【卓球】平成30年度春季関東学生リーグ戦 2部 対大正大 最終ゲームまでもつれるも、今季から主軸として活躍する中野が気迫のプレーでチームを勝利へと導いた!
平成30年度春季関東学生リーグ戦
2017年5月12日(土)
所沢市民体育館
大槻、青山と幸先のいいスタートを切ったかに思われた大正大戦。しかし盛武とダブルス、佐藤と相次いで敗れ一気にムードが崩れかけたが、今季から毎試合起用され続けている中野優(法2)がプレッシャーに打ち勝ちチームを勝利へと導いた。
試合結果
トータル試合結果
4 法政大学 |
4 |
シングルス |
2 |
3 大正大学 |
---|---|---|---|---|
0 |
ダブルス |
1 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | 大槻周瑛(法4) | 3-0(11-9、11-7、11-3) | 舩山朝陽 |
2 |
○ | 青山昇太(営3) | 3-1(11-6、12-10、7-11、11-5) | 山田善生 |
3 | ● | 盛武大悟(国1) | 1-3(11-4、10-12、8-11、4-11) | 工藤真弘 |
4 | ● | 青山・髙取侑史(法3) | 2-3(11-7、11-8、3-11、7-11、9-11) | 湯本敦紀・櫻内遼 |
5 | ○ | 髙取 | 3-1(11-1、13-11、8-11、11-2) | 伊佐治桐人 |
6 | ● | 佐藤陽大(営1) | 1-3(10-12、11-3、8-11、7-11) | 湯本敦紀 |
7 | ○ | 中野優(法2) | 3-1(8-11、11-1、11-9、11-6) | 内田拓光 |
戦評
春のリーグ戦初日を2連勝で飾った法大。今日は3連勝をかけて大正大との試合に臨んだ。
1番手で出場したのは大槻周瑛(法4)だ。昨日、約2年ぶりにリーグ戦で勝利を収めた主将は今日も試合開始から絶好調。相手を寄せ付けず、主将としての意地を見せてストレート勝ち。チームに勢いをもたらした。
続く2番手には青山昇太(営3)。3セット目こそミスが重なり落としてしまうものの、エースの貫禄を見せて勝利。2連勝といい流れで後続につなぐ。
3番手には盛武大悟(国1)が登場。昨日、リーグ戦デビューで初勝利を飾った期待のルーキーは1セット目で圧巻の9連続ポイントを奪い、勢いそのままに勝利を挙げるかと思われたが、2セット目からは相手のペースにはまり、1-3で敗戦を喫する。
なんとか流れを取り戻したい法大からは青山・髙取侑史(法3)のエースダブルスが登場。昨日、まさかの敗戦を喫した2人は快調に得点を積み重ね、2セットを連取する。しかし、ミスが続いた3セット目からは相手の流れに引き込まれてゆき、フルセットまでもつれ込んだ末に敗戦。法大の原動力となるコンビの復調が待たれる。
完全に悪い流れにはまった法大からは、髙取が続いて出場。
途中、1セット落としてしまうものの、流石の安定感で勝利を収める。
王手をかけた法大からは、佐藤陽大(営1)が登場。昨日初勝利を挙げた盛武に続き、アピールをしたいところだが、地力のある相手の前に終始押されてしまう。1セットを奪い、一矢を報いたものの力負けで終わる。
互いに王手をかけて臨む最終7番手。法大からは昨日リーグ戦初勝利を挙げた成長株の中野優(法2)が出場。
「最初はあがってしまった」と語ったように、硬さの残る立ち上がりで1セットを落としてしまうものの、その後は両ハンドの鋭い攻撃が冴え渡り、3-1と終わってみれば快勝。チームのムードメーカーが大仕事を見事にやってのけた。
苦戦しながらも、難敵になんとか勝ちきった法大。これで3連勝。全勝優勝、昇格に向けて視界は良好だ。だが、明日は最大のライバル埼玉工大戦が控えるだけに、気を引き締めて臨んでほしい。
選手インタビュー
青山昇太
—今日の試合を振り返って
シングルスは1試合目で大槻さんが3-0で勝ってくれて、自分も1・2セットは流れが良かったんですけど、3セット目で逆転されそうになってメンタル的な弱さがでてしまいました。そこでなんとか耐えることができて少しは成長できたのかなと思います。
ダブルスで勝つというのが、団体戦においては大きな意味をなす部分だと思うので、明日2試合あるのでそこまでに修正できるようにしたいです。
—ダブルスが本調子ではないように見えました。課題はあるのでしょうか
課題を探して頭を悩ますよりも、まず明日の試合に勝てるようにしていきたいです。
—ラストの中野選手まで団体戦が回りましたが
中野は絶対勝てると思っていたので、安心してチームの試合を見ることができました。
—明日の埼工大には高校時代の先輩、後輩のダブルス対決が待っています
彼らは大学に入って組んだダブルスですし、正直あんまりどんな選手だったか覚えてないです(笑)
でも自分ができることを最大限にやっていきたいです。結果は後からついて来ると思うので一戦一戦頑張りたいです。
—先月の立川オープンでは優勝されました
ありがとうございます!
もう1ヶ月前なのであまり記憶はあまりないですけど、自信にはなりました。
—明日は
特にシングルスは調子がいいのでその勢いで臨みたいです!
中野優
ー今日の試合を振り返って
相手が大正大学で、2部の中でも力がある大学で、僕が7番手なのは昨日決まったんですけど、その代わりしっかり準備できていて試合前も回ってくると思ってしっかり準備をできていました。
ー昨日はリーグ戦初勝利を挙げました
勝てて嬉しいんですけど、やっぱり2部なので、この後もしっかり2部で全勝して、1部に上がってまた勝てるように再スタートしたいと思います。
ー今日は7番手での出場でした。試合前の心境は
キャプテンの大槻さんと練習していて、アドバイスをもらったり、戦い方を相談しました。
僕のメンタルの先生にも電話したりして、(試合が僕まで)回ってくるって覚悟していたので、しっかり連絡を取って準備していました。
なのでいい形で試合に入れたと思います。
ー落ち着いて試合に入れたということですか
そうですね。ただ、1セット目は落ち着けるように頑張ってやったんですけど、けっこうあがってました。
ー1セット目は落としてしまいましたが、2セット目以降で修正できた要因は
1セット目はちょっと受け身になってしまって、相手に向かっていけなかったんですけど、その後はベンチでしっかり振るように言われたので、そう意識したらうまく修正できました。
ー3、4セット目は快勝で試合を締めましたが、最後に勝ちきれた要因は
しっかり先手を取って攻めきれた所だと思います。あと、落ち着いて相手が攻めてきた時にはしっかり対処できたからだと思います。
ー試合中はベンチも会場も盛り上がっていましたが、応援は聞こえていましたか
途中からはあんまり聞こえませんでした。
ー今日の勝利で開幕から3連勝です。チームの雰囲気は
昨日もしっかり勝って今日もこのような接戦を勝ったので、明日もいい形で試合に入れると思います。
ー今年は主軸としての活躍も期待されます。今年の抱負は
春で1部にしっかり上がって、1部でAランクに入れるようにやっていきたいと思います。
フォトギャラリー
- ベンチに向かい、雄たけびを上げる中野
- 最初にいい流れをつくった主将の大槻
- 敗戦し、悔しい表情を見せる盛武
- プレッシャーとも戦い続けた青山
- ダブルス後の髙取は圧巻のプレーダブルスで敗戦し相手ベンチのボルテージはマックスに
- ダブルス後の髙取は圧巻のプレー
- 今だ全敗の佐藤はそろそろ勝利をあげたい
- ベンチ選手も声を枯らしながら応援を送った