【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第8節 法政大2-1桐蔭横浜大 森俊貴が待望の今季リーグ戦初ゴール!昨季大敗の桐蔭横浜大に会心の勝利!!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第8節 法政大ー桐蔭横浜大
2018年6月3日(日)
味の素スタジアム西競技場
味の素スタジアム西競技場での桐蔭横浜大との一戦。桐蔭大には昨季、同地での対戦で大敗しており、因縁の戦いでもあった。試合は開始から法大が主導権をにぎり相手を圧倒。後半中盤までに2点をリードし余裕の試合展開を見せたが、78分の失点を皮切りに完全に守備に転じた法大。なんとか相手の攻撃を耐えぬき、値千金の勝ち点3を獲得した。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 1 桐蔭横浜大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
24分 | 得点 | 法政大学 | 青柳燎汰 | 1-0 |
58分 | 交代 | 法政大学 | 平山→ディサロ | |
61分 | 得点 | 法政大学 | 森俊貴 | 2-0 |
72分 | 交代 | 法政大学 | 下澤→大西 | |
78分 | 得点 | 桐蔭横浜大学 | イサカゼイン | 2-1 |
89分 | 交代 | 法政大学 | 紺野→竹本 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
21 | GK | 中野小次郎 | 経済2・徳島ヴォルティスY | 1・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 8・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 2・0 |
2 | DF | 森岡陸 | 現福2・ジュビロ磐田Y | 3・0 |
16 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 7・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 8・1 |
33 | MF | 下澤悠太 | 社会3・柏レイソルY | 2・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 8・2 |
14 | MF | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY | 4・0 |
17 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 7・1 |
10 | FW | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 | 2・2 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 4・0 |
26 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 4・0 |
32 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 2・0 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 8・0 |
29 | MF | 竹本大輝 | 経済2・成立学園高 | 3・0 |
34 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY | 1・0 |
9 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 8・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 早稲田大 | 19 | 8 | 6-1-1 | 17/11 | 6 |
2位 | 専修大 | 15 | 8 | 5-0-3 | 10/13 | -3 |
3位 | 駒澤大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 18/12 | 6 |
4位 | 明治大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 12/8 | 4 |
5位 | 流通経済大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 16/13 | 3 |
6位 | 法政大 | 13 | 8 | 4-1-3 | 13/14 | -1 |
7位 | 順天堂大 | 12 | 8 | 4-0-4 | 19/12 | 7 |
8位 | 桐蔭横浜大 | 10 | 8 | 3-1-4 | 12/12 | 0 |
9位 | 筑波大 | 9 | 8 | 2-3-3 | 9/11 | -2 |
10位 | 東京国際大 | 9 | 8 | 2-3-3 | 7/12 | -5 |
11位 | 東洋大 | 6 | 8 | 1-3-4 | 7/15 | -8 |
12位 | 国士館大 | 4 | 8 | 1-1-6 | 9/16 | -7 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月8日 | 駒澤大 | 〇3-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月15日 | 東洋大 | △2-2(詳細) | 県立保土ヶ谷サッカー場 |
3 | 4月29日 | 東国大 | 〇3-1(詳細) | 相模原ギオンスタジアム |
4 | 5月3日 | 筑波大 | ●0-2(詳細) | 柏の葉公園総合競技場 |
5 | 5月6日 | 明大 | ●0-2(詳細) | 前橋総合運動公園サッカー場 |
6 | 5月20日 | 国士大 | 〇1-0(詳細) | 味の素スタジアム西競技場 |
7 | 5月30日 | 早大 | ●2-5(詳細) | 法大城山グラウンド |
8 | 6月3日 | 桐蔭大 | 〇2-1 | 味の素スタジアム西競技場 |
9 | 6月10日 | 専大 | 味の素フィールド西が丘 | |
10 | 6月17日 | 順大 | 佐倉市岩名運動公園陸上競技場 | |
11 | 6月30日 | 流経大 | 柏の葉公園総合競技場 |
マッチレポート
前節、ホーム城山Gで早大相手に5失点大敗と屈辱を味わった法大。連敗阻止、そして上位浮上を目指し桐蔭大との一戦に挑んだ。
前節からのスタメン変更は4人。前節途中出場でゴールを決めた青柳が今リーグ初スタメンなど大幅にメンバーを変更した。
試合開始から法大は積極的に攻撃を仕掛ける。5分、下澤悠太のパスに反応した森俊貴が左足でシュートも枠外。10分、11分と立て続けに法大がシュートを放つ。桐蔭大も13分、鳥海芳樹のロングフィードを受けたイサカ・ゼインが右足でシュートもわずかに枠を外れる。攻守の切り替えが激しい展開がしばらく続く中で迎えた24分、右サイドでボールを持った紺野和也が中に切れ込みクロスをあげる。そのクロスを森がヘディングで折り返しそのボールを最後は青柳燎汰がゴールを流し込み待望の先制点を取る。その後ロングボールを多用してくる相手に押される場面がみられるも森岡陸、加藤威吹樹を中心としたDF陣でなんとか守り抜き、1-0で前半を折り返す。
後半に入ると法大はいきなりピンチを迎える。10分、法大が前がかりになった状態で中盤の位置でボールを失い相手のカウンターを食らう。ここは相手のシュートが枠に外れ、なんとかピンチを乗り切る。それ以降、紺野、森を中心とした両サイドを起点に攻撃を組み立てゴールに迫る。そして61分、下澤の右からのコーナーキックに森が右足で合わせリードを2点に広げる。その後法大が完全にポゼッションで相手を上回り、一方的な試合展開になると思われたが78分、バイタルエリア内中央でボールを受けたイサカ・ゼインが強烈なミドルシュートを放ち、これがゴールネットに突き刺さり、法大のリードは1点に。失点以降、流れが一気に相手に傾き厳しい時間が続くも11人全員の体の張った守備でなんとか得点を許さない。アディショナルタイムに森岡が負傷退場し10人になるもそこもなんとか耐え抜き試合終了。苦しみながらも勝ち点3をもぎ取った。
次節は現在3連勝中で2位と最も勢いのある専大との一戦。厳しい戦いが予想されるがこの試合に勝利し一気に流れをつかみたいところである。(草野慧)
監督・選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
前節ホームで悔しい負け方をして、今日連敗するのか勝ち点3を取るのかといったところで、守備組織を作るといったところからしっかりできていました。1失点しましたけど、中野(小次郎)もデビュー戦でしたが集中してやってくれました。早稲田戦では最終ラインも簡単にいかれるような状況だったのですが、そこは修正してくれました。よく戦ってくれたかなと思います。
ー早大に敗れてから中3日でチームに落とし込んだことは
奪われてすぐのパスに対して対応できなくてそのままいかれたりとか、斜めのランニングや背後のランニングに対して付いて行かなくてそれでやられたりとかやられ方が簡単すぎるといった状況で、そこの守備組織をしっかりと作るという作業は次の日からすぐにやったので、そこはできたかなと思います。
ー前節からボランチの位置で下澤悠太選手を起用していますが
マイボールの時間はポゼッション能力が高いので、早稲田戦も前半は圧倒していたと思うのですが、そこのキーマンになる選手ですので下澤は起用しています。後半15分から体力が落ちて、そこからの質というのは彼の課題ですけど、そこのポゼッション能力を期待してのことです。
ーシュートで終わらせる意識が高かったように見えましたが
前節の5点目の取られ方も、人数をかけてパスを入れてクリアされてという状況で、もちろん守備も準備しておかないといけないですがその前にはっきりとシュートで終わっておけば詰められるということもないですし、ゴールキックも組織を作って対応できると思うので、そこらへんの徹底をしないといけないという話をしました。
ー次節に向けて
今年は連勝していないので、そこだけですね。あとは集中応援があるので、応援してくれる人を増やすという意味でそういった注目されるゲームで勝つというのは重要ですし、連勝するというのも重要なのでしっかりと勝てるように準備していきます。
青栁燎汰
ー試合を振り返って
前節早稲田に負けて、全体的にみんな落ち込んでいたんですが、そんな中粘り強く戦って勝ち切れたので自信に繋がったと思います。
ー2試合連続のゴールですが
今日のゴールは練習でも多く出ていた形だったので、それを決められたのは自信に繋がります。
ー去年のリーグ戦では連敗していますが、それに関してチームで話したことは
桐蔭大にはここ(味スタ西競技場)でも大敗していて、試合前のミーティングでその借りを返そうとみんなで話し合いました。
ー次節に向けて一言
次節は集中応援で、色々な人が応援に来ると思うので、強い法政を見せられるように頑張りたいと思います。
森俊貴
ー今日の試合を振り返って
前節あのような負け方(2-5)をしたので連敗だけは避けたいとチームの中で話していたので失点はしましたがなんとか勝つことは出来たので良かったです。
ー前節大敗してから中3日での試合になりましたがその中で特に取り組んだことは
前線はとにかく決めるとこを決める。そしてディフェンス陣はロングボールの対応、背後をとられた時の対応、ディフェンス間の距離感を意識した練習を取り組んできました。
ー試合全体を通してシュートの意識が非常に高かったと思いますが
とにかくシュートを打たないと点は入らないので点を取るという強い意識がこのプレーに表れたと思います。
ー1ゴール1アシストという結果については
決定機は今まで何度かあった中でリーグ戦では点を決めることが出来なく、ゴール前でのプレーの質が悪いことが自分の課題だったのでその中でこういう結果を出せたのは良かったと思います。
ー後半終盤、1点返されてから相手に流れがいってしまいましたが
失点後にみんなで集まった時にみんなが前向きな気持ちを持っていたのでなんとか守りぬけるとは思いました。最後、森岡が抜けてしまいましたがそこを(大西)遼太郎やヤギ君(青柳)とかが穴を埋めてくれたのでなんとか最後まで守りきることが出来ました。
ー次の試合に向けて一言
今リーグ戦まだ一度も連勝をしていなく、また集中応援もあるのでなんとか勝って流れに乗れるようにしたいと思います。
フォトギャラリー
- 青柳は2戦連発と好調
- 2戦続けての先発となった平山
- 初先発ながら臆することなく活躍した中野
- 森岡は試合終盤に無念の負傷退場
- 監督からの信頼を勝ち得た下澤
- 突破を試みる紺野
- ゴールを喜ぶ森
- 値千金の勝利に歓喜