【バレー】 秋季関東大学男子2部リーグ戦 対桜美林大 開幕戦をストレート完勝で飾る!
2017年度秋季関東大学男子2部リーグ戦
2017年9月3日(日)
亜大体育館
まだ残暑が色濃く残る中、秋季リーグ戦が開幕した。昨季は4位と、2部降格以降初めて入替戦圏外に終わった法大。開幕戦の相手は昨季フルセットに持ち込まれ辛勝した桜美林大。しかし佐藤、大村の1年生スパイカー2人が躍動すると、スタメン復帰した藏田の多岐にわたる活躍もありストレートでの完勝スタートとなった。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 21 | 0 桜美林大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 21 | ||
25 | 3セット | 15 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
6 | 森川航多(デザ工4) | MB |
18 | 藏田大輝(法2) | WS |
22 | 大村翔哉(営1) | WS |
2 | 榎本京祐(法4) | MB |
19 | 西田寛基(営2) | S |
1 | 小林慎平(営4) | L |
20 | 白井乾太(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
26 | 竹田将也(法1) |
16 | 伊元幸正(営2) |
25 | 仲村将大(法1) |
戦評
秋リーグ初戦の相手となったのは桜美林大。 第1ゲームは大味な展開になりながらも、佐藤優弥(文1)のスパイクを皮切りに、テンポのよい攻撃で徐々に点差を広げていく。途中、サーバーとなった藏田大輝(法2)も回転のかかった強烈なサービスを浴びせるなど、安定した試合を展開し、25-21で第1ゲームを奪った。
続く第2ゲーム、この日リーグ戦では初のスタメン入りとなった大村翔哉(営1)が体格を生かした力強いスパイクを決めていくも、ブロックが崩されるなど終盤までシーソーゲームとなる。それでも最後はブロックが決まり、25-21で第2セットも連取した。
第3セットでは森川航多(デザ工4)のクイック攻撃などで主導権を握り、終始リードを奪ったまま25-15と相手を圧倒し、セットカウント3-0で開幕白星を飾った。
春リーグではセット率の差で入れ替え戦行きを逃しているだけに、ストレート勝利を収めたことはチームとしても価値のある勝ちとなっただろう。4年生にとって最後のリーグ戦。今季こそ1部昇格へ。法大バレー部の挑戦は始まったばかりだ。(大平佳奈)
インタビュー
濱口純一監督
―今日の試合を振り返って
初戦ということで多少1セット目とかも緊張もあったんですけど、西田とか藏田のサーブで徐々にチームも調子が出てきたと思うので。あとは相手のミスもあって、無事にストレートで勝てて良かったと思います。
―春季リーグ戦でスパイク賞を獲得した前田選手がメンバーから外れましたが
前田はちょっと練習ゲーム中に指と手の甲を負傷していて、回復まで時間がかかるので、リーグ戦の3週目くらいを目安に本人も治してますので、それまでちゃんと治してもらえればなと。
―では、今節は前田選手に代わる形での4年生2人起用でしょうか
ミドルは今3人、森川、榎本、佐々木(鴻輔=文3)もいますし、調子がいい選手をっていうのと、4年生なんでね。しっかりやってくれると思うので、全員が競いあいながらやってくれればと思います。
―伊元選手、竹田健太郎(文2)選手もスタメンから外れましたが
スタメンから外れたというよりかは、いろんな選手も出れるっていう選手層の底上げができているので、調子がいい選手が出ているっていう感じですね。
―大村選手はリーグ戦では今季からスタメン入りとなりましたが
ちょっと緊張があって、いつも持ってるほどの力は出せなかったと思うんですけど、パワーがありますし、サーブ力もあるので、次の試合からしっかり力を出してくれると思います。
―ゲーム終盤に起用された1年生セッターの仲村選手はどのような選手でしょうか
仲村くんもしっかりオーソドックスに上げながらも、縦のクイックとか、結構ためができる選手だと思いますので、セッターは全員で4人いますけど、4人それぞれ特色がありますので、その特色を生かしながら出た時に活躍してくれればと思います。
―夏休み期間はどのような練習を
国体で主力の選手が何人か抜けていたので、夏休み中は基礎的な練習と、サーブとブロックを中心に。それが今日出なかったので、日々また練習しながら一戦一戦大事に戦ったらいいと思います。
―最後に来週の2試合に向けて
一戦一戦大事にっていうこともありますし、セットを落とさないっていうこと。春はセット率で行けなかったので、セットを落とさないためにしっかりやることが大事になるので。まずは来週に向けてしっかり練習していきたいと思います。
小林慎平主将
ー今日の試合を振り返って
初戦でみんな緊張してて、本来のプレーが出来てなかったんですけど、唯一良かったのがセットを一つも落とさないで、ストレートで勝てたのは良かったと思います。
ー夏の間に取り組んだことは
東日本インカレとかに向けてやっぱりある程度自分達で練習メニューを考えてやったりだとか、自分達でやりましょうという形で取り組んでは来たんですけど、それだと勝てないなと途中で気づきましたね。その中で監督にガツガツやってもらいましょうという話をチーム全体で話しました。レシーブやチャンスボールとか、基本中の基本なんですけど、体力面の強化とか、そういったことを主にやっていました。
ー個人的に取り組んだことは
個人的にはサーブレシーブというよりもディグを主に練習を積んできました。あとはチャンスボールに対してどれだけ精度を高くやっていけるかというところも取り組みましたね。今回の夏休みに関して言うと、サーブカットというよりもディグとかそういうものに重きを置きました。
ーチーム全体として夏の取り組みの成果は今日の試合で見られましたか
ブロックに当たったボールが急に抜けてきて、拾えないというのはあったんですけど、少なくともみんなボールが落ちても(拾いに)行くようにはなったかなという気がします。簡単に見送るとかは数は少なくなってきたかなと思います。
ーこの夏で一番成長したなと思う選手は
1年生の大村が東日本からスタメンで出てきて、彼のパワフルなスパイクとか彼はパワーヒッターなんですけど、ヒットも上手で結構その辺をみんな期待してて、その期待に彼も応えてくれるぐらい成長していますね。それ以外にもみんな伸びてはいるんですけど、しいて言うなら、大村君がエースぽくなってきたかなと言う感じはしますね。
ー今のチームの雰囲気は
勝たなければいけないと硬くなりがちなんですけど、もっともっと楽しんで、リーグ戦乗り越えていこうという雰囲気ですね。楽しく、必死に、一生懸命。って感じですね。
ーこれからのリーグ戦で心がけることは
上位と当たるまでに失セットはゼロに抑えて、一敗もしないように頑張っていきたいと思います。
ー次の試合に向けて
勝ちます!
榎本京祐
ー今日の試合を振り返って
初戦ということで固さがでるかなと思ったのですが、意外とみんな身体が動いていて、程よい緊張感もあって良かったです。ただ、途中で自分たちが練習してきたサーブやブロックがうまくいかなくなって、少しつまづいてしまったなと思います。
ー開幕白星を飾りました
春は桜美林にフルセットだったと思うのですが、そういうところも引っかかっいて。春はセットを落としすぎて入れ替え戦にいけなかったので、セットを絶対に落とさないでいこうと言っていました。なのでセットを落とさずに白星を飾れたのはかなり良かったと思います。
ー夏に強化したことは
多摩キャンパスの方で合宿をやったのですが、レシーバー以外は全員ブロック練習を主にやっていました。2枚ブロックと3枚ブロックの連携であったり、手の出し方であったりを基礎からしっかり練習しました。
ーラストシーズンに懸ける思いは
自分は2年生の秋の時に試合に出て、入れ替え戦で負けて2部に落としてしまったという経験があるので、4年生で最後ということで絶対に1部に上げたいという気持ちが強いです。
ー1年生も2人、スタメンとして出場しましたが
今日、佐藤はサーブで狙われて苦しい部分があったと思うのですが、よく打ち切ってくれたなと思います。大村に関しては自分と同じ北海道出身で、中学生の時から知っているのですが、非常にパンチ力があってスパイクも高さがあるので、今後期待しています。
ー来週への意気込み
来週も下位からのチームだと思うのですが、そういったチームにも全力で臨んで、相手に合わせずに1セットも落とさずにやっていきたいなと思います。
大村翔哉
ー今日の試合を振り返って
自分的にはあまり良くなかったと思います。コンディションも、プレーの質も、もっとあげられたなと思います。
ーリーグ戦は秋からスタメンということで、プレッシャーは
プレッシャーはあまりなくて、自分が秋で1部に上げるという気持ちでプレーしました。
ー1年生でスタメンということで、監督から指示などは
思いきりやれと言われました。
ー夏の間はどのような練習を
スパイクよりもレシーブ中心にやりました。
ー今季の目標は
1部へ昇格させることです。自分が半分くらい点数をとるつもりで、頑張ります。
フォトギャラリー
- スタメンに復帰しサーブ、スパイクともに活躍を見せた藏田
- 試合前にスタッフを含め全員で円陣
- ブロックでワンタッチを取る森川と佐藤
- スパイクをシャットアウトする榎本と西田の2枚ブロック
- 秋もスタメンに名を連ねた佐藤は今や攻撃の要だ
- 得点を決め喜ぶ藏田と大村
- 今節がリーグ戦デビューとなった1年生セッターの仲村
- 昇格へ向け、ストレートで順調な滑り出しを見せた