【重量挙】東日本大学対抗選手権 インカレ前の団体戦、6人が表彰台を飾り団体準優勝!
東日本大学対抗選手権
2019年6月29日(土)~30日(日)
埼玉県上尾市 スポーツ総合センター
埼玉県上尾市のスポーツ総合センターで行われた東日本大学対抗選手権。新階級に変更されてエントリー人数が増えた今大会。澤登健太郎(キャ2)はじめ、3名が優勝を飾るなど好成績を残す選手も見られたが、中にはけが明けで調整が間に合わず悔しい思いをする選手も見られた。多くの熱戦が繰り広げられた2日間。法大は健闘を見せるも王者日大に29点及ばず惜しくも昨年同様、団体総合2位となり悔しい結果となった。
試合結果
個人成績(丸数字は順位)
階級 | 選手名 | 順位 | スナッチ | クリーン&ジャーク | トータル | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
69kg級 | 古屋敷拓也 | 優勝 | 110 | 113 | 115 | 2位 | 146 | 154 | 162× | 1位 | 269 | 23点 |
73kg級 | 渡邉竣 |
3位 | 125× | 125× | 125〇 | 3位 | 151〇 | 156× | 156× | 5位 | 276 | 16点 |
81㎏級 | 水口雅基 | 4位 | 120〇 | 123× | 123〇 | 4位 | 160× | 160〇 | 164× | 4位 | 283 | 15点 |
89kg級 | 山下憲一 | 2位 | 123〇 | 128〇 | 130〇 | 1位 | 155〇 | 158〇 | 160× | 2位 | 288 | 22点 |
96kg級 | 奥脇開斗 | 5位 | 120〇 | 124〇 | 127〇 | 6位 | 152〇 | 157〇 | 161〇 | 5位 | 288 | 11点 |
102㎏級 | 岡裕智 | 優勝 | 130〇 | 132〇 | 138× |
1位 | 162〇 | 165〇 | 171〇 | 1位 | 303 | 24点 |
舟久保涼介 | 5位 | 125〇 | 130× | 130× | 5位 | 156× | 156× | 156〇 | 7位 | 281 | 10点 | |
109kg級 | 澤登健太郎 | 優勝 | 134〇 | 139× | 139〇 | 1位 | 171〇 | 176〇 | 181× | 2位 | 315 | 23点 |
福本龍馬 | 4位 | 130× | 130〇 | 134× | 4位 | 160〇 | 166〇 | 172× | 4位 | 296 | 15点 | |
+109㎏級 | 宮城昌義 | 2位 | 140〇 | 145〇 | 150〇 | 2位 | 180〇 | 185〇 | 190〇 | 2位 | 340 | 21点 |
戦評
令和最初の団体戦優勝へ。なんとしても栄冠をつかみたいところ、男子71kg級の4年生の古屋敷拓也が先陣を切って法大の流れをつかむ結果を残す。「試合前の練習ではコンディションが良くなかった」と話す古屋敷であったが、スナッチを3本全て成功させ2位につける。ジャークでは1本目の146㌔を挙げた時点で優勝を確定させ、3本目には自己ベスト161㌔を上回る162㌔に挑戦。しかしこれは挙げることができず、自己ベスト更新とはならなかったもののトータル269㌔で見事優勝を果たし、あとの選手たちへ良い流れをつないだ。
73kg級には渡邊竣がスナッチジャーク共に1本づつの成功ながら3位で表彰台に上がる。スナッチは2本目まで不成功。「1本目落として流れがつかめなかった」となかなか良い流れに乗れ中、3本目の125㌔をなんとか成功。しかし、ジャークも1本目の151㌔のみの成功にとどまったが、なんとか表彰台へ。「3位の悔しさを糧にしてしっかり弱いところを修正して全日本で記録伸ばせるように頑張りたい」と全日本大学対抗戦でのリベンジを誓った。
81kg級には1年生の水口雅基が出場。気合いを入れ試技に挑む。スナッチでは123㌔を挙げ、合計2本成功させる。しかし、ジャークでは160㌔の1本のみの成功にとどまる。トータル283㌔で表彰台には一歩届かず4位で終えた。この結果に水口は「悔しい」と涙を流し、今大会を満足いく内容で終えることができなかった。
迎えた2日目。この日に先陣を切ったのは89kg級に出場した山下憲一。1年生ながら強気の試技を披露していく。スナッチは3本全て成功させ、1位で折り返す。ジャークは惜しくも3本目の160㌔を失敗となったが2本目までの158㌔の成功で2位。トータルでは惜しくも1位を逃したが準優勝。堂々とした活躍を見せた。
96kg級には奥脇開斗が出場。けが明けながら安定した試技を見せ。6本全て成功。しかし、思うように記録が残せずトータル288㌔で5位。「ベストから程遠い重量が最後のベスト重量になってしまったので悔しいです」と重い表情を見せた。
続く102kg級には舟久保涼介と岡裕智が出場。舟久保はけが明けということもあり練習が思うようにできない中、コンディションをうまく合わせることができず、スナッチ、ジャーク共に1本ずつの成功にとどまり、記録を伸ばせずトータル281㌔で5位。「情けない結果になってしまってチームに本当に申し訳ない」と悔しさをあらわにした。
一方、岡は全日本学生個人に引き続き圧巻の試技を見せる。スナッチは3本目を失敗となるも、138㌔で1位。ジャークは3本全てを成功させ、171㌔で1位。トータルでも303㌔で1位となり完全優勝を果たす。「ここから先の学生の試合はほぼ全部取るつもりです」と頼もしい言葉を語ってくれた。
109kg級には福本龍馬と澤登健太郎が出場。福本はコンディションがあげられず、スナッチは2本目の130㌔、ジャークは2本成功も166㌔。トータル296㌔で惜しくも表彰台に一歩届かず悔しい結果となる。
一方、澤登は圧巻の試技を見せる。スナッチ、ジャークともに1本ずつ失敗はしているものの、安定した試技を見せ、高い成功率を保ち。結果、トータルで315㌔となり優勝。「体力」という課題が見つかるも、優勝に関しては「単純に嬉しい。優勝するつもりでここまで来てるので優勝できてよかった」と喜びをあらわにした。
最後の種目、+109kg級には世界ジュニア選手権に出場した宮城昌義が出場。世界ジュニアの疲れを感じさせない試技を披露し6本全て成功。惜しくもこの階級の王者、日大の川村正輝には一歩及ばなかったが準優勝となった。「これからどんどん重い重量を触って行きたい」と全日本大学対抗戦に向けてさらなる成長を誓った。
熱戦が繰り広げられた2日間。惜しくも法大は王者日大に29点及ばず団体総合2位。平良朝順監督は「優勝を狙って準備はしてきたので大変悔しい思いもしております」とコメント。全日本大学対抗戦まであと4ヶ月。1人1人がどこまで力を伸ばせるか注目が集まる。次こそ、打倒日大。そして悲願の全日本大学対抗選手権団体優勝だ。(須藤大樹、春名結衣)
監督・選手コメント
平良朝順監督
ー今大会を総括して
ご覧の通り、当然優勝を狙って準備はしてきたんですが、残念ながらまた日大の前に敗れたということで大変悔しい思いをしております。
ー優勝者が3人でましたが
当初からこの3人は優勝してもらわないと困るというメンバーで、10階級ですので89kg級の山下も最後に3本目を挙げていれば逆転されずに優勝というところだったので、4階級は取れたという感じですね。1年生で5本も成功してくれたので良いんですが、ちょっと3階級じゃ日大のほうがあれだけ買っているので、1番を取るということは厳しいです。3名じゃ少ないかなとは思っています。
ー山下選手を含め1年生が2人エントリーしました
81kg級の水口と89kg級の山下と2人でて、水口はそんなに調子が悪くなかったはずなのにちょっと試合で実力が発揮できない、また成功率が悪かったということで思うように点が伸びなかったです。山下については3週間くらい前までひじを怪我したんですが、これも高校時代の古傷で大変心配して選手を変えようかなというくらいまでちょっと追い詰められてはいました。よく治療に専念して回復してくれて、スナッチ130㌔、ジャークは2本取って2位ということで22点を取ってくれたので、もう満点と同じくらいの価値があると思います。
ー世界ジュニア帰りの宮城選手については
宮城も相手が川村(正輝、日大)なので相手が厳しいというのは当初から予想はしていましたので、本人がやりたい140㌔180㌔からスタートさせて、ちょっと荒っぽい試合でしたけど、スナッチは150㌔まで出て、ジャークも3本成功ということで、彼については逆に疲れが取れて良かったのではないかなと思います。
ーセコンドにはOBの方々が入りましたが
今まで私がセコンドをメインでやってはいたんですが、今年度から学連の会長ということであまりうろちょろするのもと自分でも思って、後輩たちに託して現場は任せたという感じですね。
ー今後に向けて
今年こそとはと言い続けて6年が経ちましたが、やっと今日も29点差なんですが、我々の今の力では及ばないですが、もう少し1人1人がレベルアップをはかればあと4ヶ月ちょっとあるので全日本大学対抗戦ではなんとか日大を倒して優勝を取りたいなという風に思っています。
平良直彦主将
ー今大会を振り返って
今回は選手が全体的に調子良くて、今回は新しい階級になっていろいろ戦えるものが増えてきたと思ったのですが、一人一人の成功率などが響いてしまい、他大学に追いつかれる場面があって最終的には完全に抜かれて大差で負けてしまって、本当に悔しい限りです。今回はまた1から勉強という感じで、次の全日本大学対抗戦に向けて力つけて良い結果を報告できるように頑張りたいと思います。
ー1年生や2年生の活躍が見られました
昨年度も1年生が活躍してて、それが学年が上がって着実に力をつけてきていて、1年生も高校生から活躍してる人たちがそのまま流れで記録が伸びて先輩たちもおちおちしてられないなという気持ちがあるのでこの後押しを受けながら次に向けて頑張って行きたいと思います。
ーチームの課題などは
課題としては他大学、1番は日本大学ですが、表現は難しいですが、気合いというところで負けていたかなと思います。今までは記録の大差で負けてるという言い訳ではないですけど、そういう感じだったんですが、今回ばかりは勝負できるところでも日本大学に全て取られて負けてしまっているので、チーム1人1人の気持ちがまだ日本大学に思っているかなと思いました。
ー今後に向けて
今後はこれまでに培ってきたものに加え、今回の反省点を生かしてしっかり全日本大学対抗戦で優勝できるように頑張りたいと思います。
古屋敷 拓也
ー今日の試技を振り返って
自分のライバルでもある選手が1人棄権して、もう1人がジャークで棄権したので、余裕のある試技ができたと思います。
ースナッチのスタート重量を2㌔下げて挑んでいましたが今日のコンディションは
スナッチをアップ場で挙げてたんですけど、あまり調子が良くなくて、とりあえずスナッチで3位に入れたらいいかなという気持ちでやっていました。だけど3本とも成功して、115㌔挙げてスナッチだけで2位に入れて7点取れたのでそのことが自分の中では良かったなと思います。
ージャークは3本目に自己ベスト161㌔の更新を狙われていましたが
1本目で優勝が決まって、そこからは自分の好きなように挙げてたんですけど、2本目の154㌔が思った以上に軽かったです。なので自分の自己ベストの161㌔を上回る162㌔に挑戦したんですけど、8㌔上げたのがちょっときつくて、クリーンでみっともない事をしてしまったかなと思います。
ー今大会に向けて改善してきた点
今回は自分にとって今年2回目の試合で、手首と肩甲骨を痛めていてあまり自信がなかったんですけど、いい感じに終われたかなと思います。
ー最後の東日本大学対抗戦でしたが
最後の東日本(大学対抗戦)ですし、今まで自分は団体優勝していなかったので、今年こそは優勝したいです。今回は自分が先頭バッターでいい結果を残して後ろにつなげれるようにがんばりました。
ー今後の意気込み
次はとりあえず今回棄権したり失格したりしてる選手がいたんですけど、本来ならばそんなことはないと思うので、もっと力をつけないとスナッチでも勝てないし、ジャークでも危なくなってくると思います。次の団体戦は全日本大学対抗戦なので、そこでは西日本にはライバルはいないくて、ライバルは東日本しかないので、そのライバルの二人に絶対に勝てるようにスナッチでもジャークでもトータルでも全部で1位とって、25点とりたいです。
渡邊竣
ー今日の試技を振り返って
スナッチの1本目を落としてしまったのが全体の流れがつかめなかった要因かなと思います。
ースナッチでは2本失敗後、3本目で成功となりました
3本目は失格しなくて良かったなという安心と1本目2本目が重くて上がらなかったというわけではないです。自分でも納得できない結果が大会だと多いので、しっかり課題を探して治していきたいです。
ージャークについては
ジャークの1本目はしっかり軽くできたんですけど、2本目に立てなかったのは純粋に力不足です。3本目も無理やり整えてジャークしっかりできるかといえばできないので、ジャークに関しては力が足りなかったのかなと思います。
ー今日見つかった課題点は
体重が70ちょっとくらいしかないので、あと2㌔3㌔くらいしっかり増やして試合に臨めたら良いなと思います。
ー体重に関して大幅に増加しない中、記録を伸ばしている要因などは
伸びた時期はすごい練習を記録が出るようにためてためてという感じで、去年の全日本が終わってからずっと力溜めをしてきたのが要因かなと思います。
ー3位で表彰台に上がりました
結果は3位ですけどチームの予想としていた取らなければいけない点数を取れてないし、2位とはだいぶ差があるので、これからにつながる3番ではなかったです。ラッキーでギリギリなんとか入れたという感じでした。
ー今回に向けての調整などは
1個前の大会の全日本個人がだいぶ調子良かったのでその流れのまま行けたら良いなと思ってたんですけど、調整自体うまく行っても調整した身体自体がまだ弱いので73kg級で戦っていくのであれば肉体改造をこれからしっかりして、強い体を作って行きたいと思います。
ー今日のコンディションは
コンディション自体は全然良くてスナッチの1本目とかも引いた時に軽くてびっくりしたくらいで良かったんですけど、やっぱりそういう時に慌てないように練習したいと思います。
ー今後に向けて
本番は全日本なので、東日本3位の悔しさを糧にしてスナッチジャーク両方まだ伸びる余地はあると思うので、しっかり弱いところを修正して全日本で記録伸ばせるように頑張って行きたいです。
水口雅基
ー今日の試技を振り返って
悔しいです。いつも通りしっかり3本取っとけば、順位も良かったんですけど、自分の気持ちも作れず、結果を出せませんでした。
ー今日のコンディションは
良かったんですけど、気の緩みがあったと思います。
ーセコンドに野中雅浩さんがいらっしゃいましたがアドバイスはありましたか
楽にやれと言われました。
ー今後に向けて
こらからもっと気持ちを作って、ちゃんとしっかり重量を挙げて、順位に食い込める選手になりたいとおもいます。
山下 憲一
ー今日の試技を振り返って
調子良かったんですけど、最後ジャーク落としてしまってちょっともっと練習必要だな思いました。
ーコンディションは
良かったです。緊張してたんですけど、程よい緊張でした。
ー調整などは
途中でひじをけがしてしまって練習ができなかった時期があって、そこからうまく調整できてここまで上がって来れたという感じです。
ーどのようなけがを
昔、インターハイで脱臼してその古傷がまた繰り返したという感じです。2週か3週間前です。
ー今日はスナッチが3本成功でした
スナッチは良かったです。
ートータル2位でしたが
本当は1番を狙ってました。ほかの強い選手が棄権してというのがあったんですけど、1位を取りたかっです。
ー課題点などは
もっとひたすら練習して記録を伸ばさないと全日本大学対抗戦に選んでもらえても通用しないので、しっかり練習して記録伸ばしていきたいと思います。
ー今後に向けて
1年生の間に全国優勝できるように頑張りたいと思います。
奥脇 開斗
ー今日の試技を振り返って
6本成功できて試合内容的には良かったんですけど、ベストからも程遠い重量が最後のベスト重量になってしまったので悔しい気持ちではあります。
ーコンディションなどは
最近は6月の3日くらいにけがをしてしまって、そのけがが本当に試合直前まで長引いてる状態で練習をほとんどできない状態でコンディションを合わせる感じだったので、栄養士さんや監督さんなどと協力しながら、うまくやっていきました。
ーけがからの調整としては
練習したいのにできなかったりとか、ここでやらなきゃ行けないのにできないとかですごい憤りというのがありましたね。
ー今日はセコンドの方にOBの方々が入られていましたが
野中さんや自分が1年生の時に4年生の新海さんとかオリンピックにも出場されている中山さんなどがセコンドについてくれて、頼もしい存在だったので重量は任せて自分は言われた重量を取るだけ、それだけ意識してました。
ー今日見つかった課題などは
記録表を見てもらってもわかると思うんですけど、全然勝てないんですよ。今回の試合も本当はもっとバチバチの戦いをやる予定だったんですけど、こんな結果で帰ってきてるような感じだったので、本当はもっとやらなきゃダメですね。
ー今後に向けて
大学対抗戦というかウエイト人生であと何回試合あるかって数えたらあと2回しかないのでもうやるしかないです。
岡 裕智
ー今日の試技を振り返って
とりあえず自分の予想の点数として全て1位と予想されていたのでそこを最低限にやるようにしました。
ー見事に予想通りの完全優勝となりました
一応は予定されいたというようなものなので、そこは最低限という感じです。スタートを下げて挑んだのでなんとも自己新を狙いにくいような感じだったんですけど、最後の171㌔は試合ベストの1㌔新でした。
ーコンディションは
いつも通りの試合の感じです。
ージャークは3本全て成功でした
最後は若干、クリーンで右足が立っちゃってた部分があったんですけど、そこをジャークに行く前になんとか立て直しました。しっかり挙げないとしたの人たちに負けてしまうので。あとは最初は少し床がガタガタしているところにあってしまったので、少しふらっとはしてしまったんですけど、それ以外は一応自分の仕事はできたのかなという感じです。
ースナッチについては
スナッチはとりあえず3本目が「あー…」という感じです(笑)。
ー今大会に向けての調整などは
スタート重量をやる日というのがあってそこをやる日でスナッチは予定していた重量を取れなくて「やばいな、どうしよう」となったんですけど、今はなんとかなって結果はこんな感じで終わることがで来ました。
ー今日見つかった課題などは
課題はとりあえず入るんじゃなくてもう少し引き出しをもう少し強くして、かつ試合でのメンタル面の強さや自分は足が立ってくるというのが強みであるのでそこをしっかり強化していきたいと思います。
ー今後に向けて
とりあえずここから先の学生の試合はほぼ全部取るつもりなので全日本大学対抗戦などは全部優勝したいと思います!
舟久保 涼介
ー今日の試技を振り返って
結果的に見ればスナッチ、ジャーク共に1本1本で終わってしまって、情けない結果になってしまってチームに本当に申し訳ないと思っています。
ーコンディションについては
コンディション的には前回の全日本個人が終わってけがをしてしまってそこから東日本対抗戦に向けて調整して、本来ならばもっと記録伸ばしてゆとりを持って表彰台を狙えるような記録にしようとしたかったんですけど、それができなかったというのもありますし、細かいことを言えば本当に課題が山積みで1本目のジャーク156㌔をしっかりと決め切れなかったのと2本目クリーン失敗してしまってそこで2本無駄にしてしまって、気持ちの切り替えだったりとかで3本目とりましたけど、本来ならば160㌔スタートだったのでそこで下げてできなかったというのはあると思いますし、スナッチもちょっと気持ちの切り替えというかアップもすごい良くて重量的には重たくなかったので、ただ130をやらなきゃ行けないというところで試合展開をうまく広げられなくて結構多い点数を自分が失ってしまってそれが自分が与えられた役割ができなかったというのが大きいです。
ーけがをしたのはいつ頃ですか
前回の全日本個人が終わって、ちょっと太ももに違和感があってそれを悪化させてしまって本来ならばスタートしなきゃいけないところが人より遅くて試合までにベストまで挙げられれば良いとは言われてたんですけど、自分もそう思ってましたし、それに挑戦してきたつもりでしが、そこの調整が甘かったのかなと思います。
ー今大会に向けての調整などは
けがで調整には1ヶ月前から入って本来重たい重量を触るべき練習の時にちょっとけがしないようにリスクを下げてあまり細かいのをやらなかったがあると思いますし、ただけがしないために自分はやっていたと思っているのでただそれが今回結果に繋がらなかったというのは今回見直さなきゃ行けないかなと思っています。
ー今後に向けて
今回の結果で先輩の方々とかOBの方々から課題が多くて見直すところがあるというふうに言っていただきました。この階級で自分が岡と表彰台に上って1番、2番の予想でメンバーにも入れてもらったんですけど、それができなかったというのが自覚を持ってやらなければいけないなとも言っていただきましたし、自分も思いますし、0からまた作り上げていかなければいけないと思っています。
福本 龍馬
ー今日の試技を振り返って
良いところは何もないし、悪いところしか出てこないです。
ーコンディションに関しては
全然調子も上がらないし、練習不足です。調整の段階から全然上がらなくて、練習不足です。
ースナッチについては
1本目は落とすわ、1本しか成功しないとか本当に良いことなかったです。もともと135だったんですけど、130に下げても落としているので、もう言うことないです。
ージャークについては
落として、2本取れたのは最低限です。3本目も取ってる重量なので、取りたかったです。
ー課題などは
全部です。特別何かが必要というわけではなく全部です。
ー今後に向けて
今年は対抗戦が11月で早いので、のんびりせずに早く調子を戻して、なんとしても1位取りたいです。
澤登 健太郎
ー今日の試技を振り返って
毎回なんですけど、納得いかない試技だったなと思います。スナッチもジャークもスタート重量下げての1本目の重量だったんですけど、それで1本とって、2本目スナッチもしっかりとって、ジャークは本来2本目にくるべき重量が3本目だったのでそれが取れないのは自分の力不足と経験とか弱い部分があったかなと思います。
ー優勝という結果ですが
単純に嬉しいです。優勝するつもりでここまで来てるので優勝できてよかったかなと思います。
ーコンディションなどは
毎回コンディションは良くて、試合前も昨日もぐっすり寝れたんですけど、やっぱり試合当日になると全然違う雰囲気で、自分がトラウマとかそういうのを持ってるんじゃないかなと思っています。
ー今大会に向けての調整などは
バッチリでした。スナッチの方が自分苦手で、試合の方で1本目の重量をしっかりとるというのを意識して練習に臨んできて、1本目しっかり取れたんですけど、1本目を意識しすぎて2本目、3本目とつながって行かなかったです。次からは2本目、3本目と意識してやって行きたいです。
ー今日見つかった課題などは
体力が全然ないなと思いました。周りから見たら結構軽かったと言われているんですけど、スナッチ終わった時点で結構足つってて、その状態でもできるかなと思って続けました。でもジャークの最後をそれが響いて落としてしまいました。やっぱり体力とか重くなってもしっかり対応できる技術が欲しいなと思います。
ー今後に向けて
頑張ります。
宮城 昌義
ー今日の試技を振り返って
スナッチはベストで、ジャークは自己新で6本とれたので自分の中では良かったと思います。
ー世界ジュニアに出場されましたが印象としては
世界ジュニアはやっぱりレベル高いというか、意識の高さがありました。意識の違いというのを感じました。
ー世界ジュニアから今大会に向けての調整などは
世界ジュニア終わって疲れてたんですけど、そこで休まずに種目とかはできなくても補強で練習を続けてたので190㌔とれたのかなと思います。
ーコンディションなどは
結構良くて、多分いつも通りのコンディションで行けたのでそれが良かったのかなと思います。
ー自己新記録ということですが
前々から自分でできると信じてて、この大会で調整して合わせたみたいな感じだったので、良かったかなと思います。
ー2位でしたが
やっぱりまだまだ自分の力不足で10㌔差つけられているのでそこを埋めていくことが重要なのかなと思いました。
ー課題などは
重量に慣れていないというところです。これからどんどん重い重量を触って行きたいと思います。
ー今後に向けて
全日本インカレではもっと強い選手がいっぱいいるので、それまでに向けてもうちょい重量を伸ばしていけたらなと思います。
篠田愛純さん 今大会アナウンスを務めた ☆キャリアデザイン学部4年 自主マスコミ講座を受講、来年度からアナウンサーに!
-アナウンスをすることになった経緯
小林(孝)先生から「やってみない?」とお話があって、私は原稿読むのが好きで、会場見たら上尾市だったし、上尾でこんなに大きい大会やってもらえると思ってなくて。「やろう!」と思い、小林先生にお話をして、やることになりました。
-実際アナウンスをしてみて
すごく難しかったです。今までやっていた(アナウンサーの)原稿読みとかは、聞いてる人に分かりやすく、ゆっくり読むんですよ。ですが、今回はどんどん選手が入れ替わったり、(急に)重量が変わったり、時間が押したりして早く進めなくてはいけなくて、アナウンスも早く読まなくてはいけなかったのが難しかったです。あと、「(試技が)成功です。失敗です」というアナウンスで「失敗です」というのが、(気持ち的に)言いにくくて、どうしようと思ったりもしました。ただ、やはり一番難しかったのは、早く正確に読むことですね。
-確かに1日目の方がゆっくりだった
戸惑いながら、という感じでしたね(笑)。すっごく難しかったです。(急な)重量変更とか特に。
-重量挙げ初めて見たということですが
実際に見ると迫力がすごかったです。
-他大学の選手も含めてアナウンス難しかったと思いますが、事前に選手は覚えていったりした
法政の選手は、話している中で名前を聞いていたりしたので、わかっていたんですけど、他大学の選手は初見の選手も多くて、実はフリガナ頼りに読んでた部分もありました。
-そんなことを感じさせないくらい噛んだりもなかった
いや、すごく噛んでたんですよ(笑)。まだまだ実力が足りないなって思いました。109㎏とか言いにくかったです。「ヒャクキュウキログラムキュウ」というのが難しかったです。
-ご自身のアナウンスは何点?
50点!!初日は、20、30点です。ちょっと落ち着けたところはあったんですけど、(平良朝順)監督さんから「もっと盛り上げてショーのようにしてほしい」と言われていて。「観に来ている方が関係方が多いから、もっとウエイトリフティングを観に来たい!と思ってもらえるような大会にしたい」と言われていて。そういう点では、ショーっぽくはできなかったかなと思っていて。落ち着けたというところで50点です(笑)。
-全日本インカレは
また、やらせていただけたらなと思っています。その時はもう少しショーっぽくできたらいいなと思っています。
-具体的にどういう風にしたい
今回は「こう読まなきゃいけない」という形式にとらわれてしまったので、もっと伝わりやすくできる部分は分かりやすくしていきたいなと思うのと、成功したときには「成功おめでとう!」という雰囲気を作れるようなアナウンスをしていきたいなと思っています。
あと、今回はどの重量からが会場にいる人が本当にすごいと思う重量なのかというのがつかみきれなかったので、次はそこも意識して、変化をつけていけたらいいなと思います。重量挙げ自体の勉強も頑張ります!
フォトギャラリー
- 優勝を果たした古屋敷
- 成功率は低かったものの渡邊は3位に
- 1年の水口は4位に
- 山下は準優勝を果たした
- すべて成功させたものの奥脇は5位に
- スナッチ、ジャークともに成功が一本となってしまった舟久保
- 岡は東日本インカレでも優勝を果たした
- 二年連続で優勝を決めた澤登
- なかなか振るわなかった福本
- 6本すべて成功させ準優勝となった宮城
- アナウンスを行った篠田さん