先週江戸川大学に序盤から相手の勢いに押され敗戦した法大。1部昇格に暗雲が漂う中、7月に行われたスプリングトーナメントで惜敗した東洋大と激突。最終Qで逆転を許しまさかの2連敗を喫した。
試合結果
トータル試合結果
76 法政大学 |
18 | 1Q | 16 | 78 東洋大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 2Q | 17 | ||
29 | 3Q | 22 | ||
13 | 4Q | 23 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#7 柴田京哉(済4) | PG | 東海大札幌 | 9 | 1 | 2 |
#1 川島聖那(法4) | SG | 福大大濠 | 10 | 5 | 1 |
#13 本間紗斗(営4) | SF | 明成 | 9 | 3 | 3 |
#51 金本一真(文4) | SF | 光泉 | 4 | 4 | 2 |
#74 長橋冬真(営2) | C | 國學院久我山 | 4 | 4 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#3 今池翔大(文2) | PG | 法政第二 | 0 | 1 | 0 |
#14 小野怜史(文4) | PG | 法政第二 | 14 | 12 | 5 |
#2 澁谷錬(法3) | SG | 洛南 | 0 | 0 | 0 |
#11 岡部雅大(国1) | SG | 國學院大久我山 | 11 | 2 | 0 |
#8 石田泰三(法8) | SF | 北陸学院 | 0 | 0 | 0 |
#6 杉澤ロメオ(文2) | PF | 東海大札幌 | 13 | 4 | 1 |
#9 黒木丈(法2) | PF | 福大大濠 | 2 | 3 | 0 |
試合経過・日程
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果/試合開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 9/14 | 埼玉工業大 | 〇70-54 |
3 | 9/19 | 国士館大 | ●61-80 |
4 | 9/25 | 東京成徳大 | 〇81-57 |
6 | 10/2 | 順天堂大 | 〇89-66 |
7 | 10/3 | 江戸川大 | ●73-91 |
8 | 10/9 | 東洋大 | ●76-78 |
9 | 10/10 | 関東学院大 | (変電所火災によるJR運転見合わせの為延期) |
2(振替) | 10/17 | 駒澤大 | 13:00 |
10 | 10/23 | 明星大 | 18:30 |
11 | 10/24 | 明治大 | 15:00 |
5(振替) | 11/6 | 上武大 | 13:00 |
戦評
前節江戸川大に痛恨の大敗を喫し昇格に向け後がなくなった法大。今節は東洋大学との対戦になった。
1Qはお互い守りあいの展開に。ハンドラーの選手に対して強く2人でプレッシャーをかけてくる東洋大のディフェンスに苦戦。法大も前節から修正したアイスディフェンスやローテーションで東洋大を苦しめるが#18庄子を中心としてタフショットを沈めていく。法大もベンチメンバー#6杉澤がこのクォーターのみで6点をあげる活躍を見せて必死に食らいつき結局18ー16の2点リードで終える。
2Qは法大はビッグマンが外に釣り出されてからの東洋大のオフェンスリバウンドに苦しむ。またこの試合が今リーグ戦初出場となった國學院久我山出身のルーキー#11岡部が登場。全く緊張している素振りも見せず3ptを2本決める大活躍。中盤からは両チームともゾーンディフェンスが機能して34ー33の法大1点リードで後半へ。
3Qは開始から7ー0のランで法大がリードを広げるも、ディフェンスに修正を加えた法大に対して1対1のところで上手くカウンターアタックや最終的にゲームハイの22得点をあげた#57上甲を中心とした個人技で繋ぎ点差を縮める東洋大。しかし#1川島のオフェンスリバウンドからのバスケットカウントなどで再度法大が点差を離すとそのまま63ー55の8点リードで勝負の4Qへ
4Qは2Q同様岡部がオフェンスで活躍を見せるが、徐々にチームとしてのオフェンスよりも個人技が増えてターンオーバーやチームとして理想的ではないシュートが増えてくる法大。それを逃さず得点に繋げた東洋大が一気に点差を詰め残り5分ほどで全くどちらに転ぶかわからないシーソーゲームに。一進一退の攻防が続く中、1点リードの残り7.4秒で#51金本が痛恨のファールをしてしまい東洋大のボーナスフリースロー。それを確実に2本決めた東洋大がそのまま勝利。最終スコアは76ー78。法大としてはここにきてかなり痛い2連敗となってしまった。
結果的にはファールで決着がついてしまったが、#74長橋も話すように、2桁点差に出来るところでプレーが甘くなってしまう、ディフェンスの仕上げのところでシュートコンテストやリバウンドが甘くなってしまうといった本当にごく僅かな詰めの甘さが敗戦の主な要因だろう。とはいえ法大もポジティブな要素は少なくない。新戦力の岡部やバックアップセンターの杉澤が素晴らしい活躍を見せており、ベンチの層は着実に厚くなってきている。ディフェンスも改善を見せた。ここで意地を見せて踏ん張ることができるか、それともこのままズルズル行ってしまうのか。法大の真価が問われる次戦に期待したい。(撮影・取材 大井涼平・有賀隆人)