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【バスケ】第35回京王電鉄杯 最終日 序盤主導権を握りながらも逆転負け。関東トーナメントへ課題を残す

バスケットボール

【バスケ】第35回京王電鉄杯 最終日 序盤主導権を握りながらも逆転負け。関東トーナメントへ課題を残す

第35回京王電鉄杯 対中央大
2019年4月13日(土)
エスフォルタアリーナ八王子

 Aブロックを4位で終えた法大は、最終日同じくBブロック4位の中大と対戦。第1Qで12点差をつけるなど最高の立ち上がりを見せたが、それ以降は徐々にリードを詰められ、遂には第4Qに試合をひっくり返されまさかの逆転負けを喫した。2週間後に迫った関東トーナメントに向け、様々な収穫、課題が見つかった今回の京王電鉄杯となった。

DSC 0942 R
ルーキーながらシュート力の高さを見せつけた澁谷

試合結果

試合結果:中大戦

78
法政大学
24 1Q 12 83
中央大学
20 2Q 26
19 3Q 18
15 4Q 27

 

戦評:中大戦

  京王電鉄杯の最終日を迎えた法大。相手は今季2部に降格したばかりの中大。第1Qの主役になったのは法大の切込隊長#30水野幹太(法3)だ。鮮やかなアウトサイドシュートを次々に決め、点差を広げる。さらに#15米山滉人(営4)との息ぴったりのコンビネーションプレーもあり、序盤から水野がコート上で存在感を示した。
 続く第2Qは中大の反撃を徐々に受ける形となった。中大のオフェンスリバウンドが増えボールを支配される時間が長くなる。法大も選手を多く起用しこれに対抗して、44-38と6点リードして前半を終えた。
 第3Qも水野と#24鈴木悠介(法4)の合わせや、#34濱田裕太郎(文3)の執念のブロックなどもあり流れを両チームとも掴めないまま第4Qを迎える。しかし第4Qに入ると中大が主導権を握る。法大はターンオーバーから徐々に点数を重ねられ終盤で逆転される。結局最後は追いつけぬまま78-83で敗北を喫した。
 新チームになって挑んだ京王電鉄杯。黒星こそ多い結果となったが、新チームならではの嬉しい誤算もあった。それは今月法大に入学したばかりの1年生、#2澁谷錬(法1)だ。第1Q途中から出場すると前半だけで4本の3Pシュートを含む二桁得点をあげる活躍を見せた。関東大学選手権大会まであと2週間。フレッシュな力を加え、『ORANGE』は虎視眈々と準備する。(鈴木滉平)

選手インタビュー

佐藤俊二監督

 ー京王電鉄杯で5試合戦いました。チームとしてはどのような大会になったでしょうか
練習でやっていること、やりたいことはある程度出来ていた部分もあったから、それは良かったと思うし。逆に出来ていない部分もはっきりしたから、トーナメントまでそういった部分を修正できるように練習をしっかりやっていきたいです。

ー大会を通じてたくさんの選手を起用することができました。監督から見て良かった選手は
今日に関していえば、澁谷(錬)とかはスリーがすごく入っていたし。あとは米山(滉人)はキャプテンになってから責任感持ってプレーしてくれているし、チームへの声かけも一生懸命やってくれているので、去年と比べかなり変わったというのは頼もしいです。プレーというより心の部分で「ハードワークしよう」といった声かけとかはいい働きをしてくれているなと思っています。

ー後半になると特に経験値のある選手とフレッシュな選手にディフェンスなど細かなチームプレイの部分で差が出ているように感じます
フィジカルの部分で自分のベストを何分維持できるかというのもあるし。みんな体力が100の時は当然いいプレーができるけど、フィジカルが削られた時にどれだけ発揮できるかという面においては(中村)太地や(水野)幹太は多少差があるかなと思います。いかにうまく起用するかはこっちの役割なので、出てる選手は与えられたプレータイムを全力でやりきることに集中してくれればいいかなと思います。

ー大会を通じて浮き上がってきた課題は
言い続けていることだけど、ハードワークをしなきゃいけないと。デフェンスのディナイやスクリーンアウト、ルーズボール、ディフェンスリバウンドといった当たり前の事のレベルを上げていかないと、2部では勝てていたところが、体格差のある1部では勝てないので。普段の練習から意識していかないといけないので、選手自身で気づいてくれればなと思います。

ー体格差の面でいうと、インサイドはかなり厳しい戦いが強いられることが予想されます
この大会に関しては細かい対策はしていないけれども、やっぱり1人で守るには限界があるからチームで守るという事を意識させたいなと。いかに相手が嫌がる事を理解して、しっかり整理した上でチーム全体で共有してやっていきたいなと思います。

ー最後にトーナメントに向けて意気込みをお願いします
今年はフィジカルとしても今までより大きな方で、間違いなく勝負の年になると思います。チームの目標はベスト8という感じだけど、僕自身は常に優勝を目指しているので、1つでもいい結果につながるよう頑張っていきたいです。

米山滉人主将(営4)

ー今日の試合を振り返って
うちの一番甘いところの決めるところで決めきれなかったり、離すところで離しきれなかったりという悪いところがすごく出た試合だったと思います。

ー中大の印象は
個々の力で言ったらうちの方が上だと思うので、確実にオフェンスリバウンドだったり、誰でもできるやりきらなきゃいけないところを相手チームがしっかりやってきたという感じです。

ー最終クォーターで逆転された原因は
ハードワークだったり徹底しなければいけないリバウンド、そういうところをうちが力を抜いて相手がしっかりとやってきたというところです。

ー1年生の澁谷(錬)選手が活躍されました
フレッシュな1年生が活躍してくれることはすごいうれしいことですし、1年生が底上げしてくれると上級生もしっかりやらなきゃと思うので、これからもっと活躍してもらいたいなと思います。

ー今日の試合で良かったところは
いつも通り練習通りのプレーができたところは評価していいのかなと思うんですけど、逆に練習通りすぎていつもの練習の悪いところが出てしまったと思います。

ー春の関東大学選手権大会に向けてお願いします
1回戦江戸川大、2回戦専大ということで専修の壁というベスト8は毎年越えられてないので今年こそはしっかり越えていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0942 Rルーキーながらシュート力の高さを見せつけた澁谷
  • DSC 0945 R水野はゲームメーカーとして終始的確な指示を出し続けた
  • DSC 1007 Rキャプテンとしての自覚が芽生え、常にチームを盛り上げる米山
  • DSC 1015 R千代はドライブ、シュートなど今日も高い身体能力を活かしたプレーを披露
  • DSC 0994 R京王電鉄杯初出場の古川、今後の活躍に期待がかかる
  • DSC 1060 R外国人選手と渡り合うべく、さらなるスキルアップが求められる鈴木
  • DSC 0954 R前線から果敢にプレッシャーをかけるなど縦横無尽にコートを駆け巡った柴田
  • DSC 1126 R試合終盤、全員で作戦を練る姿も

 

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