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【硬式野球】練習量随一の2年生・今泉秀悟 この夏は守備力を磨き勝利を支え、勝負所で光る粘りの一打で3割&チーム最多打点を目指す(秋季リーグ戦直前インタビュー⑨)

今泉 秀悟 選手

ーーここまでのオープン戦を振り返って
それなりに春のリーグ戦が終わってやってきたことが試合の結果につながっているかなとは思います。

ーー現在のコンディションは
悪くもなく良くもなくって感じで、ここからもっと状態を上げていければいいかなと思います。

ーー現在のチームの雰囲気は
リーグ戦を想定しながらという形でオープン戦に臨んでいて、去年とは違った1ヶ月遅い帰省を挟んでからの遅いオープン戦の始まりで最初はちょっとチーム全体でうまくいっていなかったんですけど、ここ最近はオープン戦からどんな形でも勝つという、スローガンでもある『執念』をチーム全体で意識して臨めているかなと思います。

ーー静岡遠征での練習や紅白戦から得たことは
自分は基本的に練習は守備練習をメインでやっているので、守備のミスからの大量失点がリーグ戦では多かったのでそこのところをもう一回見つめ直すという意味で自主練習や練習の大半を守備に当てていました。紅白戦ではどんなピッチャーがきてもセンターから逆方向に強い、低いライナーを打つということを意識して取り組んでいて、そういった練習が実践にしっかりつながっているので今のところはいい感じにきてるかなと思います。

ーー以前、守備はあまり得意ではないといっていたが守備で具体的に取り組んでいることは
自分はハンドリングが他の選手に比べて上手いと言ってもらっているんですけど、その分守備の広さが自分の中では全然ないと思っているのでどれだけ一歩目の早さを追求していくかによってヒット性のあたりを取れたり、ピッチャーを助けられたりするので守備範囲の広さを特に意識して取り組んでいました。

ーー打撃面で見つけた課題は
左ピッチャーに対して打率が悪い傾向にあったので、遠征の時にOBである小早川(毅彦=昭和59年度卒、元ヤクルトスワローズ)さんが来てくださってそこで左打者の打ち方っていうのを教えていただきました。そこからボールの待ち方であったり見方っていうのがすごく変わって練習から左ピッチャーをどうやって打ち崩すかというのがテーマにあって、練習する上でオープン戦では左ピッチャーと対戦することが多くてそれなりに結果は出てきているので、リーグ戦になるともっといい左ピッチャーが多いと思うのでそこを打てるようにもっと精度であったり長打率をあげていきたいなと思います。

ーー春季と比べて自身の違い、何か変えたことは
特に変えたことはないんですけど、今6番バッターを打たせてもらってて、チャンスの場面で回ってきたり先頭の場面で回ってきたり、どちらかと言えば自分が起点となる打順ではあると思うので、そこはチャンスで回ってきたら塁にいるランナーを必ずホームに返したり、先頭で回ってきたら、必ずフォアボールでもヒットでもエラーでもいいので塁に出るということを心がけて秋に向けてやっているって感じですね。

ーー春リーグではスタートが悪かったといっていたがスタートから調子を上げるために意識することは
個人というよりもチーム全体的にやっぱり立教戦を思うような形で野球ができなかったというのがあるので、オフ明けの朝にみんなで掃除したりとか練習の始まりのアップとかを一人一人心を落ち着かせて自分の体に向き合ってアップをするっていうのをチーム全体で心がけていて、自ずと始まりというのは一番試合において大事だと思うので野球だけじゃなくて日常生活やいろんなとこから始まりという部分を個人もですけどチームで意識しているんじゃないかなと思います。

ーーまた初戦は春に接戦を繰り広げた慶大だが意識は
左右のエースが慶應さんにいるので春あまり打てていなかった外丸(東眞、慶大4年)さんも渡辺和(大、慶大3年)さんもいいピッチャーなのでそこを打ち崩さないと勝てないと思います。相手も強力打線なので守備のエラーをなくしてピンチの場面で一本必ず打って、数ないチャンスをものにして二連勝して勝ち点取れればと思います。

ーー立て続けに早大、明大との対戦が控えているが意識や対策は
特にはないんですけど、どこの大学さんもいいピッチャーがいたり、いいバッターがたくさんいるので自分たちは個々の能力では勝てないと思うのでチーム一体となって相手の大学さんに挑まないと勝てないと思うのでチーム一丸となって勝ち点を取れればと思います。

ーー春季は多くの試合で5番だったが打順にこだわりはあるのか
こだわりはないんですけど、やっぱ自分はバッティングを売りにしている選手なので下のバッターよりかは上にはいきたいんですけど、みんないいバッターが揃っていてバッターに続いていい形で回ってくると思うので残っているランナーを返して、先頭で回ってきたら出るっていうのが今立たせてもらってる6番バッターの役割だと思うのでその役割をしっかり担うことができればチームは勝てると思うので今はチームのためだけにバッターボックスに入っているって感じですね。

ーーチーム内でのポジション競争は感じるか
下級生も勢いのある選手が多いですし、自分らの代でも先輩でもたくさんレギュラーを追い越そうと練習しているので自分も負けないように全体練習だけでなく、自主練習だったりそういうとこで練習量では負けないという思いで取り組んではいます。

ーー春季は一年生の活躍も見られたが
すごいと思いますし、焦りというか自分も打たなければという思いは一番あるかなという感じです。

ーー特にお世話になった四年生の先輩は
強いていうなら石黒(和弥 、法4=高岡商 )さんですかね。(どのように)自分のお兄ちゃんも石黒さんと仲が良くってそれで仲良くさせてもらってて、今怪我をしててあんまり練習を一緒にはできていないんですけど、よく寮とかではご飯を食べに行ったり、3年の秋の(石黒さんの)結果と自分の結果とかを比べてどっちが高かったとか言って競争したりして色々楽しんで日常生活とかでお世話になりました。今野球はできてないんですけどいつも話したりしています。

ーーリーグ優勝に向けてチームに何が必要か
個々の能力では勝てないところがたくさんあると思うのでチームが一つになって走塁であったり守備でのミスをなくして一つのチャンスを多くものに出来れば勝機はあると思うのでそこをチームでものに出来れば優勝に近づけると思います。

ーー注目して欲しい自身のポイントは
勝負強いバッティングと粘り強いバッティングでお願いします。

ーー秋季、活躍を期待する選手は
出るかはわからないですけど一年生の井上(和輝、法1=駿台甲府)くんを自分は推したいと思います。

ーー対戦したい投手は
明治大学の毛利(海大、明大4年)さんですね。

ーー秋季での個人の目標や意気込み
春は思い通りの打撃成績を残せなかったので3割というバッターで目指すべき目標のある打率だと思うので3割という目標に到達して打点もチーム1稼いでチームに貢献できるバッティングをして、守備ではノーエラーで野手の送球であったりピッチャーへの声掛けというところをもっと春よりレベルアップした姿を秋見せられるように頑張りたいと思います。

ーーファンに一言
春リーグは不甲斐ない成績を残してしまったので秋は法政大学がリーグ優勝して日本一になれるように頑張りますので応援よろしくお願いします。

(取材:浅岡凛)

今泉秀悟(いまいずみ・しゅうご)
キャリアデザイン学部2年・2005年4月18日生まれ
愛知県出身・石見智翠館
175cm85kg・右投左打
昨季成績:14試合 46打数 12安打 1本塁打 打率.261 6打点 0盗塁

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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