【硬式野球】「スカウトが熱心に来てくださっていた日本ハムに行きたかった」北海道日本ハムファイターズ6位・山城航太郎投手独占インタビュー

2024.10.26

インタビュー（ドラフト会議翌日の10月25日に行いました。）

山城航太郎投手

ーー一晩明けて今の実感は
起きて普通にいつも通りだったんですけど、携帯見て気づきました。「あっ、昨日選ばれたんや」って(笑)。ぱっと起きて、いつも通り練習かみたいな感じで携帯見た時に気づきました。そんなにまだ実感が湧いてないです。

ーードラフト後の昨日は何時ごろ寝たか
3時です。

ーードラフト当日の睡眠時間は
4時間半くらいです。1時くらいに寝て5時半に起きてみたいな感じでした。

ーードラフト開始から指名されるまで約2時間あったが、どのような心境だったか
あれだけ”山”から始まる人が選ばれて、あれだけ自分じゃない名前が2時間呼ばれると、「本当に無理なんだろうな」という気持ちにだんだんなってきました。最後の最後とかは全然来ると思ってなかったので、びっくりしました。

ーー呼ばれた時の心境は
“山”って言われたところまで記憶があって、”山”から（仲間の）「うわー」っていう声と、フラッシュの感じで真っ白になりました。そこからあんまり記憶がないというか。そこでちょっとまじで1、2分後に「まじで俺選ばれた」と思いました。（周りの選手も喜んでいたが）動画とか後で見て、めっちゃ全員喜んでくれていたので、うれしかったです。（涙の理由は）今までが苦しすぎてというか。呼ばれた瞬間に今までの事を思い出したというか、ありえないというか。苦しかったなというのもあるし、みんながあれだけ喜んでくれたっていうのもあります。

ーー両親からはどのような言葉をかけられたか
すぐに電話をして「本当によかった」って感じで、親も泣いてましたね。

ーーどれくらい連絡がきたか
LINEとInstagram合わせて200〜300くらいですかね。（SNSのフォロワーに変化）800人くらい。700人くらいだったのが1500人くらいになりました。通知がやばかったです。まじで止まんなかったです。（高校の同級生・山下舜平大（現・オリックスバファローズ）から連絡は）「エスコンめっちゃ良いやん！おめでとう！」ってきました！

ーー大学では優勝に届かなかったがプロで優勝に対する想いは
まだ日本一になったことがないので、なってみたいなという気持ちです。

ーー4年前、今の自分を想像できたか
俺は高校で（山下）舜平大とか呼ばれた時とかめっちゃ絶対（プロに）行ってやろうと思いました。でも大学入ってみるとそんなこと言えないくらいのところまで落ちたので。そう考えたら全然（指名されることは）考えられなかったです。

ーー日本ハムのスカウトがずっと山城選手を見に来てくださっていたことについては
1番僕の中では熱心に来てくださってるイメージがありました。自分も出来れば日本ハムに行きたいなと思ってました。（スカウトの方と）話してる感じもすごく良い人なので、選ばれてうれしいです。

ーー同じくプロに行った東京六大学の選手や他大学の選手については
浅利（太門・明治大学→北海道日本ハムファイターズ3位）がいるので、すごい（選手としての特徴が）被ってると思うので、そこは切磋琢磨してやっていきたいなと思います。

ーーリリーフで活躍したいと話していたが、先発に対しての想いは
（先発）したいなという気持ちはあるんですけど、やっぱりそれは自分を客観的に見た時に適正ポジションがあると思います。リリーフが嫌とかではないので、まずはリリーフかなと思ってます。

ーー大島監督から掛けられた言葉は
「おめでとう」と言われました。

ーー指名漏れとなってしまった吉鶴翔瑛（営4＝木更津総合）投手とは言葉を交わしていたが
胴上げとかした後に「おめでとう。俺も2年後頑張るわ」と言われました。自分から掛ける言葉が難しかったですけど「ありがとう」と返しました。

ーー法明戦に向けては
大学最後の試合なので、今まで入学してから明治から勝ち点を取れていないので、最後は勝ち点取って終われるように頑張りたいです。

山城航太郎（やましろ・こうたろう）
キャリアデザイン学部4年・2002年9月3日生まれ
福岡県出身・福岡大大濠、北海道日本ハムファイターズ6位指名
183cm84kg・右投右打
『最速154キロ超の剛腕リリーバー。福岡大大濠高校時代は二刀流として現・オリックスの山下舜平大としのぎをけずった。リーグ戦デビューは3年秋と遅咲きも、今秋は10試合に登板し、防御率1点台と絶好調。下級生時代から150キロをマークするなど長身を生かしたオーバースローから繰り出される角度のある直球が最大の武器。』