2023年 東京六大学準硬式秋季リーグ戦 明大2回戦
2023年9月3日(日)
法大多摩G
初戦を白星で突破した法大は、明大とのカードを勝ち取るべく2戦目に挑んだ。1戦目に続き、初回で先制点を挙げた法大は、終始リードする形で試合を進める。明大は点差を追い詰めてきたものの、投打でリードを守り抜き、見事2連勝を飾った。昨秋は2連敗した『血の法明戦』だったが、今年は法大が2連勝！秋季リーグ戦開幕カードを奪取し、リーグ優勝へ弾みをつけた！
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 法 大 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 12 | 0 |
| 明 大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 |
（法大）中野、古川端、藤中壮-澤野
（明大）森、近藤、上井-森本
打撃成績
| 打順 | 守備 | 選手、学部、学年 | 出身校 | 打席数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
| 1 | (9) | 鈴木歩夢(社4) | 明星 | 5 | 1 | 1 | 0 |
| 2 | (5) | 唐橋悠太(経4) | 桐光学園 | 4 | 1 | 0 | 1 |
| 3 | (8) | 小原捷平(社2) | 仙台育英 | 4 | 2 | 0 | 1 |
| 4 | (7) | 関宮楓馬(社3) | 静岡 | 4 | 2 | 2 | 0 |
| 5 | (4) | 塩唐松宏将(社4) | 鳴門 | 4 | 2 | 1 | 0 |
| 6 | (5) | 高橋凌(社4) | 花巻東 | 4 | 2 | 0 | 0 |
| 5 | 須賀椋也(現3) | 新田 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 7 | (2) | 澤野智哉(社4) | 国士館 | 4 | 1 | 0 | 0 |
| 8 | (6) | 栗島駆(経3) | 花咲徳栄 | 4 | 1 | 0 | 0 |
| 9 | (1) | 中野颯太(経2) | 健大高崎 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| PH | 和泉直人(文4) | 札幌第一 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
| 1 | 古川端晴輝(社3) | 花巻東 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 1 | 藤中壮太(社3) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
| 回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 中野 | 7 | 5 | 6 | 4 | 4 |
| 古川端 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 |
| 藤中壮 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 |
盗塁: 唐橋 悠太(1回) 小原(1回)
盗塁死: 鈴木 歩夢(6回)
走塁死: 塩唐松 宏将(7回)
戦評
初戦を白星で飾った法大は、勝ち点を取るべく明大との第二戦に挑んだ。昨秋、明大に2連敗した法大。今秋は2連勝で雪辱を果たすことができるか。注目の試合が始まった。
昨日に続き、試合は法大の攻撃で動く。2番・唐橋悠太（経4）の四球、3番・小原捷平（社3）の左安打で1死一、二塁と好機を作った法大は、4番・関宮楓馬（社3）が流れをものにする適時二塁打を放ち、早々に2点先制打を挙げた。
3回表には、1死二、三塁から相手投手の暴投で1点を、さらに5番・塩唐松宏将（社4）の適時打でもう1点を追加し、4-0と法大がリードを広げる。
しかしリードを広げた直後、先発のマウンドを任された中野颯太（経2）は先頭打者を死球で出塁させると流れを断ち切れずに1失点を喫した。しかしこの回に失点はしたものの、初回を三者凡退に抑える等5回を終えて1失点と中野は好ピッチングを見せていた。
両チーム快音が滞っていた6回には、法大の攻撃時に、昨日から好調の8番・栗島駆（経3）が左安打で出塁。後続が送って一死三塁となり、1番・鈴木歩夢（社4）が高めの球をとらえ、適時右安打を決める。1点を追加した。
しかしその裏、先発・中野が相手打線につかまり、内野安打と暴投の間に2失点。さらに7回も制球に苦しみ、またも暴投の間に1失点を喫する。1試合目と同様に明大が後半に反撃を見せ、5-4と1点差に迫られた。
試合の行方が分からなくなった8回からは、古川端晴輝（社3）、藤中壮太（社3）が継投。両投手ともに出塁させる場面もあったが、8・9回の明大打線を見事0に封じた。
法大が1点のリードを守り抜き、5-4で勝利。明大の反撃をかわした法大は二連勝で1戦目のカードを奪取し、リーグ優勝へ大きな弾みをつけた。
安心もつかの間、次戦のカードは天敵・早大。幾度と苦しめられてきた天敵に、今秋は抑え、打ち勝つことができるか。春季リーグで人一倍悔しい思いをした法大の逆襲に期待したい。
(記事、写真：田中さや)
選手インタビュー
中野颯太投手
ー7回4失点、自身の今日の投球を振り返って
前半は良かったと思いますが、自分の崩れたタイミングで点数がかなり入ってしまいました。後半も体力の持つ限り投げ切ることを今後の課題に取り組んでいきたいです。
ー初回から2点の援護がありました。試合を通して打撃陣の援護というのは
点数が入ってくれたおかげで、終始投げやすかったです。
ー第二先発のマウンドを託された気持ちを
以前より第二先発を任せるという話があったので、しっかり準備をして、今日に臨みました。
ー試合後、本間監督からはどのような声掛けを受けましたか
反省点はしっかり反省するようにと指導を受けました。
ー夏合宿で鍛えたことは
体力が欠点なので、毎日走り込みをして体力強化につなげました。また、毎日ブルペンに入って投げ込む練習にも励みました。
ー秋季リーグの目標を
最後まで投げ切ることを目標に、一戦一戦丁寧に戦っていきたいです。
ー次戦への意気込みを
次は早大なので、0に近い最少失点で抑えられるように頑張りたいと思います。
関宮楓馬選手
ー今日の試合を振り返って
前半は良い形で点数を積み重ねられましたが、後半は点数を取ることができず。明大さんが勢いづいてじわじわ追いついてきましたが、なんとか逃げ切ることができてよかったです。
ー先制点を決めた一打席目を振り返って
チャンスで回ってきたので、最低でも外野フライで得点できるようにしようと思って打席に立ちました。思い切り振った結果が外野にいって（落ちて）くれたので、良かったです。
ー自身のバッティングの調子は
調子は悪くないと思っています。今日も自分のバッティングをしようと臨めたことで、良い結果に繋がったと思っています。
ー秋季リーグの目標は
春季リーグは悔しく終わっているので、秋はそれを挽回するために、絶対に優勝を目指して頑張っていきたいと思います。
ー本間監督は、「秋リーグ、全勝での優勝を期待する、塩唐松ならやってくれる」と期待していました。その言葉を受けて、秋リーグへの意気込みを
次は早大さんということで、早大さんもなかなか力のあるチームです。春（リーグ）は早大さんは2位、僕たちは3位なので挑戦者という気持ちを忘れずに、どんどん攻めて勝利できたらと思います。
