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【バレー】シーズンまとめインタビュー/吉田康伸監督・緒方悠大・佐藤真和

4年生引退特別インタビュー/吉田康伸監督・緒方悠大・佐藤真和

シーズンを終え、代替わりを迎えた法政大学バレーボール部。今回は、吉田康伸監督と、一年間チームを引っ張ってきた緒方悠大主将・佐藤真和副将にお話を伺った。

 

 

吉田康伸 監督

―インカレを振り返って、総括をお願いします
4年生の最後の試合として、2部リーグで5位以内に入り、出場権を得ることができました。最後悔いなく終わってくれればと思っていたのですが、2回戦の天理大戦で勝ちきれなかったと思います。内容も悪くなく、五分五分といったところでしたが、2セット目の終盤で逆転されてしまってからは、流れが天理大に行ってしまいました。

―1戦目の九州共立大戦はいかがでしたか
色々な選手をつかおうと思っていましたので、2セット目の終盤は、自分たちのミスから、セットを落としてしまいました。3,4セット目に関しては、気を引き締め直して戦えたこともあり、勝つことができました。体育館慣れするという意味でも、いい経験ができたと思います。

―秋リーグでは伊藤貴将選手がブロック賞に選出されました
何人かの選手を使った中、伊藤がレギュラーの座をつかんでくれました。最終的にはブロック賞ということで、彼自身にもいい経験になったと思います。また、来年以降のミドルブロッカーの軸になる選手が出てきたかなという風に思っています。

―1年間レシーブを強化したと伺いました
新キャプテンのリベロの森山(陸人)を中心に、ディグについては頑張ってくれました。ただ、サーブレシーブについては、経験値が浅く、練習はしたものの課題としては残ったという印象です。

―来年以降のチームについては
昨年から今年にかけては、メンバーが大きく入れ替わったこともあり、やってみないとわからない部分がありました。ただ、今年に関しては、1~3年生が中心のチームということもあり、ほとんどのメンバーが残ります。公式戦を通して得たことを、新キャプテンの森山を中心に、まとまってやってくれればと思います。また、有望な新入生も入ってくるということで、まずは入れ替え戦に行き、春に1部に上がることを目標にやっていきたいと思います。

―新キャプテンの森山選手は、試合中にもチームを盛り上げる役割を担っていらっしゃいます
彼は非常にまじめで、いろいろな選手にも声がけをしてくれています。ただ、周りを気にしすぎて自分のプレーができなくなってしまったり、リベロということで直接点を取ることができないフラストレーションもたまるかなとは思います。そのあたりは、同級生の時田(晃佑)や持田(恒希)と協力しながら、みんなで頑張ってもらえればと思います。

―この冬強化していく点は
とりあえずは体力強化をしつつ、対外試合などもできればと思っています。コロナ禍ということもあり、昨年はほとんどできなかったので、Vリーグや1部のチームを経験しつつ、リーグ戦に入って行ければと思います。

―選手の皆さんに向けてメッセージはありますか
今年経験できたことは非常に大きいと思います。一方で、今年のデータを洗い出したところ、来年のレギュラーを確約できるような選手はいなかったので、来年に向け、新入生を含めて、競争しながらレベルアップしてもらえればと思います。

主将・緒方悠大

―秋リーグを振り返って
1部昇格を目指してやっていたので、大東文化大に負けてしまいました。まだ上がれるチャンスはあるからやろうとなりましたが、僕自身もけがをしてしまい、悔いが残るリーグでした。 上がれると思っていたからこそ、もっと練習をして、自分たちのプレーを発揮できる練習をしておけばよかったと思いました。

―前半戦では、5連勝でした
勝って当たり前の試合だったので、代替試合はあったものの、リーグ形式の試合自体がチームとして初めてだったので、緊張している部分はありました。試合を重ねるたびに徐々にわかってきて、緊張感が和らいで、頑張って行こうという雰囲気が強くなりました。

―慶大戦での手を負傷については
中指と薬指のあいだが裂けてしまって、骨折もしてしまいました。1セット目の途中で出られなくなったというのは悔しかったです。 今はもうかなり良くなって、バレーもできる状態です。

―リーグ後半の試合では、試合を見守る立場でした
一番は「自分が出たかったな」という思いでした。外からチームを見ていると、皆声を出して、頑張ってくれていて、自分がいなくても大丈夫かなと思っていたのですが、だんだん「自分が出ていれば」という気持ちになりました。けがをしたという事実も、キャプテンということも変わらないので、チームとしてコートに立っている選手たちがベストを尽くせるよう、練習中や試合時の声掛けをしていました。

―インカレの1回戦については
勝てはしたのですが、自分たちのプレーがあまりできていなかったです。かくしたチームではありましたが、リードされたり、1セット取られたりしたので、秋リーグで見つかった自分たちの弱さを調整できていなかったと思う試合でした。

―2回戦は、天理大との試合でした
勝てなくはない試合で、次の日体大に挑みたかったです。1セット目はとることができましたが、そのまま行くことができず、弱さが出てしまい、点数が開いてしまったと思います。

―インカレが終わって、一番に感じたことは何でしたか
「早かったな」と思いました。4年間で何をやったかなとおもったら、エピソードとかは特に思い浮かばなくて、チームに貢献できたのかなと思ったり。キャプテンとして、1部にあげることもできなかったし、インカレでもいい成績を残すことができなかったので。今年は、キャプテンを務められたのかな、、、と思いながら試合を終えました。

―1年間を振り返って、お話を伺いたいのですが、まず、春リーグが中止になってしまいました。その時はどう思いましたか
状況が状況だったので、「仕方ないな」と思いました。

―今年の春から夏にかけては、どのような練習をしましたか
チームとして苦手なレシーブを強化しました。昨年の秋の代替試合で見つかった課題なのですが、サーブキャッチができなかったりして、僕らの強みである攻撃にそもそもつなげられなかったので、サーブカットから練習をして、要所要所でブレイクをする、というのを春から夏までやっていました。

―その練習の成果を感じる場面はありましたか
成長してたと思います。勝負できるスパイクが打てる場面が格段に増えていたので、練習の成果は出ていたと思います。

―4年間で一番成長したと思う部分はどこですか
数字でいうと、最高到達点が高くなったことです。 また、「勝ちへの意識」が明確になったと思います。1部昇格という目標が明確になっていたからこそ、勝ちへの意識は強くなったと思います。

―法大バレーボール部の一番好きなところは
いい意味で「ルーズなところ」です。監督も、プレーに関する必要最低限のことはアドバイスしてくれますが、それ以外は基本的に自分たちでできます。メニューや選手たちの希望など、自由にできるのが、良いところかなと思います。

―今後もバレーボールは続けていきますか
富士通川崎レッドスピリッツでプレーをさせていただきます。

―目指すしている理想の選手像はありますか
プレーに関しては、ブロックがあからさまに少ないので、ブロックで活躍したいです。センターなので、スパイクだけではなく、ブロックでチームに貢献していきたいです。また、サーブに関しても、前と比べて弱いサーブなので、攻めたサーブを打っていきたいです。それから高さを生かしたスパイクもやっていければと思います。 また、「プレーで引っ張ることができる選手」になりたいです。声を出す、盛り上げるといった形でチームを引っ張るのも大切ですが、流れが悪くなったときに、いかに点を決められるかが、頼れるかどうかになると思います。その時に、自分のプレーでチームを引っ張ることができるように、技術面をとにかく上げていきたいです。

―後輩たちに向けて
今年は後輩がたくさんいるチームだったので、来年2部のリーグで積み重ねてきたことを発揮してほしいです。来年の春リーグから1部昇格を達成できるよう、チーム一丸となって、みんなでフォローしつつ、切磋琢磨して頑張ってほしいです。

―今後に向けて一言お願いします
実業団でやらさせていただくので、大変だと思いますが、応援してくれる全ての人への感謝を忘れず、バレーを頑張っていきたいです。

副将・佐藤真和

―今季を振り返って
秋リーグとインカレが開催できたことに感謝しているのが一番です。結果がついてこなかったのですが、最後までやり切ることができたので、そこに関しては安心しています。

―4年間を振り返って
3年生までは、自分のことや、先輩のためにやるだけでよかったのですが、4年生になり、自分のことよりもチームのことやどうやったら下級生がプレーしやすいかを立場上常に考えていました。4年間は早かったです。

―副将をされていました
チームをまとめるのは難しいということを実感しました。全員が考えていることはわからないので、各学年のよく話す人から話を聞いて、チームをどう回すかを考えることが大変に感じていました。

―スタメン出場が少なかったが、その中で意識していたことは
流れを変えるきっかけを作るのは難しい事ですが、自分が入ることでチームに良い流れを持っていけるようにということを意識していました。ベンチでは、他の選手の様子を見ながら、声をかけたりはしていました。

―一番印象に残っている試合は
1年生の時の、日大との入れ替え戦です。勝てそうだったけど、負けてしまったので、一番印象強いです。

―引退してやりたいことは
旅行に行きたいです。特に行きたいところはないのですが、ずっとバレーボールしかやっていなかったので、色々なところに行きたいと思っています。

―同期の選手にメッセージをお願いします
今まで一緒に頑張ってきたので、感謝の気持ちが大きいです。また、会うことが少なくなるので、これからも自分たちなりに頑張っていこう、ということです。

―期待している後輩は
セッターの中田拓斗です。学年は違うのですが、バレー以外の日常生活で一緒に時間を過ごすことが多かった選手です。能力は高いので、法政が1部に行くためのキーマンになると思っています。

―後輩の選手にメッセージをお願いします
4年生が抜けて、チームの色も変わると思うので、今の3年生がしっかり色を出して、1部昇格を達成できるように頑張ってほしいです。

―バレーボールを続ける予定は
9人制のバレーボールを続ける予定です。たまたま入社する会社に9人制のバレーボールチームがあったので、そこで続ける予定です。

―法大バレーボール部ファンの皆さんに一言お願いします
これから、法政バレー部は新一年生も入ってきて強くなると思いますし、有観客でリーグ戦を行えると思いますので、これからも法政のバレーボール部をよろしくお願いします。

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