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【アメフト】慶大との接戦を制し創部90周年記念試合を勝利で飾る! それでも選手たちは内容に満足することなく、さらなる向上を誓った/関東学生アメリカンフットボール春季オープン戦 対慶応義塾大学UNICORNS

関東学生アメリカンフットボール春季オープン戦 対慶大
2025年5月3日(土)
富士通スタジアム川崎

入場時の矢満田主将

試合結果

トータル試合結果

 

法政大学ORANGE

7 1Q 3  

慶應義塾大学UNICORNS 

0 2Q 3
7 3Q 0
3 4Q 8
法政大学ORANGE 17 Total 14 慶應義塾大学UNICORNS 

試合得点

Q ポジション 選手  得点方法 TFP
1 QB 菊地慶(法3=法政二) TD
3 QB 齊藤空大(法4=駒場学園) TD
4 K 高城颯真(経4=法政二) FG

第1Qは法大のリターンで試合開始。するとQB 菊地慶(法3=法政二)からTE 矢作一颯(法3=足立学園)や高津佐隼世(キャ4=佼成学園)へのパスにより上手く前進すると、最後は菊地自らがエンドゾーンまで走り切り、幸先良くTD!K高城颯真(経4=法政二)のTFPも成功し、開始3分56秒で7ー0とリードを奪う。再開後のキックはタッチバックとなるも相手の攻撃をLB 内山綾太(営4=佼成学園)のタックルもありパントを蹴らせ、攻撃権を取り戻す。自陣12ヤードからの攻撃となったが思うように攻撃を展開出来ず、パントを蹴ることに。しかしここでスナップミスがあり相手の攻撃が自陣15ヤードからとなってしまう。それでも LB 瀧川元熙(営3=佼成学園)のQBサックもありTDは許さず。しかしFGを沈められ7ー3で第1Qを終えた。

TDを決めた菊地のパフォーマンス!

QBサックに成功した瀧川はこの雄叫び!

第2Qは慶大の攻撃からスタート。岡村裕(キャ3=佼成学園)の素早い寄せからのタックルもありパントを蹴らせることに成功。しかしこれをキャッチした高津佐がタックルを受けた際にボールをファンブル。そこを拾われ攻撃権は再び慶大に。さらにその後パスインターフェアランスの反則を取られると、最終的にはFGを決められて7ー6と開始早々に追い上げられる。突き放したい法大だったが再開後の最初の攻撃でQB 齊藤空大(法4=駒場学園)から阿部賢利(営3=法政二)へのパスをインターセプトされ、すぐに攻撃権を失ってしまう。その後の攻撃は抑えるも、再び得た攻撃では菊地が自らボールを運ぶも、タックルを受けた際にボールをファンブル。それをリカバーされるなど終始攻撃を上手く展開できないまま第2Qが終了。7ー6での折り返しとなった。

素早い寄せと激しいタックルで相手の攻撃の芽を摘んだ岡村

第3Qは慶大のリターンで試合開始。ランもあり自陣15ヤードまで前進されるも、DB 南部宏明(法4=法政二)が相手のパスをインターセプト!攻撃権を得るものの、1stダウンを更新できずパントを蹴ることに。しかしこのパントを相手がファンブルしたところをRB 竹村真柊(法3=箕面自由学園)がファンブルリカバーに成功!敵陣48ヤードからの攻撃となると齊藤がフィジカルを活かした2度の力強いランによりTD!TFPも高城がきっちりと沈めて14ー6とリードを8点に広げる。さらに再開後の敵陣34ヤードからの慶大の攻撃ではLB 矢島 丈太朗(経4=法政二)、DL 赤穂谷怜旺(1年)が立て続けにQBサックに成功!相手に流れを渡すことなく14ー6で第3Qが終了した。

TDを奪った齊藤空大

QBサックに成功した矢島

最終第4Qは敵陣30ヤード地点より慶大の攻撃でスタート。ランプレーなどにより敵陣46ヤードまで前進されると、最後はロングパスからのRACによりTDを奪われ、開始早々に14ー12と点差を詰められてしまう。さらにその後慶大は2ポイントコンバージョンを狙うことを選択。これを見事に決められて14ー14と同点に追いつかれてしまう。再開後の攻撃ではRB 小松桜河(文4=日大三)のロングリターンやRB 宮本樹音(文2=佼成学園)のランプレーにより上手く前進すると法大はFGを狙うことを選択。しかし高城がこれを外してしまい勝ち越せず。それでもその後の慶大の攻撃を LB 林凌平(営4=法政二)のQBサックなどにより抑えこみ、再び攻撃権は法大に。敵陣44ヤードからの攻撃は竹村や小松のランプレーにより敵陣2ヤードまで前進すると最後はFGを狙うことに。これを高城がきっちりと沈めて17ー14と法大が勝ち越しに成功すると、その後の慶大の反撃をきっちりと抑えて、そのまま勝利を飾った。

FGを決めた高城

創部90周年記念試合となった慶大との一戦を勝利で飾った法大。それでも試合後の選手の言葉からは反省点も見受けられた。次戦は5月5日、神奈川大学との一戦。日本一へ向けチーム力の向上とともに、今試合出た課題の修正にも期待したい。(文・白戸大貴)

選手インタビュー

 QB 齊藤空大(法4=駒場学園)

ーー今日の試合を振り返って

防げたミスが多くあったと思います。イエローフラッグが自分達のチームに多く飛んでいて、厳しい判定もありましたが、自分達が練習から意識していれば防げたミスもあったと思います。これから強い相手と対戦すると小さいミスでやられてしまうと思うので、そこを変えていきたいと思います。

ーーTDを振り返って

自分の強みを活かせたと思います。ただ、オフェンスとして考えた時にオフェンスコーディネーターと連携してプレイを出したり、相手に対応したパスやランをもっと出せたと思います。

ーー今シーズンどんなQBになりたいか

まずはチームを勝たせるQBになりたいです。その中で、自分も活躍するし周りも活躍させられて、チームを盛り上げられるQBになりたいです。そして、ボールを持たせておけば大丈夫だと思われるようになっていきたいです。

ーー今日の試合は理想のQB像に近かったか

今日はインターセプトもあったので、そこは反省しなくてはと思います。それでも、自分の強みは活かせたのでそこは良かったです。

ーーラストイヤーの意気込み

勝ちたいです。甲子園で勝ちます。

(取材・松野要)

 LB 林凌平(営4=法政二)

ーー今日の試合を振り返って

他大学が慶應にもっと点差をつけて勝っているので、自分らはもっとやれるかなと思っていたんですけど、3点差という結果で。もっと頑張らなきゃなという感じです。

ーーご自身のプレーを振り返って

特段悪いプレーはなかったんですけど、もっと頑張れたなというプレーはあったので、もっと突き詰めていきたいですね。

ーー今年のDF陣の出来は

若い選手、去年試合に出てなかった選手が活躍してきてて、もっともっと上がってくるんじゃないかという感じですね。

ーーラストイヤーの意気込み

2年連続日本2位で終わっているので、1位になって最後気持ちよく終われればなと思ってます。

(取材・加納正義)

QB 菊地慶(法3=法政二)

ーー今日の試合を振り返って

自分含めオフェンスがスタートが良すぎて少し浮ついてしまったところもありました。やっぱり練習から慶応のスカウティングをビデオで見ても「今年もいけるんじゃね」みたいな声がチーム各所から聞こえてきてるところもありました。たしかに僕たちは去年は日本一まであと一歩のところまで行けたと思うんですけど、それは去年の話で今年は今年でまた新しくチーム作りを行わなきゃいけないという立場です。いつでもチャレンジャーという謙虚な気持ちで自分含めて練習から取り組んでいけたらなと思います。

ーーTDもあったがご自身のプレーを振り返って

今日の試合のテーマとして自分はビビってプレーしやすい人間なので、その分思いっきり今日はプレーしようという意識でやりました。ファーストドライブはそういう意識でやれた結果なのかなという思いはあるんですけど、逆にその思いっきりというところが悪い面に出て自分のランの時にボールを渡してしまったりとかそういうところがありました。やっぱり司令塔として思いっきりいくところとしっかり冷静にやるところのバランスを上手く調整して取っていきたいなと思います。

ーー今シーズンの意気込み

昨シーズンまで谷口さんが引っ張ってきたオフェンスだと思います。たしかに谷口さんもすごいんですけど、僕と齊藤選手も違う良さがあると思うので、そういうところの良さを活かして今年のオフェンスを引っ張っていけたらなと思ってます。

(取材・白戸大貴)

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