【準硬式野球】第57回関東選手権大会2回戦 対埼玉大 コールド勝ちで初戦突破!
第57回関東選手権大会2回戦
2015年3月20日(金)対埼玉大
法政大学多摩グラウンド
今年初の公式戦となった今大会。昨年はまさかの初戦敗退となったが、今年の初戦は打っては14安打10得点、投げては室木が被安打5の完封勝利。見事コールド勝ちを収め3回戦へコマを進めた。
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埼大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
法大 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 0 | 2× | 10 |
(埼大)●高橋、窪田-安井
(法大)○室木-佐藤
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原幹斗(社1) | 4 | 2 | 0 | 0 |
2 | (7) | 中村聖弥(経2) | 4 | 1 | 1 | 0 |
3 | (6) | 橘廉(社3) | 3 | 1 | 1 | 1 |
4 | (9) | 内川慶一(経2) | 4 | 2 | 2 | 0 |
5 | (2) | 佐藤裕太(経3) | 3 | 1 | 0 | 0 |
6 | (DH) | 前川祐樹(社2) | 3 | 2 | 2 | 0 |
7 | (3) | 永田直(経2) | 3 | 2 | 1 | 0 |
8 | (4) | 藤口帝(社1) | 3 | 2 | 3 | 0 |
9 | (8) | 甲本裕次郎(社1) | 3 | 1 | 0 | 0 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
室木大(経1) | 7 | 5 | 8 | 3 | 0 |
戦評
先制して勢いをつけたい法大は先発の室木が初回を3人で仕留めるとその裏の攻撃でチャンスを作る。1番萩原が相手の失策で出塁すると盗塁、2番中村の進塁打で三塁に。続く橘の二ゴロの間に萩原は帰塁。最初のチャンスをものにする。勢いそのままに2回裏も7番永田が三塁打で出塁。1死三塁のチャンスで8番藤口が放ったレフト線ギリギリの打球はそのままフェンスを越え本塁打に。下位打線のみで2点を追加する。
守っては先発の室木が力強いストレートと抜群のコントロールで埼大打線をシャットアウト。チャンスを作らせない。守備から流れをつかんだ法大。3回に中村の特大の本塁打、4回に前川、永田、藤口の3連打、5回に前川の2点適時打で毎回得点をあげ5回終了時点で8-0と大量リードを奪う。
後半になると室木が埼大打線につかまり始める。甘く入った球を痛打され出塁されるが6回、7回と併殺で凌ぎ、ピンチの芽を摘み取る。そして3番橘から始まる7回裏の攻撃。橘が痛烈な当たりの中前安打を放ち出塁。ここで回ってきたのが4番内川。甘く入った球を鋭く振り抜いた。本人が「打った瞬間いったかなと思った」という打球はそのままレフトスタンドに吸い込まれる。この瞬間、7イニングで10点差がつき、大会規定によりコールド勝ちとなった。
室木の好投を支えた堅実な守備とどの打順からでも得点が狙える強力打線で試合を制した法大。3回戦の相手は國學院大学となる。(今井惇基)
選手コメント
室木大(7イニングをわずか被安打5で抑え完封勝利)
―今日の試合を振り返って
終盤に集中が切れてきて、甘く浮ついた球を打たれたので、そういったところの意識を変えていかないと今後通用しないと思いました。
―今日のピッチングはテンポが良いように見えましたが
真っ直ぐで押して、最後も真っ直ぐで空振りが取れたら一番良かったですけど、終盤はちょっとそれができなくなってしまいました。理想は真っ直ぐで追い込んで外にボール一つ分外した球で三振を取る。もしくは、その後に変化球で空振りを誘うというのを考えています。
―ランナーが出ても落ちついているように見えましたが
今日はランナーが出てからギアを上げるピッチングをしていたり、シュートでゴロを誘うことができたりと昔と違って器用なピッチングができたのが良かったのかなと思います。
―今回の反省点はなんですか
2アウトまで取っているのにカウントを悪くしてしまうところがあったので、これを直せば球数が少なくなり今後は終盤にも投げられるようになると思いました。
―末次選手を欠く中でエースとしての自覚は
末次さんはけがでいないですし、阿部さんも就活でなかなか忙しくて大変な中で、自分が中心となって周りのピッチャー陣を引っ張っていかなければと思っているので、できるだけ長いイニングを自分が投げ切るつもりで毎試合頑張りたいと思います。
―次戦に向けて一言お願いします
次も無失点で切り抜けられるように粘り強いピッチングを心掛けていきたいと思います。
内川慶一(サヨナラ本塁打で4番の意地見せる)
―今日はコールド勝ちを決めるサヨナラ本塁打を放ちましたね
嬉しかったですね。捉えた瞬間にいったかなという感じはありました。
―ここ最近打線好調ですね
例年以上に新チームが早く始動して冬場から振りこんできたのでその成果が出ているのかなと思います。
―その中でオープン戦から通じて4番に座ることが多いですが
自分は全然4番を打つ選手だと思っていないのでそのことに関しては特に意識していません。ただ打順が打順なのでやはりチャンスで回ってくることが多いのでどんな状況でも高い集中力で打席に立てるように準備しています。
―現在、チームは何人かの選手をけがで欠く状況ですが
確かに法政の台所事情は良くないのですが、いるメンバーでやるだけですね。
―この大会での目標は
まずは全国でもトップクラスの中央大(4回戦で対戦予定)とやれるようにしっかり次の試合に臨みたいです。まずは中央、それだけですね。
フォトギャラリー
- 2点本塁打を放った藤口
- 7イニングをわずか被安打5に抑え完封勝利
- オープン戦から好調を維持している前川
- 併殺でピンチを防いだ
- 守備陣も投手室木を支えた
- サヨナラ本塁打を放つ内川
- コールド勝ちにを決め、チームメイトに迎え入れられる