【バスケ】第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 対国士大 流れ取り戻し、久々の勝利!
第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 対拓大
2015年10月24日(土)
専修大学生田キャンパス
法大はいまだ2巡目で勝利を挙げていない。リーグ9位に沈み、入れ替え戦回避のためにも残りの4試合、どんな相手にも負けられない状況だ。この日の対戦相手はリーグ10位の国士大。1巡目同様にロースコアに抑えられれば勝てるはずだ。
第4Qまで何度もリードを奪うも、国士大がその差を詰めてくる。今までの試合はここで粘れずに負けていたが、この試合では再び流れを掴むことができた。第4Qで大きく突き放し、18点差をつけ久々の勝利を収めた。
試合結果
トータル試合結果
61 法政大学 |
11 | 1Q | 12 | 43 国士館大学 |
---|---|---|---|---|
19 | 2Q | 14 | ||
12 | 3Q | 12 | ||
19 | 4Q | 5 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学年 | 学部 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
#14 植村 哲也 | 2 | 文 | 175/74 | PG | 明成 | 9 |
CAP #35 山岸 玲太 | 4 | 経営 | 179/72 | SG | 福島商 | 7 |
#67 佐藤 翔耶 | 3 | 法 | 181/78 | G | 宇都宮工 | 16 |
#12 柳川 知之 | 2 | 法 | 192/82 | PF | 明成 | 9 |
#16 沼田 凌 | 4 | 法 | 190/87 | C | 湘南工科大附 | 4 |
法政大学交代選手
選手名 | 学年 | 学部 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
#7 藤井 裕太 | 3 | 社会 | 175/65 | SG | 厚木東 | 8 |
#8 新沢 亮太 | 3 | 経済 | 182/73 | SG | 新潟商 | 0 |
#10 和田 直也 | 2 | 法 | 187/77 | GF | 幕張総合 | 0 |
#11 中野 広大 | 3 | 法 | 182/77 | SF | 土浦日大 | 0 |
#23 戸掘 勇吾 | 2 | 文 | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 8 |
#91 竹内 悠貴 | 1 | 法 | 195/85 | C | 西武文理 | 0 |
戦評
第1Q。共にシュートが奮わず、ロースコアでの展開となる。加えて法大はオフェンスリバウンドがほとんど取れず、チャンスを増やすことができない。リバウンドの差でわずかに国士大の方が優勢に思われた立ち上がりだったが、残り30秒で植村が3Pシュートを決め、相手を勢いに乗らせずに、11-12で第1Qを終えた。
第2Q。法大が不調の中、ゴール下でオフェンスリバウンドを粘られ、早々に5点差まで離されてしまう。だが、山岸の0度のミドルシュートや佐藤の3Pシュートで波に乗ると、速いリズムでオフェンスを展開し、山岸の3Pシュートで遂に逆転に成功。ディフェンス面でも戸堀が相手のボールを奪い取るなど気迫を見せた。最後は藤井が華麗なスクープショットを沈め、その差を広げて30-26で前半を折り返す。
第3Q。相手を3分間無得点に抑えながら、着実に点を重ねる法大。リバウンドで粘られるが、相手のシュートが当たらないことに助けられた。しかし、中盤には国士大の板垣が入ったことで相手チームが盛り上がり、一気に流れを奪われる。原や臼井のシュートで追い上げられ、そのままフリースローでリードを取り返されてしまうが、この流れを断ち切ったのは藤井の3Pシュート。再び逆転を果たすと戸堀もフックシュートで続き、4点のリードを保って42-38で最終Qを迎える。
第4Q。序盤に国士大の原の3Pシュートなどで44-43と1点差まで詰められてしまう。緊張の場面は両チームとも速いテンポでの攻防となるが、どちらもリングに嫌われてしまうため得点は動かない。そんな中でも、植村、藤井が3Pシュートを決めて国士大を突き放すと、その後は沼田のバックシュートや戸堀のターンショットなど要所要所で得点を積み重ねる。最後は佐藤が鮮やかにフローターを沈め、61-43で試合終了。終わってみれば、このQは国士大をたったの5得点に抑え、次戦へ弾みをつける勝利を収めた。
8戦ぶりに勝ち星を得たとは言え、入れ替え戦を見据えれば、まだまだ気の抜けない状況は続く。だが、久しぶりに勝利の味を思い出したウィザーズは、残りの3試合でこれまでとは違う姿を見せてくれることだろう。(向井知優)
コーチ・選手コメント
佐藤俊二 コーチ
ー今日の試合を振り返って
久々に勝って良かったです。今日は変なターンオーバーが少なかったですね。今までは10点ちょっと離したときに変なターンオーバーから追い付かれて、そのままシーソーゲームで負けて終わりという感じでした。今日は10点差くらい離れていたときに追い付かれてしまったけど、もう一回踏ん張れたから、今日はそこが勝負所だったのではないでしょうか。
ー今のチーム状況を見て
翔耶もやるようになったし、寿一はいないけど、ようやく駒が揃ってきたので戦えるチームになってきたんじゃないかと思います。
ー選手たちの意識の変化などは感じますか
少しずつ。今までは寿一を中心にチームを作ってきて。寿一いなくなって、やらなきゃいけないっていう自覚が芽生えてきました。そこがだんだん良い方向になってきたかなと。翔耶なんかも(良い意味で)何も考えず、そういった意味で悪い流れとか一切関係なしにプレーしていますね。ひとり動きの質が違うというか。
ー選手に佐藤コーチから言っていることは
最近はスタッフも多いからあまり言わないけど、試合前とかは「練習でやってきたことをやる」ということを言っています。練習でやってきたこと、こっちから言われたことをやってみる。それをやったうえで負けたらこっちの責任だから。やらずして負けたら選手の責任。練習でやってることを試合でやってくれればこっちは文句の言いようがない。それをいかにできるかだと思います。
ー今のチームでそれはどれくらいできているのでしょうか
塚さんが来る前からやってきたことと、かなり違うバスケット、大人なバスケットををやろうとしてるから、そこを選手が学んでいく中で、まだ頭がついてきていない状況です。まだ感覚でプレーしている選手が非常に多いと思います。
ー入れ替え戦の可能性も高まっていますが
まあ行かないに越したことはないですけど。今さらもうそれを気にしたところでしょうがないですね。やるべきことをちゃんとやってればそう簡単に負けるようなチームじゃないので。そこを徹底すれば。下級生にとってもひとつの経験ですし。チームとして、これから勝ち続けるチームを作らないといけないのですが、そのためには色んな経験をしていいと思います。でも入れ替え戦にいっても1部に残れるように。2部に落ちたら上がってくるのが大変だからね。
ー筑波大戦に向けて
相手関係なしに自分たちのやることをちゃんとやって欲しいです。相手のことはコントロールできないので。変に意識せず、そこに集中して欲しいです。
戸堀勇吾
ー今日の試合を振り返って
自分はいつも出番が無いので、呼ばれて出たときは秒単位ですぐに代えられると思っていました。動きはたくさん練習してきたので練習通りにやることを意識したり、相手が嫌がることをするようには努めていたんですけど、本当に頭が真っ白になりました。
ー8戦ぶりの勝利ですが
崖っぷちなんですけど、とりあえず勝てて良かったという感じです。
ー雰囲気があまり良くない中での出場でしたが
いつも沼田さんが柱になって引っ張ってきてくれたので今はすごく疲労していて、「沼田さんを明日の筑波戦のために休ませてあげよう」とチームで声かけをしていました。沼田さんとはポジションが被る部分もあるので、沼田さんの穴だけはしっかり埋められるように意識しました。
ー相手からボールを奪うなど、積極的なプレーでチームに流れをもたらしましたね
自分は出る機会が少ないので結果をすぐに残さないといけないんですよ。だから、あれはもう相手からボールを奪っちゃった方がいいかなと思って飛び込みました。そしたら、そのあとも使ってもらえたので飛び込んだ甲斐がありましたね(笑)。よかったです。
ー4Qにはスターターとなりましたが
途中から入ると、いくら後ろでアップしてるとは言え体が温まらなくて硬い状態で入ることになるので、やっぱりやりにくさがありました。スターターだと自分たちで流れをつくれるし、悪かったら代えてもらえるし、良いことづくしなので控えで出るよりもやりやすかったです。
ー試合後にコーチから話はありましたか
チームとしては、とりあえず明日も頑張ろうという感じですね。個人的には良かったよ、と言ってもらえたんですけど、そのあとに冗談混じりで「明日もあると思うなよ」と言われたので、明日は明日で結果を残せるように頑張ります(笑)。
ー明日の筑波大戦に向けて
1巡目の筑波戦は1点差で、誤審みたいなこともあって本当は勝てた試合だったので、明日はどんな形でも絶対に勝ちたいと思います。負けはいらないです。