2024年11月15日(金)
神宮球場
Aブロック2位の法大は明大との3、4位決定戦に臨んだ。試合は大西の3ランなどでリードする展開も投手陣が踏ん張れず、同点で試合終了。今秋のフレッシュトーナメントでは1勝1分1敗と、明大と勝率が並んだが、大会規定により、総失点数が少なかった法大が3位となった。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 9 | 1 |
明 大 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 1 |
【投手】
(法大)倉重、山口凱、古川ー土肥
(明大)湯田、渡邉、大室ー福原
【本塁打】
法大:大西 1号3ラン(3回 湯田)
明大:田上 1号ソロ(4回 山口凱)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (53) | 金谷 | 4 | 0 | 0 | 0 | .167 | 空三振 | 中飛 | 遊ゴロ | 右飛 | |||
2 | (6) | 深谷 | 4 | 0 | 0 | 0 | .111 | 空三振 | 遊ゴロ | 三ゴロ | 空三振 | |||
3 | (3) | 今泉 | 3 | 2 | 0 | 1 | .500 | 四球 | 中安 | 見三振 | 左安 | |||
R | 石井 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | ||||||||
5 | 小川 | 0 | 0 | 0 | 0 | .125 | ||||||||
4 | (9) | 片山 | 4 | 1 | 0 | 0 | .500 | 空三振 | 右安 | 中飛 | 三併打 | |||
5 | (D) | 大西 | 4 | 2 | 3 | 0 | .444 | 中飛 | 左本③ | 中安 | 見三振 | |||
6 | (7) | 野田 | 2 | 1 | 0 | 0 | .444 | 三安 | 二ゴロ | |||||
7 | 井上 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | 四球 | |||||||
7 | (8) | 豊田凌 | 3 | 0 | 0 | 0 | .273 | 一直 | 三邪飛 | 二ゴロ | ||||
8 | (2) | 土肥 | 3 | 2 | 1 | 0 | .333 | 中安① | 右安 | 右飛 | ||||
9 | (4) | 中村騎 | 1 | 1 | 1 | 1 | .125 | 右2① | 投犠打 | 四球 |
投手成績
回 | 球数 | 打者 | 安 | 振 | 球 | 責 | 防御率 | |
倉重 | 2.2 | 67 | 17 | 6 | 0 | 2 | 3 | 10.13 |
山口凱 | 2.1 | 33 | 10 | 1 | 1 | 3 | 1 | 2.70 |
古川 | 2 | 32 | 7 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1.59 |
ベンチ入りメンバー
13 | 伊藤要(法2=平塚学園) | 28 | 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) | 23 | 小川大地(法1=大阪桐蔭) |
15 | 山口凱矢(営2=桐蔭学園) | 9 | 浅倉大聖(法2=日大三) | 1 | 片山悠真(文2=八王子学園八王子) |
16 | 古川翼(キャ2=仙台育英) | 25 | 大西遼多(法1=中京大中京) | 8 | 西凌矢(法2=広陵) |
19 | 針谷隼和(営2=桐光学園 | 29 | 中村騎士(営1=東邦) | 39 | 井上結聖(キャ2=法政二) |
38 | 助川太志(グロ2=茗渓学園) | 26 | 黒須堅心(文2=専大松戸) | 31 | 豊田凌平(法1=鳴門) |
21 | 倉重聡(営1=広陵) | 33 | 石井翔太(人1=札幌日大) | 34 | 平尾幸志郎(文1=海星) |
2 | 土肥憲将(キャ2=鳴門) | 4 | 深谷謙志郎(文2=東海大相模) | 36 | 野田泰市(文1=三重) |
20 | 川崎広翔(営2=日大三) | 6 | 金谷竜汰(法2=東海大菅生) | 50 | 鶴丸紘(スポ3=都城東) |
32 | 奥田知朗(スポ2=国士館) | 24 | 大森椋太(キャ2=法政二) | 51 | 川島大誉(スポ3=桐蔭学園) |
戦評
【戦評】
フレッシュリーグのAブロック2位だった法大は、Bブロック2位の明大と3位、4位決定戦に臨んだ。
法大の先発は左腕の倉重聡(営1=広陵)。打線は前の試合で2安打、4打点をあげる活躍を見せた、5番・大西遼多(法1=中京大中京)に注目が集まった。対する明大の先発は湯田統真(1年=仙台育英)。1年生同士の投げ合いになった。
1回表、法大は明大先発・湯田の前に3つの三振を奪われる。その裏、法大の先発倉重は広陵高校の同級生である、1番・田上夏衣(1年=広陵)に二塁打を浴びる。その後、2死一、二塁とするも5番・河原崎琉衣(2年=掛川西)に右前適時打を打たれ、0-1と先制されるも、続く2死一、三塁のピンチは遊撃手・深谷謙志郎(文2=東海大相模)の好守備で切り抜ける。
2回表、1死から6番・野田泰市(文1=三重)が内野安打と失策が絡み出塁する。その後、2死二塁となって8番・土肥憲将(キャ2=鳴門)が中前適時打を放ち同点に追いつくと、9番・中村騎士(営1=東邦)も右中間への適時二塁打を打ち2-1と逆転に成功する。その裏、簡単に2死を奪うも、2死から四球を与えると、1番・田上の打球を左翼手の野田が落球、一塁走者が生還し2-2とすぐさま同点に追いつかれる。
3回表、1死から3番・今泉秀悟(キャ1=石見智翠館)、4番・片山悠真(文2=八王子学園八王子)の連打で一、二塁とすると5番・大西が大学入学後、神宮初となる左越え3ランを放ち、5-2と3点を勝ち越す。その裏、先頭に安打を許すと、1死から5番・河原崎に左翼線へ2打席連続となる適時打を浴びる。さらに、四球と内野ゴロで2死一、三塁とされると、8番・友納周哉(2年=福岡大大濠)に右前適時打を打たれ、4-5と1点差にされる。ここで、法大は倉重に代えて、2番手・山口凱矢(営2=桐蔭学園)が登板。代わった山口は後続を打ち取り、同点は許さず。
4回表、先頭の8番・土肥が右前安打で出塁し、犠打で二塁まで進むも、後続が倒れ得点を奪えず。その裏、2番手の山口が先頭の1番・田上に右中間へソロ本塁打を打たれ、5-5と同点に追いつかれる。
5回表、2死から5番・大西がこの試合2安打目となる中前安打で出塁するも、後続が倒れ勝ち越せず。6回裏、法大は山口に代えて、3番手・古川翼(キャ2=仙台育英)が登板。四球と犠打で得点圏に走者を進められるも後続を抑え、この回は両校得点できず。
7回表、何とか勝ち越したい法大は3番・今泉が右前安打で出塁するも、4番・片山の犠打が併殺になりチャンスを潰す。その裏、古川は1死から安打で出塁を許す。それでも、次打者の打順で一塁走者の盗塁を捕手の土肥が刺し、得点を許さず。試合は2時間が経過したため、連盟規定によりこの回でゲームセット。
打線は大西の3ランなど9安打5得点と奮闘するも、投手陣が粘れず引き分けに終わった。
(記事:松野要、写真:中山達喜)
選手インタビュー
土肥 憲将 捕手
ーー先制のタイムリーの時狙っていた球は
まっすぐを狙っていました。
ーー本日は2安打と調子が良かったが好調の要因は
東大戦で打ててなかったのですが、割り切って自分のスイングができたからです。
ーー本日逆方向の打球が多かったが意識して打っているのか
チーム全体でセンターから逆に強い打球を打っていこうと話していたのと、ひっかけたくないので意識していました。
ーー最終回には走者を刺殺する場面もあったが、今日一日捕手として意識したことは
チームの士気が下がらないようにできるだけ攻める姿勢を見せることと、声をかけるように意識しました。
ーー来季への意気込みを
リーグ戦優勝します!
大西 遼多 内野手
ーー前回の試合に引き続き大活躍だったが、どのような準備を
昨日の夜にスタメンと知ってから絶対打ってやるという気持ちで準備していました。
ーー本塁打の打席に狙っていた球は
スライダー来るかなと思っていたので、スライダーを狙っていました。
ーー大学生になってから神宮で本塁打を放つのは初だと思うが、神宮で本塁打を打つ感覚は
プロが使う球場で打つホームランはこんな感じなんだなと思いました。
ーー打撃について意識していることは
強く振れることが持ち味なので、強く振ることだけを意識しています。
ーー来季に向けて意気込みを
来年の春からベンチに入れるように頑張りたいと思います!
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