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【テニス】2021年度王座出場校決定トーナメント 対中大 4年生の活躍で見事に初戦を突破!慶大との王座出場決定戦へ。

2021年10月2日(土) 
2021年度王座出場校決定トーナメント 対中大

王座出場権をかけて行われるリーグ戦。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったが、今年はトーナメントという形で実施された。関東1部に所属する大学が2つのブロックに分けられ、各ブロックの勝者が王座に出場する。中大、そしてシードの慶大と同組になった法大は初戦で中大と対戦。総合成績6-3で勝利を収め、翌週の慶大戦へと駒を進めた。


感染予防対策を行ったうえで2年ぶりの団体戦が実現した。

試合結果

トータル試合結果

6

法政大学

2

ダブルス

1

3

中央大学

4

シングルス

2

ダブルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
D1 中川舜祐(社4)・大田空(スポ2) 6-1,6-4 清水盾伎・井上隆也
D2 守屋達貴(人3)・加藤木塁(経2) 6-3,4-6,7-10 清水一輝・池田悠人
D3 佐野有佑(経4)・高清水研人(経4) 6-7,6-2,10-7 石井涼太・間仲啓

シングルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
S1 中川舜祐(社4) 6-1,6-4 清水一輝
S2 新井翼(スポ1) 4-6,1-6 石井涼太
S3 大田空(スポ2) 5-7,0-6 星木昇
S4 矢島淳揮(スポ3) 6-0,6-1 清水盾伎
S5 佐藤太耀(現2) 6-4,6-3 池田悠人
S6 田中諒弥(経4)
6-1,6-2 奥村龍太郎

戦評

ダブルス

ダブルス1番手として登場した中川舜祐・大田空ペア。ファーストセットでは、序盤から相手のミスを誘う力強いストロークを披露し、第2ゲームでいきなりブレイクに成功。その後も優位に試合を進め、ゲームカウントは5-1に。迎えた第7ゲームでは、中川のスマッシュや、大田の力強いストロークにより4連続得点。6-1でこのセットをものにした。続くセカンドセットでは苦しい試合展開に。両者ブレイクを許すことなく、第4ゲーム終了時点で2-2に。その後、第5ゲームでブレイクに成功するも、第6ゲームではブレイクバックされるなど、一進一退の攻防が続いた。5-4で迎えた第10ゲーム、中川の気迫のスマッシュが決まり、6-4で勝利。1番手としての重荷がかかるなか、見事慶大戦への第一歩を切り開いた。

ダブルス2番手として登場した守屋達規・加藤木塁ペア。ファーストセットは序盤から果敢に攻めて第1ゲームをブレイク。その後も順調に試合を進め、6-3で危なげなくこのセットを先取した。続くセカンドセット。互いにキープを続け、両者一歩も譲らぬ展開を見せる。そして試合が動いたのは第9ゲーム。粘り強くポイントを積み重ねるも、ブレイクを許し、セカンドセットを落してしまう。運命のファイナルセットは相手に必死に食らいついていくも、ポイントを立て続けに取られ7-10。セットカウント1-2で惜敗した。

ダブルス3番手として登場した佐野有佑・高清水研人ペア。ファーストセットでは序盤からいきなりブレイクを許す苦しい展開に。その後は一進一退の攻防が続いたものの、相手に押し負け6-7(4)でこのセットを落とした。続くセカンドセット。ファーストセットとは打って変わり、4ゲームを連取。最後は相手も意地を見せたものの6-2でこのセットをものにした。勝負のファイナルセット。セカンドセットを取ったことで勢いに乗った佐野・高清水はそのまま攻めの姿勢を崩さず、10-7で勝利した。

シングルス

シングルス1番手として登場した中川舜祐は、主将としての意地を見せる試合となった。ファーストセットでは第1ゲームでデュースを取ると、第2ゲームでブレイクに成功。その後も左右に振るストロークやボレーで相手を翻弄し、6-1でファーストセットを終える。続く第2セットではいきなりデュースに持ち込むも相手にゲームを奪われてしまう。第2ゲームでもミスを連発させブレイクされる。相手の流れを引き戻せないまま、第6ゲーム終了時には2-4と大幅にリードされてしまう。誰の目にも劣勢に見えたが、中川はここから反撃を見せた。第7ゲームで力強いストロークで4連続得点を決めると、スマッシュを立て続けに決める。流れを呼び戻し6-4で勝利を決めた。

シングルス4番手に登場したのは矢島淳揮。ファーストセットでは相手に1ポイントも与えることなく第一ゲームをブレイク。勢いそのまま1ゲームも落とさず、6-0でこのセットをものにした。続くセカンドセット。第1ゲームで初めて相手にキープを許してしまうも、そこから圧倒的な力の差を見せつけ6ゲーム連取。相手に一切の付け入る隙を与えず、完璧な試合運びで快勝した。

シングルス5番手として登場した佐藤太耀。少し緊張した面持ちで始まったファーストセットは第5ゲームで先にブレイクに成功するも、直後のゲームで相手もブレイクバック。両者一歩も譲らぬ展開を見せたが、第9ゲームで再びブレイクに成功。6-4でこのセットをものにした。続くセカンドセット。ファーストセットと変わらず一進一退の攻防を見せるも、攻めの姿勢が功を奏し、6-4でストレート勝ち。次週の慶應戦に期待がかかる。

シングルス6番手として登場した田中諒弥。「4年生の役割」を果たすべく、中大・奥村龍太郎との一戦に臨んだ。序盤から相手のミスを誘う力強いショットを披露。6-1で第1セットを取った。続く第2セット。第1ゲームを4連続ポイントで取るも、その後第4ゲームまでは両者ブレイクを取れず2-2と接戦に。「前に出て、ボレーに持ち込むのが自分のパターン」と語るよう、第5ゲーム以降は、積極的なプレーでボレーに持ち込み、相手を引き寄せないプレーでブレイクを奪い、6-2で勝利。次週の慶大戦に対し、「勝つためには、自分も主軸となる」と語る田中。王座出場のため躍動する姿に期待がかかる。

 (取材:溝口真央、東夏紀)

選手コメント

田中諒弥

―試合を振り返って
4年生としての役割を果たすことができたのではないかなと思います。

―ファーストセットは優位に試合を運んでいましたが、セカンドセット序盤では点の取り合いになりました。勝敗の決め手はどこだったのでしょうか?
最初は相手が緊張していたこともあって、ミスしてくれていたので優位に試合を進めることができました。ただ、セカンドセットでは相手のミスも減ってきたので、自分がどう仕掛けるかを考えました。前に出てボレーで勝負するのが自分のパターンなので、そこに持っていけたことが決め手だと思います。

―インカレ予選後、意識して取り組んできたことは
パターンを作る必要があるとずっと思っていました。もともと僕はダブルスをメインでやっていて自信がありました。でも、今回はダブルスが仕上がっているペアが多く、(ダブルスでは)自分の出番はなかったので、ダブルスで培った技術、ボレーやサーブを生かしたいと考えていました。バックの方が得意なので、バックハンドで打って、前に行くというパターンをたくさん練習するようにしていました。

―今大会が学生最後の大会ですが、意識していることは
勝って王座に行って、後輩につなげてあげることが僕たち4年生の役割だと思っています。役割を全うできるように、内容よりも勝利という形でチームに貢献したいです。

―慶大戦に向けて意気込みをお願いします
慶應とは毎年いい試合はするのですが、勝ちきれず接戦で負けてしまいますが、今大会はファイナルが10ポイント制でどっちに転がってもおかしくないゲーム展開になると思います。僕も主軸として頑張りたいです。

佐藤太耀

ー試合を振り返って
最初はすごく緊張していて、試合内容は良くなかったのですが、最終的には勝つことができたので良かったです。

ー良かったところは
僕のテニスは攻めて攻めてというテニスなのですが、最近は競った時に守りに入って負けてしまうことがありました。今回はその反省を活かして、最後まで打ち切って勝つことができたので良かったと思います。

ーインカレから今日までの練習で意識したことは
インカレが不甲斐ない結果に終わってしまったので、心意気としては「全員見返してやるぞ」という気持ちで練習をしました。プレー面ではサーブ力を上げるように努力しました。

ー勝因はどこにあると思いますか?
やっぱり応援してくれている人がいたからこそ、今日の試合は勝てたと思います。ずっと拍手してくれたり、ガッツポーズをしてくれたり。体で表現して応援してくれたので、その期待に応えようと頑張ることができました。勝因は審判や応援してくれたサポートの人たちだと思います。

ー慶應戦への意気込みをお願いします
絶対に勝つので皆さん応援よろしくお願いします!

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