【自転車】第55回 全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会 2、3年生メンバーで上位狙うも8位
第55回全日本学生学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会
2016年5月28日(土)
埼玉県加須市・羽生市 利根川上流河川敷特設コース おおとね童謡のふる里室前発着
昨年度の全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル(チームロードTT)では4位と惜しくも表彰台を逃した法大。昨年度のメンバーにも選ばれた荒井佑太(営3)が今年もメンバー入り。また、4kmチーム・パーシュートのメンバーでもある白垣良祐(人3)、ロードを専門とする加藤雅之(人3)、急成長を遂げる佐藤遼(経2)が出走した。しかし、終わってみれば8位と昨年度より順位を落としてしまった。
試合結果
チーム・ロード・タイムトライアル 結果
順位 | メンバー(学部・学年) | タイム | タイム差* | 平均速度 |
---|---|---|---|---|
8位 | 荒井佑太(営3)・白垣良祐(人3)・加藤雅之(人3)・佐藤遼(経2) | 1:21’05″52 | +02’39″75 | 46.76km/h |
*1位とのタイム差。
全体結果
順位 | 大学名 | タイム |
---|---|---|
1位 | 鹿屋体育大学 | 1:18’25″77 |
2位 | 京都産業大学 | 1:19’43″43 |
3位 | 日本体育大学 | 1:20’09″04 |
4位 | 朝日大学 | 1:20’39″49 |
5位 | 順天堂大学 | 1:20’43″96 |
6位 | 明治大学 | 1:21’03″80 |
7位 | 日本大学 | 1:21’03″97 |
8位 | 法政大学 | 1:21’05″52 |
戦評
曇り空のもと、チームロードTTが今年も開催された。62.4kmの利根川河川敷を走る。毎年落車などが起きている、平坦といえども気の抜けないコースだ。昨年度の結果により、4番目に出走した法大。メンバーは荒井佑太(営3)、白垣良祐(人3)、加藤雅之(人3)、佐藤遼(経2)だ。荒井は2年連続のチームロードTT出場となる。また、中長距離を得意とし、クリテリウム大会にも多く出場した白垣。ロードの選手として、これからの活躍に期待のかかる加藤。以上の3年生メンバーに加え、2年生ながらもメンバーに選ばれたのは佐藤。スタート前にトラブルに見舞われたこともあり、「実力を発揮できなかった」と語る。しかし、最後まで誰一人としてちぎれることなく、4人でゴールした。タイムとしては、去年よりも5分以上もタイムを縮めることに成功し1時間21分05秒52。順位は、タイムに結びつかず惜しくも8位に終わった。
スタート位置につく法大メンバー
だが、60kmを超えるレースを気温もやや高い中、最後までメンバー全員が走りきったことは収穫だろう。唯一の2年生である佐藤は特に今後に期待がかかる。明日は同じコースで第28回全日本学生個人ロードタイムトライアル大会自転車競技大会が行なわれる。荒井、加藤は連戦となるが、今日の結果を受け止め、明日のレースにつなげてほしい。(宮下尚子)
選手コメント
白垣良祐
ー今日のレースを振り返って
2週間前から練習をしていて、みんな結構足をそろえていたんですけど、実際走ってみるとうまくいかないかな、と思いました。結果は8位だったんですけど、2週間で8位になれたら、そんなもんかなと思いました。
ー作戦としては
引ける人が長く引いて、ペースを落とさないように走るというのが一番の作戦でしたね。
ーメンバーについて
最初は、自主的にやりたい人という感じであげて、佐藤は自主的にはあげていないんですけど、選ばれました。(佐藤選手が)強いので、メンバーに入れた感じです。
ー走る前、狙っていた順位としては
表彰台を狙っていたので、悔しいですね。
ー見つかった課題
大会に向けて、練習するなら1ヶ月前とか、それにしっかり狙いを定めて、練習するのが大切かなと思いました。
ー次に出場される大会は
個人戦トラック(全日本学生選手権トラック自転車競技大会)ですかね。
ー出場される種目は決まっていますか
まだ決まっていないですが、スクラッチに出たいなと思っています。
ー意気込みを
しっかりトラックの練習をして、上位を狙っていけるように日々練習していきたいと思います。
佐藤遼
ー今日のレースを振り返って
直前にトラブルがあって、本来使う自転車が使用中止になったので、急きょ出ない人の自転車ということになってしまって、それでポジションもあっていない状態で。中々自分の実力が発揮できませんでした。
ー今日に向けての練習はどういったものをされてきましたか
レースから2週間くらい前から荒川で、5時から朝練していました。
ー初めてのチームロードTTはいかがでしたか
想像以上にきつくて、死にそうでした(苦笑)。
ー選ばれた時の率直なお気持ちは
「出るのかぁ」って。そんなに動揺はしなかったです。
ーレースに臨む上での目標
選ばれたからには、去年の4位という結果を上回るようにしたいと思っていました。
ー5月15日に行なわれたオープンロードレース(第18回 修善寺オープンロードレース)について
シマノとか、日本のプロチームがレースに出ることになっていて、厳しいサバイバルレースになるとは思っていたんですけど、そこに最後まで残れて、学生で2位というのは自分の中では上出来かなと思います。
ー法政としての作戦は
あんまり話し合ってはなかったですね。
ー今年のインカレ(文部科学大臣杯 全日本大学対抗選手権自転車競技大会)と同じコースでしたが、手ごたえとしては
オープンロードは20周だったんですけど、インカレはそれにプラス8周なので、オープンロードもきつかったんですけど、それ以上にきついレースになるのかなと覚悟はしました。
ー今日見つかった課題
自分の平坦力の引きの時間というか、他の人たちと比べて引くのが短かったので、そこは課題だと思いました。
ー次に出場される大会はロード個人戦(全日本学生選手権個人ロードレース大会)ですか
たぶんそうだと思います。
ー意気込みを
個人戦はインカレと同じくらい、180kmくらいあるので、たぶんサバイバルレースになると思うので。そこに最後まで残って入賞したいと思います。
フォトギャラリー
- 法大メンバーの面々(左から加藤、荒井、白垣、佐藤)
- レース前に都甲泰正監督が選手に声をかける(㊧加藤、白垣)
- ロードの期待の星である佐藤
- 笑顔を見せる荒井
- 蒸し暑い中でのレースとなった(手前から荒井、佐藤、白垣、加藤)
- トラブルに見舞われつつも完走した佐藤(手前から佐藤、白垣、加藤、荒井)
- 河川敷の平坦なコースで行なわれたレース(左から加藤、佐藤、荒井、白垣)
- 荒井と加藤は明日のレースに期待がかかる(左から佐藤、加藤、荒井、白垣)