【硬式野球】『困ったら山床』絶大な信頼を勝ち取った山床志郎は先発にも意欲 まずは体力をつけて絶対的な存在へ(春季リーグ戦振り返りインタビュー⑨)
山床 志郎 投手
ーー春季リーグを振り返って
悔しい結果でした(個人的には)リーグ戦のマウンドに立つのがこの春が初めてで、いろんな6大の強打者と対戦できてとてもいい経験になりました
ーーご自身の成績に点数をつけるなら
77点です。(その理由は)前半戦からチームに貢献できなかったという部分は自分の調整不足だったり実力不足だったりするし、後半戦も結構試合中盤の大事な場面で登板することあったんですけどまだ課題の残るピッチングもあったのでそれも含めてこの点数です。
ーー惜しくも開幕前の目標達成とはならなかった
自分はリーグ戦期間はその目標を別に意識してなかったので、結果的にはクリアできなかったんですけど、また秋からこの目標を達成できるように頑張ります。
ーーベンチ入りした経緯は
紅白戦だったり、シートバッティングとかのチーム内でのアピールの場面で自分のピッチングができたので、リーグ戦に向けて準備できてたのかなと思います。高村さんにも直接は言われてないんですけどそこでアピールできたという感じですね。
ーーリーグ戦初登板時の心境は
もうめちゃくちゃ緊張しました(笑)(フレッシュとの違いは)もう同じ場所だけど全部なんかなんか雰囲気っていうか全然違いました。
ーー東大戦では見事な投球を披露した
短いイニングでつなぐ形にはなると自分も思ってたので、バッターの特徴だったりを確認したり準備は完璧にできてたので、あとはキャッチャーを信じて自分はしっかり投げ切りました。
ーー慶大戦では4戦連続の登板だったが、振り返ってみて
絶対勝たないといけない試合だったんで、自分がいてもいいような場面じゃなかったから自分は自分にできる準備をしました。
ーー連投を乗り切るため意識していたことは
とにかく体を休めるために、食事や睡眠とかそういうのを気をつけたいと思ってました。温泉とかにも入っていつもよりもこだわって生活するようにはしました。
ーー明大1回戦では初回から救援登板。どう言った心境だったか
初回から登板する話があったので、それも自分も頭に入れてました。珍しい場面であったんですけど、試合前のミーティングでの声かけのおかげで初回からしっかり準備することができました。
ーー明大3回戦ではリベンジを果たす結果となった
1番から9番まで気を抜けるバッターが1人もいなくて、本当に苦しくて、自分の今の実力では苦しいピッチングになりました。短いイニングだけど結果的に抑えることができて本当に良かったです。
ーー対戦して印象に残った選手は
今津(慶介、4年・慶大)です。
他の投手が投げている時とかも結構打ってて警戒してたんですけど、警戒してた中でも自分のピッチングに対応してきて、どんな球でも強いスイングをコンタクトしてくるすごくいいバッターだなと思いました。
ーー印象に残っている試合は
慶大4回戦です。水曜日まで試合して、みんな体的にも本当にしんどい状況だったと思うんですけど、やっぱそこを勝ちきれたっていうのはチームとしても自分も嬉しかったですね。
ーーリーグ戦開幕前と比べ成長は感じたか
神宮のマウンドに立ってみて、本当にそこでしかできない経験だと思うので、いろいろな場面だったりいろいろなバッターと対戦できてとてもいい経験でした。今後の野球人生につながるシーズンだと思います。
ーー今季お世話になった人は
中西(祐樹、法3=木更津総合)さんです。リーグ戦期間もバッテリー組むことが何試合かあったんですけど、帰ってきて自分のピッチングをよく見てくれてて、「今日こうだったね」とか「もうちょっとこのバッターこうだったから攻めた方が良かったかな」といった反省とかを毎試合毎試合やってました。それがめっちゃ生きた試合とかもあったので、中西さんとのリーグ戦期間のコミュニケーションだったりそういうのはとても自分の結果につながったかなと思います。
ーー先発転向はあるか
まだないです。まだリーグ戦終わったばっかりで、これからアピールする期間に入ると思うんでそこでアピールしていきます。
ーー課題点は
春のリーグ戦は短いイニングを任されたんですけど、短いイニングしか持たないっていうのが自分の課題なので、やっぱ長いイニング投げる体力だったり、長いイニング投げるためにもう一つ決め球だったり球威を増す部分だったりが課題として出てくるのかなと思います。
ーー秋リーグへの目標は
チームの優勝が一番なので、チームの優勝のためにも任されたイニングを確実にゼロで抑えはれる投手になるというのが目標です。
ーーファンへ一言
本当にいつも応援ありがとうございます。春は悔しい結果で終わってしまったので、秋こそ絶対に優勝します。神宮で応援よろしくお願いします!
(取材:加納正義)
山床志郎(やまとこ・しろう)
文学部2年・2005年5月16日生まれ
宮崎県出身・高鍋
174cm42kg・左投左打
今季成績:8試合 0勝 0敗 8奪三振 7四死球 自責点2 防御率1.54
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山床志郎(文2=高鍋) | |
中西祐樹(法3=木更津総合) | |
土肥憲将(キャ3=鳴門) | |
今泉秀悟(キャ2=石見智翠館) | |
只石貫太(営1=広陵) | |
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熊谷陸(人2=花巻東) | |
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片山悠真(文3=八王子学園八王子) | |
境亮陽(営1=大阪桐蔭) |