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【硬式野球】開幕戦は立大にまさかのサヨナラ負け…野崎7回107球1失点の好投も打線の援護に恵まれず 打線は7安打を放つも11残塁の拙攻で1得点にとどまる 勝ち点に黄色信号か

東京六大学野球2025春季リーグ戦 立大1回戦
2025年4月19日(土)
神宮球場

10季ぶりの優勝を狙う法大。対するは慶大から勝ち点を落とし、後がない立大。1回戦は野崎慎裕(営4=県岐阜商)、小畠一心(4年=智弁学園)の両エースの投げ合いとなった。3回に立大・小畠に適時打を許し先制を許すも、6回に中村騎士(営2=東邦)の適時打で同点に追いつく。その後両軍ともにスコアボードに0を並べるも、9回に野村陸翔(4年=立教池袋)の内野安打の間に走者が還りサヨナラ負け。勝ち点奪取に黄色信号か。

7回1失点の好投・野崎

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 7 1
立 大 0 0 1 0 0 0 0 0 2 9 0

(法大)野崎、永野—只石
(立大)小畠、竹中、吉野、斎藤—落合
[本塁打]
法大:なし
立大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9 回
1 (8) 藤森康 3 0 0 2 .000 四球 一ゴロ 三ゴロ 四球 空三振
2 (9) 5 0 0 .800 二ゴロ 遊安 三安 右安 左安
(6) 熊谷 3 0 .000 投犠打 空三振 中飛 投犠打 空三振
(5) 松下 2 0 2 .500 四球 四球 二塁打 空三振
(3) 今泉 3 0 .000 二ゴロ 捕邪飛 投犠打 空三振
(7) 浜岡 4 0 0 .000 左飛 二ゴロ 空三振 左飛
永野
(2) 只石 2 0 2 .000 四球 空三振 四球 右飛
(4) 中村騎 4 0 .250 遊ゴロ 左飛 右安① 一直
(1) 野崎 3 0 .333 左飛 三安 二ゴロ
H 内山 1 0 .000 左飛

投手成績

球数 打者 防御率
野崎 7 107 28 5 5 3 1 1.29
永野 1
3/2
16 4 1 1 0 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 松下歩叶(営4=桐蔭学園) 27 土肥憲将(キャ3=日大三) 39 岩井天史(人1=滋賀学園)
16 永野司(営4=倉敷商) 28 川崎広翔(営3=日大三) 7 浜岡陸(法4=花咲徳栄)
18 野崎慎裕(営4=県岐阜商) 今泉秀悟(キャ2=石見智翠館) 9 内山陽斗(文3=天理)
11 針谷隼和(営3=桐光学園) 23 只石寛太(営1=広陵) 1 藤森康淳(営3=天理)
15 山口凱矢(営3=桐蔭学園) 42 井上和輝(法1=駿台甲府) 33 片山悠真(文3=八王子学園八王子)
19 古川翼(キャ3=仙台育英) 4 中村騎士(営2=東邦) 26 境亮陽(営1=大阪桐蔭)
17 小森勇凛(キャ2=土浦日大) 37 西村大和(法1=報徳学園) 29 山田頼旺(法1=中京大中京)
24 槙野遥斗(営1=須磨翔風) 2 熊谷陸(人2=花巻東) 50 平尾聡一郎(文4=海星)
22 中西祐樹(法3=木更津総合) 8 小川大地(営2=大阪桐蔭) 51 鶴丸紘(スポ4=都城東)

戦評

法大の先発は、新エースの野崎裕慎(営4=県岐阜商)。対する立大は、昨季から法大打線が苦しめられている小畠一心(4年=智弁学園)。両校エースの投げ合いとなった。

1回表、1番・藤森康淳 (営3=天理 )が四球で出塁し1死から3番・熊谷陸 (人2=花巻東 )が送りバント成功。続く松下歩叶 (営4=桐蔭学園 )が死球で2死一二塁のチャンスをつくるも5番・今泉秀悟 (キャ2=石見智翠館 )は二ゴロに倒れ、無得点。その裏、四球と犠打で1死二塁のピンチを招くも走塁死と中飛で0点に抑える。

2回表、1死から初打席只石貫太 (営1=広陵 )が四球で出塁するも得点にはつながらず。その裏、野崎慎裕 (営4=県岐阜商 )が好投を見せ、3人で抑える。

3回表、1死から2番・境亮陽 (営1=大阪桐蔭 )が内野安打で出塁するも、空振り三振と盗塁失敗で無得点。その裏、先頭の落合智哉(4年=東邦)に三塁打を許し、続く9番・小畠に中適時打を浴び先制を許す。

4回表、先頭の松下が四球で出塁するも得点にはつながらず。その裏、2死から7番・丸山一喜(3年=大阪桐蔭)に二塁打を浴びるも後続を一飛に打ち取り、勝ち越し点を与えず。

5回表、1死から9番・野崎が内野安打で出塁し、2番・境が内野安打を放ち2死一二塁のチャンスをつくるも3番・熊谷は中飛に倒れる。その裏も野崎が好投をみせ三者凡退で抑える

6回の表、先頭の松下が二塁打で出塁。続く、今泉が落ち着いてバントを成功させ、1死三塁のチャンスを作る。浜岡は三振に倒れるも、只石が四球で出塁し2死一三塁とチャンスを拡大。ここで、中村騎が右前適時打を放ち、同点に追いつく。その裏、四球や安打で1死一二塁とピンチを招くも6番・小林隼翔(2年=広陵)を併殺打に打ちとり無失点で終える。

7回の攻撃は、先頭の藤森康が四球で出塁。2番・境が右前安打で続き、無死一二塁とする。ここで立大の小畠が降板し、竹中勇登(4年=大阪桐蔭)へ継投。熊谷による犠打で1死二三塁と追加点のチャンスを作るも、続く松下、今泉は三振に終わり無得点。野崎は、走者を出しながらも追加点は許さない好投をみせる。

8回の攻撃は、三者凡退に倒れてしまう。
その裏、野崎に変わって永野司 (営4=倉敷商)がリーグ戦初登板。先頭の桑垣に安打を許し、北田には四球を与え、早速無死一二塁のピンチを迎える。4番と5番をフライに打ち取り2アウトとするも、6番・小林隼に内野安打を打たれ満塁に。ここで、立大は代打に北田大翔(4年=広島新庄)を送るも、松下がサードライナーをジャンピングキャッチするファインプレーでチームを救う。同点のまま最終回へ。

最終回の攻撃、フライと三振で簡単に2死としてしまうも、2番・境がこの日4本目の安打で逆転への望みを繋ぐ。しかし、熊谷が三振に倒れ、勝利の可能性は消える。その裏、8番、9番を抑え2死とするも、1番・山形に二塁打を放たれる。その後、2者連続で四球を与え、2死満塁とサヨナラの危機に瀕する。ここで、代打・野村陸翔(4年=立教新座)にサードへ適時内野安打を放たれ、試合終了。

先発の野崎が7回1失点の好投をみせるが打線でチャンスを生かしきれず。続く2番手・永野も粘りきれず、初戦はサヨナラ負けとなった。

(記事・寺地愛歩、浅岡凛、写真・加納正義、松野要、中山達喜)

選手インタビュー

野崎 慎裕 投手

ーー本日の試合を振り返って
要所で粘ることが出来たので良かったですが、まだまだ隙を見せてしまっているのでそこを次回は改善したいです。

ーー試合序盤は外野フライで打ち取る場面が多かったが、配球で工夫した点は
早いカウントで振ってくることを想定した配球だったので空振りではなく打ってもらおうという意識の結果だと思います。

ーー3回は小畠選手の適時打、中村騎士(営2=東邦)のエラーで無死二、三塁とピンチを招いたが、その後三者凡退。どう切り替えたか
ここで粘れるかが勝敗を分けると思ったので全員三振取る気持ちで投げました。

ーーその後は無失点で抑えたが、意識したことは
バッターの反応を1球1球観察して投げれたことが良かったと思います。

ーー次の試合への意気込み
絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします。

境 亮陽 外野手

ーー本日の試合を振り返って
今日の試合では投手陣が粘り強く投げてくれたので野手としてなんとか得点に繋げられたら良かったかなと思います。

ーー神宮初打席を迎える上で意識したことは
神宮初打席は思い切って自分らしく積極的に打ちにいこうとおもって打席に入りました。

ーー初安打は内野安打だったが、打った感触は
粘ってなんとか当てた打球が良い方向に転がってくれたのが良かったと思います。

ーー全体的に低い打球が多かったが、低い打球は意識しているのか
良いピッチャーだったので長打を狙うというよりかは塁に出ようと意識していたのでそれが低い打球に繋がったのかなと思います。

ーー明日の試合への意気込み
明日はリベンジになるのでより気合いを入れて執念もって戦っていきたいです。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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