関東大学春季交流大会
対明大
2024年5月19日
明治大学八幡山グラウンド
前回の帝京大戦では、大敗を喫した法大。初勝利を挙げたいところであったが、明大のFWとBKに圧倒され、完敗を喫した。
トライを挙げた北川拓
試合結果
トータル試合結果
26 法大 |
12 | 前半 | 41 | 90 明大 |
---|---|---|---|---|
14 | 後半 | 49 |
ポイント詳細
2/2 | T | 7/7 |
---|---|---|
1/2 | G | 3/7 |
0/0 | PT | 0/0 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:小山田、小林、北川拓、松田 G:田中3 |
※得点は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 守安史成 | 2 | 桐蔭学園 |
2 | HO | 花澤祐太 | 1 | 法政二 |
3 | PR | 渡辺明志 | 4 | 佐賀工業 |
4 | LO | 金田遼平 | 1 | 國學院久我山 |
5 | LO | 細川幹太 | 3 | 國學院久我山 |
6 | FL | 嶋崎汰星 | 3 | 法政二 |
7 | FL | 植浦慎仁 | 2 | 報徳学園 |
8 | NO.8 | 宮下晃毅 | 3 | 報徳学園 |
9 | SH | 小山田裕悟 | 3 | 桐蔭学園 |
10 | SO | 金侑悟 | 4 | 大阪朝鮮 |
11 | WTB | 小林雅治 | 4 | 法政 |
12 | CTB | 田中大誠 | 3 | 國學院栃木 |
13 | CTB | 炭竃柚斗 | 2 | 報徳学園 |
14 | WTB | 桜庭侑大 | 3 | 秋田工業 |
15 | FB | 北川拓来 | 3 | 昌平 |
16 | Re | 本橋陽助 | 2 | 國學院久我山 |
17 | Re | 袴田賢 | 3 | 法政二 |
18 | Re | 本山淳祥 | 1 | 佐賀工業 |
19 | Re | 北村優 | 2 | 國學院栃木 |
20 | Re | 佐野祐太 | 4 | 目黒学院 |
21 | Re | 森達喜 | 4 | 京都成章 |
22 | Re | 箕輪大地 | 2 | 石見智翠館 |
23 | Re | 佐川一眞 | 1 | 専大松戸 |
24 | Re | 渡辺圭祐 | 1 | 中部大春日丘 |
25 | Re | 鈴木颯太 | 2 | 秋田工業 |
26 | Re | 松田陸空 | 4 | 石見智翠館 |
戦評
前回の試合では大敗を喫したものの、試合序盤はスクラムで押し勝つ場面があり、収穫のあった法大。先発メンバーは、BK陣は前節からの変更はなかったが、4番にルーキーの金田遼平(1)が入り、公式戦デビューを飾る。8番には、昨年のU20日本代表の宮下晃毅(3)が入った。2月から6週間ほどニュージーランドでラグビー留学をしていた彼の成長に注目したい。
2戦目の相手は、大学選手権で準優勝を果たした明大。昨年度から主力が多く抜けたものの、主将・木戸大士郎、昨季の対抗戦のトライ王・安田昂平らを筆頭に非常に能力の高い選手が揃う。また田島貫太郎、秋濱悠汰の2人は5月20日から菅平にて行われるトップチームの日本代表候補合宿に参加予定である。新チームになってからもその強さは健在で、前節の流経大戦では13トライを挙げ、圧勝した。強敵相手に粘りのディフェンスを見せられるか。注目の『法明戦』が幕を開けた。
先制したのは明大だった。3分に自陣右のラインアウトから左サイドへと展開し、WTB安田が先制のトライを決めた。また6分には、FB為房幸之介がビックゲインし、SH柴田竜成につながりトライを決められる。しかし法大も意地を見せた。ハーフウェイ付近での相手SHのボックスキックをSH小山田裕悟(3)がチャージ。ボールは小山田の元にわたり、ドリブルで前進し、インゴールにグラウンディング。ゴールも決まり、7-12に。その後再び安田にトライを奪われるが、21分に敵陣22mラインでのマイボールスクラムからCTB田中大誠(3)がキックパス。転がったボールをWTB小林雅治(4)がキープし、トライを挙げた。しかし、そこから4本連続でトライを許し、12-41と大量リードで前半を終えた。
チャージからトライを挙げた小山田
後半先に得点したのは法大だった。1分にFB北川拓来(3)が相手のパスをインターセプトし、そのままグラウンディング。ノーホイッスルでトライを挙げる好スタートを見せた。しかし、その後すぐにトライを奪われる。また22分には、安田にこの日4本目となるトライを決められる。26分にはラインアウトモール、29分には独走トライを奪われ、19-69と試合を決定づけられる。WTB松田陸空(4)が31分にトライを挙げるも、その後3本連続でトライを奪われ試合終了。最終スコアは26-90の惨敗に終わった。
ラインアウトでは課題が残った
開幕2連敗を喫した法大。「大きな課題としてセットプレーが挙げられる」とセットプレーが課題だと選手たちは感じているようだ。前試合も今試合でもマイボールラインアウトを何度もスティールされる場面があった。その改善がなければ、勝機は見出せない。次回こそ改善に期待したい。次戦の相手は、リーグ戦の王者・東海大。秋にも対戦の機会があるだけに、自分たちの実力を測りたい。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)
インタビュー
金侑悟 主将(4年、SO、大阪朝鮮)
ーー今日の試合を振り返って
セットプレーが安定しなかったため、ここまで点差が開いてしまいました。また、法政らしいアタックができていなかったことも大敗の要因だと思います。
ーーキックパスをするシーンが多かったですが
チーム内でスペースにボールを運ぶことは日頃から行っています。WTBからコールがあったので、実行し成功できたのだと思います。
ーー試合から得られた課題は
課題は何点かあります。そのうちの大きな課題としてセットプレーが挙げられると思います。セットプレーの改善に向けて、FWだけでなくBKも含めみんなで取り組めていけたらなと思います。
ーー今後に向けての意気込み
2試合負けが続いていますが、次戦の東海大学はリーグ戦同士の戦いになるので、勝ちで終われるようにチーム全体で頑張っていきたいと思います。
小山田裕悟(3年、SH、桐蔭学園)
ーー今日の試合を振り返って
前回の帝京大学戦からアタックの改善をしてきました。しかしアタック以前にセットプレーでマイボールにできず、練習してきたことが出せなかったので、次戦に向けて改善していきたいです。
ーーご自身のトライを振り返って
相手ボールになりSHがキックをするのが見えたので、チャージを狙っていました。チャージができ、その後ボールがきれいに自分の手元に入ったので良かったです。
ーー点差が開いていてもコンバージョンに対して積極的にチャージをしていました
点差はありますが、コンバージョンの2点は今後のリーグ戦で響いてくると思います。今から意識していくことで、今後の試合で活きてくるのかなと思いチャージしていました。
ーー試合から得た課題は
練習してきたアタックを出すためにもセットプレーを改善していきたいです。ディフェンスをする時間もあるので、良いアタックをするためにも、ディフェンスで出た課題を改善していきたいです。
ーー今後に向けての意気込み
入学してから東海大学には一度も勝てていないので、勝てるように頑張りたいです。