【バスケ】第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 対慶大 堅守速攻!一度もリード許さず初勝利を飾る
第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 対慶大
2015年9月19日(土)
筑波大学中央体育館
そろそろ勝利が欲しい法大。昨年のリーグ順位決定、インカレともに対戦した、ライバルともいえる慶大に立ち向かう。慶大は前週に明大と接戦延長の末、勝利を果たしており、勢いに乗っているはず。相手の流れに乗せられることなくいかに自分たちのプレーをするかが鍵となった。
第1Qからリードを奪うとそのまま一度も流れを渡さなかった。堅い守りとリズムの良いオフェンスで、しっかりと勝利を手にした。
試合結果
トータル試合結果
67 法政大学 |
16 | 1Q | 12 | 48 慶應義塾大学 |
---|---|---|---|---|
13 | 2Q | 13 | ||
15 | 3Q | 11 | ||
23 | 4Q | 12 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学年 | 学部 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
#14 植村 哲也 | 2 | 文 | 175/74 | PG | 明成 | 11 |
CAP #35 山岸 玲太 | 4 | 経営 | 179/72 | SG | 福島商 | 11 |
#8 新沢 亮太 | 3 | 経済 | 182/73 | SG | 新潟商 | 0 |
#24 加藤 寿一 | 4 | 文 | 192/79 | SF | 法政ニ | 18 |
#16 沼田 凌 | 4 | 法 | 190/87 | C | 湘南工科大附 | 12 |
法政大学交代選手
選手名 | 学年 | 学部 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
#7 藤井裕太 | 3 | 社会 | 175/65 | SG | 厚木東 | 10 |
#11 中野 広大 | 3 | 法 | 182/77 | SF | 土浦日大 | 3 |
#12 柳川 知之 | 2 | 法 | 192/82 | PF | 明成 | 2 |
#23 戸掘 勇吾 | 2 | 文 | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 0 |
#57 玉城 啓太 | 1 | 法 | 175/65 | PG | 京北 | 0 |
#91 竹内 悠貴 | 1 | 法 | 195/85 | C | 西武文理 | 0 |
戦評
リーグ戦、黒星続きのウィザーズ。「目指すは頂点、最低限ベスト4」という目標を達成するためには、そろそろ白星が欲しいところだ。本日の対戦相手は相手のターンオーバーを誘い、スティールで攻めるというプレイスタイルの慶應大。インサイドの高さも充実している慶應大に対してどれだけ積極的にリバウンドを取れるかが鍵となる試合となった。
第1Q。慶應大、法大共にマンツーマンDFを展開。OFでは加藤の3Pと植村のドライブによる得点が目立った。第1Qの法大の16得点全てが2人のシュートによるものだった。慶應大も巧みなパス回しによるプレイで抗戦し、16-12で第1Qを終える。
第2Q。法大は第1Qとは異なり、ゾーンDFを展開。両チームともリバウンドやルーズボールを取るため、積極的なプレイが見られた。白熱したプレイゆえに植村がアンスポーツマンライクファウルをしてしまう。しかし、全員でボールを取りに行く姿勢を見せ、29-25とリードを守る。
第3Q。慶應大のガード陣に対するダブルチームDFや、ハーフラインより前からのDFにより、ミスを連発。パスカットからのスティールを相手に許してしまう。しかし、法大も積極的に速攻をしかけ、トランジションの早いゲーム展開となった。スコアは44-36。リードを守ったまま、最終ピリオドへ。
第4Q。第3Qに続き、両チームとも早いゲーム展開を繰り広げる。相手の速攻を止めようとした柳川はアンスポーツマンライクファウルをしてしまう。しかし、リバウンドやブロック、ルーズボールで粘りを見せる。5人それぞれのシュートで得点を重ね、慶應大を引き離す。最終スコアは67-48。1度も追いつかれることなく、安定した試合運びをした法大はリーグ戦初となる白星をあげることができた。
相手をロースコアで抑え、全員でボールを取りに行く姿勢が多く見られた慶應大戦。課題の1つであったDFやリバウンドが改善された今、ターンオーバーを少なくすることが新たな課題とされる。リーグ戦での初白星。この勝利をきっかけに流れに乗ってもらいたい。(高野茜)
塚本清彦ヘッドコーチ
ー初勝利ですが、勝因は
なんだろうね(笑)ディフェンスが良かったんじゃないですかね。リバウンドが今日勝ったから今週とりわけボックスアウトの練習をしていたので。でもやっぱりターンオーバーがね、16かそのくらいだったのでそこらへんはちょっといただけないですね。明日の国士大戦はそこを頑張らないとです。
ー相手を40点台に抑えたことについて
相手が(シュートを)落としてくれました。ディフェンスも頑張ったけど端的に言えば落としてくれた。向こうの得点源の大元くんも3/16くらいだったかな。その部分では新沢くんがすごく良かったです。
ー新沢選手は今日スタメン入りしていましたが
スタートは沼田とか寿とかは決まってるけど、他はもうわからないです(笑)相手チームを見ながら決めていってるので。新沢はディフェンスで動くから使いました。(中野)広大は動かないから、その差ですね。シュートは中野の方が良さそうだけど。あの手この手使ってます。
ー高身長のメンバーでゾーンをやっていたときもありましたが
次の週が筑波とか東海だからある程度そういうのを練習していかないとと思って。それが使えるかどうかですね。
ー次の試合に向けて
明日も頑張って勝ちます。選手に頑張ってもらいます。
山岸玲太主将
ー初めてのリーグ戦での勝利でしたが今日の試合を振り返ってどうでしたか
相手を40点台に抑えることができて、今まで課題だったリバウンドの部分をみんなで意識しながらできたので、そこの部分は良かったんですけど、ターンオーバーが多かったので、そこがこれからの改善点だと思います。
ーこの勝利をどのように次に繋げていきたいですか
やることは今日も変わんないと思います。ターンオーバーで流れが変わってくると思うのでミスをなくしていけば勝てるチームになれると思うので、そういうところを練習でしっかりやっていきたいです。
ー1ピリオドと2ピリオドでDFの形がマンツーマンDFからゾーンDFに変わったと思うのですがどんな意図があったのですか
塚本さんの指示ですね。何かしら変化をつけたかったのかな、とは思います。
ー2ピリオド後半のルーズボールへの積極的なプレイはすごかったですね
高さでは勝負できないと思ったので、そういう平面的なところでは負けられないということをいつも意識しながらプレイしてます。
ー後半のスリーポイントシュートが好調だった秘訣は何ですか
ただラッキーなだけですよ。そんな入る方じゃないんで(笑)
ーこれからキャプテンとしてどのようにチームをまとめたいと思っていますか
みんなで40分間DFを頑張れるようなチームにするために、キャプテンとして声をかけていきたいです。
新沢亮太
ー今日の試合を振り返って
チームとして3連敗で、勝ちが欲しかったところなので、とりあえず勝てて良かったと思います。
ー今日はスタメンでの起用でしたが
あんま力むとろくなことないんで、とりあえず自分のやることはしっかりやんなきゃなって、それだけです。
ー春から秋にかけて、自身のプレイに変化や成長は感じましたか
リーグ戦にかけて練習試合が続いてたときに、シュートをどんどん狙うようにして、3Pを武器として言えるようにやっていて。練習試合のときはけっこう出てたんですけど、ここ最近シュートの機会が自分でつくれてないので、そこを改善できるようにしていきたいです。
ー自身の持ち味は
とりあえずはディフェンスが一番ですね。今日もディフェンスでは貢献できたかなと思っているので、あとはオフェンスでもっとシュートを狙っていきたいです。
ーリバウンドに関して
最近チームで課題としてあがってたので、そこはしっかりとださなきゃなと。
ーコーチ陣からの期待を感じますが、何か声をかけられてることはありますか
一番はディフェンスをやることと、あとは声を出してやるってことで、外山さんからは「もっと攻めろ」ってひたすら言われてます。その殻をなかなか自分で破れないのが今の一番の課題かなと思ってます。
ーこのリーグ戦での個人的な目標を教えて下さい
ディフェンスは今日みたいにあたって、相手に嫌な思いをさせて、控えで出ることが多いと思うので、そこでもっとガツガツやって流れを変えられるくらいのプレーをしていけたらと。あと来年に向けて経験を積めたらと思います。
ー明日の試合に向けて
国士館には同じ高校のやつがスタートで出てて、それもあって楽しみです。出たら今日みたいにがむしゃらにプレーしたいと思います。
植村哲也
ー今日の試合を振り返って
勝てたのは良かったんですけど、個人的にターンオーバーが多かったりして課題がたくさん見つかった試合でした。スクリーンでピックプレーするときの自分の対応が悪くて2回くらいターンオーバーさせてしまったんですけど、同じミスを繰り返してしまったところが特に悔しかったですね。
ー今日はアンスポもありましたが
練習中から「フリーで打たせるくらいならファールしろ」とは言われてたんですけど…場面が悪かったですね(笑)
ー今日はチーム全体でプレーに気持ちが出ていたように見えましたが
そこは1週間重点的にやってきたので、その成果だと思います。
ースタメンが毎試合変わっていますがゲームメイクの面で大変さはありますか
試合当日に急に変わることはないので、そんなに大変さはないです。スタメンが発表されるの自体は試合の前日とかなんですけど、その前の練習から固定のメンバーでやったりするので、なんとなく今週はこれでいくのかなっていうのは分かりますね。
ー明日の国士大戦に向けて
まずは1勝したので、2連勝できるように今日の良いところは残しつつ、だめなところは修正しながらやっていきたいと思います。
クローズアップ
植村哲也
10個の質問で法大バスケットボール部員の素顔に迫る新企画。バスケや普段の生活について伺います。
※次回の人を指名する制度。※毎回更新できない可能性もあるのでご了承ください。
①生年月日→1995年4月18日
②ニックネーム→部活とか関係なくみんなテツです。友達からでも哲也って呼ばれることはないですね。(笑)
③背番号の由来→ミニバスからずっと4番をつけてて、高校は6番だったんですけど練習着は4番でだったので4はつけたいっていうのと、大学だし二桁がいいかなってところで14にしました。
④アルバイト→佐川急便で配達してます。
⑤好きなアーティスト→東方神起とか…K-POP好きですね。東方神起は5人の時の曲をよく聴きます。
⑥好きなタイプ→普段は落ち着いてるけど、ノリがいい時はいいみたいな感じがいいですね。
⑦バスケ部で仲良い人→(加藤)寿さんとか(田勢)陸さんとかバイト同じだったりするので結構仲良いですね。
⑧田勢さんナメてる?→いや、あの人の言ってる事8割嘘なんで(笑) 僕はもう本当に尊敬してるんですよ!中学の頃から知ってるんですけど、その時から絶対にナメたりしてないです!!(笑)大好きです!!
⑨バスケ以外でやりたいこと→ハワイ行きたいですね。高校の修学旅行で行ったんですけど、また行きたいなと。海に全然行けてないのでハワイで海に行きたいです。
⑩次の人の指名をお願いします→結構仲が良い上山で。恋愛の方が絶好調らしいので聞いてやってください(笑)
フォトギャラリー
- この試合スタメン出場の新沢
- 山岸の速攻も光った
- 慶大のしつこいディフェンスにも耐えた(植村)
- リバウンド争いだって負けない(沼田)
- シュートが好調だった加藤
- 巧みなボール運びで慶大を翻弄(藤井)
- 下級生も出ればしっかりと役割を果たそうとする(戸掘)
- ベンチも大盛り上がりだった