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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第19節 対慶應大 一時は2点リードも、退場者を出し追いつかれる

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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第19節対慶應大 一時は2点リードも、退場者を出し追いつかれる

第90回関東大学サッカーリーグ戦 第19節対慶大
2016年10月23日(日)
川口市青木町公園総合運動場

前節3連敗を喫し、インカレ出場に向けて勝点3が欲しい今節の慶応義塾大戦。前半相手の攻撃に苦しみながらも、25分にCKのこぼれ球を川崎雅哉がゴールに沈めると、後半に入り63分には左サイドからのクロスを紺野が落ち着いて決め流れは法大かと思われた。しかし、73分に山田将之がPKを与え退場となり、このPKを決められると流れが一変。87分に同点に追いつかれ2−2のドローに終わった。

IMG 9579
2点目を決め喜ぶ選手たち

試合結果

トータル試合結果

2
 法政大学 
1 前半 0 2
慶應義塾大学
1 後半 2

得点とアシスト

時間 大学 得点者 アシスト
25分 法政大学  川崎雅哉  
63分 法政大学 紺野和也 ディサロ 
73分 慶応義塾大学 山本哲平  
87分 慶応義塾大学 松木駿之介 手塚朋克

メンバー

法政大学
監督: 長山一也
21 GK 関口亮助 
2 DF 山田将之
4 DF 柳沢拓希 
6 DF 伊藤航希 
23 DF 黒柳駿 
15 MF 長倉颯
→渡辺淳(86分)
17 MF 武藤友樹 
7 MF 川崎雅哉 
13 MF 青柳燎汰
→國本(75分)
14 MF 上田慧亮 
→紺野(52分)
26 FW ディサロ燦シルヴァーノ 
サブメンバー
1 GK 林翔太 
24 DF 黒崎隼人
25 MF 渡辺淳揮 
28 MF 下澤悠太
9 FW 鈴木歩 
27 FW 紺野和也
33 FW 國本佳以

※(カッコ内)は、交代した時間を表示しています。

 

マッチレビュー

早大戦からまさかの3連敗と不調が続いている法大。連敗を阻止し、まだ残っているインカレ出場に望みをつなげるためにも今節の慶大戦は何としても勝ちたいところだ。
 
前半の立ち上がりは、互いに流れを渡さない展開で始まった。前半中盤から慶大の攻撃が口火を切り始めたが、20分には伊藤航希(社4)、23分には久々のリーグ戦先発出場の長倉颯(経2)が体を張って相手の攻撃を阻止した。そのわずか3分後、上田慧亮(現3)が獲得したコーナーキックのこぼれ球を川崎雅哉(現3)がボレーで流し込んで先制。前半はこのまま1点リードして終了。慶大にボールを保持され、攻められるシーンが多かったものの、ディフェンス陣が最後のところでブロック。攻撃では前半のCKからのシュート1本を得点に結びつけいい流れで前半を折り返す。
 
後半も伊藤や柳沢拓希(経4)を中心に相手の攻撃をおさえる。59分には黒柳駿(社4)からのロングパスを山田将之(経4)がワントラップで反転してシュートするなどDF陣の活躍が大いに目立つ序盤だった。すると、その活躍に応えるかのように63分、左サイドからディサロ燦シルヴァーノ(経2)がドリブルで抜け出し途中出場の紺野和也(現1)にパス。紺野が冷静に合わせ追加点を挙げた。2点をリードし、ゲームのペースは法大になったと思ったのも束の間だった。71分、山田がペナルティーエリア内で相手を倒しPKの判定。山田は2枚目のイエローカードをもらい退場。このPKを決められ同点に追いつかれると流れは逆に慶大のものに。1人少ない状況になり、全員守備で耐えていた88分、相手のスローインから右サイドを突破されると最後は松木駿之介に決められて同点に追いつかれた。その後も慶大の攻撃が続いたが必死に耐えしのぎ、追加点を許さず引き分けで試合終了となった。
 
ここ最近は勝ちに恵まれていない法大。今節は先制、追加点と理想的なゲーム運びで勝利も見えていただけに、試合終了後にピッチに倒れ込む選手の姿からも伺えるように無念の引き分けとなった。「山田がPK取られて退場して失点したのはちょっと痛かったのかなと思います」という長山監督の言葉通り、チーム全体が退場によって大きな影響を受け、相手に流れを持って行かれ、勝ち切ることが出来なかった。順位も5位に下げ、インカレ出場もあやうい雰囲気が漂ってきた。次節の相手は現在2位の強敵筑波大。上位を叩き、インカレ出場権をたぐり寄せることができるか。守備の要である山田を出場停止で欠く厳しい状況だが、チームの底力を見せ久々の勝利あげたい。(杉本ひかり)

 

監督・選手コメント

長山一也 監督

—前節の試合後選手たちにどんな話をしましたか
今週は自分たちでトレーニングをさせて、もう少し自覚というか自分でどうにかしてやるという意識が足りないと感じていたので自分たちでやってみなさいという話をしました。それで今週一週間準備してきました。

—今日の試合を振り返って
今日のスタートもある程度自分たちで決めさせて、紅白戦をやって準備はしてきました。本当は中盤で受けて展開してもらいたかったんですけど、そこがなかなかできなくて前半はシュート一本だったと思いますが、その中で守備の集中というのはできていたと思います。まぁ山田がPK取られて退場して失点したのはちょっと痛かったのかなと思います。

—PK取られたシーンのスライディングに行った対応はどうですか
そうですね、カードもらっているというのを考えたら立って対応した方がいいというのはあったと思いますが、そこまでカードが出るようなプレーではなかったと思います。その前のプレーで背後取られたのもあったと思うので、そこで防げた部分もあったと思います。まぁ、あの対応は難しかったと思います。

—2点取った後にボランチにもっと前にという指示を出していましたが
見てても分かったと思うんですけど、引き込んじゃってたのであの状況でもう一歩相手のコートでプレーする状況を作っておけば、自陣で背後を突かれるということは減らせたと思うんですけど、2点取ってどっか安心したのかそこが下がってきていたので、そういう指示は出しました。もう少し全体でラインを上げたかったというのはあります。

—PKで1失点した後の守備については
4バックで前がプレッシャーがかからないくて難しい状況ではあったと思うんですが、そこを粘り強く対応してたんですが、スローインのところで集中力が切れました。(長倉)颯が足がつって変えたところはよかったんですけど、そこで集中力が切れたところはありました。まぁ相手もアイデア出して数的優位を作って仕掛けてきたというのは相手を褒めなきゃいけないところはあったのですがあの失点はもったいなかったのかなと思います。

—いい時間帯で得点できた攻撃については
相手陣地でもう少し関わる場面があってよかったと思いますし、攻撃の形というところではあまり良くなかったんですけど、前半シュート1本で決めれたところはよかったです。そこから後半2点目取ってからの攻撃の姿勢というところが課題かなと思います。3点取れれば基本的には勝てると思うんですけど、そこまで行き着いていないのかなと。ジャッジのところでもここ数試合狂わされているのでそこを含めて準備していく必要があるのかなと感じました。

—次節筑波大戦に向けて
まずは勝って順位を上げていけるようにしたいです。残り3試合は順位が上のチームとの対戦なので、明大には追いつけませんけれども筑波大や順大には勝ち点ひっくり返せるので、そこを狙いたいと思います。そしてインカレに出れるように、リーグ戦で勝てるようにしていきたいと思います。

紺野和也

—試合を振り返って
そうですね。前半は良い形で先制できて、自分は後半から入ったので追加点を取って良い勢いにできればと思っていました。そう思って入ったんですがジャッジの面も含めて難しい試合になりました。

—途中出場でしたが心がけてたことはありましたか
ここが地元なので友達とかも見に来てくれていて、点決めようと思って入ったので決めれて良かったです。

—自身の得点を振り返ってください
今日が初ゴールだったのでうれしかったですが、勝って終われたら最高でしたね。

—相手に追いつかれてからの自分の役割についてどんなことを意識していましたか
一人退場して少なかったので、全員で守備を徹底しようということだったので、全員守備でしたね。

—次節に向けて
次勝ってインカレの出場権を獲得できるように一週間準備していきたいです。

長倉颯 

ー試合を振り返っていかがですか
個人的な感想でいうと、後期は自分は初めて出て3連敗している中、自分がなにか結果をだしてアシストとか得点で結果を残し、勝利を勝ち取りたかったのですが、リズムでサッカーできず苦しい時間が続きました。チームが2点取ってくれたので、勝てる試合だったと思います。山くん(山田)が退場しても、そこでチームとして踏ん張って勝てればもっと良かったと思います。

ー2点リードした時、長山監督からポジションを上げるようにという指示が出ていましたが
2点リードして、チームとしては3点目を取りに行けと監督からよく言われているので、得点を奪いながらも、もう1人のボランチの駿くん(黒柳)とバランスをとりながら得点を狙ってました。

ー次節に向けて一言お願いします
今日は引き分けで終わってしまったのですが、自分達のやっているサッカーは間違っていないと思うし、出来てると思うので、このまま法政のサッカーを続け、勝ち点3を取るというのを目標にして頑張っていきたいと思います。

川崎雅哉

ー前半1点目のボレーシュートについて
シュートで終わるシーンで振り抜いて入ったって感じです。

ー決められる自信はありましたか
練習では決めたことはないんですけど、コースを狙っていったら入ったって感じです。

ー後半倒されるシーンがありましたが今後への影響は
試合中はアドレナリンが出て全く問題はなかったのですが、痛みがでているので次節までには治して試合に臨みたいです。

ー勝ち点3が欲しかった試合だったと思いますが
3連敗していた中での引き分けは価値があると思います。負けはしなかったのでプラスに考えたいです。

フォトギャラリー

  • IMG 95792点目を決め喜ぶ選手たち
  • IMG 9403集合写真に収まる法大イレブン
  • IMG 9421突破を図る青柳
  • IMG 9427久しぶりの先発出場となった長倉
  • IMG 9475川崎のボレー弾が決まる
  • IMG 9495右サイドを突破する武藤
  • IMG 9514ボランチでボールを奪う黒柳主将
  • IMG 9618前線で体を張った國本
 

 

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