のレースを振り返って
最近、練習を積めていて良い感じに仕上がっていたので、64分30秒きりを目標にして走りました。結果としては64分25秒ということで、予定通りで自分的に納得のいくレースができました。
―順位について
41位ということで、先頭集団がスローで入っていたということもあるのですが、他大学との比較をしてみて、41位は良かったと思います。
―レース展開は
1km3分を目安に10kmは予定通り入れたのですが、後半3分ちょっとずつかかり始めて、まだまだ後半の粘りが必要になってくると思います。
―自己ベストを更新しました
前回のハーフはけがの影響もあって、練習を全然積めていなかったというのがあって、今回は箱根終わってからもけがなく練習をこなせていて、状態もあがってきていたので、ベストが出たことにつながったのかなと思います。
―今回見つかった課題は
今回はスローペースで、自分の力に合わせて進んでくれて、自分もはまったというのがあるので、もしこれでハイペースになったときにどうなるかという対応力が自分にはまだまだ欠けていると思うので、そういうのが今後問われる部分かなと思います。
―1年生の中ではチームトップでした
自分たちの学年は走れていて、切磋琢磨できていて、けがもありますが、しっかり上がってきているので、自分らが底上げできるように今後も頑張っていきたいと思います。
―以前、長い距離は苦手とおっしゃっていましたが、ハーフを走られて
前回、ミスをしているのが心の中にあったので、不安というのはあったのですが、練習は積めていたので、前回のことは気にせず自分のペースを守って走れば長い距離も対応できるのではないかと思っていて、その通り走れたので良かったと思います。
―予選会と同じ場所を走ってみて
ラスト5kmの公園内はきついというのを聞いていたのですが、思っていたよりともきつくて、体も動かなくて、そういうところを修正していかないといけないと思います。
―箱根では4区を走られましたが
初めての箱根駅伝で、楽しんで走るというのはできて良かったと思うのですが、タイムを見てみるとまだまだ力が劣っている部分が多いので、良い経験になったと思います。
―箱根後に変化などはありましたか
地元に帰ったときにも周りの人に応援されているのは凄く実感しましたし、また応援してもらえる選手になろうと思いました。
―今後のレースについて
昨年はトラックでの成績が納得のいくような成績がなかったので、今シーズンはトラックで結果を残せるようにまずは関東インカレ出場を目指したいです。
―関東インカレの出場種目は
まだ相談中ですが、1500mか5000mで狙っていくつもりです。まだまだスピードがたりないので、そこを磨いていけば勝負もできると思います。
―全日本駅伝の予選会に向けて
けがなく練習を積んでいって、まずは関東インカレでしっかり良い流れを作って、全日本予選につなげられるような走りをしていきたいです。
フォトギャラリー
- 順調に調子を上げている細川
- 坂東は1年生ながらも好タイムを出した
- 自己ベストを更新した阿部
- 調子が上がってきている篠村
- 木村はラストイヤーにどんな走りを見せるか
- 緒方は昨年よりもタイムを縮めた
- ゴール直後の足羽
- ミーティングで話す坪田駅伝監督