【バドミントン】練習取材 選手インタビュー(男子編)悔しさ糧に悲願のタイトル奪還へ!

バドミントン

【バドミントン】練習取材 選手インタビュー(男子編)悔しさ糧に悲願のタイトル奪還へ!

2017年3月13日(月)
法政大学多摩キャンパス体育館

昨年の春季リーグ・秋季リーグはともに優勝争いに加われず、全日本インカレでは連覇を逃すなど悔しい結果の続いた男子バドミントン部。西川裕次郎(社3)主将のもと、新体制で昨シーズンの雪辱に燃える。本記事では春季リーグ開催を前に各選手に意気込みを伺った。

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新体制で悲願のタイトル奪還に挑む

 

選手インタビュー

西川裕次郎(社3)

ー去年1年間を振り返って
去年はひとつもタイトルが取れなかったので、悔しさがある分、それを今年に活かしていきたいと思っています。  

ー4年生が抜けてチームに変化はありましたか
毎年チームにはそれぞれちゃんとした色があって、今のチームはなんというか「自由」って感じなんですけど、自由な中にも厳しさをつくってやっていけるチームだと思うので、それをもっと活かして切磋琢磨しあっていきたいです。自己主張がみんな強いので、まとめるのは難しいんですけど、それが良い方向に出ていけばいいかなと。自由というかいろんな考え方を活かしながらやっていくって感じですかね。  

ーチームの雰囲気は
もうちょっと試合に向かう感じになってもいいのかなと思うんですけど、試合前になったらもっとしまってできると思うので、そうしていけるように自分が仕向けていこうと思います。大会に向けてみんなあげていければと。  

ー主将となって実感されていること
1年生のときからずっと試合には出ているんですけど、またそれとは違ったプレッシャーがあります。自分が取らないとダメだっていう意識は同じなんですが、違った重圧がたくさんのしかかってくるので、それを打ち破って勝てたらもっと自分が成長できると思っています。  

ー比叡山高校時代もキャプテンを務めていらっしゃいましたがそれでもやはり重圧は感じますか
自分がメニューを決めてやっているので、チームが負けたら自分の責任は大きいと思うので、そういうところからプレッシャーがかかってくるのかなと思います。  

ー1年次から試合に出場しチームの主軸としてプレーされていますが、最高学年を迎えるにあたって意識の変化はありますか
絶対取らないとダメだっていう意識は変わらないんですが、今までだったら「勝てばいい」という感じだったのが、そうではなくて、団体戦で前の試合が負けても、自分で流れを変えるようにしていくのが4年生かなと思っています。  

ー新1年生の印象は
例年よりレベルは高いと思うんですが、それを伸ばしていくためにはもっと厳しくしなきゃいけないと思います。プレーや技術面もそうなんですけど、せっかく大学に来たからには、挨拶だったり、社会で生きていけるようにそういうところを教えられれば人間的に成長していけると思うので、そういう面も教えていければと思います。  

ー冬の間はフィジカル面とレシーブ力の強化に取り組むとのことでしたが、改善されましたか
ランニングをいれたりレシーブ練習を毎日やったりして、チームとしていい感じにはなってきているんですが、もうちょっとあと一段階あげてやっていきたいです。  

ー個人としての課題は
課題というか、自分は怪我をしないことですかね。トレーニング合宿があってノックとかランニングとかそういうことを多めにやったんですが、その合宿明けで体が痛いです(笑)  

ーオフは何をしてますか
オフは映画を見ることくらいですかね。あとは寝てます。  

ー春季リーグはどのようなものにしていきたいですか
優勝をねらいにやっていきたいと思っています。今までだったらメンチェンをしていた部分も結構あったんですけど、今回は自分たちは勝負をしていきたいなと思っています。  

ーこれからの抱負を
春季リーグ・秋季リーグ・東日本インカレ・全日本インカレと全部タイトルを取れるようにチームをまとめて頑張っていきたいと思います。

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個性豊かなチームを率いる頼れる主将

桐田和樹(経2)

ー今日の高校生との練習試合はどうでしたか
監督がOBの方で、よく来ていて相手をするのですが、来るたびに強くなっていて、そういうのを観てると相手をしてる側としても嬉しいので、自分たちが相手をするかでもっと強くなってほしいです。  

ー去年1年間を振り返って
去年は個人戦も団体戦もいい結果を出せずいつもいいところで負けて しまったので、その分今年はそこを勝ち切る力をつけたいと思います。  

ー勝ち切る力をつけるためにどんなところを調整したいですか
やっぱり最後はメンタルだと思うので、練習からそういう場面を想定して、しっかりやっていきたいと思います。  

ー団体戦ではシングルスの活躍が期待されると思いますが
今年は多分、シングルスもダブルスも出ると思うので、チームとしても自分が2本取るという気持ちでやっていかないと勝てないと思うので、頑張りたいと思います。  

ーシングルスとダブルスではどんなところが変わりますか
シングルだと大きく動くのですが、ダブルスだと細かい動きが多くなるので、そこの切り替えが大事になってきますね。  

ー1年生から試合に出場されていましたが、上級生になって、自分のチーム内での役割は変わりましたか  
シングルスもダブルスも兼ねる選手が西川さんと自分だけになると思うので、監督にも「自覚としてはエースとしての自覚を持ってやれ」と言われています。そういう面でしっかり確実に勝たなきゃいけない立場にいるなと思いますね。  

ー西川主将率いる新チームの雰囲気は
西川さんはすごく練習にも真面目で、ストイックなところがあるので、去年に比べて練習量も増えました。  

ーオフの日の過ごし方は
オフは基本的に家から出ないです。ずっと携帯いじってます(笑)  

ー新監督に変わって
去年もずっとコーチとしていた方で今年初めてなのでまだ分からないですが、監督のためにも1年目から優勝という結果をしっかり残してあげたいなと思います。

 ー今年の個人として、団体としての目標は
団体はもちろん優勝。個人としても、シングルス、ダブルス優勝を目指したいのですが、まずはインカレでベスト8以上に入ると全日本総合に出られるので、それに出場したいと思っています。  

ー春季リーグに向けての意気込み
今までは法政って頑張ってる人を出すっていうイメージで、インカレで優勝出来ればいいっていう考えだったんですけど、今年は新監督が全ての試合、リーグ戦、東日本インカレ、全日本インカレで全部優勝するという目標も掲げているので、やっぱり優勝していきたいと思います。

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エースとしてさらなる活躍が期待される

 野村拓海(社1)

ー昨年を振り返って
個人戦ベスト8や関東選手権で優勝することができたんですけど、やっぱりインカレ団体優勝という目標には届いていないので、今年こそは優勝目指して頑張りたいです。

 ー1年間で見つかった課題などは
課題というよりも、ダブルスで組んでいた河崎さんが前に入ってくれていたので、自分は後ろに集中できたんですけど河崎さんがいなくなってしまうので、自分からも前にしっかり入って攻めの形をつくれるようにしたいです。  

ー冬の間の練習で力を入れた部分
プレーとしては、前衛の入り方を意識していました。レシーブでは手数が少ないと言われていたので、できるだけいろんな球を出せるように意識して練習しました。あとは、基礎体力や筋力も鍛えるようにしてきました。  

ー今後のダブルスのペアは決まっていますか
団体戦も固定しないと言われているのでどうなるかまだ全然わからないのですが、誰と組んでも結果を残せるようにしたいです。  

ー今日の練習では母校の後輩でもある高校生にアドバイスをする場面もありました
自分が高校2年生のときの選抜で、勝つべき試合に負けて初戦負けした苦い思い出があるので、しっかり勝つところは勝って初戦負けだけはしてくるなということは言いました。できる限りのことをして頑張ってほしいなと思います。  

ー新入生について
ナショナルの子も入ってきて下が強いので、自分たちもいつレギュラーから落ちるかわかりません。戦力が入ってきたというのは嬉しいことですが、個人的に言えば脅威でもあるのでそこでしっかり自分の実力を出して勝ち残ってレギュラーを勝ち取っていけば、切磋琢磨して強くなれるかなと思います。  

ーオフの日は何をして過ごしていますか
それがまだ見つけられていないんです(笑)基本家でのんびりしてるか寝てるかです。体を休めるくらいですかね。  

ー今年は後輩もでき、チームを引っ張る立場にもなるかと思います
ダブルスがメインだと思っているので、去年は引っ張ってもらった立場なんですけど今年からは引っ張っていけるように、自分が教えることは教えて頑張っていきたいなと思います。  

ー今年の目標は
目標はやっぱりインカレ優勝です。それで総合に出て結果を残せるのが一番ですけど、まずはもちろんインカレ優勝が目標です。  

ーリーグ戦に向けての意気込み
去年は春に3回、秋に4回出たんですけど、どっちも一敗ずつしているので今年は出る試合全勝を目指して、チームの優勝に貢献できるように頑張りたいと思います。

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昨季に引き続きダブルスの要を担う 

山澤直貴

ー実業団ではなく大学を選んだ理由は
高校2年生の3月に進路を決めたんですが、当時自分はそんなに実業団でやっていけるような自信がなくて、自分もそれは実感していたので大学で1からやろうかなと思い決めました。  

ー法政に決めた理由は
先輩方からも色々話を聞いて、自分も高校時代は色々な大学に練習試合とかお邪魔させてもらって雰囲気は味わっているんですけど、ここに決めたのはまず一人暮らしがしたかったからですね。(笑)大学には特にこだわりはなくて自分がやるだけなので、自分の意識がしっかりしてればいいのかなと思っています。あとは自分は6年間寮生活をしていたのでもう寮生活は嫌だなと思ってここに決めました。実際やってみると最初は寂しかったんですけど、1人の時間もうまく使えているので楽しいです。  

ーオフは何をされていますか
自分はあまりオフがないのですが、暇があるときはずっとバドミントンの動画見てますね。  

ー法政大学のチームの印象は
みんなバドミントンを真剣にやるところと楽しくやるところのオンとオフが切り替えられていていいチームだなと思います。  

ー部活内や技術面で高校と違う点は
練習の質はあまり変わらないのですが、高校の時は全然やってなかったウエイトだったりとか、大学は設備があるのでしっかりやって自分が足りないところを伸ばしていきたいと思います。  

ーご自身の強みは
自分の強みはプレーで言うと強打が武器です。プレーじゃないことだったら本当に自分は素でバドミントンが好きなので、毎日バドミントンのこと考えていますね。楽しくバドミントンができることが自分の強みです。  

ー団体戦に出場したらどのようにチームに貢献したいですか
自分はナショナルチームにも入っていて負けられないので、全勝してチームに貢献して、それがいい方向にいけばいいなと思います。  

ーシングルスとダブルスどちらをやるということは決まっていますか
大学ではどちらもやると思うんですけど、これからは代表ではシングルスがメインになってくるので、シングルスもやりつつ、こっちではダブルスを頑張ろうと思ってます。

ー先ほどお話にありましたが、ナショナル代表に選ばれたことで意識の変化はありますか
責任感がありますね。日本の旗を背負うので。そこはプレッシャーもありますが、跳ね返せるようにやっていきたいです。日本の国旗を背負っているのはほぼ実業団の選手なのですが、実業団の選手と大学生はまたちがうので、自分は大学生として世界を見据えてしっかり練習することが今は大事かなと思います。  

ーゆくゆくは実業団でプレーすることを考えているのでしょうか
はい。  

ー世界ジュニアや代表の遠征で得られているものは
色々なプレースタイルの人たちと対戦して経験を積めたということが1番大きいですし、そのほかにも海外なので日本と生活も全然違ってきます。そういうものに対応してきているので、最近は海外遠征にいっても自分はこうしたらいいということがわかってきているんです。あとはしっかりコンディションを整えていい試合ができたらいいなと思います。  

ー目標を立てて海外遠征に臨んでいるということでしょうか
そうですね。今年の目標は世界ランキングをあげることで、4年後や8年後に向けて世界ランキングをあげることが大事になってきますし、大会の位もあがっていくとランキングで順位がないと出られない大会もあるので、今はひとつひとつのトーナメントを勝っていこうと思います。  

ー今後の抱負を
インカレだけではなく、リーグ戦だったり東日本インカレだったり団体戦では自分もその力になれるように頑張りたいですし、個人戦になると先輩方が敵になることもあると思うのですが、そこは自分も優勝を目指して頑張りたいと思います。

IMGP7537 R日の丸を背負う大型ルーキーだ

フォトギャラリー

  • IMGP7517 R新体制で悲願のタイトル奪還に挑む
  • IMGP7527 R左から西川、野村、山澤、桐田
  • IMGP7514 R練習試合に訪れた高校生に西川からの指南
  • IMGP7044 R練習試合の結果をこまめに確認する
  • IMGP7467 R真剣さのなかにも和やかなムードがうかがえる(写真左・野村、山澤)
  • IMGP7317 R高校生とタッグを組んで練習に取り組む(写真右・小森園)
  • IMGP7270 R新年度を目前にし、上級生の士気も上がる(写真左・金子、佐藤)
  • IMGP7137 R新入生への指導も欠かさない(写真左・桐田、山澤)
 

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