【ハンド】2018年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第3節 対筑波大 圧倒的得点力を誇る筑波大になす術なし… ディフェンスに課題を残す悔しい敗戦
2018年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第3節 対筑波大
2018年9月8日(土)
国士舘大多摩キャンパス
今節の対戦相手は、現在首位に立つ筑波大。圧倒的な得点力と、堅牢なディフェンスを兼ね備えており、その得失点差はすでにダントツだ。一方で開幕連敗中の法大は、ここで大金星を挙げ大波に乗りたいところ。だが、体格のまさる筑波大の猛攻に、ディフェンスから流れを作ることができず。25-35と実力差を感じさせられる敗戦を喫した。
試合結果
トータル試合結果
25 法政大学 |
14 | 前半 | 20 | 35 筑波大学 |
---|---|---|---|---|
11 | 後半 | 15 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
21 | GK | 仲村充 | 社会4・藤代紫水 | 0 | 0 |
3 | CB | 山本祐輝 | 社会3・浦和学院 | 1 | 10 |
4 | RB | 沖山葉太 | スポ健4・法政二 | 1 | 2 |
26 | RW | 本田悠也 | 社会2・大分 | 1 | 5 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 8 | 23 |
7 | LW | 田島走 | 社会4・藤代紫水 | 3 | 11 |
33 | PP | 橋口博隆 | 社会1・雄城台 | 2 | 6 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
16 | GK | 深井亮太 | 理工4・ 浦和学院 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健3・雄城台 | 6 | 9 |
13 | RB | 服部流征 | 経済3・高岡向陵 | 1 | 1 |
10 | RW | 黛祐貴 | 経済4・富岡 | 0 | 0 |
22 | RW | 本田拓海 | 社会3・法政二 | 1 | 3 |
18 | LW | 小林昇太 | スポ健・法政二 | 0 | 0 |
25 | PP | 柿沼健吾 | 社会2・藤代紫水 | 1 | 1 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-負 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 筑波大 | 3-0-0 | 107 | 66 | 41 | 6 |
2位 | 日本大 | 2-0-1 | 92 | 84 | 8 | 4 |
3位 | 中央大 | 2-0-1 | 76 | 69 | 7 | 4 |
4位 | 国士舘 | 2-0-1 | 85 | 84 | 1 | 4 |
5位 | 立教大 | 2-0-1 | 77 | 86 | -9 | 4 |
6位 | 明治大 | 1-1-1 | 79 | 76 | 3 | 3 |
7位 | 日体大 | 1-0-2 | 76 | 79 | -3 | 2 |
8位 | 東海大 | 1-0-2 | 73 | 89 | -16 | 2 |
9位 | 早稲田 | 0-1-2 | 69 | 78 | -9 | 1 |
10位 | 法政大 | 0-0-3 | 72 | 95 | -23 | 0 |
春季リーグ戦結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 9月1日(土) | 国士舘 | ●24-28 | 日大八幡山 |
2 | 9月2日(日) | 日本大 | ●23-32 | 日大八幡山 |
3 | 9月8日(土) | 筑波大 | ●25-35 | 国士大多摩 |
4 | 9月9日(日) | 中央大 | ― | 国士大多摩 |
5 | 9月22日(土) | 早稲田 | ― | 日体大健志台 |
6 | 9月23日(日) | 立教大 | ― | 明大和泉 |
7 | 9月29日(土) | 明治大 | ― | 国士大多摩 |
8 | 9月30日(日) | 東海大 | ― | 中大多摩 |
9 | 10月6日(土) | 日体大 | ― | 国士大多摩 |
戦評
開幕から連敗と悪いスタートを切った中で迎えた第3節。なんとか良い流れを作りたい法大が相対するは強靭な体格を誇る筑波大。春季リーグで大敗を喫している相手に、今季も大苦戦を強いられた。
試合は筑波大ボールでスタート。最初の相手のセットオフェンスを止め、速攻で松岡寛尚(経3)が華麗に先制点を決める。その後、序盤はお互いに速い攻撃で激しく点を取り合うハイペースな展開に。体格でまさる相手にコンビネーションで崩そうとオフェンス陣が奮闘し、山本晃大(スポ3)、田島走(社4)などのシュートで食らいつく。しかし、やはり強敵・筑波大。体の強さを生かしたポストプレーや、ディフェンスの上からの強烈なシュート、さらに法大のパスミスから確実に点を積み重ねられ、前半を14-20の6点ビハインドで折り返す。
後半からは本田拓海(社3)、服部流征(経3)を投入。流れを変え、一気に大量得点を狙いたい法大だったが、シュートを決めきれない。対する筑波大は中央からの強烈なシュートに加え、サイドからのループ、スピンシュートといった技術も見せつけ、36分時点で13-24とその差を11点に。法大はたまらずタイムアウトを取る。タイムアウト後、服部が待望の今季初得点を挙げ、チームを盛り上げると、続けて橋口博隆(社1)のシュートで2連続得点を挙げる。ここから巻き返しを図りたい法大。しかし、全く点を取れないわけではないものの、相手の攻撃を止められず、差が縮まない。最後まで大量得点の場面は見られず、結果的に25-35の10点差で大敗。無念の開幕3連敗を喫した。
昨季、失点数という面で課題が残り、その改善に努めてきた。しかし、今日の試合でも35失点と未だその課題は残り続けている。オフェンスの面でもなかなか流れがつかめず苦戦を強いられている今季、まずディフェンスで守り切り、速攻につなげる形を作りたい。(山﨑有馬)
インタビュー
沖山葉太
—今日の試合を振り返って
今日の試合は、筑波相手によく点が取れていたんですけど、ディフェンスが全く出来ていなくて自分たちのペースで試合できなかったのが、敗因だと思ってます。あと、ディフェンスが守れなかったにもかかわらず、こっちは速攻をガンガン仕掛けてハイペースな展開に持ち込んでしまったことも敗因だと思います。
—筑波大の警戒していた選手は
ポストの山口選手は、身長が高くてフィジカルも強いので警戒していました。あと、エースの伊藤選手も警戒してたんですけど、前半後半ともに2人にやられてしまったので、もっと駆け引きしてこっちから仕掛けていくようなディフェンスをすればよかったと反省してます。
—明日の中央戦に向けて
これまで全敗しているので、どうにかして勝ちたいです。戦術よりもまずは、気持ちの面で負けないようにして、意識を高めて勝ちたいと思います。
山本晃大
—今日の敗因は
ディフェンスが守れなかったことです。ポストにやられてしまっていて、相手が僕たちにやられたいことをやってしまいました。ディフェンスで守りきれないので速攻もできませんでした。その悪循環で悪い流れがずっと続いて、点を取れるのはセットオフェンスしかなかったですね。ディフェンスが守れて、速攻で攻撃するっていうのが一番いい形だと思うんですけど、3試合ともそれができてないと思います。
—後半では点を取っていました
速攻にいこうと作戦を変えました。
—事前の対策というのは
やっぱりフィジカルが強いチームなので、当たり負けしないようにしっかり当たっていくということを意識していきました。
—リーグ戦3連敗を喫しましたが
本当にこのままいくと入れ替え戦行きなので、それだけは避けたいです。上位入賞を狙うことよりも、入れ替え戦回避を最優先に考えてこれからの試合に備えていきたいです。
—(3連敗して)チームの雰囲気は
雰囲気としては良くはないですね。明日勝てば、また違ってくるとは思います。
—今季様々なことにチャレンジしていますが
ディフェンスが噛み合ってないことは聞いています。修正しないといけないですね。
—中大戦に向けて
中大も筑波大みたいなフィジカルが強いチームなので、ディフェンスで守れてたらいいゲームができると思うので頑張ります。
フォトギャラリー
- 田島はサイドに回ってきたチャンスを逃さず3得点
- オフェンスでの出場機会を増やしている沖山
- 味方を活かしつつ、自身も6得点を獲得した山本晃
- 強烈なシュートを叩き込んだ山本祐
- RBもRWもこなす本田悠は戦術の引き出しを増やす
- 3試合連続のスタメン出場となった橋口
- セットオフェンスでも活躍し、安定した得点力を見せた松岡
- 筑波大の猛攻を止めにかかるも、歯車はうまくかみ合わなかった