【硬式野球】新幹部インタビュー

 

硬式野球

 

2015年12月13日
法政大学野球部寮

来年度の新幹部が発表され、主将に森川大樹、副将に金子凌也・森龍馬、投手責任者に玉熊将一が就任。それに加え来年度から内野手責任者、外野手責任者が創設された。100周年の節目を終え、新たな歴史を作る彼らの現在を伺った。

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主将 森川大樹

 

 

 

森川大樹 主将

―主将に就任した現在の心境は
3年生の時に学年リーダーをやっていて、学年をまとめるということはやっていたのと、リーグ戦の時から自分がやるのかなというのは少しあって、準備はしていました。なので特に大きな心境の変化はなかったです。  

―主将になった経緯は
秋季リーグ戦が終わったあとに、青木監督と一対一で、リーグ戦の振り返りや進路面談をしました。その時に直接主将になるといわれたわけではないですが、先頭に立ってやるんだぞということを言われました。そして、野球部の納会で、正式に発表されました。

―改めて、秋のリーグ戦を振り返ってどのような印象をお持ちですか
春は出たくても出れなくて、悔しい気持ちが大きいです。でもそこであきらめずに、いつかチャンスは来るという気持ちで準備できたことで、秋季のリーグ戦で慶大戦からスタメンになれたと思います。結果は5位でしたけど個人的には良い経験ができましたし、打数だったり試合の出場回数が多かったので、そこは良かったです。

―秋季リーグ戦最終戦の明大3回戦では劇的な勝利を収めました
僕が1年生のときに、法政が9連勝していたのに明治に優勝をさらわれたのがありました。それまで明治にはやられっぱなしだったので、あの時点で僕たちの優勝はなかったですけど、法政はやるという部分を見せたかったです。明治は特別意識する相手だと思うので、どんなことがあっても、負けられないという気持ちがあって、4年生も、最後後輩に勝って終わらせてあげたいということも言っていました。そういういろんな気持ちが混ざって、必死になってできたのはよかったです。試合が終わってからは、長かった(延長13回を戦い、2-1で勝利)のでほっとしたという気持ちが大きかったです。あのような試合はこれからの目標になるというのを明確にしてくれたのが4年生であったり、畔上さんだったので、すごく感謝の気持ちが大きいです。いつも必死にやっているんですけど、本当に負けられない試合というのはああいうものなんだなと思いました。

―個人成績を振り返って
守備と打撃だったら、守備のほうを断然意識して練習しているので、守備の方で結果が出なかったのはすごく悔しいです。打撃に関してはあまり気負わずに、投手を助けたりとか、先制点を取ってあげたいなど、僕が打つだけではなく投手に点数を与えてあげたいという気持ちで打席に入れたことが良い結果につながったのではないかなと思います。  

―主将でありながら守備の要である捕手と、ご自身にかかる責任は大きくなります
そうですね。そういう立場になるので、引っ張っていかなければいけないと思います。自分のカラーというか、元気を出していきたいです。発言であったり、失敗した選手であったりとか下級生に対しても、気を配ってあげて、やりやすい環境を作っていかなければいけないですね。  

―桐蔭学園時代から主将を任されていたのでしょうか
桐蔭の時は副将でした。当時の主将は今年青山学院大学の野球部で主将になった佐藤将です。  

―畔上前主将をはじめ4年生から何か声をかけられたりは
主将頑張れというのはいろいろな方に声をかけてもらいました。畔上さんからも、なにかわからなくなったり、相談事があったら全部連絡して来いよというのを言われたのですごく心強いです。  

―自身が主将として一番大切にしていることは
法政に入って、青木監督や畔上さんの新体制になって、練習するときの雰囲気などとても良い雰囲気を作ってくれました。それは4年生が残してくれたものなので受け継がなければいけないですし、結果を出さなければ評価されないと思います。そして勝たなければ意味がないので、やっぱり優勝したいなと思います。  

―自身が理想とする主将像は
優勝することが1番なんですけど、その中の過程でほかの選手の結果が出なかったり、悩んでいるときに手助けをしたり、リーグ戦は長いのでチームが落ちる時もあると思いますが、そういうときに引き上げて、悪い期間を少なくできるようにしていきたいです。  

―周りに気を配るタイプ
そうですね。やっぱり捕手なので、投手のことを含めて、ほかのポジションの選手に比べていろんなことが見えます。なのでどうしても目が行ってしまいますね。    

―どのようなチームにしていきたいですか
1点を死に物狂いで取りに行って守るチームです。守備のチームというか、泥臭く1点を取って守る、1点の重さをしっかり感じて、プレーして勝つ。そういうチームを目指していきたいと思います。「泥臭く」ですね。  

―これから本格的な冬場が始まりますが、自身やチームで取り組んでいきたいことは
今はチームもそうですけど、個人的な能力や技術の向上だったり、基礎体力作りを中心にしています。その中でノックとか、全体の練習もありますが、ただやるのではなく、チームとして、神宮につながる雰囲気を作りたいです。先輩後輩はありますけど、ダメだったらダメとか、良かったらいいぞとかしっかり言い合えるようなチームにしていきたいです。  

―監督や周りの選手から、主将としての期待されている役割は
周りを見るというのはポジションのこともあり、いろいろな角度からいろいろなことを見れると思うし、ほかの人が見れないことも見れると思うので、細かいところを気づいてしっかり言える、そういうところは期待されていると思います。オンとオフをしっかりして、やるときはやる、やらないときはやらないで僕は良いと思っています。オンのときの集中力を高める発言は試合にも通じるので、しっかりやりたいなと思います。  

―集中力を高める発言とは
そのワンプレーで神宮で負けるんだぞとかここで一本打てれば勝てるんだぞとか、神宮を経験できたので具体的に経験できたことを伝えたいと思います。  

―来年からは、入学からこれまでで優勝を知らない代になりますが
優勝していないので、怖いもの知らずと言ったらおかしいんですけど、後輩たちにも、優勝して次の代を迎えるのと、優勝を知らないで次の代を迎えるのでは違うと思います。後輩たちにも見せてあげたいし、もちろん僕たちも優勝したいですし、次につないでいくものというか、法政が強くなるためのきっかけを作ってあげたいなと思います。  

―新幹部あいさつでは、4年生が試合に勝つために大切なものを残してくれたとおっしゃっていました
明治の3回戦ですね。練習でできないものは試合でできないと思うんです。けど、練習で出たものを100パーセント出し切ろうという姿や、青木監督がやろうとしている野球、自分たちがやろうとしている野球が100パーセントすべて出たのがあの試合でした。負けるときは、自分たちのプレーができなくて負けることがほとんどだと思います。いつもだったらできたのにとか、普通にやればできたのにとか、練習でできたことができないというのを、最小限にしなければいけないです。今までやってきたことを出し切れた試合だったので、最後に4年生がしてくれたことだと思います。  

―練習で意識していることは
当たり前のゴロは当たり前にアウトにするとか、例えば無死1塁であれば、打つにしても犠打するにしても次の塁に進めるということは、口うるさく監督から言われているので、そういうところです。  

―目指す野球は
とにかく今回のリーグ戦でわかったことは、点は取られるものですが、先制点を取られたあと最少失点に抑えるだとか、走者がたまったところで長打を打たれないだとか、点数を取られなかったら、自分たちはある程度点数をとれていたし良い試合ができると思うので、そういうところは大事にしたいと思います。  

―来年はレギュラー争いが激化されることが予想されます
(新しい戦力は)どんどんでてきてもらって構わないですし、競争の中で試合に出ていない選手が追いかけてくるのを突き放すことは、チーム全体の底上げになります。これまで出ていなかった選手や新入生にもどんどん突き上げてもらって構わないですし、リーグ戦に出てた選手は自覚もあるのでしっかりやると思うので、刺激もあったほうが良いのかなと思います。  

―最後に応援してくれるファンの方にメッセージをお願いします
伝統のある法政野球部で100周年を終えて、改めて法政野球部という伝統のすごさを感じました。けどその中で、自分たちは優勝ができていないので、とにかくどんな状況でも優勝することしか考えていないのです。応援してもらえる人が多いほうが、こちらも頑張れますし、声援をいただけたら、選手も頑張る力になると思います。とにかく優勝目指して頑張るので、応援よろしくお願いします。

 (取材:井手一樹)

 金子凌也 副将

―副将になられて約1か月が経ちましたが
最上級生としても副キャプテンとしても、責任のある立場だと思います。まずは、しっかりとチームのことを見つつ、自分のことをできるように。全体を見ないといけないので、そういうところを意識してやっています。

―この1か月で、その「責任」を感じたことはありましたか
できごとは特にないです。森川が練習にいなかったとき、副キャプテンの僕と森が引っ張ることはありました。

―森川主将と、今後1年間に向けた約束などはされましたか
森川とふたりで、というのはありません。幹部で話し合った内容をプリントにして全員に浸透させるという動きをしました。

―そのプリントはどなたが作成されたのですか
学生コーチの金藤(大喜)です。まとめてくれて、昨日みんなに配りました。

―副将に任命された時の心境は
役職があってもなくてもチームを引っ張る立場だったので、どういう役職でもやる覚悟はありました。「やる」というのは自分の中で腹くくって決めていたので、特に気負いもなく、びっくりすることなく受け止められました。

―副将という立場は初めてですか
中学のときにやりました。

―主将と副将、両方の経験がおありですが、両者の違いは
キャプテンは「自分が引っ張っていかないと」という気持ちなので、副キャプテンはキャプテンの負担にならないようにサポートしつつ引っ張ります。キャプテンは熱くなって冷静になれていない部分も多々あったと思います。そういうところを副キャプテンが少し冷静に、客観的に見ることが必要だな、というのは中学のときに感じましたね。

―森川主将はどんな主将ですか
チームを盛り上げて鼓舞してくれる存在で、あいつの声でチームの雰囲気が変えられると思います。練習態度や試合での立ち姿などでも、みんなに良い影響を与えてくれているので、すごく信頼できるキャプテンだと思います。責任感のあるやつなので、後輩の面倒を見るのはもちろん、同級生にもアドバイスや指摘などをしています。あいつがキャプテンであることは、みんな納得していると思いますね。

―今年のチームは、どんな「色」になっていくと思いますか
今の段階ではあまりわからないですけど、僕の代の特色は「元気」というか。「良い雰囲気でやる」、そういう雰囲気になるのではないかという印象です。でもその中で、昨日のミーティングでも声かけしたのですが、「緊張感を個々でしっかりと大切にしていこう」と。「元気」という雰囲気も大事ですけど「ひとりひとり、個人の緊張感を大切に」というのはチームとしてあると思います。

―なんとなく「森川選手が主将なんじゃないかな」という感じはしていましたか
僕は思っていましたし。みんなも思っていたんじゃないですかね。

―森副将がもう一人の副将になりました
僕としてはあいつのことは知っているつもりなので、副キャプテンとして間違いないでしょうし「なるだろう」という気もありました。「任される存在」というか、絶対的な信頼があります。あいつが副キャプテンでいいというか、助かるなとは、森川含めてそう思っています。

―森副将のどんなところに「信頼」を感じますか
人柄ですね。

―同じ役職に就かれたことで、森副将と二人で改まって話す機会はありましたか
あまりないですね。日大三高で出かけたりした時に、そういった話をしたことはあります。改まってというよりは、普段少しずつ話している感じですね。

―日大三高、小倉全由監督に報告されましたか
電話したんですけど出なかったので、近日改めて直接報告しに行こうかなと思っています。

―引退された先輩方からは、どんな言葉をかけられましたか
「みんながんばれ」という言葉を、みなさんかけてくださいました。先輩方からいただいた言葉で、「やらなきゃいけない」という気持ちを強く思いましたね。

―青木監督からはどんな声をかけられていますか
直接かけられることはないんです。でも(副将に)指名されたということが「やってくれよ」と「頼むぞ」ということだと、僕はそう受け止めています。特別いろいろ話さなくても、僕はそういった監督の意思というものを感じているつもりです。

―同じサードに取り組んでいる1年生を見ていて
1年生は練習含め、全体的にみんなよくやってくれています。成長しているという実感はありますね。何より、1年生は自主練習をしている人が多いと感じています。頑張ってほしいです。僕も頑張るんですけど(笑)。1年生がすごく頑張っているので、僕も刺激を受けますね。

―それでも、サードに対するプライドはありますよね
そうですね。後輩も頑張っていますけど、譲る気は無いですね。

―秋季リーグ戦でも9試合四番を担っただけに、来年も四番が予想されます。四番へのやる気や自信は

やる気と自信ですか?満ち溢れていますね(笑)。自信は、この冬しっかり練習して、試合で結果を残せる準備をして、やっとでてくると思います。まだこの冬の段階ではやることがたくさんあるので。この冬に自分の課題に取り組んだり、長所を伸ばしたりして、春の前に自信を確立できたらなと思います。

―冬の練習のテーマは
秋が終わった時点で「こういうトレーニング、こういうイメージでやっていこう」というのは頭の中にありました。それをクリアしたら次の課題。昨日の自分よりは今日の自分が、今日の自分よりは明日の自分が、1日前の自分に勝てるようなトレーニングだったり練習というのを心がけて、他人と比べるというよりかは、自分と競争しています。

―春に向けての目標は
とりあえず、体を良くするというか。トレーニングといっても、ウエートトレーニングなどいろいろあるとは思いますが、そこを突き詰めて、いろいろ意識してやっていけば、良いトレーニングをしていれば勝手に良い動きができると思っているので、トレーニングを意識して、試合でしっかりと動ける体を作っていくことを意識していこうかな、というのは思っています。

―法大で優勝を経験した選手はいなくなりました。ご自身は高校時代に優勝していますが、「優勝」という経験はプラスになりますか
それは間違いなくあると思いますね。

―どうプラスになるのでしょうか

プラスにはなるんですけど…。そうですね、勝ち方を知っているとまでは言えないですけど、優勝を経験していない自分より、優勝を経験している自分の方が、多少なりとも勝ち方はしているのかな、と思いますね。

―3年間の収穫は
収穫は、いろいろ経験させていただいて、ひとつひとつ課題がわかってきましたし、そこに対して練習できているので、経験させいただいたことが僕の財産というか。

―その財産を持って、いよいよラストイヤーです。どんな1年にしたいですか
どの大学の人もそうだと思いますが、春秋優勝して終わりたいです。どの大学よりもその気持ちを強く持たないといけないと思うので、その気持ちを忘れず、というか。常に持って練習していきたいなと思います。

 (取材:伊藤華子)

 森龍馬 副将

―副将となった今のお気持ちをお聞かせください
名前を呼ばれたときは予想していなかったのでびっくりはしたんですけど、やることは今までと変わらないです。今までもそれなりに自覚を持ってやってきたので、これからは森川さんと金子さんの力になれるように優勝目指してチームをひっぱっていきたいです。

―高校時代には主将の経験もしました  
そうですね。大学でも自分がやることをやって引っ張っていけるように頑張っていきたいです。

―例年は新4年生が副将を務める中、今年は新3年生が務めるということで監督は何とおっしゃっていましたか
学年関係なくひっぱっていけるよう期待していると言われています。

―けがを乗り越えての副将への 抜擢ということで、周りからの信頼は厚いのでは  
それは自分ではわからないですけど、復帰して半年も経っていない自分に副将という役職を与えてくれたということは、少なからず監督の期待には答えられるようにしていきたいです。

―他の幹部と話し合ったことは
優勝しか目標はないので、優勝するために今のチームをどうしていけばよいかや、今までの反省や今後の練習方法だったりを森川さん筆頭に話し合いました。

―同じ新3年生からは水谷選手が内野責任者となりました  
すごく守備がうまくて、内野手としてみんなのことをひっぱっていってくれると思うので、期待していいと思います。

―新3年生から2名の選手が幹部に選出されたということで、 学年全体としては、チームをどのようにひっぱっていきたいですか
優勝を経験したことがまだないのですが、上級生として後輩達をひっぱっていきたいです。また新4年生は最後の学年となるので、全面的にバックアップしていければなと思います。

―主将の森川選手について
本当に一つ一つの言葉がしっかりしているというか、チームに浸透するようにいつも話してくれます。実際にリーグ戦でもいい成績を残したりもしてくれているので、プレーでも言動でもすごく頼りになるキャプテンです。

―その森川主将に期待することは  
捕手で主将ということでチームの柱になると思います。自分が言うのも何なんですけど、精神的支柱というか、 みんなが頼りになるような活躍をしてくれると思います。

―同じ副将の金子選手は日大三高時代からの先輩でもあります  
お互いがわかり合えているとは思うので、今年のこのチームで優勝できるよう話し合ったり、二人でキャプテンを支えて頑張っていけたらなと思います。

―リーグ戦を振り返って  
あの4年生の人たちで優勝ができなかったので、「あの人たちが勝てなかったんだからもっとやらなきゃいけないんだ」と思ってます。個人的には、やっと秋前に野球ができるようになって、1打席だけ立たせてもらってやっと野球ができるようになったという晴れ晴れしい気持ちになりました。新人戦でもみんなをひっぱっていけたと思うので、やっとスタートラインに立てたかなと思います。

―課題や収穫などは見つかりましたか  
チームとしてはベンチの雰囲気の波が激しかったので、劣勢のときも勝ちにいくという姿勢を忘れないということですね。 個人としてはやはりバッティングが持ち味だと思うので、誰よりも打てるようにやっていきたいと思います。

―今取り組んでいる練習は
今までけがの影響でトレーニングが満足にできなかったので、この時期は体を大きくしたいということで、ウエイトトレーニングや体幹のトレーニングとかにも積極的に取り組んでいきたいます。

―この冬シーズンを迎えるまでにしていきたいことは
体重を増やして、チームの中心選手になってプレーでもひっぱっていけるように、バットを多く振って数をこなしてやっていきたいと思います。

―目標体重はありますか
78kgぐらいにはしたいなと思っています。

―引退された4年生から引き継いでいきたいことは  
やっぱり最後の明治戦で4年生が意地というか、執念を見せてくれて、最後まで諦めない粘り強い野球を残していってくれたので、そういう部分を引き継いでいけたらなと思います。

―高校時代から一緒に野球をしていた畔上選手について
本当にお世話になった方で、今まであれほど野球に真剣な人を見たことがないです。部屋も一緒だったということもあって、本当にいろいろなことを学ばせてもらいましたし、畔上さんの思いというものは、この法政野球部に必要なものだと思うので、そういった部分は受け継いでいきたいです。

―副将になると決まって、引退された4年生からは何と声をかけられましたか
4年生には驚かれたんですけど、「頑張れよ」と言ってくださいました。

―新3年生の選手から森選手は、「まじめすぎるほどまじめ」という声があったのですが、普段リフレッシュしたりはされますか
普通にみんなでどっか行ったりとかするので、多分みんな言い過ぎです(笑)

―先日は新潟の野球教室に参加されました
中学生対象だったんですけど、人に教えることで自分もいろいろ気付けたりすることがあるので、すごくいい経験になりました。昔の野球に純粋だった頃の気持ちというか、やっぱり野球が好きなんだなというのを実感したので、そういう気持ちを忘れちゃいけないかなと思いました。

―今年は1年生の活躍が目立ちました
1年生は結構野球に真剣に取り組んでいる選手が多いので、これからあと二年間一緒に過ごす後輩たちなので、一緒に優勝目指して頑張っていきたいです。

―期待する選手や今後キーマンになるであろう選手はいますか  
やっぱりキャプテンですね(笑)頑張ってくれると思います。

―来季入学してくる1年生について  
まだよくわからないので、「一緒に優勝目指して頑張りましょう」としか言えないです(笑)

―来季の目標  
優勝しか考えていないので、どんな形でも勝つということを目標にしていきたいと思います。

―内野手もやりたいとおっしゃっていましたが
内野手争いもすごいので、みんなに負けないように練習あるのみという感じですかね。

―今後への意気込み
本当に優勝のことしか考えていないので、そのために自分のできることやチームとしてできることを常に考えて、全力尽くしてやっていきたいと思います。

 (取材:鈴木理子)

 玉熊将一 投手責任者

―投手責任者に就任された今のお気持ちは
今年はピッチャーが頑張りきれなかった部分があり、来年はピッチャーがしっかりしなければいけないというのはチームの中にあると思うので、投手責任者としてしっかり投手陣を引っ張っていかなければいけないなと、今感じています。

―今期を振り返って、投手陣の課題は  
ほかの六大学のバッターに対して抑えるだけの技術が足りていないと思うので、体力づくりも含めて根本的に技術を上げていかないといけないと思いました。

―その課題を克服するために冬に取り組みたいことは
基本的なことが大事になってくると思うので、ブルペンで見つかった課題をシャドウピッチングやネットスローなどでそれぞれ克服し、個人の能力を上げていきたいです。

―前投手責任者の川名選手からはなにか声がけはありましたか
大変なことはあると思うけど、しっかり頑張れよ、と。

―森川主将は、どんな主将ですか
自分とは投手と捕手という関係でもあり、引っ張ってくれるというか、自分の悪いところも指摘してくれます。言われたことは自分は改善しなければいけないなと思いますし、自分からも提案をしてお互いが良くなるような関係を築けています。

―キャッチャーとしての森川選手と主将としての森川選手は違いますか
同じですね。どっちの立場であっても常にチームのことを考えてアドバイスをくれるので、そこはしっかり受け止めたいなと思います。

―新幹部の皆さんで話し合ったことはありますか  
これからのチームの方針を話し合いました。具体的にはポジションごとや学年ごとのミーティングを開くことなどです。  今までそういうことがなかったので、選手一人一人が高い意識と同じ目標を持てるように、そういう機会を大事にしていこうと話しました。

―現在のチームの雰囲気は
今は、実戦よりも基本的な練習が続いている状態です。まだまだ遠いですが春のリーグ戦に向かって高い意識を持って練習できています。

―秋期のリーグ戦では1年の菅野投手の好投も見られましたが  
とてもいいボールを投げて、何試合か抑えてはいると思うんですけど、まだまだ体力アップできると思うので一緒に頑張っていきたいです。

―新人戦では森脇投手も活躍しました
森脇もいいピッチングをしていて、春もチャンスがあると思います。いろんなピッチャーが投げて、どのピッチャーが出ても抑えられる投手陣が1番いいと思うので森脇にもどんどん前に出てきて、春投げられるような力をつけて欲しいです。

―ご自身の現在のご調子はいかがですか  
あまり実戦はしてないので分かりませんが、ウエイトトレーニングなどで体重を増やしたりして体力アップはできていると思います。それと、投げ込みをして技術も高めているので少しずつレベルアップしていこうというところです。

―今後の個人の目標は
来春は絶対に先発で勝てるピッチャーになりたいです。

―投手責任者としてどのようにチームを引っ張っていきたいですか  
ピッチャーがしっかりしなければ勝ちはないと思うので、誰が出ても抑えられる投手陣をつくりたいです。そのためには自分が投げて抑えなければいけないというのが大前提にあると思うので、自分がしっかりすることと、誰が出ても抑えられる投手陣を作ることの2つをまずは目指していきたいです。

―法大野球部をどんなチームにしていきたいですか  
チームとしては勝つことが1番ですが自分は投手責任者という役割なので、来春はピッチャーがしっかり投げて勝てるようにしていきたいです。

 (取材:下河辺果歩)

 水谷友生也 内野責任者 

―改めて昨シーズンを振り返って 
チームとしては雰囲気は悪くなかったんですけど、優勝を目指してやっていて、勢いに乗れなかったかなという印象です。

 ―その中で得られたもの、または反省点は
反省としては、チーム全体が気持ちの面で負けていた部分を感じました。逆に得られたところは、最後に4年生が特に畔上さんが背中で引っ張ってくれたところですね。そこは絶対次につなげなきゃいけないと思います。

 ―ご自身としては 1年生の春季リーグぶりのスタメン出場などもありましたが
1年のときぶりだったので緊張もしましたが、練習してきたのでその成果を出せて良かったです。

 ―内野手責任者と発表されたときのお気持ち
想像もしてなかったのでびっくりしました。

 ―新3年生で幹部に就任されたが、どう感じていますか
4年生もいる中で、自分が選ばれたので今までとは一味変えていかないといけないと思います。

 ―新幹部でどのようなことを話し合いましたか
新チームをどうやって強くしていくかとか、優勝するためにどうしていきたいかということです。

 ―主将に就任した森川選手はどんな人ですか
優しいけど厳しいときは厳しいです。

 ―同じく新3年で副将に就任した森選手はどんな人か
真面目すぎるくらい真面目です。責任感を感じるかもしれないですけど、あいつならチームをまとめてくれると思います。自分も支えられるように頑張ります。

 ―代替わりしたことでチームの雰囲気は変わったか
始まってから1ヶ月くらいですけどいい雰囲気の中で練習ができていると思うので、これからじゃないですかね。この秋の悔しさをみんな感じているので、この悔しさを忘れずに来春リベンジするという意気込みでやってます。

 ―内野手責任者として期待されていることは何だと思いますか
守備ですね。試合に出なければ意味がないんですけど、試合でピンチのときにチームを救える自分の守備だと思います。それと、チーム全体の守備力の底上げです。

―監督から何か声をかけられたりは 
まだ特に言われてないんですけど。これからの練習で複雑な動きの練習も入ってくるので、そのときいろいろ言われるんじゃないかと思ってます。

 ―これまで内野手責任者という役職はなかったが、具体的にどんなことをするのでしょうか
内野手の守備力の底上げです。自分もそんなに教えられる実力もないですけど、周りに「こうしたらいいんじゃないか」という指摘とかアドバイスとかをしていきたいです。

 ―高校の後輩も新入部員として入部しますが
嬉しい気持ちと一緒に頑張ろうやという気持ちです。(笑)

―幹部就任してから日にちが経ったが、意識の変化などは
3年生なのに幹部という大事な役割になったので、しっかりしなきゃいけないなという気持ちになりました。

―現在取り組んでいることは
筋肉の増量ですね。監督からも言われていてウエイトの練習メニューが多いです。

―どんな選手を目指していきたいですか
 若林(晃弘)さんを目指してます。プレースタイルと人間性に憧れてます。人間的に…渋いです。(笑)

―これまでショートを守ってきた佐藤竜選手が抜けたことによって、水谷選手のスタメンが期待されると思いますが
竜さんが抜けたあとなので「ショートのレベルが落ちるんじゃないか」というみんなの期待を裏切るような大物のショートになります!(笑)竜さんのあとだから余計に頑張ろうという気持ちが強いです。

―先ほど名前も挙がった若林選手も抜けたことで新しい二遊間になりますが  
その代はその代の色があったと思うし、自分たちは自分たちの持ち味でやっていきたいです。

―来年はどんな一年にしていきたいか
充実した1年にしたいです。

―それを達成するためにこの冬取り組んでいきたいこと
守備力と打撃力の向上です。

―幹部として、来年度の法大野球部をどのようなものにしたいと考えていますか
日本一のチームにしたいです!

 (川畑あかり)

 米田伸太郎 外野責任者

―外野手責任者になった心境は?
まずは頑張ろうという気持ちですね。

―外野手責任者は今回新しく作られましたが、その経緯は
あまり聞いてないですね。でも監督からは外野手をしっかりまとめてくれと言われました。

―外野手責任者として心がけていることは
ノックの時、始めは内野が中心になりその間外野はすることが無くなるのでその時に選手に声かけすることは意識してやってます。

―主将に決まった森川選手については
彼ならやってくれると思います。

―森川選手は主将としてどのようなことを
自分のことだけをすることもなく、周りも見て指示を出してくれます。

―副将の金子凌選手はどんなリーダーですか
森川をしっかりサポートしていますね。あいつは元々高校の時キャプテンなので、森川だけに頼るだけじゃなくて金子もしっかり引っ張ってますね。

―副将には2年生の森選手が抜擢されました
最初はびっくりしたんですけど、でも龍馬は男気がありますし、しっかりしてるので妥当かなと思いますね。

―今年を全体的に振り返ると
チーム的には春に優勝目指して去年の今頃頑張って2位でした。けど、早稲田に連敗し東大に負けて勝率でダメだったので、一戦一球が大事に思う1年でしたね。
個人的には2年の秋がいい結果が出たんですけど、今年の1月から春のリーグ戦にかけて怪我で全然練習に出れずそれで結果が出なくて、良くなかったです。

―今年見えた課題は
チーム的には、踏ん張らないといけない所で踏ん張れなかったので、粘りをつけていきたいなと思います。

―これからオフ期間に入りますが
帰省しますね。地元が大阪なので、高校の友達と遊びます(笑)

―自主トレなどは
母校が年末まで練習をやってるので、それまではそこで練習します。

―オフ期間で意識することは
体のキレを無くならないようにとあまり体重が増えないように管理していきたいです。

―オフ期間について監督からは
この期間は帰省期間じゃなくて自主練期間だというのを認識しろと言われましたね。ただ帰るだけじゃなくて、練習しろということだと思います。

―今秋の開幕スタメンは全員4年生でした。来年は誰にでもレギュラー獲りのチャンスがあります
もう最後の年なので、獲るしかないです。ライバルはいい選手が多いのでみんなですね。

―自分の1番のアピールポイントは
技術うんぬんより気持ちでプレーするので、そこをアピールしたいと思います。

―レギュラー獲りに向けて頑張りたい所は
バッティングの勝負強さですね。

―優勝に向けてどういった野球をしていきたいですか
打者と投手がカバーし合うことが大事ですね。チーム一丸となって頑張りたいです。

―新入生の発表がありましたが、目を引いた人は
法政に入る選手なのでみんなすごいですけど、外野手だったら船曳君がいい選手だと思いました。しっかり下級生をまとめていきたいです。

―来年が最後の年ですが、優勝への思いは
自分達の代から優勝を知らないので、自分達も経験したいですし、下級生にも経験させたいですね。リーグ戦優勝を経験すれば、練習もその喜びの為に頑張れると思うので、優勝したいという気持ちが強いです。

―最後にファンへのメッセージをお願いします
6季優勝できてないのに、ずっと応援に来てくださることはすごいありがたいです。しっかりその気持ち受け止めてこの冬乗り越えて優勝します。

 (取材:渡辺拓海)

選手プロフィール

森川大樹 (もりかわ たいき)
1994年4月24日生まれ
東京出身・桐蔭学園
168cm、78kg・右投げ右打ち

金子凌也 (かねこ りょうや)
1994年6月4日生まれ
東京出身・日大三
180cm、80kg・右投げ左打ち

森龍馬 (もり りゅうま)
1995年4月18日生まれ
東京出身・日大三
177cm、80kg・右投げ右打ち

玉熊将一 (たまくま しょういち)
1994年6月17日生まれ
北海道出身・北海
180cm、80kg・右投げ右打ち

水谷友生也 (みずたに ゆきや)
1995年5月12日生まれ
京都出身・大阪桐蔭
176cm、75kg・右投げ右打ち

米田伸太郎 (こめだ しんたろう)
1994年8月16日生まれ
大阪出身・智辯学園
178cm、78kg・右投げ左打ち

 

 

フォトギャラリー

  • IMG 9237 R主将 森川大樹
  • IMG 9220 Rチームメートからの信頼も絶大だ
  • IMG 9235 R副将 金子凌也
  • IMG 9199 R「どんな役職でもやる覚悟はあった」と金子凌は話す
  • IMG 9207 R副将 森龍馬
  • IMG 9230 R投手責任者 玉熊将一
  • IMG 9193 R内野手責任者 水谷友生也
  • IMG 9158 R外野手責任者 米田伸太郎
 

 

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