【バスケ】第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対白鷗大 連敗脱出なるか・・・1部残留に向けて大きな一戦
第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対白鷗大戦
2014年10月11日(土)
日体大世田谷キャンパス
国士舘大戦で勝利をあげて以来四連敗中の法大。コーチ陣も冷静に相手を見つめ、多くの控え選手を起用。東海大戦で足を痛めた沼田凌(法3)も大事を取って温存するなど、勝てる試合に向けて万全の準備を整えてきた。
今日の相手は白鷗大。前回対戦では、松澤大晃(法4)らの活躍で控え選手をも起用する大勝を見せた。しかし、白鷗大は前節まで慶大、明大戦でも一桁点差まで詰め寄るなどリーグ戦を通じて成長を見せている。残留を叶える為にも決して落としたくない一戦だが・・・
トータル試合結果
59 法政大学 |
13 | 1Q | 19 | 71 白鷗大学 |
---|---|---|---|---|
11 | 2Q | 24 | ||
16 | 3Q | 15 | ||
19 | 4Q | 13 |
法政大学スターティングメンバー:白鷗大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 181/78 | G | 4 | 1 | 7 |
#35 山岸 玲太 | 178/68 | G | 4 | 2 | 0 |
#24 加藤 寿一 | 190/75 | F | 16 | 3 | 1 |
#5 松澤 大晃 | 197/82 | C | 13 | 9 | 0 |
#16 沼田 凌 | 190/85 | C | 16 | 8 | 0 |
法政大学交代選手:白鷗大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#11 中野 広大 | 182/71 | F | 0 | 1 | 0 |
#14 植村 哲也 | 175/75 | G | 6 | 0 | 2 |
#19 田宮 開(C) | 182/72 | GF | 0 | 0 | 0 |
#31 安達 幹 | 187/87 | PF | 0 | 1 | 0 |
戦評
第1Q。野﨑零也のジャンパー、川邊亮平のレイアップで0対4と一気に攻勢を仕掛けられスタート。流れを切りたい法大に幸運が。タイマーが故障し、試合はストップ。選手達は一度ベンチに戻り復旧を待つことに。試合再開後、沼田凌(法3)のジャンパー、加藤寿一(文3)のスティ―ルからそのままゴール、山岸玲太(営3)の得点など法大は4連続得点。法大がリズムを掴み始めるも、4分経過と早い時間帯で白鷗大が前半1回目のタイムアウトを要求。TO明け、法大は沼田のジャンパーで加点するものの白鷗大の激しいディフェンスを前にオフェンスが停滞。対する白鷗大は野﨑の3P、米村誠志郎のゴール下などで一気に逆転。法大はタイムアウト。しかし、流れは変わらずジャニにダンクシュートまでもを沈められる。終盤、加藤が3Pシュートを決めるも13対19とリードを奪われて終了。
第2Q。1Q終盤からゾーンディフェンスに変更した影響か川邊や星野和希らアウトサイドから猛攻を受ける。法大も松澤大晃(法4)の0度からのジャンパー、加藤の1on1からの得点で反撃するも点差が広がるばかり。19対32と点差が二桁になったところで法大がタイムアウト。沼田に対するダブルチームもあり、インサイドで基点を作れないオフェンスを改善したいところ。しかし、TO明けも白鷗大のアウトサイドが止まらない。ディフェンスをマンツーマンに戻すもスクリーンプレーで上手くズレを作られ失点。オフェンスも各選手の1on1頼みになってしまい点差は徐々に開いていく。森川文弥にブザービーターで3Pシュートを沈められ、24対43で前半終了。
第3Q。監督からハーフタイムに長い指示を受けた選手達が積極的なプレーを見せ始める。松澤のジャンパーで口火を切ると、加藤が1on1からFTを獲得。鋭いアシストを見せていた佐藤翔耶(文2)も自らジャンパーを決める。ディフェンスでもジャニに対しダブルチームでマイボールに。開始4分で点差を14点に縮める。山岸のインターセプトから速攻が決まり、白鷗大は堪らずタイムアウト。TO明け松澤が1on1でゴール下まで攻め込み連続得点をあげ、勢いを加速させる。しかし、この日の白鷗大はシュートが絶好調。川邊に連続でジャンパーを沈められると、森川にはドライブからレイアップに持っていかれる。攻め気を見せ互角の戦いを演じるも、前半の点差が大きくのしかかり点差を縮めることができない。40対58で最終Qへ。
第4Q。勝負を掛けて点差をまずは一桁まで縮めたいが、森川の3Pシュートで21点差に。何とかして打開したい法大はタイムアウト。その後のプレーで、24秒バイオレーションを奪うなど意地を見せる。白鷗大のチームファ―ルが残り6分で既に5つ。法大は積極的に仕掛けFTで得点を重ね、点差を縮める。植村哲也(文1)も激しいマークを掻い潜りながらドライブインで得点、最後まで選手達は決して諦めない。終盤、沼田の連続得点などで加点し10点差まで縮める。しかし、前半に付いた点差は大きく59対71と敗戦。
残留争いの直接のライバルに敗れる結果となってしまった法大。極めて大きな一敗だが下を向いてばかりはいられない。残り5戦、1部残留という目標に向かって歩を進めて欲しい。(山分和紀)
試合後の選手コメント
沼田凌
ー今日の試合を振り返って
自分としては、最初から激しく当たって良い流れをつくろうと思ってたんですけど、途中で相手が反撃してきたときに慌ててしまい、ずっと相手のペースになってしまいました。自分も狭いところに突っ込んで自滅してしまい、あの場面で慌てなければという感じでした。流れ悪くなって、そのまま試合が進んでしまいました。
ーけがの調子はいかがですか
肉離れだったのですが、もう大丈夫です。
ー当たりが厳しい相手でしたが
そこで引かないでもう一回ガツガツ当たっていかなきゃいけなかったです。最後の方は当たりに耐えてプレーできてたんですけど、最初から当たりに耐えられるようにしていけたらなと思います。
ー反省ではどんなことを話していましたか
あのような相手のペースになったときに、慌てて攻めるとやっぱり離されていっちゃうので、しっかりスペースを取り、悪い方向にいかないようにしていこうと話していました。明日しっかり勝とうと切り替えています。
ーなかなか波に乗れなかったですね
やっぱり離されたときに、ついていかないと波に乗れないですね。そこを我慢して、スペースを作って攻めていけると点が入ってくるし、波に乗っていけると思うので、離されたときにどう粘っていけるかというところです。
ー明日の試合への意気込みをお願いします
今日と同じように入りは激しくやって、離されたとしてもそれ以上離されないように、我慢強くやっていきたいと思います。
加藤寿一
ー今日の試合をふりかえっていかがですか
前半はふわふわして、集中していなくて、相手にズルズルともっていかれました。
後半は集中し始めましたが、時既に遅しでした。
ーディフェンスでは相手の1対1を止められずに得点を許してしまいましたが
相手のスクリーンに対する対応がみんなバラバラで、コミュニケーションがあんまりとれていなくて、それで相手にやられました。
ーその中でも加藤選手は1対1などで果敢に攻めていましたが
前半はそれで上手くいってましたが、後半に入ってから相手のディフェンスのプレッシャーが結構強くなって、なんもできなかったと自分では思っています。明日こそ勝たないといけないので、勝っていきたいと思います。
ー藤井選手が抜けてから3Pなどのアウトサイドのシュートが決まらなくなりましたが
裕太(藤井選手)がいるのといないのでは、入ったら大きい3Pを高確率で入れられるだけに大きいです。その分ゴール下で攻めようと思うんですけど、みんなが外々になっていました。明日はゴール下を攻める展開になると思います。
ー(リーグ戦の)二週目が始まってからオフェンスの調子があまりよくありませんが
走る展開のときに人任せになっているので、それをなくしていきたいです。時間が少なくなってきたときは1対1になるので、そこは自分や沼田とかが決めていきたいと思います。オフェンスが悪いんで、走る展開にもっていかないといけないと思います。
ー明日へ一言お願いします
相手は明治で普通に強いですが、ちゃんとやれば負ける相手ではないので、相手のペースにもってかれないようにして、自分たちのペースで走ってバスケして絶対勝ちます。
フォトギャラリー
- この日7アシストを見せアシストランキング1位に躍り出た佐藤
- スティールを連発した山岸
- 激しいマークに苦しんだ沼田
- エース加藤も2on2から好機を演出するが、、、
- 3Q怒涛のプレーを見せた松澤