【硬式野球】代打の切り札としてベンチを支えた浜岡陸 けがに苦しみながらも花を咲かせたラストイヤー(秋季リーグ戦振り返りインタビュー⑮)
浜岡 陸 外野手
ーー7勝7敗1分、勝ち点3で3位という結果をどう感じているか
もう少し勝てた試合があったかなと感じています。
ーー優勝に足りなかった部分は
逆転された試合が多かったことと、立教戦で勝ち点を落としたことが痛かったです。
ーー個人の成績については
足りなかったですね。もっと活躍できたら、優勝に近づけたかなというのはあります。代打でもっと結果を残したかったです。
ーー秋リーグ最初の打席で安打を放ち、気持ちが楽になった部分はあったか
打つための準備しかしてなかったので、打てない方がおかしいなぐらいの気持ちで挑めました。打つだろうと思って打席に入っていました。
ーー打線は慶大戦も含めて、全体的に活発に見えたが、夏にやってきた成果が出たのか
チャンスの場面やここぞの場面で、結構みんな1本出るようになっていたと感じます。
ーー立大2回戦の勝利を引き寄せる2点適時打を振り返って
大事な場面だったので、打てて良かったです。
ーー早大1回戦の決勝犠飛を振り返って
なんとか最低限の仕事をしようと思って打席に立ちました。正直、タイムリーは打ちにいっていなかったので、仕事ができて良かったです。(犠飛を打ちにいったということか)強いボールを待って、ボールの下にバットを入れようと思っていました。
ーー犠飛を放ったあと、スタンドに向かってガッツポーズをしている姿が印象的だったが
仲の良い同期や一緒に練習してきた同期もいたので。今年はなかなか4年生がベンチに入れなかった中で、全力でサポートや応援をしてくれていました。仲間の分までという思いが勝手に出てしまった感じです。
ーー秋季リーグ前取材で期待していると語った、野崎(慎裕、営4=県岐阜商)選手が4勝をあげたことについては
野崎はやると思っていたので、まだまだやれると思っていました。
ーー明大2回戦は久しぶりの先発出場でしたがいつ知らされたのか
当日ですね。でも、スタメンでいく雰囲気みたいなのは前の日からあった感じでした。
ーー全勝優勝した明大との差はどのような部分に感じたか
試合をしているときは途中まで勝っていたり、そこまで力の差というのは同じ大学生なのでないのかなと思っていました。けれども、終わってみたら強かったなと感じます。ピッチャーはスピードがあるし、バッターはスイングが強くて、守っていても怖かったです。個々のレベルもそうですし、チーム力といった全ての部分が強かったですね。
ーー東大3回戦のリーグ戦最終打席では安打を放ったが振り返って
東大3回戦は自分は出たかったですが、代打で出る予定がなかったです。その中で、鶴丸(紘、スポ4=都城東)や松下(歩叶、営4=桐蔭学園)、他の4年生も行ってこいと行ってくれました。それまでは、リーグ戦が終わるまで感情は入れたくないと思っていましたが、終わってしまうんだなと思って最後の打席に立ちました。とりあえず、悔いないように思いっきり振ることだけ考えていました。
ーー東大3回戦の試合後には感情があふれ出ていたが
4年間いいことばかりではなかったですが、全て良い思い出でした。スタンドを見たら、こんなに多く応援してくれる人がいると思い、泣けてきましたね。
ーー最終戦はこれまで出場機会が多くなかった4年生が出場し安打を放ちベンチもとても盛り上がっていたが
4年生は最後打つんですよね。リーグ戦はそれこそ明大の選手もそうでしたし。やはり4年生は思いが強いというか、気持ちが出るのだなと思って見ていました。
ーー4年間を振り返って
いろいろな経験ができて、良い思い出かなと思っています。
ーー下級生時はけがにも苦しんだと思うが、支えになった方は
周りのみんなに支えられていたと思います。大島監督が「絶対使うから地道に頑張れ」と言って、待っていてくれました。そして、同期の松下も1年のときからずっと刺激になっていました。
ーードラフト指名された松下選手にはどんな言葉をかけたか
松下も本当に苦しんでいたので、本当に良かったねと声をかけました。
ーー松下選手はどんなキャプテンだったか
とにかく良い人なので、ずっと悩んでいましたが、そんな姿は誰にも見せずにいつでも引っ張ってくれるキャプテンでしたね。
ーー高校の同期である堀越啓太選手も西武から4位指名されたが連絡したか
おめでとう、頑張ってなと連絡しました。
ーー4年間で印象に残っている試合は
2年の秋の東大2回戦ですかね。スタメンで使ってもらって、2対4で東大に負けてしまった試合なんですけど。その試合で、六大学の怖さを知ったり、初めての経験が全部詰まってます。
ーー鶴丸学生コーチへの思い
本当に毎日練習に付き合ってくれて、代打の1打席にかける練習を一緒にやってくれていたので、本当に感謝しかないです。
ーー監督、助監督への思い
大島監督は4年間、髙村助監督は2年間うまくいかなかったことも多かったですが、いつもありがとうございました。
ーー期待している後輩
中西(祐樹、法3=木更津総合)、土肥(憲将、キャ3=鳴門)。熊谷(陸、人2=花巻東)、中村(騎士、営2=東邦)、小川(大地、営2=大阪桐蔭)、今泉(秀悟、キャ2=石見智翠館)。あとは部屋の後輩でもある西村(大和、法1=報徳学園)には頑張ってほしいです。(中西選手と土肥選手のどういった部分に期待しているか)キャッチャーは井上(和輝、法1=駿台甲府)がいますが、この2人はチームで誰よりも練習している2人です。報われてほしいというか結果につながってほしいです。
ーー現在の4年生はどんな同期だったか
個性が強い同期でしたが、この同期とやれて良かったなと思います。
ーー今後の進路は
社会人で野球を続けます。
ーーファンの皆さんに一言
リーグ戦を通して、熱い応援本当にありがとうございました。残念な結果に終わってしまいましたが、来季からの後輩は絶対やってくれると思います。これからも法政大学野球部の応援をよろしくお願いいたします。
(インタビュー:松野要)
浜岡陸(はまおか・りく)
法学部4年・2003年4月24日生まれ
兵庫県出身・花咲徳栄
175cm 73kg・右投左打
今季成績:12試合 14打数 3安打 打率.214 0本塁打 3打点
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
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