2021年5月9日(月)~5月15日(日)
2022年度関東学生テニストーナメント大会(春関)本戦
大宮けんぽグラウンド他
ついに本戦が始まる2022年度関東学生テニストーナメント大会(春関)。予選免除の選手を含め、法大からは男女合わせてシングルスに15名、ダブルスに6ペアが出場する。インカレ出場権をかけ、関東の猛者がしのぎを削るこの大会。昨年度は守屋達貴(人4)・加藤木塁(経3)ペアが準優勝、そして佐野有佑(令3年度卒)・高清水研人(令3年度卒)ペアがベスト4と快進撃を見せたが、果たしてこの成績を超える選手は現れるのか。今回は本戦直前取材として、男子注目選手にお話しをうかがった。
出場選手
男子シングルス
選手名 | 学部学年 | 出身高校 |
---|---|---|
矢島淳揮 | スポ4 | 東京学館浦安 |
大田空 | スポ3 | 四日市工 |
佐藤太耀 | 現福3 | 法政二 |
森田凌矢 | 社会3 | 鳳凰 |
加藤木塁 | 経済3 | 埼玉平成 |
新井翼 | スポ2 | 足利大附属 |
大西洋平 | 経済2 | 静岡市立 |
飯泉涼 | 社会2 | 東洋大付属牛久 |
平井健太郎 | 経済2 | 法政二 |
松崎稜太朗 | スポ1 | 霞ヶ浦 |
男子ダブルス
選手名 | 学部学年 | 出身高校 |
---|---|---|
守屋達貴・大田空 | 人環4・スポ3 | 法政二・四日市工 |
矢島淳揮・村田雄飛 | スポ4・経済4 | 東京学館浦安・日大三 |
佐藤太耀・平井健太郎 | 現福3・経済2 | 法政二・法政二 |
展望
守屋達貴・大田空ペア
―昨年度を振り返って
守屋:春関準優勝、夏関ベスト4だったので、関東の大会はまずまずの結果が残せたのではないかと思います。インカレは中川・大田と当たって同士討ちで、インドアも同士討ちで、全国大会に関しては同士討ちが多くてすごくやりにくかったです。インカレは出場が3回目だったんですけど、初めて勝つことができたので、そこはすごくうれしかったしいい経験になったなと思います。
大田:1年生の頃に、春関・インカレでベスト4に入っていました。(昨年は)インカレ・インドアベスト8、夏関は守屋さんと組んでベスト4でした。守屋さんと組んだ方は、初めてでベスト4だったのでいい結果かなと思ったんですけど、中川さんとずっと組んでてベスト8で悔しい思いをしたので、今年はもう少し頑張りたいなと思っています。
―お互いのプレーのいい所は
守屋:大田くんのいい所は、ここで決めて欲しいなという所で決めてくれる所です。あとは、組んでて楽というのが一番いい所だと思います。考え方が似ている部分があるのと、勝手にやってくれるので楽ですね(笑)。
大田:前に組んでいた中川さんはすごいストローカーで、守屋さんはストロークというよりかはボレーがすごいので、ボレーに信頼がおけます。僕もストロークよりはボレーの方が得意なので2人で前に詰めて、ちょっと浮いちゃったとしても取ってくれるので、組んでいて楽ですね。投げやりではないですけど、ちょっと気楽にテニスできるのでいいなと思います。やっぱりボレーがすごくうまいので、2人ともいい形で点が取れるので、試合としても進めやすいし相手もやりにくいんじゃないかと思います。
―自身の課題・試合を通して伸ばしていきたい所は
守屋:伸ばしていきたいところ、、、僕はサーブとストロークが武器ではないんですけど、伸びしろはもうないなと感じているので、大田くんとかを見習って配球のパターンとかは増やしていけたらなと思っています。
大田:僕らで組んでいたら、サービスゲームはしっかり取れると思うんですけど、リターンゲームがどうしても苦しい展開があるので、リターンをしっかり返すことですかね。返してちゃんと形さえ取れればこっちの展開に持っていけると思います。
―守屋選手は副将に就任しました。副将として心がけていることは
守屋:部員には、考えて自分の意見を持ってほしいというのは結構言っています。僕自身、市ヶ谷キャンパスで(多摩での練習が)週3回しかできない中で、こうやって結果が出せているので、毎日テニスできる状況にいる人たちにはもっと考えてほしいなと思います。法政は、監督やコーチがいなくて自由度が高い分、さぼることもできるので、もっと自分自身に向き合って考えるようにすることは意識しています。あと、僕が1年生の時に3・4年生がすごい怖くて話しかけられなかったというのもあって、話しかけやすい部活というのを意識して色んな人とコミュニケーションを取ろうという風には考えています。
―新チームの雰囲気は
守屋:あんまり部活に行けてないので、そこまで深い雰囲気というのは分からないんですけど、人懐っこい子が多くて雰囲気はいいのかなと感じています。
大田:僕も守屋さんと同じような感じで、雰囲気いいなと思いますし、1年生の人数がすごく多くてどんどん盛り上げていってくれています。
ラストイヤーとなった守屋。狙うは学生タイトル獲得。
―大田選手はシングルスにも出場されますが調子は
最近怪我していて練習をしっかり始めたのが2・3週間前なので、ぶっつけ本番という感じになっちゃうんですけど、気楽にやれたらいいかなと思います。
―春関の目標をお願いします
守屋:学生タイトルがほしいので優勝したいです。
大田:僕も学生タイトルまだ取れていないので、守屋さんと取れるように頑張りたいと思います。
(取材:佐々木みのり)
昨年はインカレ・インカレインドアともにベスト4進出ならず悔しい結果となった大田。今季は優勝を狙う。
矢島淳揮・村田雄飛ペア
―昨年度を振り返って
矢島:結果で言うと、最低限の結果は出せたなと思っています。シングルもベスト16、ダブルスもベスト8でどちらもシードを守るという形だったので、すごいほっとした記憶がありますね。今年は、シードなんですけど単複どちらもベスト4を目指していきたいなと思っています。
村田:ダブルスは2年の大西と組んだんですけど、残念ながら本戦に残ることは出来ませんでした。シングルスでは本戦に上がれたんですけど、結局インカレインドア予選の決定決めで負けてしまってインカレに進むことが出来なかったので、今年こそはインカレに出場したいなと意気込んでいます。
ーお互いのプレーのいいところは
矢島:村田くんのいい所は、プレーが大胆な所です。特にボレーが得意で、プレースタイル的に僕がストロークをして、村田くんがボレーをするという形なんですが、すごいダイナミックに動いて、フェイントかけたりして相手を惑わせて最後おいしい所を持っていくので、ダブルスをしていてすごいかっこいい存在ですね。
村田:僕が矢島くんと組んだ時は、最後は僕が決めきる形になると思います。その決めきる前に作るボールだったり、確率が高い所を狙ったりして、僕が動きやすいように配球をコントロールしてくれてすごいいつも助かっています。
ー自身の課題・試合を通して伸ばしていきたい所は
矢島:課題はサーブリターンですね。サーブリターンをただ入れるだけっていうのはもちろん出来るんですけど、精度が悪かったり威力がなかったりして、その後、後手後手になってしまって苦労しています。サーブリターンで、こちらが有利になるぐらいの展開に持っていけるようにしたいです。
村田:矢島くんが言ってくれたように、僕もサーブリターンが課題ですね。それと同時に、僕が決めるという役柄があるんですけど、いい時はいいんですけど、その反面悪い時にどどっとカウントを落として1セットダウンとかになっちゃう展開が、ここ最近の練習試合や対抗戦ですごい多いです。そこは春関が始まるまで時間がないですけど、追い込みたいです。また、2年生の時にも矢島くんと組んで本戦出たんですけど、その時は負けてしまったので、インカレに出るっていうのもそうですけど、優勝を目指して2人で一歩一歩戦っていけたらなと思っております。
ー矢島選手は主将に就任しましたが心がけていることは
矢島:一番心掛けていることは、言動に一貫性を持たせるということです。口で言うのはすごい簡単です。がみがみ言ったりもするんですけど、僕が一番結果を出さないといけないとも思っているし、一番練習をしないといけないとも思っているので、言ったことはやるようにしています。
ー村田選手は副将に就任しましたが心がけていることは
村田:主将のサポートですかね。年によって主将の色が変わっていくので、部員も自分たちの考えや不満があると思います。僕が、矢島主将はこういうう風に言いたいんだよ~などの補助というか、矢島くんだけでは伝わらないものを分かりやすく伝えられたらなと思います。あとは、集合の場であんまり何も言わないタイプだったんですけど、副将である以上、チームのためを考えて、注意しないといけない言動とかは積極的に言うように意識しています。
主将となり迎えた今季。単複ベスト4を狙う。
―新チームの雰囲気は
矢島:真面目な選手がすごい多いなという印象ですね。例年の法政って、良くも悪くも元気があって明るくてという人が多かったです。そういう選手も少数ではありながらいるんですけど、それ以上に真面目でひたむきに頑張る選手が強いというイメージですね。
村田:チームの雰囲気というのはやっぱり4年生が作っていると思っています。僕たちの同期、今回の4年生はまとまってるじゃないですけど、飛びぬけて変な人がいる訳でもなく(笑)。それを見て、後輩たちが気を遣うことも、先輩にはこうあらなければならないというのもなく、みんなやりたいようにやっていると思います。もちろん最低限のルールはありますけどね。今日もみんな自主練習に励んでいて、テニスに集中していて、活発でいいチームだなという印象です。
ーラストイヤーの意気込み
矢島:目標は単複ベスト4に入ることです。最上級生としても、主将としても、やっぱり一番頑張らなきゃいけないし、4年間の大学テニスの集大成なので、目標を掲げてはいるんですけど、最終的には後悔したくないなという思いが強いです。なので、自分の全力のパフォーマンスを出すことを意識して、単複ベスト4を狙っていきたいと思います。あと、単複ベスト4というのは、僕は表彰されたことがないので、表彰されたいなという思いもあって単複ベスト4を目標にしています。
―単複ベスト4というのは、どの大会でも単複ベスト4に入りたいということですか
矢島:そうですね、これまでの最高成績が関東だとベスト8止まりなので、その最高成績を上回るということと、表彰されたいという2つの思いから単複ベスト4という目標を掲げています。
ー村田選手もお願いします
村田:同期に守屋くんという子がいて、僕が1年生の頃から全国に出るなど、ある程度の成績は残していたんですけど、2、3年とかになってから、さらに離されているなという感覚がすごいあります。今回もどっちかというと矢島くんがポイントを持っていたからシードに入れたという形で、それは自覚しています。でもせっかく組んでもらった以上は、矢島くんが言った通り後悔したくないので、一歩一歩勝ちにこだわる戦いをしていきたいです。それが結果に結び付けばいいなという感じで、具体的にベスト4とか優勝とか言えないんですけど、一個一個戦っていきたいです。
ー春関の目標をお願いします
矢島:単複ベスト4に入ることです!
村田:じゃあ僕も矢島くんの複に貢献することです!
(取材:佐々木みのり)
昨年は惜しくもインカレへの挑戦権を得られなかった村田。ラストイヤーとなる今年、目指すはインカレ出場。