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【ハンド】2014関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 対日大 夏の成果出せず敗北を喫する

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【ハンド】2014関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 対日大 夏の成果出せず敗北を喫する

関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 対日大
2014年8月30日(土)
日大八幡山

今日から秋季リーグ戦が幕を開けた。初戦の相手は春に大敗を喫した日大。終盤に追い上げを見せるも、最終的に4点差で敗れ痛い黒星スタートとなった。

後半に大活躍!安定感の出た高間に今後も期待したい

試合結果

26

法政大学

11

前半

14

30

日本大学

15

後半

16

戦評

  先制点を奪ったのは法大。石川雄貴(経2)が45度からジャンプシュート、続けて長谷川良介(社2)が速攻をしっかりと決め幸先の良いスタートを切る。日大も負けじと得点を重ね、一進一退の攻防が続く。しかし11分を過ぎた頃、法大のミスから3連続失点を許してしまい、流れは日大へ傾く。タイムアウトを要求し立て直しを図るも、点差はじわじわと広がっていく。しかし終盤になると、遠藤由陽(経3)や長谷川の力強いシュートで反撃し、3点差にまで詰め寄り前半を終える。
 後半、序盤から果敢に攻めていくもののなかなか得点につながらない。日大は速攻を立て続けに決め、再度法大との点差を広げていく。そのような状態が続き、8点差をつけられてしまう法大だったが、終盤反撃に出る。ここまでシュートを決めきれなかった高間アミン(経1)が調子を取り戻し、サイドシュートで得点を量産する。さらに、今夏U21の日本代表選手としてアジア大会に出場していたキーパーの柿崎雅俊(デ工2)が好セーブを見せ、猛攻を見せる。しかし、ここで試合終了のホイッスルが鳴る。あと4点追いつくことができず、白星スタートとはならなかった。

 「はっきり言って完敗です」と佐藤浩監督が語るように、チームにとっては満足のいく試合運びをすることができなかった。特にミスが目立ち、ノーマークシュートを打たせてしまう場面が何度か見られた。ミスをどれだけ減らすことができるかが、今後の大きなポイントになりそうだ。
  春同順位を争った中大が、今日筑波大を倒したため、厳しいスタートとなってしまった法大。明日の相手は春の得点王率いる明治大学である。高い攻撃力を持つ明大にどう対応していくのか。この夏の成果を今こそ発揮し、勝利をつかんでほしい。(山崎美香) 

コメント

佐藤浩監督

ー今日の試合を振り返って
スコアだけ見るとそこまで点差はなく良いように見えるかもしれませんが、はっきり言って完敗です。まず、自分たちが練習でやってきたことが全然できていません。特にDFからの速攻のチャンスが何回もありながら、自分たちのミスで練習通りにつなげなくてシュートまでいかなかったのが原因です。あとは、セットの攻めでもそもそも高いDFに対して攻め切れていないですし、高い力のプレッシャーの時に自らミスして相手を楽にさせてしまいました。また、日大がタイムアウトを取って5点差か6点差まで縮まった場面がありましたが、そこで簡単に失点してしまった部分など、試合でのポイントポイントで踏ん張らなければならないところで踏ん張りきれなかったです。法政のハンドボールができませんでした。

ー良かった点
個人プレーになってしまいますが、柿崎がかなりノーマークシュートを止めてくれたので助かりました。その部分で彼が止めていなければ何点差開いていたかわからないので、その部分からも完敗です。今日唯一プレーが光っていたのは柿崎です。

ー春を終えてから秋に向けチームでどのようなことに取り組みましたか
練習の中で基本プレーをとにかく徹底的に厳しくやっていきました。3歩ダッシュとかダッシュとか、そういったプレー以前のところも厳しくしました。しかし、厳しくやっていてもいざ本番になると激しい当たりの中で自分たちのプレーができないので、まだまだ足りていない状態なのかなと思います。

ー今日はミスが目立ちましたが、選手のみなさんは緊張してしまっていたのでしょうか
緊張というよりも、本番の試合でアツくなりすぎて冷静になれていないと思います。その結果、慌てたりだとか普段やっていないプレーになってしまったりすることにつながってしまいました。

ーこの夏成長したと思う選手はいらっしゃいますか
春にデビューした高間アミンです。角度のないところからシュートを打ってもみんなが期待するようになりました。春の時点ではまだみんながドキドキしながらシュートを見守っていたので。ベンチや外で応援している部員みんなが「行け」というように、安定感が出てきたので、戦力としてはプラスになったと思います。

ー秋季リーグ戦での目標は
春以上の成績を目指しています。ただ、春に同じ順位を争った中大が今日筑波大に勝ったので、その時点でアドバンテージがあり、法大は日大に負けてしまったのでかなり厳しくスタートになりました。

ー秋の注目選手はいらっしゃいますか
今日出ていた内門です。彼はシュートの球が早いです。多少押されていても体の芯がしっかりして今日も難しい体制から決めていたので、春にはなかった戦力になっています。あとは高間アミンです。

ー次戦に向けて
当然悪いところは出ましたが、気持ちを切り替えないといけないので、引きずらないで改めて自分たちのハンドボールをできるように考えることを選手たちには言っています。

竹内光春

ー今日の試合を振り返って
初戦ということで、今までやってきた「DFから速攻」の意識を高く持って戦ったのですが、結果負けてしまったのでやはり悔しいです。明日は第一試合なので気持ちを切り替え、体を休めて、しっかり勝とうと思います。

ー竹内選手は今日は5点得点されました
自分でも少しびっくりです。自分はあまり点を取る方ではなく、どちらかといえばDF主体でやっていく方なので。点をたくさん取れたことは良かったと思います。

ー春の反省で体力面とOFでのセットプレーを挙げていましたが
セットOFは微妙な感じです。主力の坂野翔也(社4)が怪我をして出場できなかったこともあり、今日はあまり合わせられた感じはしないですね。体力面では、試合を通して走り通せたとは思うので、ある程度は向上できたかなと思います。

ーセットOFでも坂野選手がキーマンなのでしょうか
そうですね。やはり坂野がいるといないでは全然違います。甘えてはいけないですが、今日やってみて難しかった部分はあります。途中止まってしまった場面もありました。

ー今日は春季には見られなかったチームの盛り上がりがあったように感じました
格上のチームに対しては、いつもと違うって感じを少しずつ積み重ねて勝つしかないと思っているので、盛り上げていかないと。まずは声から出していって、今日は「春の法政とは違うぞ」という雰囲気を出せたかなと思います。声出していこうという意識が全員にあって、それができて良かったです。

ー今後に向けてチーム、個人の目標を教えてください
チームとしては、インカレはもう決まっているので、とりあえず入れ替え戦回避ということで8位(が目標)ですね。最低目標ですが。個人としては、けがをせずに1ヶ月通してしっかり戦えるようにしたいです。今季リーグで最後なので、多くできるようにするのか目標です。

柿崎雅俊

―今日の試合を振り返って
自分たちのミスのせいで相手から逆速攻をされてしまったので、やはりそのようなイージーミスをなくしていければ全然勝てた相手だったと思います。また明日に向けて切り替えていきたいです。 

 

 ―好セーブも多くありましたが、調子はいかがでしたか
初戦ということもあってまだあまり身体が動かなかったです。その分声を出しました。
 

 ―夏の間に取り組んできたことはなにかありますか
U-21(日本代表)の方に参加していたので、あまりチームとは合わせられなかったのですが、位置取りとかも含めて一からキーパーのセービングを自分なりに考え取り組んできました。特に相手に合わせたキーピングというのを考えてきました。

―今日の課題は
キーパー勝負のいわゆる”打たせたシュート”というのが結構あったのですが、そういうシュートを自分が熱くなってしまい冷静に対処できなかったというのがあります。もっと冷静に、平常心を保ってやっていきたいです。

―チーム、個人としての目標は
自分個人としては何かしらの賞を取りたいという目標があります。チームとしては何としてでも5位以内には入りたいです。

―日本代表に選出され、成長できた部分はありましたか
竸った試合とかで、やはり気持ちの部分で強さがあると感じました。チームの輪が強い、そんなふうに思いました。そういうところをチームに還元できたらいいなと思っています。

 ー今後、日の丸を背負って戦う機会が増えていくと思いますが
キーパーは比較的に歳も長くプレー続けられるポジションなので、若い選手にとってなかなか厳しいことですが、なんとか頑張ってオリンピックに出場したいです。
 

―次の明大戦に向けて
勝てるとした必ず竸った試合になるので、重要な場面で気持ちを大事にして勝ちに行きます。

―相手は春季リーグ戦得点王もいますが
春にマンツーマンを敷いていたのですが、それを突破されてスピードでやられるという展開になってしまい、自分はスピードでやられるのが苦手なので、当たりを強くしてなんとか止めたいです。

高間アミン

―今日の試合を振り返って
チームとしては前半良かった部分もあったんですが、自分としては前半はシュートミスから流れを持ってくることができなくて、チームに申し訳なかったなという感じでした。

 ―終盤は追い上げについて
後半は前半のミスを取り返したいという気持ちで、思い切りプレーしました。

 

 ―ご自身の調子は
悪くないです。

ー坂野選手が出場されていませんでしたが、チームの状態は
練習中から翔也さんが居ない状態も想定して取り組んできていて、誰が出てもいいように練習を積んできたので問題なくプレーできたかなと思います。

―夏に練習してきたことは
走り込みなどで基礎体力をつけて、筋トレなどで体作りをしてきた感じです。

―夏は柿崎選手が居ない時間が長かったと思いますが
最後の方で帰ってきて、短い時間だったんですけどしっかり話し合って練習して、今はだいぶ合ってきたと思います。

―どのようなチームにしていきたいですか
今日もそうだったんですけど、追い上げていって接戦で負けてしまうというところがあるので、接戦で勝てるように、粘れるチームになりたいです。

―そのためにどういう点を強化したいですか
今日の試合で、DFから速攻がなかなかできなかったので、そういう部分をしっかりすれば、終盤相手の体力がなくなってきたときに得点ができて追い上げられると思うので、そういったところですね。

―次戦に向けて
勝ちたいです

フォトギャラリー

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