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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球木村杯新人戦決勝 対早大 室木が150球の熱投で完投勝利!新人戦3連覇!!

準硬式野球
 

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球木村杯新人戦決勝 対早大 室木が150球の熱投で完投勝利!新人戦3連覇!!

東京六大学準硬式野球木村杯新人戦決勝 対早稲田大学
2014年6月1日(日)
早稲田東伏見グラウンド

3連覇をかけて早大と激突した法大。決勝のマウンドには新人戦3試合連続で先発となる室木大(経1)があがる。次世代のエースが魂のピッチングを見せた。

優勝を決め笑みを浮かべる室木‐栗田バッテリー

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 0 0 2 2 1 0 5 10 2
早 大 0 0 1 0 0 0 0 0 3 4 7 2

(法大)○室木-栗田
(早大)古屋、●山口、内田-利光

打撃成績

打順 位置 選手名 打数 安打 打点 四死球
1 (7) 中村 聖弥(経2) 4 2 0 0
  PH7 前川 祐樹(社2) 1 1 0 0
2 (8) 福井 寛(社2) 3 1 0 1
  PH8 飯嶋 直也(法2) 1 0 0 0
3 (9) 内川 慶一(経2) 3 1 1 1
  PH9 谷川 正絋(スポ2) 1 0 0 0
  9 窪田 剛士(経1) 0 0 0 0
4 (3) 永田 直(経2) 3 2 2 1
  PH3 志田 大輔(法2) 1 0 0 0
5 (6) 福地 誉(スポ2) 3 0 0 1
  PH 湯田 伝一郎(経2) 1 0 0 0
  5 亀沢 寛紀(スポ1) 0 0 0 0
6 (4) 藤口 帝(社1) 3 0 1 0
7 (5)6 萩原 幹斗(社1) 4 1 0 0
8 (2) 栗田 和憲(社1) 4 1 0 0
9 (1) 室木 大(経1) 3 1 0 0

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点
室木 9 7 12 4 4

三塁打:萩原(8回)
二塁打:中村(6回)
盗塁:福井(6回)
犠打:室木(7回)
犠飛:内川(6回)、藤口(6回)
暴投:室木(9回)

残塁:10

戦評

 法大の先発は室木、昨日の準決勝に続き連投となる。室木は初回、いきなり先頭に四球を与えさらに犠打で一死二塁のピンチを招く。それでも続く3番、4番を連続三振に仕留め、無失点でしのぐ。しかし3回、二死二塁からタイムリーを浴び先制を許してしまうと、4回も失点こそしなかったものの、無死満塁のピンチを招くなど序盤は苦しいピッチングとなった。

 援護してあげたい打線だったが、初回の満塁のチャンスをつぶされると、そこから4イニング連続の三者凡退。ようやく打線が目を覚ましたのは6回だった。この回先頭の中村がセンターオーバーの二塁打を放ち、送球がそれる間に三塁まで到達。続く福井は四球で無死一、三塁となり、打席には内川。初球をうまく合わせたあたりは犠牲フライには十分、同点に追いつく。その後さらに一死満塁とすると、藤口にも犠牲フライがうまれこの回逆転に成功する。7回には「積極的に振っていこうと思った」と4番永田の2点タイムリーで追加点をあげ、8回にも相手バッテリー間のミスで1点を追加した。

 援護を受けた室木、5回からは調整したというピッチングはまさに圧巻で、三振の山を築いていく。そして「ちょっと油断があった」という9回、早大の代打攻勢に二者連続ヒットを許し無死一、二塁。その後三振で一死とするも、続く打者に適時二塁打を打たれ、さらに3連覇へのプレッシャーからか、内野の守備にもまずいプレーが重なりついには1点差まで詰め寄られてしまう。しかし、最後の打者を右飛に抑え、室木が150球、奪三振12及び毎回奪三振の力投で新人戦3連覇に華を添えた。(渡邉大地)

選手のコメント

室木大(150球を投げ切り完投勝利)

―優勝が決まった今のお気持ちはいかがでしょうか
9回の攻めが甘かったので、そういうところの甘さをなくして全日予選、秋リーグにつなげていきたいです。

―ご自身のピッチングを振り返って
前半はストレートが抜けて、真ん中に集まったりしていて、初球打たれるケースとか先頭に打たれるケースが多かったですけど、5回から調整して、ピッチング変えて、アウトロー決まったり、スライダー決まったりしてよかったと思います。

―調整の際は捕手と話したのですか
いえ。ベンチにいつもフォーム見てもらっている他のキャッチャーから指摘があったので意識しました。

―12個の三振がとれましたね
自分は三振を狙ってとれるピッチャーだと思っているので、決め球の精度だとか、追い込むまでにどんな追い込み方をするのかしっかり考えて投げられたらいいです。

―最終回はどのような心境で投げていましたか
ちょっと油断があったな、って思って、それが甘いです。

―150球投げての完投勝利です
尻上がりにいけたので、そんなに多く投げてもまだ大丈夫な感じです。

―今までの試合は継投でしたが今回は最後まで投げ切りましたね
今日は最後まで投げ切りたいと、自分でも思っていて、大学入って初めて完投できたのでよかったです。

―一人で投げきってのこの勝利はかなりの自信につながると思います
はい。自信もつきましたし、次の試合に向けてもいいピッチングができると思います。でも、ここで一喜一憂せずに謙虚に頑張りたいです。

永田直(7回に貴重な2点タイムリーを放つ)

―今日の試合を振り返って
とりあえず3連覇という形になってよかったと思います。

―改めてその3連覇に関して今のお気持ちはいかがですか
素直にうれしいですし、1回優勝して2連覇して3連覇して、やっぱり連覇というのは特別ですし、自分は去年も出場して勝ってそれで今年も優勝ですから、なおさらうれしいです。

―7回のタイムリーについて
早稲田はもともと粘り強いチームで、ここで追加点を取っておかないといけないなという場面で、しかも4番で使っていただいているので積極的に振っていこうって思ってやったら結果的にうまくいってよかったです。

―4番で使われていることについて
チャンスで回ってくることが多いので、打点を稼ぐようなバッティングを心がけていました。

―予選会に向けて意気込みお願いします
もし使っていただけるのであれば、自分は元々繋げていくバッターなのでその仕事に徹することができたらいいなと思います。

藤口帝(4回二死満塁でダイビングキャッチ&勝ち越し犠飛)

―優勝が決まった今のお気持ちはいかがですか
ずっと2連覇できていたので、それを止めなくてよかったという、ほっとした気持ちです。

―今日の試合を振り返って
室木が3試合続けて投げていたので早く援護したいな、という気持ちがありました。

―今日の試合に向けた準備はどうされていましたか
優勝したいと思っていたので、気持ちだけは相手に負けないように昨日の夜から準備していました。

―4回裏に見事なダイビングキャッチで魅せました。その守備についてはどうですか
やっぱり、室木が頑張って投げていたので、あれ以上差を広げられたら厳しいと思っていたので、絶対にとってやろうと思っていました。

―室木選手とはよく話すんですね
そうですね。やっぱりあいつが投げているときは同じ一年生ですし、助け合いながらやりたいな、というのは毎回言ってます。

―勝ち越しの犠牲フライの打った感触というのは
先っぽだったので、どうなるかわからなかったんですけど、3塁ランナーの福井さんが走ってくれてよかったな、という感じです

―今後の目標は
次は多分、全日の予選なんですけど、先輩たちが全国に行けるように自分はできることを精一杯したいなと思います。

 

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