【馬術】第53回関東女子学生馬術競技大会 馬場馬術 網重、三浦共に結果振るわず、入賞逃す。
第53回関東女子学生馬術競技大会
2015年11月28日(土)
日本中央競馬会馬事公苑
大会初日に行われたのは、馬場馬術競技。法大からは網重志保(経4)と三浦里菜(経2)が出場。網重は最後となる今大会であったが、アクシデントにも見舞われ21位。三浦も33位と思うような成績を収めることができなかった。
競技結果
馬場馬術結果
種目 | 選手名 | 馬名 | 順位 | 総得点 | 総得点率 |
---|---|---|---|---|---|
JEF馬場馬術競技L1課目2013 | 網重志保 | ジュピター | 21位 | 497.00 | 57.126 |
三浦里菜 | 法悠 | 33位 | 469.25 | 53.936 |
戦評
今大会は速歩区間、駈歩区間の2つに分けられ、2カ所の馬場を使用して行われた。法大から最初に登場したのは法悠に乗った三浦。全体で2番目の出場と早朝からの競技となった。序盤から盤石な演技を披露し、駈歩区間に入っても人馬ともに集中力が切れることなく、競技を終えた。しかし、結果は33位と大会前から不安要素を抱えての演技だったこともあり、振るわなかった。
続いて登場したのは、馬術人生最後の馬場馬術競技に挑む網重。上位進出を狙いたいところではあったが、競技前からジュピターの落ち着きがなく、不安定な状況で競技がスタートする。速歩区間の序盤は、大きなミスなく進めるも中盤にアクシデントが発生。速歩をしていたジュピターの足が柵に当たり、歩行が乱れてしまう。ここでの減点が影響するも、そこから何とか立て直し、フィニッシュ。総得点497.00で21位となった。網重は結果は伴わなかったものの「やりきった。自分の中では良かった」と自身の演技に納得を見せた。
大会初日は、両選手とも結果を残すことはできなかった。三浦は力を発揮することができず、明日への切り替えが期待される。一方の網重は明日が最後の競技。「悔いのないように」と最高の結果を残すべく実力のすべてを出し切る。(南高節)
選手コメント
網重志保 主将
―悔しい結果となりました
そうですね。結果は結果でしたけど、やりきった感はあるので、自分のなかでは良かったのかなと思っています。
―環境のせいにしてしまいたくなる部分もありました
そういうことも受け入れて、それをどう抑えるかという技術も必要だなと思います。馬との信頼関係を作っておかないと、そういうときに対処しきれないのかなと思います。
―ジュピターが苦手としているメインアリーナでの挑戦でした
元気は良かったので逆にいい感じかな、と思っていました。でも人が(馬の)イケイケを抑えすぎてしまったり、イケイケの状態で好き勝手させてしまったりといったところで、この点数につながってしまいました。
―立ち上がることもありましたが、焦りは
一瞬「ヤバい」とは思ったんですけど、前々回の試合でもこのようなことがあったので「まずは人が落ち着かないといけないな」と、落ち着くことを意識して乗っていました。
―今振り返って、落ち着いて乗れていたと思いますか
もっと落ち着いて、もっと冷静に乗れたんじゃないかなと思います。
―途中、柵にぶつかりましたが
(何かに)びっくりしたと同時に柵にぶつかってしまって、さらにびっくりしてしまいました。
―2馬場を用いての馬場馬術の経験はありましたか
はい。昨年もジュピターでこの形式で乗ったことはあります。
―順番は44番目と遅かったです
はい。でも焦らずできたと思います。
―三浦選手の演技を見て
練習であまりうまくいかない面もあって、彼女自身も不安でいっぱいの中の演技だったと思います。ただ、自分の実力がここで出せないと練習の意味がありません。もっと練習して、ここで堂々と演技ができるようになってほしいです。別に失敗したからといって責める必要はないと思います。
―明日の障害飛越に向けて
本当に、本当に、本当に最後なので、悔いのないように。とりあえず帰ってくること。欲を言えば入賞して、最後を終えたいです。
競技を終え、ジュピターをねぎらう網重
フォトギャラリー
- アクシデントの影響もあり、悔しい結果となった網重
- 最後の馬場馬術競技となった
- 思うような演技ができなかった三浦
- 明日の障害飛越競技で挽回を狙う