【テニス】全日本学生選手権大会 7日目 好プレー炸裂で、藪・岡垣ペアが見事ベスト4に進出決定!
全日本学生選手権大会
男子ダブルス準々決勝
2018年8月19日(日)
岐阜メモリアルセンター
全日本学生選手権大会(インカレ)7日目。準々決勝にて、藪巧光(経3)と岡垣光祐(経2)の前に立ちはだかったのは、第2シードで慶大の逸崎凱人と畠山成冴。午前中に行われた逸崎のシングルスが4時間の大接戦を迎えたため、15:30に試合開始となった。夕日が見え微かな風が吹く中、藪・岡垣ペアは見事な戦いっぷりを見せ、法大からは2年連続の男子ダブルスベスト4進出を決めた!
男子ダブルス準々決勝
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2) | 6-3,6-4 | 逸崎凱人・畠山成冴(慶大) |
戦評
法大から唯一準々決勝に進出した藪巧光(経3)・岡垣光祐(経2)ペアが魅せた。相手は今大会第2シードの逸崎凱人・畠山成冴(慶大)ペア。前評判では予選会から勝ち上がってきた2人にとって厳しい展開が予想されていた。
チャンスをつかんだのは第1セット第2ゲームだった。相手のファーストサーブが安定しない中、藪がロブを放ち、岡垣は積極的に前に出てくボレーを決めこのゲームをブレイク。立ち上がりから流れをつかんだ。第5ゲームでは岡垣のファーストサーブ決定率が悪い中、2人でコミュニケーションを取りながら4度のデュースの末キープ。6-3で先取に成功した。
「このゲームを頑張って取ろう」。藪が大きな声で岡垣を鼓舞した第2セット第3ゲーム。ブレイクのチャンスを逃さなかった。コートを広く使ってサイドラインぎりぎりにボレーを打ち込んだ。このゲームをブレイクするも、第4ゲームはブレイクバックされ互角の戦いに。しかし第7ゲームに粘り強いフットワークで畠山のサーブに食らいつくと、再びブレイクに成功。キープをすれば勝利がつかめる第10ゲームには3度のデュースのピンチに見舞われるも、決して諦めなかった。鋭角へ積極的に攻め、2人は息のあったプレーでこのセットを6-4で取り準決勝進出を決めた。
「お互いのプレーが噛み合ってた」。試合直後には口をそろえて互いをたたえあった。2人の長所がそのまま生きた試合展開だった。そして準決勝の舞台へ。藪と岡垣の勢いは止まらない。
(梅原早紀)
選手コメント
藪巧光・岡垣光祐
ー今日の試合を振り返って
岡垣:楽しかったです!
藪:僕も楽しかったです。
ー第2シードとの対戦だったが試合前に立てた戦略は
岡垣:とりあえず相手がダブルスらしいプレーをしてくることは知っていました。それで僕たちはわりとシングルスを得意としている2人だったので相手の土俵で戦わずに、僕ららしいプレーで勝負しようと思っていました。だからなるべく相手コートの真ん中にボールを集めて中央に意識をさせておいて外側で決めようと思っていました。
ー試合中に会話していた内容は
岡垣:サーブの打つ方向だとか、次はどういう風に攻撃を仕掛けようかという話をしていました。前もって考えてたことと実際に試合をやっていて異なることをお互いに共有しました。今日はロブとかも使って相手の攻撃してくるラインを下げようだとか、タイミングをみはからって前に出ようとかそういった内容でした。
ーロブも戦略として前もって話していたことか
岡垣:いや、ロブは今日使ったら決まったのでどんどん決めていこうということになりました。藪さんが打つと決まるので良かったです。藪さんが打ってくれると僕が前衛として動きやすいのでその点も噛み合っていました。
藪:あとはショートクロスですね。
岡垣:そうですね。今日すごく決まったので良かったです。
ー第1セットでは岡垣選手のサーブが安定しないように見受けられたが
岡垣:そうですね、相手のリターンがすごくうまいと思っていたのでコースを散らしすぎて安定感がなかったと思います。でもそうするとファーストサーブの確率が下がるので、相手の苦手な方向に出来るだけ打つことにしました。
ー明日へ向けて一言お願いします
藪:岡垣さんについていきます。
岡垣:法政のみんなを岐阜に連れ戻します!頑張ります。
フォトギャラリー
- 試合終了後すぐに抱き合った藪と岡垣
- 巧みな戦略で大勝利をあげた!