関東大学リーグ戦1部
対関東学院大
2025年11月9日
足利ガスグラウンド
【ラグビー】関東大学リーグ戦 対関東学院大 「取れる時に取れない」先制するも逆転を許し敗戦

試合開始から2トライで幸先の良いスタートを切るも、前半終了間際に逆転を許し、後半はスコアすることができず敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
| 14 法大 |
14 | 前半 | 17 | 29 関東学院大 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 後半 | 12 |
ポイント詳細
| 2/0 | T | 2/2 |
|---|---|---|
| 2/0 | G | 2/1 |
| 0/0 | PT | 0/0 |
| 0/0 | PG | 1/0 |
| 0/0 | DG | 0/0 |
| T:花澤、炭竈、G:田中2 | ||
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
| No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | PR | 守安 史成 | 3 | 桐蔭学園 |
| 2 | HO | 本橋 陽助 | 3 | 國學院久我山 |
| 3 | PR | 花澤 祐太 | 2 | 法政二 |
| 4 | LO | 山内 滉太 | 3 | 昌平 |
| 5 | LO | 細川 幹太 | 4 | 國學院久我山 |
| 6 | FL | 大沢 空 | 2 | 秋田工業 |
| 7 | FL | 三浦 幹太 | 3 | 秋田中央 |
| 8 | NO.8 | 弓良 堅斗 | 3 | 桐蔭学園 |
| 9 | SH | 小山田 裕悟 | 4 | 桐蔭学園 |
| 10 | SO | 佐川 一眞 | 2 | 専大松戸 |
| 11 | WTB | 福本 亘 | 1 | 報徳学園 |
| 12 | CTB | 田中 大誠 | 4 | 國學院栃木 |
| 13 | CTB | 炭竈 柚斗 | 3 | 報徳学園 |
| 14 | WTB | 福本 耀 | 2 | 報徳学園 |
| 15 | FB | 星野 瑛太 | 1 | 明和県央 |
| 16 | Re | 木本 慶祐 | 2 | 尾道 |
| 17 | Re | 小野寺 正太郎 | 3 | 目黒学院 |
| 18 | Re | 和山 学弥 | 3 | 法政二 |
| 19 | Re | 植浦 慎仁 | 3 | 報徳学園 |
| 20 | Re | 嶋崎 汰星 | 4 | 法政二 |
| 21 | Re | 箕輪 大地 | 3 | 石見智翠館 |
| 22 | Re | 徳山 凌聖 | 1 | 桐蔭学園 |
| 23 | Re | 桜庭 侑大 | 4 | 秋田工業 |
戦評
秋季リーグ戦第5節、対関東学院大。先発メンバーは今季初勝利をあげた前節:大東大戦と変わらぬ15人が名を連ねた。
対戦相手の関東学院大は昨季最下位だったものの、今季は開幕戦で昨季王者:大東大を相手に55-35で勝利。前節は昨季4位:流経大に勝利を収め、昨季の上位校を相手に2勝2敗、勝ち点14としている。
法大は前半戦4試合を終えて1勝3敗の勝ち点9。後半戦は関東学院大、日本大、立正大の順で昨季下位チームとの対戦になる。前節での初勝利後「4勝3敗で今シーズン勝ち越せるように頑張っていきたい」と今節への意気込みを口にした田中大誠ゲームキャプテン(4)。2勝目を挙げ、目標達成へ歩みを進めることができるか注目だ。
試合開始から法大が流れを掴んだ。関東学院大のハイパントをFB星野瑛太(1)が空中で競りマイボールとすると、CTB田中大誠(4)がロングパスを繋ぎ大外のFL三浦幹太(3)が敵陣までボールを運んだ。そこからチャンスを作ると、直後のラインアウトからFWの連続攻撃でゴールラインへ迫った。最後は4分にPR花澤祐太(2)がトライを決め先制。前節に続いて幸先の良いスタートを切った。

CTB炭竈柚斗(3)
11分にはハーフウェイライン付近でのマイボールラインアウトをスティールされてしまうが、相手のパスワークが乱れ、こぼれたボールのバウンドはCTB炭竈柚斗(3)の手中に収まりそのままトライまで持っていった。
リードを広げていくかと思われたが、14分、関東学院大に1トライを返される。その後は敵陣でプレーをし、チャンスはあったものの、ラインアウトで反則が続き前半20分以降自陣でのディフェンスをする場面が続いた。
30分、関東学院大に2本目のトライを許し14-14の同点。前半終了間際にはペナルティゴールを決められ14-17で前半が終了した。
後半も開始から敵陣深くでのラインアウトで攻め込むも、グラウンディングできず。その後はパスをインターセプトされ自陣ゴールラインまでボールを運ばれるピンチがあったが、WTB福本耀(2)が追い付きトライを防いだ。
その後の法大は、自陣でのピンチを凌ぐとタッチキックで敵陣に攻め込むが、ラインアウトが上手くいかず、敵陣と自陣を行ったり来たりの展開が続いた。
20分、両チームチャンスでスコアが出来ない時間が続いていたが、関東学院大が自陣でのスクラムからBKへと展開すると、ゲインを切られ後半最初のトライを許してしまう。30分には自陣でのマイボールスクラムを押され、こぼれたボールを相手に拾われトライまで持っていかれてしまう。
その後も法大は敵陣でプレーする時間が多かったもののスコアすることが出来ず、後半は関東学院大に2トライを加えられ14-29で試合終了となった。

FL大沢空(2)
この試合で最も印象に残った選手に贈られるMIP(モストインプレッシブプレイヤー)には、思い切りの良いタックルでチームのディフェンスを引っ張ったFL大沢空(2)が選ばれた。
法大はこの試合を終え1勝4敗。前節で目標に掲げた「勝ち越し」は断たれた。全チーム第5節が終了し、現時点で8位は日大の勝ち点6。続いて立正大と法大が勝ち点10で並んでいる。リーグ戦7位/8位は入替戦へと進むことになる。何としても入替戦を回避したい法大。残す2試合は日大戦と立正大戦。次戦の勝利を期待したい。
インタビュー
新宮孝行 監督
ーー試合を振り返って
「取れる時に取れない」それが敗因だと思います。前半あと2本ほどトライを取れたのではないかと思います。そこで取れないので、結局試合の流れが相手に行ってしまいました。後半も取れる時に取れない。相手も取り切れなかった部分はあったかと思いますが、後半2本取ってきました。その部分の差があったのではないかなと思います。
大沢空(2年、FL、秋田工業)
ーー試合を振り返って
タックルからチームに勢いをつけようと思ったんですけど、結局マイボールになった後にトライを取り切れず、そこがこの試合の敗因かなと思っています。ラインアウトの精度については、最初の基礎的な部分からもう一度見直してやらないと上手く次に行けないと思うので練習していきたいです。
ーー次戦に向けて
チームが勝てていないので、もう一回自分のタックルからチームを勝たせられるようになりたいです。
(記事:北川築来、撮影:朝長亜依)


