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【バレー】 秋季リーグ戦 対早大 熱戦の末、黒星。遠い2勝目・・・。

バレーボール

【バレー】 秋季リーグ戦 対早大 熱戦の末、黒星。遠い2勝目・・・。

秋季関東男子1部リーグ戦 対 早稲田大学
2014年9月15日(月)
早稲田大学戸山キャンパス記念会堂

第5戦の相手は現在3連勝中と勢いに乗っている早大。会場校ということもあり、序盤から流れを渡したくない。春季は法大が白星を挙げたが、今季はどうなるのか・・・

20140916 volleyball 01
相手に攻撃を封じられる法大

試合結果

トータル試合結果

1
法政大学
25 1セット 20 3
早稲田大学
25 2セット 27
10 3セット 25
22 4セット 25
5セット

法政大学スターティングメンバー

選手名 学部/学年 ポジション
#2 池田 隼平 営4 レフト
#1 村上 竜也 営4 センター
#7 木村 築 デ工4 ライト
#5 久保田 雅人 営4 レフト
#11 田中 尚 法3 センター
#12 長谷川 優太 法3 セッター
#27 小林 慎平 営1 リベロ

戦評

第1セット、序盤から流れをつかんだのは、法大だった。木村築(デ工4)のブロックポイントで先制すると、相手のミスにも助けられ、9―5と大きく差を広げる。雰囲気を変えたい早大はタイムアウトを取り、3連続得点で巻き返してくるも、法大のエース・木村が点を重ねる。しかし中盤、相手の速攻により勢いに乗せてしまい、12―12と同点に。そこから両チーム共譲らず、点の取り合いが続く。セット後半に流れを変えたのは法大。田中尚(法3)のブロックで盛り上がると、相手のミスを誘い、25―20でこのセットを先取した。
 
連続して取りたい第2セットは、木村のスパイクで幕を開けた。このセットは両チームのエースが躍動し、中盤までシーソーゲームで進む。ターニングポイントは12―12の場面。相手のミスから始まり、法大が誇る得点源・木村と池田隼平(営4)のアタックポイントで4連続得点。早大がタイムアウトを取った後も流れを渡さず、セットは終盤へ。手に汗を握るラリーを池田のスパイクで制し、22―19に。この勢いで2セット連取かと思われたが、まさかの逆転を許す。法大もセンターの村上竜也(営4)、池田、木村の4年生が攻撃の要となり粘りを見せるも、25―27で惜敗した。
 
セットカウント1―1で迎えた第3セット。雰囲気を切り替えて、このセットを取ることこそが重要となる。しかし、序盤からミスが多く、4―7で先にタイムアウトを取ることに。その後も流れを変えることはできず、悲劇の9連続失点。このセットは相手のミスも少なく、まさかの10―25で相手の思うままになった。
 
もう後がない第4セット。3セット目とは打って変わって、法大ペースで進む。4―4の場面では、池田のパイプ攻撃が決まり、だんだん「自分たちのバレー」を取り戻してきた。村上の速攻、攻撃力を増してきた久保田雅人(営4)のスパイクなどで連続得点し、差をつける。このままの流れをセット終盤まで繋げたいところだったが、中盤に相手の攻撃が止められず、13―14と逆転を許す。後がない法大も、エースの木村が意地を見せ、再びリード。しかし終盤、相手の鋭いスパイクに苦しみ、またも連続失点。早大が一歩リードしたままセットは進み、最後は相手の専田和也のスパイクで幕を閉じた。
 
この試合で浮き彫りとなったのが、やはり木村に集中する負担である。特に第3セット、木村の攻撃が決まらなくなると、なかなかサイドアウトできずに苦しむ場面が見られた。池田の復帰もあり、攻撃力のアップが見込まれた法大は、まだまだ本領発揮し切れていないだろう。リーグ戦後半に向け調子を上げ、いち早く二つ目の白星を手にしたいところだ。(村上紗規)

コメント

濱口 純一 監督

―今日の試合の振り返りをお願いします
1セット目勝って、2セット目も取れてたら勝てたゲームだったと思います。2セット目で接戦して、3セット目は出だしでつまずいて。難しいですね…。
 
―今週は3連戦でしたが
なかなか厳しいゲームが続いたので、結構選手たちも疲れていると思います。もう終わった勝負だしあんまり時間ないので、しっかり気持ちを切り替えて、次週順大と学芸大頑張ってほしいです。
 
―今日で1勝4敗となってしまいましたが
やらなければならないことは、点数をもっとたくさん取って、ぐっと勢いに乗れるような雰囲気作りができればいいなという印象はありますけど。それは試合の流れでこういう風になってしまっているので、個人の技量とチームのまとまりで何とかして欲しいと思います。
 
―今週が終わってほぼ折り返しですが
結構厳しいゲームが続いていますね。昨日も言ったように、1点ずつきっちりとっていけたらいいんですけど、1点とったら2点失点するということが多いです。そういうのはメンタルの問題だと思うので、修正できたらいいです。
 
―今季は空き週がないですが調整は難しいですか
連続で試合があるので大変だと思うんですけど、4年生の力でまとまってがんばってほしいなと思います。
 
―春季も混戦でしたが、秋季もここまででかなり混戦ですね
そうでうね。だから一戦一戦が大事な勝負になってくると思うので、まずは次の土曜日の試合に勝てるように、頑張ります。
 
 

木村 築(デ工4)

―今日の試合を振り返って
3戦目ということで、みんな疲労が溜まっていて身体が動かない部分があったんですけど。それでも1セット目取ることができて波に乗って、2セット目あそこまでいったのに取れなかったというのが今日の負けにつながったかなと思います。3セット目はああいう形になったんですけど、4セット目に切り替えていこうというのを途中から言っていて、それでもちょっと疲労が残っていたのかなというのがみんなに見られた感じですね。
 
―4セット目惜しくも取ることができなかったのは疲労でしょうか
それに関してはこっちが受け身になってしまっていたのがあると思います。本当は5セット目に持っていきたかったですけど、それがうまいことできなくてその点に関して向こうの方が上だったかなと。
 
―サーブの調子があまり良くありませんでした
やっぱり飛べないと自分のサーブはダメなので、途中でちょっと変えようかなとも思いました。まあそこはこれから練習で戻していくしかないですね。
 
―第3セットに大量失点の場面がありました
自分が前のレフトの時に止まってしまって、そこで1本で決めきれなくてキャッチが乱れて2段トスでまた決めきれなくてというのが連続してしまいました。本当に5、6点もっていかれたところで諦めてしまって、それで切り替えて4セット目取れれば良かったんですけど、結果的には3セット目を諦めたこともハズレたというかダメだった感じですね。
 
―最近ブロックアウトで点を取る場面が多いですが
抜ける場面はあまりないんですけど、打点が高い位置から打っているとブロックにあたっても弾くという部分が出てくるので。あとは終盤に疲れてただ単に打点が下がって、ブロックにかかるようになったけれどラッキーで取れる、というボールもありますね。
 
―昨日一昨日はサーブで乱されセンターが使えないこともあり、負担は大きかったですか
中央に関しては最初からサーブが強いというのは分かっていたので、2段トスになるのは覚悟して臨んだんですけど。今日は特にそんなにはカットが乱れることもなく終盤までいって、まあ終盤にちょっとガタっとカットが崩れて向こうに先にいかれる場面が多かったですね。来週までの課題として、キャッチから1本で切るということをしっかりやって。あと来週は順天堂なので、高いブロック相手に自分がどう打っていくかことになっていくと思うので、切り替えて臨みたいです。
 
―順天堂は高さのあるチームですが、そうしたチームと戦うのはやり辛さはありますか
そうですね、本当は企業との合宿などで高いブロック相手にやってきたので本当は強いはずなんですけれど。大体早稲田や明治のようにちょこまかした動きのチームには弱い部分が合って、逆に日体や中央のようながっつり長いボールを打ってくるところの方がやりやすさはあります。まあでも、順天堂はまたちょっと雰囲気が違うので、そこはレフト陣がうまくブロックアウトして、自分ができれば上から打てればベストかなと思いますね。
 
―もうすぐ折り返しですが、これからの目標としては
とりあえずリーグが始まる前から自分が得点できないと、まず勝てないという雰囲気になってきたので2段トスなど自分が決めるような球を決めきるというのが自分としては課題かなと思います。チームとしても2段トスにならないように、ここっていう大事なところでキャッチがきちんと返るのが必要になると思います。今日もリードしている場面で最後の方キャッチが崩れちゃったので、それを課題にして残り6試合していきたいです。あとはこれから春に勝ったチームとの対戦もあるので、勝つ試合は勝ってやっていきたいと思います。
 
―次戦に向けて
来週は順大と学芸ということで、とりあえず2勝できるように、そしてその後の試合の波に乗れるようにしていきたいです。あとは自分たちのミスも今日は目立ったので、ミスをしないように、まあカットのミスだったりワンプレーワンプレーを一人ひとりがきちんとしていけば良い試合ができると思うので、頑張っていきたいと思います。
 
 

小林 慎平(営1)

―今日の試合を振り返って
今日は相手の1人のサーブをミスして、サーブカットが入らなくて自分たちがやりたいバレーができなかったので、ちょっと悔しいです。
 
―相手の印象は
決してでかくなくて、でもよく跳ねて思いっきり打ってくるチームなので、今日はブロックの人たちに結構指示を出して後ろのレシーブの位置とかを決めたりしました。それでも相手がうまく決めてきて、印象通りのバレーはできたんですけど、相手が上手くて勝ちきれなかったかなと思います。
 
―相手に手前側のクロスに打たれることが多かったですが、ポジションで何か指示などはありましたか
レシーブの前のブロッカーに下がってくださいって言ったんですけど、ちょっとそこの前の人に指示不足だったところがあって、やっぱり自分のポジションがとれなくて、そこに決められてしまったのは僕の指示不足かなって思います。
 
―敗戦中ですが
3連戦負けてしまったのは気持ちの面だと思います。先週日体大に勝って、その勝てた一番大きな理由は気持ちの面で勝ちに行ってたからだと思うんで、まず来週の土曜日に勝って、日曜日の試合に繋げたいなと思います。
 
―自身の調子は
ちょっと悪いですね。あんまり自分の仕事が出来てないです。
 
―チーム全体の状態は
やっぱりけが人もいて、思い通りのプレーが出来てないのは多いですね。
 
―次の試合に向けて一言
周りは先輩たちばかりなんですけどしっかり指示を出して、もっと盛り上げて頑張りたいです。まずはプレーより気持ちの面で先輩たちのサポートが出来ればと思います。

フォトギャラリー

  • 20140916 volleyball 01相手に攻撃を封じられる法大
  • 20140916 volleyball 02必死にマークするブロック陣
  • 20140916 volleyball 031セット目は始終法大がリード
  • 20140916 volleyball 04田中のサーブ
  • 20140916 volleyball 05木村のスパイク
  • 20140916 volleyball 06レシーブの要・久保田
  • 20140916 volleyball 07Bクイックを打つ姿も見られる村上
  • 20140916 volleyball 083枚ブロックも見られた

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