【バドミントン】第69回全日本学生選手権 団体戦 男子 あの日の悔し涙から1年 紆余曲折を経てつかみ取った笑顔の『準優勝』!!
2018年10月13日(土)、14日(日)
向日市民体育館、ハンナリーズアリーナ
昨年はベスト8で涙にぬれ、今年こそはとリベンジに燃える男子。初日を順調に突破すると、準々決勝、準決勝でも課題となっていたダブルス陣が快勝するなど、順調に勝ち進んでいく。決勝では惜しくも早大に敗れたが、見事準優勝で昨年の雪辱を晴らした。
試合結果
詳細結果
試合 | 対戦校 | 試合詳細(後者が対戦相手) |
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1回戦 | 関西大 | S1○嶺岸2-0中村(21-14、21-12)、S2○桐田2-0池田(21-11、21-19)、D1○山澤・藤原2-0田中・中嶋(21-13、21-18) |
2回戦 | 九州国際大 | S1○原口2-0鳥本(21-13、21-16)、S2○野田2-0尾崎(21-17、21-17)、D1○小森園・野村2-0中山・武生(21-18、21-11) |
準々決勝 | 明大 | S1●野田0-2渋谷(14-21、14-21)、S2○嶺岸2-0池田(21-17、21-12)、D1●小森園・野村1-2酒井・仁平(21-15、14-21、18-21)、D2○山澤・藤原2-0武石・西谷(21-19、21-17)、S3〇桐田2-0仁平(21-16、21-15) |
準決勝 | 筑波大戦 | S1●野田0-2牧野(14-21、18-21)、S2○桐田2-0高上(21-17、21-13)、D1○小森園・野村2-1春成・西野(21-18、12-21、21-16)、D2〇山澤・藤原2-0牧野・下川(21-16、21-15) |
決勝 | 早大戦 | S1●桐田1-2小野寺(21-19、17-21、8-21)、S2●嶺岸0-2古賀(9-21、7-21)、D1●小森園・野村0-2小野寺・大林(15-21、18-21) |
戦評
10/13(土) 1~3回戦
1、2回戦では圧倒的な力を見せつけストレートで勝ち上がり、準々決勝である第3回戦へと駒を進めた法大は、明大を対戦相手に迎えた。
第1シングルスの野田悠斗(経3)は相手校の主将と対戦。防戦を強いられ第1、2ゲームとも14-21でストレート負けとなった。
第2シングルスを任せられたのは嶺岸洸(社1)。第1ゲーム序盤には点差をつけられ、危うい場面があったものの、相手のミスをきっかけに流れをものにし、21-17で勝利。そのままの勢いで第2ゲームも獲得、21-12で力の差を見せつけた。
第1ダブルスに出場したのは小森園隆平(社4)・野村拓海(社3)ペア。抜群のコンビネーションでスピード感溢れる攻撃を展開し、21-15で第1ゲームを制す。しかし第2ゲームでミスを連発、勝負は第3ゲームまでもつれ込んだ。終始シーソーゲームを繰り広げるも、後半にネット際でのミスが目立ち、18-21で敗戦。
1-2となり、もう後がない法大。第2ダブルスには山澤直貴(経2)・藤原圭祐(経2)ペアが登場し、抜群のコンビネーションを見せる。山澤が相手の攻撃を粘り強く拾い、藤原がコースをついたスマッシュで決めるという連携プレーで勝ち星を挙げ、勝敗は第3シングルスへと持ち込しとなった。
第3シングルスには主将・桐田和樹(経4)が登場。熱戦が繰り広げられたが、エースの意地でストレートで勝利。明大をなんとか下すことに成功し、翌日へと望みをつないだ。
桐田和樹主将
10/14(日) 準決勝・決勝
舞台をハンナリーズアリーナに移して迎えた準決勝。対戦校は先月の秋季リーグ戦で敗れた筑波大だ。
第1シングルスに登場したのは野田。第1ゲームは長いラリー戦の展開に。相手の配球に振り回されミスが多発しこのゲームを落とす。続く第2ゲームでは粘りのプレーで着々とポイントを重ねる。多彩な攻撃を仕掛け、接戦に持ち込んだもののあと一歩及ばず18-21で敗戦。ストレート負けを喫し、試合後は悔しさをにじませた。
第2シングルスには桐田が出場。相手のスマッシュに苦しめられる場面も見られたが、前後左右に相手を動かすことでミスを誘発させる。順調に点を重ね、ストレートで勝利となった。1-1となり、なんとか先制したい法大。第1ダブルスには小森園・野村ペアが出場した。第1ゲームは息の合ったプレーを披露し、21-18でゲームを奪取する。しかし第2ゲームに10-11でインターバルを挟むと、ミスを連発。連続得点を許し、12-21でこのゲームを取られてしまう。なんとか挽回したい第3ゲーム。2人は積極的に攻撃を仕掛け、次々と点を獲得する。そのまま勢いに乗り、21-16で勝利をつかみ取った。
小森園隆平(右)・野村拓海ペア
第2ダブルスには山澤直貴(経2)・藤原圭祐(社2)ペアが出場。序盤から力強いショットで攻めの姿勢を見せる2人。その後もじわじわと差を詰めてくる相手ペアを振り切り、21-16で第1ゲームを奪う。第2ゲームも藤原のスマッシュが次々に決まり、一気に試合の流れを引き寄せる。終始抜群のコンビネーションを見せて21-15で白星を挙げ、ストレート勝利となった。長らく課題とされているダブルスでの2勝が大きなポイントになり、筑波大に勝利。決勝戦へと駒を進めた。
藤原圭祐(左)・山澤直貴ペア
悲願の優勝は目の前にやってきた。決勝戦の相手は何度も苦汁を飲まされてきた昨年のインカレ王者・早大。
第1シングルスには桐田が出場し、日本代表の小野寺雅之と対戦した。第1ゲームは出だしこそ遅れたものの、相手の隙を狙うショットで徐々に差を詰めていく。11-9でインターバルを迎えると、接戦をものにして21-19でこのゲームを先取する。第2ゲームでもきっ抗した展開は続いたが、13-10から5ポイントを連続して奪われ逆転されると試合は相手ペースへ。スマッシュを効果的に放たれ17-21となった。続く第3ゲームでは勢い付いた相手を止められず8-21で敗戦。黒星からのスタートとなった。
第2シングルスには嶺岸が出場。昨年のインカレ個人戦王者・古賀穂を相手に粘り強いプレーを見せるも、終始相手に翻弄され思うように点が伸びない。長いラリー戦を展開しても決められてしまう場面が目立ち、9-21、7-21という圧倒的な点差で敗戦となった。
嶺岸洸選手
序盤から苦しい状況が続き、第1ゲームを15-21で落とす。ピンチとなったが2人は気迫溢れるプレーを見せ、何とか相手ペアに食らいついていく。強いスマッシュが決まると小森園は大きくガッツポーズ。それに応えるかのように3年生の野村も果敢に攻撃を仕掛けていく。しかし、その巻き返しはほんのわずかに及ばず18-21でストレート負け。終始早大に圧倒され、0-3で力の差を見せつけられる形となった。
小森園隆平(左)・野村拓海ペア
試合後、チームメイトに言葉を贈る桐田主将
課題だったダブルス陣の快勝により、インカレ準優勝という輝かしい結果で4年生の引退を有終の美で飾ることができた法大男子。しかし、悔しさを堪えることはできず、試合後のミーティングではほとんどの選手が涙を流した。4年生が下級生に言葉をかけると嗚咽はさらに大きく響く。しかし、決勝の舞台で全員が全力で戦い抜いた経験はこれからのチームに必ずつながっていくはずだ。「その気持ちを忘れずに来年も頑張ってほしい」と1年間主将を務めてきた桐田。来年こそ、その涙をうれし涙に変えてみせる。
(大政、塚本、村井、渡辺)
表彰式
集合写真①
集合写真②
左から野田悠斗、小森園隆平、春日井一生、一ノ瀬力瑠、桐田和樹選手
藤原圭祐、原口翔多、山澤直貴選手
左から野田、小森園選手(撮影・一ノ瀬選手)
左から上田竜也、春日井、金子優太、阿部文哉選手(撮影・一ノ瀬選手)
監督・選手インタビュー
升佑二郎 監督
ー準優勝という結果については
本当によく頑張ったと思います。リーグ戦も5位になったりビリ争いをしていたなかで、決勝まで来られたのは本当にうれしいですね。
ー筑波大戦では課題となっていたダブルス陣が2勝を挙げました
本当に成長したということだと思います。それが一番うれしいですね。弱かったものが強くなって勝って、チームの勝利に貢献するということがうれしいです。
ー今年1年を振り返って
うまくインカレに(標準を)合わせることができたかなという達成感は少しありますかね。こうやってダブルスが勝ち上がるところをイメージしながら東日本秋リーグと取れたので、よかったかなと。うまくいったかなというイメージがありますね。
ー早大戦では実力者を相手に粘り負けしてしまいましたが、今後の課題などは
日本代表を背負うようなチャンピオンクラスの子たちとの差が分かったし、そこをどう補えるかというところが法政の課題です。法政はチャンピオンチームではないので、力の無いところからスタートして、力をつけて勝っていきたいですね。優勝はできなかったのですが、必ず来年は勝ってくれると思っています。
ー1年生から3年生にはどのようなお話をされましたか
法政はずっと「自由と進歩」を学校の方針にしていいましたが、それはバドミントン部も一緒です。去年はベスト8で、今年は2位で、来年は1位でという形で、各々が進歩していくことが一番楽しいし、それが法政大学に入って得られる大事なことだと思うので、そういった話をしました。
ー3年生のみを集めてお話をされていましたが
今言った「進歩していこう」ということと、あとはやっていいことと悪いことを考えていこうという話です。これからは責任ある立場になって、下級生の人生を背負っているんだよと。そういうところもしっかり考えて責任を持って行動できるようにとお願いをしました。
ー4年生にはどのようなお話を
監督になって2年目で、私としては練習の質をどうしても上げたかったですが、今年は去年より練習の質をキャプテンを中心に上げてくれたので本当に感謝ですね。やっと基盤ができてきたかなと思います。今年は1年生もたくさん入りましたし、基盤が整ってきたと思うので、来年はもっと強いチームになるのでそういった意味では今年の4年生は本当によくやってくれたと思います。
ー団体戦を総括して
本当によく頑張ったということですね。特に明治戦はダブルスが強いので、シングルスが負てもダブルスが1本切り崩して勝てたことが大きいです。筑波大戦については、この1年間でダブルス2つとったことがなかったんですよね。そういったなかでダブルスを2つとったことは進歩を感じられたのでうれしかったです。これもひとつの通過点として、また来年ももっともっと進歩して、強いチームになれるように頑張っていきたいと思います。
桐田和樹 主将
ー決勝戦を終えて今の率直な気持ちは
もう正直早稲田は強いので、2位になれたのは満足してます。
ー今後早大に勝つために法大に必要なことは
やっぱり実力は大事なんですけど、日頃の練習が向こう(早大)の方が質が高くて、もうちょっと質の良い練習をしっかりやれば、そんな引けを取らなくできるとは思うので。全員がレベルアップするということが多分法政には大事なんだと思います。
ー個人のプレーについては
昨日、今日で正直調子は良くて足も動いてたので、今日はちょっと我慢しきれずに負けちゃった感じで。でも最後の団体の集大成としては、すごく満足できるゲームができたと思います。
ー団体戦を振り返って
今回は野田(悠斗)があんまり調子よくなかったので、自分がキャプテンとして絶対勝たないといけない場面が多くて。そこで自分はしっかり気持ちで取りきることを意識してやったのでよかったと思います。
ー団体としては引退となります
優勝させたかったのはあるんですけど、決勝の経験ができることで来年とかにもつながると思うので、そこで負けたことを、悔しがる方がいいですけど悔しがらずにしっかりその気持ちを忘れずに、来年も頑張ってもらいたいと思います。
ーミーティングではどのような話を
とりあえず「自分に着いてきてくれてありがとう」というのと、来年のキャプテンは野村(拓海)で、副キャプテンが野田なんですけど、自分もキャプテンをやってわかったのが、すごい大変なんですよ。やっぱり全員を見て、自分も練習して。それでなおかつ野村の場合はダブルス。シングルスはやらないですけど、どっちも見ないといけないので、そういった場面で苦労もするし、人間関係もすごい大変だと思うので、そこをしっかり頑張れよということを言いました。
ー期待をする選手は
野田はもちろんですけど、やっぱり嶺岸(洸)に頑張ってもらえれば。あいつももしかしたら単複兼ねる場合もあると思うので、そこで嶺岸が強くなれれば、伸び代すごいあると思うし、実力もあるので嶺岸には頑張ってほしいですね。
ー個人戦での目標、意気込み
とりあえず目標は優勝で。まずはベスト8で、全日本総合(の出場権利)を勝ち取るということを目標に。目標というか当たり前にして頑張りたいと思っています。
小森園隆平・野村拓海ペア
ー今大会を振り返って
小森園:リーグ戦もあんまり勝てていなかったのですが、特に筑波戦でダブルスを2本取れたことがインカレでの最大の成長だと思います。みんなの「絶対に勝つんだ」という気持ちがなんとか決勝までの勝ちに繋がったんじゃないかなと思います。
野村:僕は今年けがであまり試合に出られていなかったのですが、そんななかでも出してもらえて、筑波戦は自分たちが勝ったことでチームが勝利することができて、そこはひとつよかったところかなと思います。
ー小森園さんはダブルス陣の責任者として1年間やってきたと思いますが
なかなかプレーでは自分は引っ張れなかったですし、ダブルス陣は勝てない時期にチームに迷惑をかけることが多かったのですが、なんとか最後みんなでダブルスで勝とうと、この(出場した)3人と練習でサポートしてくれたみんなのおかげで最後勝てたと思います。自分が何ができたかわからないですけど、がむしゃらに頑張れば勝てるんだぞというところを最後に後輩たちに見せられたかなと思います。
ー野村さんは来年4年生になりダブルス陣を引っ張っていく立場になると思いますが、小森園さんの思いなどどう受け止めていますか
僕はあまり人に言えるタイプではなくて、不器用な部分もあるんですけどその分プレーや行動で示していきたいと思います。ほとんどダブルスしか見ることはできないんですけど、とにかくダブルスを強くすれば来年もっと勝てると思うので、しっかり責任を持って後輩を育てていきたいです。
ー去年のベスト8から大きく躍進した結果となりましたが去年の卒業生への思いなどは
小森園:去年の4年生は自分が一番お世話になりましたし、試合前も頑張れよって言ってくれたり、練習に来てくれたりしました。そういったチーム力は去年も今年も同じくらいだと思います。去年の方がメンバー的には強かったと思いますし、自分たちの代に比べれば頼れる4年生たちがそろっていたんですけど、去年負けた悔しさを今年晴らしてくれと言われていました。優勝することはできませんでしたが、準優勝という結果は残せたので、喜んでもらえれば幸せだなと思います。
ー後輩にはどんな言葉をかけましたか
小森園:まだまだ体も精神的にも出来上がっていない部分が多いと思います。でも、自分よりバドミントン自体が上手い人が多くて、そこさえできれば自分なんかより全然強いと思いますし、まだまだ強くなれる素質を全員持っていると思うので、一日一日の練習をがむしゃらに、一球を大切にしてほしいです。来年なんてすぐ来てしまうので、毎日の練習を大切にしてほしいですね。今の後輩たちはすごくかわいくて可愛がっていたので頑張ってもらいたいです。
ーミーティングでの4年生の言葉を受けてどういったチームにしていきたいですか
野村:その代その代で雰囲気などは違うと思うので、自分たちの代らしい雰囲気をつくっていきたいです。自分は真面目だけが取り柄なので、厳しくやっていきたいと思います。去年はあまり言うべきことも言えないことがあったので、そういったことはしっかり言って、(同期の)野田や春日井に和らげてもらうようにしようかなと思います。練習などしっかり考えて、来年こそ優勝できるようにしっかり責任を持って頑張りたいと思います。
ー今大会の団体戦を総括して
小森園:最後まで野村と組むのはインカレが初めてだったんですけど、とても頼りになりました。頼りっぱなしになった部分は多いんですが、なんとか自分たちが勝ってチームが勝つということが筑波戦でできました。応援もそうですが、1年生から4年生が団結してこのチームで勝つんだという気持ちが強かったです。このインカレで、このチームでバドミントンができたことが自分のバドミントン生活で1番幸せな時間でした。
野村:リーグ戦はけがで出られていなくて自分が1番不安に思っていて、ペアが固定されていなかったりしていたのですが、それでも最後小森園さんと組めて、明治戦では負けてしまったのですが、筑波戦でしっかり勝つことができました。小森園さんと組めたことがすごくうれしかったです。最後の最後に勝てなかったので来年こそはああいうところでも勝てるように、切り替えて頑張っていきたいと思います。
藤原圭祐・山澤直貴ペア
ー今日の試合を振り返って
藤原:個人的にはダブルスで全部勝てて、よかったと思いますが、チームとしては負けてしまったので悔しいです。
山澤:去年からあんまり団体戦で貢献していなくて、今回ようやく貢献できてよかったんですけど、今の4年生と勝ちたかったんで、それができなくてすごく悔しいです。
ー先ほど小森園選手からはどのような言葉をかけられたのか
藤原:勝ってくれてありがとうって言われて、来年も絶対負けないようにと言われました。
山澤:個人戦切り替えてやって、来年も頼むぞと言われました。
ー来年から上級生になりますが
藤原:来年からは自分のことだけではダメなので、まずは自分のことをしっかりやって、あとはチームのことをしっかりとサポートして引っ張れるようになりたいです。
山澤:来年以降は下級生の数が今以上に多いので、上級生は少ないんですけど、しっかり後輩とチームを盛り上げていきたいです。
ー明日以降の個人戦、来年に向けて
藤原:個人戦はシングルだけなんでまず明日しっかり休んで、ベスト8以上なら全日本総合出られるのでまずはそこを目指して頑張っていきたいです。来年はインカレだけではなくて東も秋も全部で優勝していきたいです。
山澤:個人戦についてはダブルスで桐田さんと一緒に全日本総合目指して頑張っていきたいです。シングルに関してはベスト4を超えられるようにしたいです。来年は団体も個人も東も秋も優勝できて、全日本総合でベスト8以上には入りたいです。
野田悠斗
ー準優勝です
小学生の頃からバドミントンを始めて、全国で2位というのは初めてなので結果だけ見たらとてもうれしいのですが、自分は明治で負けて、筑波で負けているのでチームに貢献できていないなと。とても悔しいです。
ー準決勝での対戦を振り返って
いつもは勝てる相手にインカレで負けてしまって。今までインカレのために練習してきたのに、何してるんだって。
ー今後の改善点は
会場とか羽根とか。飛びやすかったり飛びにくかったり、見えやすかったり見えにくかったりするのですが、今回は飛ばない羽根というやつで。我慢しないと決まらないと分かっているのに、相手より自分が我慢ができませんでした。結局自分から崩れてどうすればいいのか分からなくなって。だから、練習でも色んな環境を想像してやったり、羽根が飛ばなくても決まる球が打てるように、配球を練習していきたいと思います。
ー来年は最高学年です
自分が出たら勝てるように、強くなりたいです。出たら1本取れるとみんなに思ってもらえるような、絶対的な人になりたいです。
ー監督からどんなお話がありましたか
進歩ということを話されました。来年は絶対に進歩しなければならないと。
ー最後に個人戦の目標をお願いします
小森園さんと組んでダブルスで出るんですけど。団体で迷惑をかけたので、個人戦で結果を出せるように頑張っていきたいと思います。
嶺岸洸
ー初めてのインカレだが
緊張しますね(笑)。4年生が最後なので、4年生のためにも絶対に勝たないといけないですし、プレッシャーがあります。
ー1回戦第1シングルス、余裕の勝利を収めたが
余裕はなかったですよ(笑)。開幕戦だと、内容がすごく求められて。出だしが良ければ、チームもそのままいい雰囲気でいけるので、内容にこだわって試合をしました。
ー今大会を振り返って
大事なところで勝ちきれず、悔しかったです。
ー決勝戦では古賀穂(早大)選手と2度目の対戦となったが
やはり今回は実力の差を感じさせられました。
ー4年生にとって最後の団体戦だったが
本当に悔しいです。自分が勝っていればと思うと、申し訳ないです。
ー来年はどうしていきたいか
単複両方で活躍できる選手になりたいです。
フォトギャラリー
- 主将として、試行錯誤を重ねながら部員をまとめてきた桐田
- 副将として、勝てない時期のダブルス陣を支えた小森園(左)(右・野村)
- 不調に苦しむ野田だが、本来の粘り強いプレーを取り戻してほしい
- この1年でダブルスの1本として、成長を見せた藤原(右)・山澤ペア
- 桐田主将②
- 応援でチームを支える一ノ瀬(右)、金子優
- 筑波大に勝利し、喜びをあらわにする選手たち
- 来年は主将として法大を背負っていく野村(左)、(右・小森園)