【サッカー】第93回関東大学サッカーリーグ戦 第3節 法政大1-0順天堂大 途中出場の佐藤大樹が値千金の決勝ゴール!苦しみながらも強敵順大から勝ち点3を奪う!
第93回関東大学サッカーリーグ戦 第3節 法政大ー順天堂大
2019年4月28日(日)
味の素フィールド西が丘
強敵順大に勝利し、勢いに乗りたい法大であったが、試合は終始順大ペースで進む。順大のポゼッションに苦しみ、何度もゴールに迫られるもGK山岸健太を中心に何とか得点を許さない。互いにゴールが奪えないまま試合はスコアレスで終わる思われたが、87分に試合が動く。途中出場の佐藤大樹がサイドからのパスに抜け出し、1対1を冷静に沈め、待望の先制点を奪う。この1点を最後まで守り抜き、GW三連戦の初戦を勝利で飾った。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 0 順天堂大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
55分 | 交代 | 法政大学 | 下澤→長谷川 | |
69分 | 交代 | 法政大学 | 竹本→佐藤(大) | |
84分 | 交代 | 法政大学 | 紺野→橋本 | |
87分 | 得点 | 法政大学 | 佐藤(大) | 1-0 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 山岸健太 | 経済4・前橋育英高 | 3・0 |
2 | DF | 森岡陸 | 現福3・ジュビロ磐田Y | 3・0 |
3 | DF | 高木友也 | 経済3・法政第二高 | 3・0 |
5 | DF | 加藤威吹樹 | 経済4・サンフレッチェ広島Y | 3・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福3・新潟明訓高 | 2・0 |
6 | MF | 大西遼太郎 | 社会4・ジュビロ磐田Y | 3・0 |
10 | MF | 下澤悠太 | 社会4・柏レイソルY | 2・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福4・武南高 | 3・0 |
17 | MF | 竹本大輝 | 経済3・成立学園高 | 2・0 |
14 | MF | 森俊貴 | 情科4・栃木SCY | 1・0 |
18 | FW | 上田綺世 | スポ3・鹿島学園高 | 3・1 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
21 | GK | 長島卓哉 | スポ4・東京ヴェルディY | 0・0 |
4 | DF | 蓑田広大 | 現福2・青森山田高 | 1・0 |
24 | DF | 宮部大己 | 経済3・法政第二高 | 1・0 |
13 | MF | 長谷川元希 | 現福3・大宮アルディージャY | 3・0 |
11 | MF | 橋本陸 | 経済4・西武台高 | 3・0 |
20 | FW | 佐藤大樹 | 経済2・コンサドーレ札幌Y | 3・2 |
9 | FW | 松澤彰 | 現福4・浦和レッズY | 2・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 明治大 | 9 | 3 | 3-0-0 | 7/0 | 7 |
2位 | 筑波大 | 7 | 3 | 2-1-0 | 8/3 | 5 |
3位 | 中央大 | 7 | 3 | 2-1-0 | 5/2 | 3 |
4位 | 立正大 | 6 | 3 | 2-0-1 | 8/3 | 5 |
5位 | 順天堂大 | 6 | 3 | 2-0-1 | 3/2 | 1 |
5位 | 法政大 | 6 | 3 | 2-0-1 | 3/2 | 1 |
7位 | 駒澤大 | 4 | 3 | 1-1-1 | 4/7 | -3 |
8位 | 桐蔭横浜大 | 2 | 3 | 0-2-1 | 3/4 | -1 |
9位 | 早稲田大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 2/5 | -3 |
10位 | 流通経済大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 4/10 | -6 |
11位 | 専修大 | 1 | 3 | 0-1-2 | 3/9 | -6 |
12位 | 東洋大 | 0 | 3 | 0-0-3 | 0/3 | -3 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月7日 | 中大 | ●1-2 | 山梨中銀スタジアム |
2 | 4月14日 | 早大 | ○1-0 | 中台運動公園陸上競技場 |
3 | 4月28日 | 順大 | ○1ー0 | 味の素フィールド西が丘 |
4 | 5月2日 | 桐蔭大 | 14:00 KO | 相模原ギオンスタジアム |
5 | 5月6日 | 流経大 | 14:00 KO | 龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド |
6 | 5月19日 | 明大 | 13:00 KO | 味の素フィールド西が丘 |
7 | 5月29日 | 立正大 | 18:00 KO | 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 |
8 | 6月1日 | 筑波大 | 13:00 KO | 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 |
9 | 8月4日 | 東洋大 | 18:00 KO | 法大城山グラウンド |
10 | 8月7日 | 専大 | 18:00 KO | 法大城山グラウンド |
11 | 8月10日 | 駒大 | 18:00 KO | NACK5スタジアム大宮 |
マッチレポート
前節では昨季リーグ戦王者の早大を1-0で下し、念願の今季リーグ戦初勝利をあげた法大。連勝を目指したい第3節、法大が迎え撃つのは開幕2連勝中と勢いに乗る順大。実力の高いチームなだけあり、両者一歩も譲らない試合が繰り広げられた。
前半は開始早々、前線の上田綺世や竹本大輝をターゲットにボールを集めるもなかなか上手くいかず、ポゼッションで上回った順大が試合の主導権を握る。また、高めのDFラインを設定した順大の作戦に法大攻撃陣が手を焼き、シュート機会を得ることができない。対して、順大に何度もゴールを脅かされるも、GK山岸健太の活躍が光り、なんとか無失点に抑え0-0のまま前半終了。
ハーフタイムでのミーティングを経て迎えた後半は法大も徐々に勢いに乗り始め、先制点を取りに格闘する。そんな中、順大も攻撃のペースを緩めず、後半の45分間に計7本のシュートを放ち、法大に一瞬の隙も見せない。一進一退の試合の中、スコアレスで試合が終わると思われた矢先、試合を動かしたのは途中出場の佐藤大樹だった。87分、右サイドに流れた上田からのボールに抜け出し、キーパーとの1対1を制し見事先制。この1点が勝敗を分け、苦しみながらも法大が勝ち点3を奪った。
「監督の求めている守備の面でも頑張りたい」と佐藤が語るように、ゴールを決めることができた一方、個人として守備面の課題を口にした。中3日で迎える次の試合は集中応援となる桐蔭横浜大戦。3連勝に向け鉄壁の守備と攻撃陣の爆発にぜひ期待だ。 (桑原美穂)
選手コメント
森俊貴
ー今日の試合を振り返って
自分たちのサッカーが出来ず、耐える時間帯が多かった中、最後に途中出場の(佐藤)大樹が決めてまた、後ろの選手たちが粘って無失点に抑えられたのでよかったです。
ー試合の入り方について
シュートで終わることを意識したのですが横パスが相手に引っかかってカウンターを食らったりして上手くいきませんでした。
ー前半中盤以降、相手に主導権を握られてました。
かなり攻撃陣が最後までやり切ることができないシーンが多くて試合の入りの際と同様にカウンターなどで相手の攻撃のリズムを作ってしまったことが要因だと思います。
ーハーフタイムでの指示は
まずは守備からしっかり入り、そこから攻撃につなげる。そして攻撃は最後までやり切ることを言われました。
ー後半に入って
前半よりもシュートの本数が増えたのは大きいと思います。それでも1点しか取れず、これで3試合連続で1得点なので攻撃陣は頑張らなくてはいけないと思います。
ー得点力不足の要因は
コート全体を3分割したときに1番前でのプレーの質があまり良くなく、自分含めてシュートが枠に入らないことが要因だと思います。もっと落ち着いてプレーできれば少しずつ改善出来ると思います。
ー後半途中、監督、長谷川選手、森選手で会話をしていましたが
あの時は(長谷川)元希も途中から入ってすぐだったのでしっかりボールを受けてゲームを作るように言われ、自分は(高木)友哉が高い位置をとった時のボールへの関与について指示を受けました。相手のボランチの運動量が無くなってきていたのでボランチの間でボールを受けるように言われました。
ー今季初出場でした
チームが始動してから2ヶ月間、チームに対して何も貢献することが出来なかったので今日は少しですがチームの勝利に貢献できたと思います。
ー次に向けて一言
ここからは毎試合出場する気持ちで、ラスト1年なのでチームのために行動していきたいと思います。
佐藤大樹
ー今日を振り返って
どちらのチームもなかなかゴールを奪えない難しい状況で、自分が入った時も攻めれない時間帯で守備を求められていたのですが、その中でゴールを奪えてよかったと思います。
ー順大の印象
ボールをつないでパスを回してくる上手いチームだという印象です。
ー途中出場はいつ頃伝えられたか
試合が始まって10分くらいに伝えられて、いつでも行けるように準備していましたね。
ー相手のDFラインの裏を狙う攻撃が繰り返されたが、具体的な攻撃の狙いは
相手が攻め込んでいてかなりラインを高くしていたので、そこを狙うことを監督から指示されていました。
ー得点シーンは狙っていた形か
ボールを奪って縦に速くというのは狙っていて、結果的にゴールにつながりました。
ー守備の狙いは
攻め込まれる時間が続いて、チーム全体が疲れていたので、途中から出た自分が前から守備をして攻撃につなげてくれという指示でした。
ーチームは2連勝中だが課題をあげるとしたら
今日は特に最終ラインが無失点で頑張ってくれていて、攻撃陣は1点しか取れていないので、次節は攻撃陣が得点を多く奪って圧勝したいですね。
ー暫定でチーム得点王だが
まだリーグ戦始まって3試合、始まったばかりなので、自分が出る試合ではゴールに絡んだり点を取ったりして頑張りたいです。
ー今後に向けて
これからも厳しい戦いが続くと思いますが、自分も結果を残して、監督の求めている守備の面でも期待に応えたいですね。
フォトギャラリー
- 右サイドを駆け上がる関口
- 中盤でボールを裁く下澤
- 今季初出場の森
- 1対1を仕掛ける上田
- 今節もスタメン出場の竹本
- ドリブルで仕掛ける佐藤(大)
- フリーキックのシーン
- 今後の佐藤(大)に期待だ!