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【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第4節 対駿大 取り戻した法大らしさ!ついに手にした勝利!!

ハンドボール

【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第4節 対駿大 取り戻した法大らしさ!ついに手にした勝利!!

2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 男子1部
第4節 対駿河台大学
2015年9月6日(日)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ

3連敗を喫し、後がない法大。迎えた4節目の相手は今季から2部リーグから1部へ上がってきた駿大。前日には明大に勝利しており、決して油断のできない敵だった。それでも「DFから速攻」という法大の最も得意とするスタイルで迎え撃ち、32対29と点差は少ないものの、見事初勝利を挙げた。

前節の結果はこちら

1
チーム最多得点8点を稼いだ内門

試合結果

トータル試合結果

32
法政大学
18 前半 14 29
駿河台大学
14 後半 15

スターティングメンバー

選手名 身長 ポジション 出身校 得点
#20 高間アミン(経2) 178 LW 群馬・富岡 5
#7 遠藤由陽(経4) 177 LB 栃木・國學院栃木 5
#11 渡邉大貴(社4) 181 CB 茨城・藤代紫水 2
#18 石川雄貴(経3) 183 RB 神奈川・法政二 2
#5 竹野恭平(社2) 170 RW 神奈川・法政二 4
#3 長谷川良介(社3) 184 PP 茨城・藤代紫水 4
#21 柿崎雅俊(デ工3) 183 GK 埼玉・浦和学院
 

交代選手

選手名 身長 ポジション 出身校 得点
#13 猪俣淳三郎(経3) 168 CB 神奈川・法政二 2
#26 内門竜之介(経2) 178 RB 鹿児島・鹿児島工業 8
#2 下條輝(スポ健2) 177 RB 神奈川・法政二 0
#29 福本直也(経1) 172 CB 神奈川・法政二 0
#28 田島走(社1) 175 RB 茨城・藤代紫水  
#30 黛祐貴(経1) 177   群馬・富岡  
#1 仲村充(社1) 180 GK 茨城・藤代紫水
#31 深井亮太(理工1) 180 GK 埼玉・浦和学院

 ※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー(ポストプレーヤー)、GK…ゴールキーパー

 

戦評

 秋季リーグ、まだ一度も勝利を手にすることができない。今日こそは確実に勝ちたい法大は、2部から1部に昇格した駿河大との試合に臨んだ。

 前半は、試合開始直後から攻撃を仕掛けられるも、柿崎雅俊(デザ3)が好セーブを見せる。すぐさま速攻で長谷川良介(社3)が得点を決め、先制する。しかし、相手の3-3DFという特殊なフォーメーションに苦しめられ、その後は、なかなか点が入らない。前半7分過ぎから、相手DFをかいくぐりながら得点していくも、すぐに相手に得点を取られ、点を引き離すことができない。前半22分でKP仲村充(社1)が投入されると、シュートコースをしっかりと見極めてセーブし、交代してから前半取られた失点はわずか1点に鎮める。攻撃でも、途中出場の内門竜之介(経2)が後半27分から連続3点を奪取し、18-14と良い流れで前半を終える。

 後半は、駿河大の速い動きに対応できず早々から先制を許してしまう。その後、竹野恭平(社2)がGKの不意をつくスピードの遅い球などで得点するも、駿河大も負けじと果敢に攻めてくる。シュートがポストに当たるなど辛うじてゴールは阻止するものの、シュートチャンスを何度も与え、一挙3点を奪われる。ここでタイムアウトを入れ、流れを食い止めたかったところだが、タイムアウト後石川雄貴(経3)が放ったシュートは惜しくも得点にはならず。その後すぐに点を入れられ21-20と1点差まで詰め寄られてしまう。後半9分のこのタイミングで、前半調子の良かった内門を再度投入。相手に阻まれることなく何度もゴールに吸い込まれる内門のシュートや、高間アミン(経2)のドリブルでDF陣をかわしセンターから叩きこむ見事なゴールで、点を重ねていく。後半28分にPTを与えるも、深井亮太(理工1)が好セーブを見せ、追加点を与えない。ここからさらに点を入れて勝負を決めたいところだが、ボールを取られてしまう。しかし相手も焦りからかシュートを決められず、このピンチをなんとか切り抜く。残り1分の場面で遠藤由陽(経4)が32点目を入れ、勝負あり。32-29の接戦を制し、リーグ戦初勝利を収めた。

 今回の勝利で連敗を3で止めた。何としてでも勝たなければならない一戦だっただけに、今日の勝利は大きい。この1勝でチームの雰囲気も上がっただろう。この良い流れのまま、春季リーグ10点差で完敗した次戦の相手、国士大から勝ち星を奪ってほしい。(羽根田萌)

監督・選手コメント

佐藤浩監督

―リーグ初勝利となりましたが、試合を振り返っていかがですか
勝ちましたが、点差をつけられる流れもあったのにそれができなかったのが反省点です。原因は攻撃でのミスですね。パスミス、シュートミス、特にノーマークを外しすぎて相手を楽にさせ、速攻もやられてしまいました。そのミスがなければ突き放せる試合だったのに、終わってみればこういう結果になってしまいました。

―後半10分過ぎ、流れの悪い中でのタイムアウトではどんな話をされましたか
戦略、戦術ではなくて、気持ちを落ち着かせるという意味でタイムアウトを取りました。リードしているのに焦ってしまうのは、このリーグ戦で勝っていないというところに起因しています。勝っているときの試合の運び方やテクニック、何をしたら相手が嫌がるかというところが法政は経験不足なんだと思います。

―得点力を上げるには
その日調子の良い人間が必ずいます。今日だったら内門ですね。その選手に集めるか、他の選手に引きつけてその選手が楽にプレーできるようにする、ということをやれば上がってくると思います。試合展開の中ですぐに判断してやっていかなければいけません。

―ポストの長谷川選手が抑えられていましたが、その対応は
残念ながら今日の試合であまり改善できなかったところですね。DFのイエローカードを誘っているのはわかってるんですけど、ポストプレーで自分が前を向くよりも先に倒れてしまって、普通のファールにたってしまったと。本来なら一歩踏み込んでゴールに体を向けてから倒れ込むのですが。それができれば長谷川にDFが寄るので他の選手も攻めやすくなります。

―GKが3人出場していますが
試合の流れで違う選手を使えるのはすごくメリットになっています。うちの強みです。しかも3人とも出たら活躍してくれます。今日は柿崎が調子良くなかったけど仲村がしっかりフォローしてくれて、一番入れられたらきついところのペナルティを深井が止めてくれました。キーパーの層は1部リーグでも結構厚いですね。

―4節目を終えて、リーグ戦も約半分となりましたが
勝ち星を考えなくてはいけないです。今日の時点で全敗のチームはなくなり、混戦の状態です。3勝しても入れ替え戦にいってしまう可能性もあります。今日みたいに点差をつけられる所をつけていかないと、結果的に得失点差で順位が落ちてしまうことにもなるかもしれません。そこまで見据えて試合をしていかないとと思います。特にこの後厳しい相手が続くので、その中でも勝利に取りにいかなければなりません。崖っぷちには全然変わってないですね。

―次の試合に向けて
今日は法政のハンドボールをしようということで、ミスは多く点差も縮めてしまいましたが、良い試合ができました。DFは強い気持ちを持って激しく、OFはリラックスしてやるということが良くできていたと思います。それを次の試合でも頭に置いて、自分たちでコントロールできるようにやっていけば必ず良い結果が出ると思っています。

 

内門竜之介

―今日の試合を振り返っていかがですか
駿大が位置の高いDFだとわかってたので、交代する石川さんと話し合いながらコミュニケーション取ってやりました。

―どんな話をされていたのですか
(DFが)高いので、相手の間をいけるように、フェイントは石川さん、ダメだったら俺が押し込むという感じで分けていました。石川さんに「今日はお前がいけるからいけ」と言われてたのでいけました。

―今日はチーム最高の8得点を取りましたが
シュートは入って良かったんですけど、コースが全部一緒になってしまいました。色んなコースを打てるようにしたいです。

―途中出場ですが、何か意識していることはありますか
いつでも出られるように準備しています。自分は流れが悪いときに出るので、シュートでしっかり終われるようにしています。 ―今リーグの個人としての目標は 攻撃で出たときに、今日みたいや なことをどんな相手でもできるようにしていきたいです。

―次の試合に向けて
春リーグの国士大戦は全部自分がミスしてしまったので、次はミスしないで動いて頑張っていきたいです。

 

仲村充

ー今日の試合を振り返って
試合前から接戦になると予感がして、準備をしっかりしていました。予想通り接戦にはなったが、リードしているにも関わらずミスから失点というのが多かったです。次の試合は、ミスは仕方ないがミスの後の失点ではなくミスしたら守るというのを修正して臨めたらいいなと思います。

ー秋季リーグ戦は、スタメンではなく途中出場からとなっていますが、何か意識していることはありますか
自分の出番がいつくるかわからないので、しっかり相手のプレーヤーの、特にシュートコースを見たりなどしっかり細かいところを見て、自分が出たときのために備えられるようにしていました。

ー相手は2部から1部への昇格チームでしたが
練習試合でも一度対戦したのですが、やはり2部だからとかそういうのはなくてどのチームも第一線と考えて一試合一試合をやっていこうかなと思ったので、そこはあまり意識していませんでした。

ー好セーブが随所で見られましたが、ご自身の出来は
やっぱり先輩がプレーで見せてくれるので、自分もやらなければと思ってやっていました。

ー次戦、国士大戦にむけて意気込みを
春は負けているので、次の試合は絶対に勝ちにいきたいと思います。

 

深井亮太

―今日の試合を振り返って
今までの 3 試合は出だしが良くなかったんですけど、今日は立ち上がりからいい雰囲気でやれて、その雰囲気のまま戦えたので良かったです。

―ここまでのチームの雰囲気は
負けたことはあまり気にせず、次に切り替えていこうという感じでした。

―試合を決定づけるペナルティのセーブだったが
ペナルティはいつ来るか分からないので、常に準備しているつもりです。出番が来たときは絶対に止めてやろうと思っています。

―2 点差での出場だったがプレッシャーは
プレッシャーはありましたね。ただ、 2点差で勝っていたのでその分楽な気持ちでプレーできました。

―ベンチに座っていて意識していることは
チームの雰囲気が悪いときはしっかり声を出して良い雰囲気に持っていけるようにというのは意識しています。

―次節に向けて
ベンチから声をかけたり、ペナルティを止めたり、ムードメーカーとして自分は頑張っていこうと思います。

 

フォトギャラリー

  • 1チーム最多得点8点を稼いだ内門
  • 2遠藤は速攻で先頭を走った
  • 3仲村が多くの相手のシュートを止めた
  • 4厳しくマークされた長谷川
  • 5高い攻撃力を誇る高間
  • 6大事な場面でまたもPTを止めた深井
  • 74試合中2試合出場中の1年福本
  • 8初勝利に笑顔がこぼれた

 

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