【アメフト】春季オープン戦 対成蹊大 最終戦となる戦いを見事大差で勝利を収めた
2016春季オープン戦 対成蹊大
2016年6月5日(日)
富士通スタジアム川崎
春季オープン戦最終節となった今試合。相手は成蹊大。序盤は一進一退の戦いが続いたが、法大トマホークスは徐々にペースを加速させ、勝利を果たした。7勝2敗で春季オープン戦を終えることとなった。
試合結果
トータル試合結果
54 | 7 | 1Q | 0 | 7 |
---|---|---|---|---|
17 | 2Q | 7 | ||
14 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 16 | 4Q | 0 | 成蹊大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10:55 | RB | 小林篤実 | TD | ◯ |
2 | 8:59 | RB | 小林篤実 | TD | ◯ |
2 | 10:37 | K | 木村圭介 | FG | — |
2 | 11:15 | RB | 今井憲史郎 | TD | ◯ |
3 | 5:23 | RB | 今井憲史郎 | TD | ◯ |
3 | 11:48 | RB | 池田圭太 | TD | ◯ |
4 | 2:27 | RB | 畑中星哉 | TD | ◯ |
4 | 4:50 | RB | 池田圭太 | TD | ◯ |
※4Qにセーフティで2点加算
戦評
春季オープン戦最終戦となる対成蹊大。春季の締めくくりとして落とせない一戦が始まった。
法大のキックオフで試合がスタート。成蹊大のパスによる攻撃に対し、しっかりとパスカバーをする法大守備。早々に攻撃権を奪い幸先の良い様に思えたが、法大の攻撃は反則による罰退で自らの首を絞め、いいリズムを作り出せない。ここで法大を支えたのは屈強なる守備チーム。成蹊大を力でねじ伏せ自陣へ進撃させず、試合の流れを作っていく。1Q終盤WR阿部 康成(文4)が敵陣20yds地点まで見事なパントリターンをすると、法大は中へのランを中心に攻め立て、最後はRB小林 篤実(理工2)がエンドゾーンへ駆け込みTD。先制点をモノにした。
続く2Q。追加点を取り試合の流れを掌握したいところだが、得点ボードは7-0のまま変わらず、膠着状態が続く。そんな中、法大は成蹊大のロングパスによるTDを許してしまい、同点に追いつかれてしまう。この同点TDが強豪の目を覚まさせた。ここから怒涛の法大の攻撃が始まる。法大のキックリターンにより好位置からの攻撃。RB小林の中へのランにより着実に進み、8分59秒にRB小林がこの試合2本目となるTD。更にこの直後の守備、敵陣にてQBサック後のこぼれ球をLB寺林 翼(文2)が確保。攻撃権を得る。残り1分23秒にFGで3点を追加して、17-7と点差を広げる。しかし、まだ法大の得点ラッシュは終わらない。法大のキックオフ直後の守備でLB寺林がインターセプトし、またもや攻撃権を奪取。その後RB今井 憲史郎(法4)のランによるTD。24-7という経過で前半を折り返す。
2TDを挙げたRB#28今井
法大主導の試合展開を継続したい3Q、成蹊大のキックオフにより開始したが、キックリターナーがタックルされた際にファンブルをしてしまい後半開始早々、成蹊大に攻撃権を与えてしまう。あわや追撃を受ける嫌な展開。しかし、1Q同様ここでもチームを支えたのは、法大の守備チームの屈強さだ。トリッキーなプレーを使われ攻められながらも、成蹊大のゴール前の猛攻をしっかりと守り抜いてみせる。守備チームの頑張りに応えるかの様に攻撃チームは、QB馬島 臨太郎(キャ3)の正確なパスを中心に攻め立て、2本のTDをもぎ取って見せた。
残る4Q。成蹊大のミスにつけ込む形で2本のTDと成蹊大のセーフティーにより、得点を重ね相手を54-7と引き離す。試合終了間際での、DB本山大雅(営1)のインターセプトにより春季オープン戦最終戦に終止符が打たれ、最終戦を法大は白星で締めくくった。
スコアだけを見ると、54-7と圧勝であるが、強豪数多のTOP8で勝ち抜いていくには、攻撃チームがより早く試合展開を作り出すことが重要になると思われる。そして今試合のような反則による自滅はなるべく避けたいところ。春季オープン戦を戦い抜いた今、秋季リーグ戦優勝へ向けて改善点を洗い出し、より一層強くなっていくだろう。(上野 翔)
選手コメント
石神宇貴 主将
ー今日の試合を振り返って
全然ダメでした。イエロー(反則)があったり、取り切れないところがあったり、止めきれないところがあったり、反省する所が多いですね。
ー前半ペースをつかみ切れていない様に見えましたが
相手云々というよりも自分たちのやりたいフットボールが出来なかったなと思いますね。ベンチでもフィールドでも十分に機能しきれてなかったです。
ー昨日の新人戦はどうでしたか
下級生がいいプレーしてくれてました。思いっきりプレーしてたのが良かったと思います。初めて試合に出て緊張している子もいました。
ー春季オープン戦の総括は
やりたいことがやりたいときにできなかったです。うまく機能しませんでした。ただ下級生が伸びてくれたのが大きかったと思います。
ーこれから力を入れていくところは
当たり前にしないといけないこと。挨拶だったり、離合集散とか。最終的にそういう面がフットボールに出てくると思うので、普段から当たり前のことをできるようにしていきます。試合が終わって、トレーニング期間になるとフットボールから離れてしまうのでその気持ちを忘れずにしていきたいです。
ー秋季はTOP8対決になりますが
厳しい試合とかあると思うんですけど、自分たちがやりたいこと、やろうとしているフットボールをどれだけできるかが鍵になると思うので、やることをしっかり決めて秋に向けて準備していきたいと思います。
畑中星哉
ー今日の試合振り返って
緊張しました。ミスしないか不安でしたが、思い切ってできたのでよかったです。
ー自身のプレーについて
満足はいかないですけど、楽しかったのでそういう意味ではよかったと思います。
ー最終節だったが、オープン戦振り返って
今まであんまり出られていなかったので、今日は結構出してもらえて嬉しかったです。
ー2敗したことについて
まず出られていないことが悔しくて、自分が強くなってチームに貢献できるようになりたいと思いました。
ー出場するためにどのように努力してきたか
自分の武器はスピードだと思っているので、早く走るということを意識していました。
ーこれから夏に強化していきたい点
フィジカルが足りていないので、強化したいです。
ーチームとして高めていきたいこと
熱くやっていきたいです。
先輩方は「勝つためにどうしたらいいのか」を毎日めちゃくちゃ考えていて、本当に尊敬しています。
ー秋リーグ戦の目標
試合に出て活躍することです。